使用上のご注意
■このブログは、『春を抱いていた』をこよなく愛する藤乃めい(ましゅまろんどん)の独断と偏見による、BLコミック・小説レビューなどを置いています。本宅HP「ゆすらうめ異聞」(『春抱き』二次創作小説サイト)のコンテンツの一部、という位置づけです。
■速報・ネタバレを含みます。
■対象が何であろうと、常に『春抱き』好きの視点からのレビューなので、だいぶ偏っているかと。。。どうぞご容赦ください。
■うちのレビューはいつもそうですが、偏愛と妄執ゆえのツッコミや、重箱の隅をつつくような辛口コメント&黒いジョークを含むことがあります(苦笑)。もちろん、含んでいないときもあります。いずれにしても、それが、深い愛情と傾倒ゆえのものであることは、きっちり文脈を読んでいただければ、一目瞭然だと思います。でも、そういう「批判めいた」言葉は、いかなる場合もいっさい許せない、受けつけられないという方は、読まないほうが賢明です。
■言うまでもないですが、レビューは一個人の感想にすぎません。捉え方、感じ方は人それぞれだと理解した上で、ゆったりした気持ちで楽しんでくださると嬉しいな。
■速報・ネタバレを含みます。
■対象が何であろうと、常に『春抱き』好きの視点からのレビューなので、だいぶ偏っているかと。。。どうぞご容赦ください。
■うちのレビューはいつもそうですが、偏愛と妄執ゆえのツッコミや、重箱の隅をつつくような辛口コメント&黒いジョークを含むことがあります(苦笑)。もちろん、含んでいないときもあります。いずれにしても、それが、深い愛情と傾倒ゆえのものであることは、きっちり文脈を読んでいただければ、一目瞭然だと思います。でも、そういう「批判めいた」言葉は、いかなる場合もいっさい許せない、受けつけられないという方は、読まないほうが賢明です。
■言うまでもないですが、レビューは一個人の感想にすぎません。捉え方、感じ方は人それぞれだと理解した上で、ゆったりした気持ちで楽しんでくださると嬉しいな。
Sun 25/12/2016
きのう何食べた? 10巻 (よしながふみ)
☆この記事は☆
2015年06月25日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。
日々更新中の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。
カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題、本やマンガのレビューなどなど。
そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して(あるいはそういう記事がメインのブログをまるごと)、この「恋歌」に転載しています。
特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。
レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。
●カテゴリを
「BL」にするか否かで、一瞬ちょっと迷った(笑)。
でも、これはフツーのマンガだよね?
BLじゃないよね?
・・・ということにしておきます。
とりあえず。
まあ、わたし自身は(疑似)BLとして読んでますけどね・・・(汗)。
http://morning.moae.jp/lineup/24
そういえば>>
FC2ブログからAmazon商品へのリンクが貼れなくなったようです。
理由は不明。
前みたいに本や雑誌の表紙を載せられなくなるのは、ちょっとさびしいなあ。
個人でアソシエイト登録しろってことでしょうが、それは非常にめんどくさい・・・(笑)。
他に方法がないものか思案中です。
●ごく
簡単に、感想など。
あ、もちろん、「きのう何食べた?」のコミックス10巻です。
こんな地味でのったりまったりしたマンガが、そもそも10巻を数えるってスゴイね。
レシピマンガだから、といえばそれまでですが(笑)。
※バカにしてるわけじゃありません。
さすがに熟練の味というか、なんというか。
ベテラン作家のいなし技、じらし術、いぶし銀みたいなアレコレに、心地よく乗せられてここまで来た。
・・・そんな感覚です(笑)。
※以下、ネタバレあり。
今回のシロさん。
このところ甘々の独白やシーンが多めだったせいか、今回あっさり風味でしたね。
(甘いというのはベタベタではなくて、ほら。
ああ、シロさんはホントにケンジくんを大事にしてるんだなあ、としみじみ感じる、そういうホロリ系場面のことね。)
ツンデレの「デレ」要素が今回は少なめ、久々に「ツン」要素が帰って来たみたい(笑)。
1巻のころのノリ、というか。
やや物足りない・・・かも?
(もうちょっと甘いシーンを見たかった、という意味で。)
まあ、もっとも。
直接的なデレは見えなくても、らぶらぶなのは変わらずかな。
今までならアウトだったこと、ずいぶんアリになりましたよね。
一緒に買い物に行くのすら、最初のころは嫌がっていたのに。
今じゃ平気で、ケンジくんのリクエストのままにパンケーキ・パーティーだものなあ。
年の功なのか、慣れなのか。
それはそれで味わいがあるのかもしれません。
将来のビジョン的なものが、おん年50歳にして 「ない!」 ってシーン。
(50歳で「将来」って言葉自体、おいおい、って思うかもしれないけど。)
たしかにちょっと甘いというか、子供っぽいというか。
シロさんならもうちょっといろいろ詰めて考えてるんじゃないの、と思わなかったといえば嘘になる。
で、ね。
その次の瞬間、ハッと我が身を振り返るわけです(汗)。
「・・・ひ、ひとのこと言えないね・・・」
ゲイかどうか、あの場面はきっと関係ないね。
結婚したり子供を持ったりすれば、否応なく、ひとはいろいろ考えるようになる。
自分ひとりではない、他者と共生する人生を歩むから。
10年、20年のスパンで先のことをイメージするようになる。
もちろん中には、そうでない人もいるだろうけど。
独身でも、そういう長期的ビジョンを持ってる人もいるはずだけど。
でも、(わたしみたいに)独身のままだと、アレだよね。
ライフステージ的には、ずっと娘のままなんだ・・・(笑)。
(いつまでも自分を若いと思ってるとか、見られたいとか、そういう意味ではない。)
20代のころと今と、実際問題、生活が本質的に変わっていないから。
精神的に成長してないのかもしれない。
だから年ふる実感のないままに、知らず知らず、老年に片足を突っ込んでゆくのでしょう。
年齢なりに世の中もいろいろ見えるようになるよ、そりゃ。
でも、親としての視点とか、持ったことないものね・・・(汗)。
そういう意味では限界があるのかもしれません。
大先生に、この先どうするの、と切り込まれてうろたえたシロさん。
ぐっさり、刺されたよね。
いい年して若者みたいな考えの浅さに、我ながら失望したシロさん。
あのシロさんを情けないなんて、わたしはとても言えないわ。
というか、同じぐらいぐっさり、やられた気分・・・(苦笑)。
あと、もうひとつ。
佳代子さんが孫に夢中で、あんまりシロさんを構ってくれなくなった。
食材の分けっこもあまりしなくなった。
(娘がダンナと息子を連れて入り浸ってるから。)
―――ってのをさびしいと(うっかり)思ってしまうシロさん。
意外で、かわいかった(笑)。
志乃さん。
素敵な婚約者が登場したけど、何なんだろう。
奇妙に気になります。
心がざわざわする(笑)。
彼女がプロポーズを受けるにあたって、微妙な間が・・・あったよね?
気のせい?
深読みのしすぎ?
そりゃ、子供のころ好きだったというのはホントでしょう。
今もたしかに 「好き」 なんだろうし、そこは疑ってない。
あの二人はたぶん、夫婦としてうまく行くことでしょう。
でも、なんかさあ。
現在の彼女は、現在の彼を、結婚したいほどに好きなんだろうか?
相手への信頼と好意はまちがいなく感じるけど、それは恋愛なんだろうか?
彼女は本当の本当にそれでいいんだろうか?
・・・などと。
なんかね、思ってしまうわけだ(笑)。
今までさして彼女(というキャラ)に興味なんかなかったけど、いきなりコレです。
マンガっておもしろいね。
なにも彼女が家のために、自分を犠牲にしたとまでは思ってないのよ。
だけど、
「うちのためにはこれが一番」
という考えが脳裏にあるのは、否定できないんじゃないかなあ。
いろいろとまるく収まる、最良の縁組。
両親も安心するし、お店の未来もひとまず安泰。
大好きなお兄ちゃんだし、信頼もしてるし、これでいいんだ。
―――的なものを感じるのですが、邪推のしすぎでしょうか(汗)。
あ、もちろん。
恋愛至上主義的な思考で、そう言ってるわけじゃありません。
(たぶん!)
昔好きだった(初恋かもしれない)、今も十分に好きだと思えるお相手。
仮にそれが 「燃えるような」 恋じゃなかったとして、だから何なのさ(笑)。
結婚を決める理由は、なにも恋愛ばかりじゃない。
人によって、そりゃあいろいろな要素や優先順位がある。
それはわかるの。
ただ彼女の場合、もともとものすごく親孝行ですよね。
親の借金返済のために仕事して家にお金を入れて、ファッションも何も親のおさがりで。
そういう子だけに、自分の気持ちを後回しにしちゃってないのか。
「これでいいんだ」
と思いつつ、どっかに本当に好きな人がいたりしない?
やがて結婚して子供を育てて、旦那と一緒にお店を切り盛りしながら、
「あー、わたしも一度くらいフツーの恋愛してみたかったなあ・・・」
なんて、人生半ばでふと思ったりしないかなあ。
・・・って、余計なお世話でしょうか(汗)。
なんとも微妙なこのもやもや。
相手がいい人で、ある程度の好意もあるからこそ、なんですよね。
うむむ。
ケンジくん。
今回ちょっと(地味に)いろいろ受難だったね(笑)。
相変わらず彼らしい落としどころが見つかって、かわいいなと思ったけど。
で、新しいヘアスタイル。
唐突でびっくりしましたね、たしかに。
「作者があのベタ塗りロン毛を描くの、めんどくさくなったのか・・・?」
と、
「そっかー、シロさんいいのかあ。アリなのか、これも(笑)」
(もうちょっと困惑するというか、いやがるかと思ってた。)
というのが、同時に浮かんだ感想でした。
なんだ、シロさんいいんだ。
ならわたしもいいや(笑)。
・・・という程度だったのですが、実はね。
『春抱き』仲間のおひとりから、やや焦ったようなメールが届きました。
「ましゅまさん、10巻読みました!?」
みたいな感じの。
※意訳です。
その後のやりとりをひっくるめて要約すると、つまり、あれだ。
彼女は、ケンジくんの髪型が嫌なのですね。
生理的に受けつけない、という類なのかも。
シロさんがOKなのもショックだったようです。
わたしの反応が鈍かったので、さぞかし彼女は落胆したことでしょう。
・・・共感してもらえないってしんどいですよね。
そこは申し訳ない。
たしかに驚いたし、前のほうが好きです。
(前はフツーに美容師にありがちなタイプに見えたけど、今はいかにもゲイゲイしく感じるので。)
でも多分わたしには、ケンジくんのヘアスタイル自体は、大した問題じゃないんだね・・・(汗)。
シロさんが問題なくポジティブに受け入れたのなら、それでいい。
香藤くんでも同じだよ。
彼が禿げようと金髪ベリーショートにしようと、たぶん大丈夫(笑)。
岩城さんがそれを受け止める限り、さして問題にならないだろうという気がします。
「じゃあ岩城さんだったら・・・?」
ってのは、コワイ想像ですね(笑)。
仕事の役づくりと関係なく、岩城さんがいきなり五分刈りとか、あるいは明るく染めるとか・・・?
それはちょっと・・・(爆)。
●というわけで
感想にもなってませんね(汗)。
すみません。
では、またね。。。
2015年06月25日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。
日々更新中の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。
カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題、本やマンガのレビューなどなど。
そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して(あるいはそういう記事がメインのブログをまるごと)、この「恋歌」に転載しています。
特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。
レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。
●カテゴリを
「BL」にするか否かで、一瞬ちょっと迷った(笑)。
でも、これはフツーのマンガだよね?
BLじゃないよね?
・・・ということにしておきます。
とりあえず。
まあ、わたし自身は(疑似)BLとして読んでますけどね・・・(汗)。
http://morning.moae.jp/lineup/24
そういえば>>
FC2ブログからAmazon商品へのリンクが貼れなくなったようです。
理由は不明。
前みたいに本や雑誌の表紙を載せられなくなるのは、ちょっとさびしいなあ。
個人でアソシエイト登録しろってことでしょうが、それは非常にめんどくさい・・・(笑)。
他に方法がないものか思案中です。
●ごく
簡単に、感想など。
あ、もちろん、「きのう何食べた?」のコミックス10巻です。
こんな地味でのったりまったりしたマンガが、そもそも10巻を数えるってスゴイね。
レシピマンガだから、といえばそれまでですが(笑)。
※バカにしてるわけじゃありません。
さすがに熟練の味というか、なんというか。
ベテラン作家のいなし技、じらし術、いぶし銀みたいなアレコレに、心地よく乗せられてここまで来た。
・・・そんな感覚です(笑)。
※以下、ネタバレあり。
今回のシロさん。
このところ甘々の独白やシーンが多めだったせいか、今回あっさり風味でしたね。
(甘いというのはベタベタではなくて、ほら。
ああ、シロさんはホントにケンジくんを大事にしてるんだなあ、としみじみ感じる、そういうホロリ系場面のことね。)
ツンデレの「デレ」要素が今回は少なめ、久々に「ツン」要素が帰って来たみたい(笑)。
1巻のころのノリ、というか。
やや物足りない・・・かも?
(もうちょっと甘いシーンを見たかった、という意味で。)
まあ、もっとも。
直接的なデレは見えなくても、らぶらぶなのは変わらずかな。
今までならアウトだったこと、ずいぶんアリになりましたよね。
一緒に買い物に行くのすら、最初のころは嫌がっていたのに。
今じゃ平気で、ケンジくんのリクエストのままにパンケーキ・パーティーだものなあ。
年の功なのか、慣れなのか。
それはそれで味わいがあるのかもしれません。
将来のビジョン的なものが、おん年50歳にして 「ない!」 ってシーン。
(50歳で「将来」って言葉自体、おいおい、って思うかもしれないけど。)
たしかにちょっと甘いというか、子供っぽいというか。
シロさんならもうちょっといろいろ詰めて考えてるんじゃないの、と思わなかったといえば嘘になる。
で、ね。
その次の瞬間、ハッと我が身を振り返るわけです(汗)。
「・・・ひ、ひとのこと言えないね・・・」
ゲイかどうか、あの場面はきっと関係ないね。
結婚したり子供を持ったりすれば、否応なく、ひとはいろいろ考えるようになる。
自分ひとりではない、他者と共生する人生を歩むから。
10年、20年のスパンで先のことをイメージするようになる。
もちろん中には、そうでない人もいるだろうけど。
独身でも、そういう長期的ビジョンを持ってる人もいるはずだけど。
でも、(わたしみたいに)独身のままだと、アレだよね。
ライフステージ的には、ずっと娘のままなんだ・・・(笑)。
(いつまでも自分を若いと思ってるとか、見られたいとか、そういう意味ではない。)
20代のころと今と、実際問題、生活が本質的に変わっていないから。
精神的に成長してないのかもしれない。
だから年ふる実感のないままに、知らず知らず、老年に片足を突っ込んでゆくのでしょう。
年齢なりに世の中もいろいろ見えるようになるよ、そりゃ。
でも、親としての視点とか、持ったことないものね・・・(汗)。
そういう意味では限界があるのかもしれません。
大先生に、この先どうするの、と切り込まれてうろたえたシロさん。
ぐっさり、刺されたよね。
いい年して若者みたいな考えの浅さに、我ながら失望したシロさん。
あのシロさんを情けないなんて、わたしはとても言えないわ。
というか、同じぐらいぐっさり、やられた気分・・・(苦笑)。
あと、もうひとつ。
佳代子さんが孫に夢中で、あんまりシロさんを構ってくれなくなった。
食材の分けっこもあまりしなくなった。
(娘がダンナと息子を連れて入り浸ってるから。)
―――ってのをさびしいと(うっかり)思ってしまうシロさん。
意外で、かわいかった(笑)。
志乃さん。
素敵な婚約者が登場したけど、何なんだろう。
奇妙に気になります。
心がざわざわする(笑)。
彼女がプロポーズを受けるにあたって、微妙な間が・・・あったよね?
気のせい?
深読みのしすぎ?
そりゃ、子供のころ好きだったというのはホントでしょう。
今もたしかに 「好き」 なんだろうし、そこは疑ってない。
あの二人はたぶん、夫婦としてうまく行くことでしょう。
でも、なんかさあ。
現在の彼女は、現在の彼を、結婚したいほどに好きなんだろうか?
相手への信頼と好意はまちがいなく感じるけど、それは恋愛なんだろうか?
彼女は本当の本当にそれでいいんだろうか?
・・・などと。
なんかね、思ってしまうわけだ(笑)。
今までさして彼女(というキャラ)に興味なんかなかったけど、いきなりコレです。
マンガっておもしろいね。
なにも彼女が家のために、自分を犠牲にしたとまでは思ってないのよ。
だけど、
「うちのためにはこれが一番」
という考えが脳裏にあるのは、否定できないんじゃないかなあ。
いろいろとまるく収まる、最良の縁組。
両親も安心するし、お店の未来もひとまず安泰。
大好きなお兄ちゃんだし、信頼もしてるし、これでいいんだ。
―――的なものを感じるのですが、邪推のしすぎでしょうか(汗)。
あ、もちろん。
恋愛至上主義的な思考で、そう言ってるわけじゃありません。
(たぶん!)
昔好きだった(初恋かもしれない)、今も十分に好きだと思えるお相手。
仮にそれが 「燃えるような」 恋じゃなかったとして、だから何なのさ(笑)。
結婚を決める理由は、なにも恋愛ばかりじゃない。
人によって、そりゃあいろいろな要素や優先順位がある。
それはわかるの。
ただ彼女の場合、もともとものすごく親孝行ですよね。
親の借金返済のために仕事して家にお金を入れて、ファッションも何も親のおさがりで。
そういう子だけに、自分の気持ちを後回しにしちゃってないのか。
「これでいいんだ」
と思いつつ、どっかに本当に好きな人がいたりしない?
やがて結婚して子供を育てて、旦那と一緒にお店を切り盛りしながら、
「あー、わたしも一度くらいフツーの恋愛してみたかったなあ・・・」
なんて、人生半ばでふと思ったりしないかなあ。
・・・って、余計なお世話でしょうか(汗)。
なんとも微妙なこのもやもや。
相手がいい人で、ある程度の好意もあるからこそ、なんですよね。
うむむ。
ケンジくん。
今回ちょっと(地味に)いろいろ受難だったね(笑)。
相変わらず彼らしい落としどころが見つかって、かわいいなと思ったけど。
で、新しいヘアスタイル。
唐突でびっくりしましたね、たしかに。
「作者があのベタ塗りロン毛を描くの、めんどくさくなったのか・・・?」
と、
「そっかー、シロさんいいのかあ。アリなのか、これも(笑)」
(もうちょっと困惑するというか、いやがるかと思ってた。)
というのが、同時に浮かんだ感想でした。
なんだ、シロさんいいんだ。
ならわたしもいいや(笑)。
・・・という程度だったのですが、実はね。
『春抱き』仲間のおひとりから、やや焦ったようなメールが届きました。
「ましゅまさん、10巻読みました!?」
みたいな感じの。
※意訳です。
その後のやりとりをひっくるめて要約すると、つまり、あれだ。
彼女は、ケンジくんの髪型が嫌なのですね。
生理的に受けつけない、という類なのかも。
シロさんがOKなのもショックだったようです。
わたしの反応が鈍かったので、さぞかし彼女は落胆したことでしょう。
・・・共感してもらえないってしんどいですよね。
そこは申し訳ない。
たしかに驚いたし、前のほうが好きです。
(前はフツーに美容師にありがちなタイプに見えたけど、今はいかにもゲイゲイしく感じるので。)
でも多分わたしには、ケンジくんのヘアスタイル自体は、大した問題じゃないんだね・・・(汗)。
シロさんが問題なくポジティブに受け入れたのなら、それでいい。
香藤くんでも同じだよ。
彼が禿げようと金髪ベリーショートにしようと、たぶん大丈夫(笑)。
岩城さんがそれを受け止める限り、さして問題にならないだろうという気がします。
「じゃあ岩城さんだったら・・・?」
ってのは、コワイ想像ですね(笑)。
仕事の役づくりと関係なく、岩城さんがいきなり五分刈りとか、あるいは明るく染めるとか・・・?
それはちょっと・・・(爆)。
●というわけで
感想にもなってませんね(汗)。
すみません。
では、またね。。。
スポンサーサイト
Wed 14/12/2016
「このミス」のお話
☆この記事は☆
2014年12月03日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。
日々更新中の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。
カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題、本やマンガのレビューなどなど。
そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して(あるいはそういう記事がメインのブログをまるごと)、この「恋歌」に転載しています。
特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。
レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。
☆二本目です☆
※こっちの記事のほうが先に書かれていたんですけどね。
時系列イレギュラーですみません。
●ひええ
さっむーい!
今朝はほんとに冷えました。
この冬いちばん、というやつですね。
寒くてお布団から出るのがつらい季節、とうとう到来かあ。
うぐぐ。
でも、ねー。
こういう日は空気がきゅっと冷たくて、青空がホントにきれい。
目の覚めるような青。
冬の青空の美しさは、本当に言葉には尽くせません。
(と思うのは、南関東に暮らすからかもしれませんが。)
「よし、お天気だ!」
雲ひとつない真っ青な空を見て、テンションが上がらないといったら嘘になります。
きっと今日は、富士山がよーく見える。
そう思うとわくわくします。
寒いけど。
でも、晴れてるんだから文句は言うまい。
・・・やっぱり、寒いけど。
でも、青空きれいだもん。
うん。
※このあたり、メリットとデメリットでぐるぐる。
アホっぽくてすみません(笑)。
●これは
今日ではなくて、先月のある日の空。

晴れ間と、曇り空のまさに境目。
前線なのかな???
「馬の背を分ける・・・?」
という言葉を思い出したけど、どうなんだろう。
普通は、雨に関してつかわれる表現ですよね。

この迫力は、小さな写真では伝わらないよなあ。
実際には、見渡す限りの空が、くっきり二分されていました。
初めて見たわけじゃないけど、ちょうど写真を撮れる状態だったのは初めてかも。
撮りようによっては、ドラマティックです。

ぼーっと見上げていると、雲がゆっくり動いているのがわかります。
徐々に、徐々に、青空が広がっていきました。

もっとも、ここはふつうの住宅街。
空を狙ってるとはいえ、あんまり長いこと写真を撮ってると、
「あの人、なにしてるの?」
なんて思われてしまう、かも(汗)。
・・・と言ったら、
「今さら、なに言ってるの」
小鳥さんには笑われました。
ご近所の人はもうとっくに慣れてるでしょう、とのこと。
あー。
うん、そうね。
カメラを持ってうろうろしてる、大柄のオバチャン。
・・・たしかに、目立つわ(爆)。
●この時期に
なると、毎年そわそわします。
ふだん行かないようなサイトにも出かけて、ネット検索にも余念がない。
なにを・・・?
というと、コレ(笑)。
年末のおたのしみ、です。
この一年間(正確には前年11月~今年10月)に出版されたミステリ作品の総括。
ランキング自体は、わたしにとってはオマケみたいなもの。
今年、大勢の人がおもしろいと思った(=良質と思われる)本のガイドブック。
そんな感覚で、楽しんでいます。
ちなみに>>
ここでいう「ミステリ」は、かなり定義が広い。
狭義のミステリというと、
「殺人事件が起きて、誰かが探偵役となって謎を追いかけ、犯人/動機/トリックを解明する」
というのが基本パターン。
犯人あて、が王道です。
(倒叙スタイルとか、いろいろバリエーションはありますが、それは置いておいて。)
これが「広義の」ミステリとなると、
☆警察小説
☆ホラー
☆サスペンス
☆犯罪小説
☆SFよりの作品
☆ファンタジーよりの作品
☆謎とき要素のあるライトノベル
なんかも全部、入ってしまうのね。
ゆえに、「このミス」に紹介されてはいても、
「わたしの好みじゃないなあ」
という作品も結構あります。
これは、どんなレビューでも同じですよね。
「警察小説」や「犯罪小説」は、(狭義の)ミステリじゃないのか・・・?
といわれると、わたしもよくわからない(笑)。
「犯罪小説」は、たぶん
“重点が犯罪者とその犯罪に置かれている”
ってことだと思う。
犯人探しはポイントじゃない、というか。
その犯罪や犯罪者をカッコよく、ノワール風に描いたり。
(たとえば、マフィアのボスが主人公だったり。)
逆に、闇の世界でしか生きいられない人間の絶望、みたいな描きかたをすることもあるでしょう。
犯罪者の心理や、警察に追い詰められていくプロセス。
そっちが主眼、ということではないかと思います。
有名どころでいうと、宮部みゆきの「模倣犯」。
貴志祐介の「悪の教典」あたりが、最近ではメジャーな犯罪小説じゃないかしら。
「警察小説」は、ミステリとほぼ同義のときもありますよね。
単に、犯人さがしをするのが警察官というだけ。
・・・というケースもあるし、それ以外の話もありますね。
警察という組織の問題点や、人間関係が焦点の作品もけっこう多い。
(警察という)お仕事小説、という側面もある。
たとえば佐々木譲の「警官の血」は、すごい大作だし名作だと思うけど、狭義のミステリじゃない。
まさに警察小説だよなあ、という感じ。
でもじゃあ、
「警察官が謎ときをしていたら、それは警察小説であって、(狭義の)ミステリじゃないのか?」
と問われると、どうかなあ。
それもちがう気がします(笑)。
「マークスの山」あたりは、ややボーダーライン。
「奇想、天を動かす」になると、たしかに謎ときをしてるのは警察官ですが、これはもう完全にミステリだよなあ。
そう考えると、線引きはとても微妙です。
もともと日本のミステリは、アレです。
とくに現代では、「名探偵」はなかなか成立しにくい。
社会的リアリティを求めれば求めるほど、
“警察官ではない人間が犯罪捜査にかかわり、警察を出し抜いて謎を解く”
というお話は、つくりづらい傾向があるんですよね。
犯罪や被害者にかかわる秘密の情報を、なんで(警察官でもない)人間が知り得るのか。
捜査権もない人間が、なんで遺族や関係者の話を聞いたり、現場をチェックできたりするのか。
・・・ね?
冷静に考えると、「ねえよ!」なんですよね(苦笑)。
弁護士や検察官ですら、そこまでは許されない。
私立探偵ならなおさら。
まして小説家やフツーのOL、あるいは学生が探偵役をつとめるミステリってのは、現実的には無理がある。
決して、それを否定するわけじゃないけど。
というか、そういうミステリも大好きですが(笑)。
「本格ミステリにリアリティは必要ない!」
と言い切る人すら、いますしね。
・・・でも、まあ。
警察小説が多いのは、だから、必然なのだと思います。
以下の二冊はいずれも、
「いわゆる名探偵」
なるものの存在をおちょくったり、その意義に疑問を呈したりする “問題作” です。
麻耶雄嵩(まやゆたか)はそもそも、アンチ・ミステリというか。
推理小説という枠組み(お約束)を無視した推理小説を書く、ひねくれ天才肌(笑)。
熱烈なファンも多いけど、一般受けはしないタイプですね。
(個人的には、彼は異端ではあるけど真摯だと思う。生来まっとうなミステリを好きすぎて、知りすぎて変な方向に発展してしまった・・・んじゃないかと思っています。ツンデレみすてり好き、なのかも。)
つまり、麻耶雄嵩が名探偵をおちょくっても、何とも思わない(笑)。
でもそれを、現代ミステリ界の帝王である東野圭吾がやると、ちょっとびっくり。
ミステリ界の、というよりも出版界の超売れっ子、大正義作家(笑)、ですものね。
密室犯罪だの、嵐の山荘だの。
ミステリ界の定石やお約束を、いろいろと皮肉ってくれます。
なかなか面白いよ。
ここ数年、ずっと続いてる警察小説ブーム。
それはある意味、
「一見ぬぼーっとしたいち個人=名探偵が、警察の懸命の捜査をよそに、知恵と勘で難問をあざやかに解決する!」
タイプのミステリを、荒唐無稽だと思う人が多い、ってことなのかも。
あ、いかん・・・(汗)。
なんか脱線してしまいました。
キリがないので、この辺で!
●では、
またね。。。
2014年12月03日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。
日々更新中の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。
カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題、本やマンガのレビューなどなど。
そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して(あるいはそういう記事がメインのブログをまるごと)、この「恋歌」に転載しています。
特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。
レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。
☆二本目です☆
※こっちの記事のほうが先に書かれていたんですけどね。
時系列イレギュラーですみません。
●ひええ
さっむーい!
今朝はほんとに冷えました。
この冬いちばん、というやつですね。
寒くてお布団から出るのがつらい季節、とうとう到来かあ。
うぐぐ。
でも、ねー。
こういう日は空気がきゅっと冷たくて、青空がホントにきれい。
目の覚めるような青。
冬の青空の美しさは、本当に言葉には尽くせません。
(と思うのは、南関東に暮らすからかもしれませんが。)
「よし、お天気だ!」
雲ひとつない真っ青な空を見て、テンションが上がらないといったら嘘になります。
きっと今日は、富士山がよーく見える。
そう思うとわくわくします。
寒いけど。
でも、晴れてるんだから文句は言うまい。
・・・やっぱり、寒いけど。
でも、青空きれいだもん。
うん。
※このあたり、メリットとデメリットでぐるぐる。
アホっぽくてすみません(笑)。
●これは
今日ではなくて、先月のある日の空。

晴れ間と、曇り空のまさに境目。
前線なのかな???
「馬の背を分ける・・・?」
という言葉を思い出したけど、どうなんだろう。
普通は、雨に関してつかわれる表現ですよね。

この迫力は、小さな写真では伝わらないよなあ。
実際には、見渡す限りの空が、くっきり二分されていました。
初めて見たわけじゃないけど、ちょうど写真を撮れる状態だったのは初めてかも。
撮りようによっては、ドラマティックです。

ぼーっと見上げていると、雲がゆっくり動いているのがわかります。
徐々に、徐々に、青空が広がっていきました。

もっとも、ここはふつうの住宅街。
空を狙ってるとはいえ、あんまり長いこと写真を撮ってると、
「あの人、なにしてるの?」
なんて思われてしまう、かも(汗)。
・・・と言ったら、
「今さら、なに言ってるの」
小鳥さんには笑われました。
ご近所の人はもうとっくに慣れてるでしょう、とのこと。
あー。
うん、そうね。
カメラを持ってうろうろしてる、大柄のオバチャン。
・・・たしかに、目立つわ(爆)。
●この時期に
なると、毎年そわそわします。
ふだん行かないようなサイトにも出かけて、ネット検索にも余念がない。
なにを・・・?
というと、コレ(笑)。
![]() | このミステリーがすごい! 2015年版 (2014/12/10) 『このミステリーがすごい!』編集部 商品詳細を見る |
年末のおたのしみ、です。
この一年間(正確には前年11月~今年10月)に出版されたミステリ作品の総括。
ランキング自体は、わたしにとってはオマケみたいなもの。
今年、大勢の人がおもしろいと思った(=良質と思われる)本のガイドブック。
そんな感覚で、楽しんでいます。
ちなみに>>
ここでいう「ミステリ」は、かなり定義が広い。
狭義のミステリというと、
「殺人事件が起きて、誰かが探偵役となって謎を追いかけ、犯人/動機/トリックを解明する」
というのが基本パターン。
犯人あて、が王道です。
(倒叙スタイルとか、いろいろバリエーションはありますが、それは置いておいて。)
これが「広義の」ミステリとなると、
☆警察小説
☆ホラー
☆サスペンス
☆犯罪小説
☆SFよりの作品
☆ファンタジーよりの作品
☆謎とき要素のあるライトノベル
なんかも全部、入ってしまうのね。
ゆえに、「このミス」に紹介されてはいても、
「わたしの好みじゃないなあ」
という作品も結構あります。
これは、どんなレビューでも同じですよね。
「警察小説」や「犯罪小説」は、(狭義の)ミステリじゃないのか・・・?
といわれると、わたしもよくわからない(笑)。
「犯罪小説」は、たぶん
“重点が犯罪者とその犯罪に置かれている”
ってことだと思う。
犯人探しはポイントじゃない、というか。
その犯罪や犯罪者をカッコよく、ノワール風に描いたり。
(たとえば、マフィアのボスが主人公だったり。)
逆に、闇の世界でしか生きいられない人間の絶望、みたいな描きかたをすることもあるでしょう。
犯罪者の心理や、警察に追い詰められていくプロセス。
そっちが主眼、ということではないかと思います。
有名どころでいうと、宮部みゆきの「模倣犯」。
貴志祐介の「悪の教典」あたりが、最近ではメジャーな犯罪小説じゃないかしら。
![]() | 模倣犯1 (新潮文庫) (2005/11/26) 宮部 みゆき 商品詳細を見る |
![]() | 悪の教典〈上〉 (文春文庫) (2012/08/03) 貴志 祐介 商品詳細を見る |
「警察小説」は、ミステリとほぼ同義のときもありますよね。
単に、犯人さがしをするのが警察官というだけ。
・・・というケースもあるし、それ以外の話もありますね。
警察という組織の問題点や、人間関係が焦点の作品もけっこう多い。
(警察という)お仕事小説、という側面もある。
たとえば佐々木譲の「警官の血」は、すごい大作だし名作だと思うけど、狭義のミステリじゃない。
まさに警察小説だよなあ、という感じ。
![]() | 警官の血〈上〉 (新潮文庫) (2009/12/24) 佐々木 譲 商品詳細を見る |
![]() | 警官の血〈下〉 (新潮文庫) (2009/12/24) 佐々木 譲 商品詳細を見る |
でもじゃあ、
「警察官が謎ときをしていたら、それは警察小説であって、(狭義の)ミステリじゃないのか?」
と問われると、どうかなあ。
それもちがう気がします(笑)。
「マークスの山」あたりは、ややボーダーライン。
「奇想、天を動かす」になると、たしかに謎ときをしてるのは警察官ですが、これはもう完全にミステリだよなあ。
そう考えると、線引きはとても微妙です。
![]() | マークスの山〈上〉 (新潮文庫) (2011/07/28) 高村 薫 商品詳細を見る |
![]() | 奇想、天を動かす (光文社文庫) (1993/03) 島田 荘司 商品詳細を見る |
もともと日本のミステリは、アレです。
とくに現代では、「名探偵」はなかなか成立しにくい。
社会的リアリティを求めれば求めるほど、
“警察官ではない人間が犯罪捜査にかかわり、警察を出し抜いて謎を解く”
というお話は、つくりづらい傾向があるんですよね。
犯罪や被害者にかかわる秘密の情報を、なんで(警察官でもない)人間が知り得るのか。
捜査権もない人間が、なんで遺族や関係者の話を聞いたり、現場をチェックできたりするのか。
・・・ね?
冷静に考えると、「ねえよ!」なんですよね(苦笑)。
弁護士や検察官ですら、そこまでは許されない。
私立探偵ならなおさら。
まして小説家やフツーのOL、あるいは学生が探偵役をつとめるミステリってのは、現実的には無理がある。
決して、それを否定するわけじゃないけど。
というか、そういうミステリも大好きですが(笑)。
「本格ミステリにリアリティは必要ない!」
と言い切る人すら、いますしね。
・・・でも、まあ。
警察小説が多いのは、だから、必然なのだと思います。
以下の二冊はいずれも、
「いわゆる名探偵」
なるものの存在をおちょくったり、その意義に疑問を呈したりする “問題作” です。
麻耶雄嵩(まやゆたか)はそもそも、アンチ・ミステリというか。
推理小説という枠組み(お約束)を無視した推理小説を書く、ひねくれ天才肌(笑)。
熱烈なファンも多いけど、一般受けはしないタイプですね。
(個人的には、彼は異端ではあるけど真摯だと思う。生来まっとうなミステリを好きすぎて、知りすぎて変な方向に発展してしまった・・・んじゃないかと思っています。ツンデレみすてり好き、なのかも。)
つまり、麻耶雄嵩が名探偵をおちょくっても、何とも思わない(笑)。
でもそれを、現代ミステリ界の帝王である東野圭吾がやると、ちょっとびっくり。
ミステリ界の、というよりも出版界の超売れっ子、大正義作家(笑)、ですものね。
密室犯罪だの、嵐の山荘だの。
ミステリ界の定石やお約束を、いろいろと皮肉ってくれます。
なかなか面白いよ。
![]() | 名探偵の掟 (講談社文庫) (1999/07/15) 東野 圭吾 商品詳細を見る |
![]() | 貴族探偵 (集英社文庫) (2013/10/18) 麻耶 雄嵩 商品詳細を見る |
ここ数年、ずっと続いてる警察小説ブーム。
それはある意味、
「一見ぬぼーっとしたいち個人=名探偵が、警察の懸命の捜査をよそに、知恵と勘で難問をあざやかに解決する!」
タイプのミステリを、荒唐無稽だと思う人が多い、ってことなのかも。
あ、いかん・・・(汗)。
なんか脱線してしまいました。
キリがないので、この辺で!
●では、
またね。。。
タグ : ミステリーこのミステリーがすごい!
Mon 12/12/2016
運命の一冊との出会いを
☆この記事は☆
2014年10月23日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。
日々更新中の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。
カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題、本やマンガのレビューなどなど。
そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して(あるいはそういう記事がメインのブログをまるごと)、この「恋歌」に転載しています。
特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。
レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。
●ああもう
完全にこれ、老化現象だわ・・・(笑)。
なさけなーい。
と、しみじみ思いました。
昨夜~今朝のことです。
・・・寒いのよ。
冷えるんです。
ちゃんと暖かく着込んで、ふわふわ掛け布団もあって。
それなのに、足先が冷えてる。
というか、いつまで経っても爪先が温かくならない。
お風呂(シャワー)あがりだったのに。
「うむむ・・・」
寝つけない。
ごろごろ。
いらいら。
こういうときって、気持ちよく寝られないんですよね。
なんか、すごくミジメな気分になる。
数時間後、なんだかんだで目が覚めた。
「目が覚めた」ってことはつまり、寝てたわけだ(笑)。
いつの間にかうとうとしてた、ってことでしょうが、それにしても眠い。
眠った気、全然しない。
そして相変わらず、足先ひんやりめ。
「トシか・・・」
がっくり。
これが一月とか二月とかいうなら、わかるんだよなあ。
でもまだ、とりあえずは10月。
秋深し、とすらいまだ言えないと思ってるのに、なんなのコレ?
寒いんですけど?
「ゆ、ゆたんぽ・・・」
ええ、探しましたとも。
明朝は、今日よりさらに気温が下がるみたいだから。
まさかこの時期に、湯たんぽが必要になろうとは・・・(汗)。
かなしいのう。
リビングにいた小鳥さんにこの話をすると、
「今がいつか、は関係ないでしょ。気温が実際に低いんだから」
と笑われました。
あまりにも正論。
明快なお言葉です。
はい。
仰せのとおりでございます・・・(笑)。
彼女とちがって、わたしは電気毛布も寝るとき用ソックスも持っていません。
基本的に暑がりなので、そういうのは不要だと思ってるし。
お布団の中で靴下をはくの、どうにも好きじゃないのです。
なので湯たんぽ。
わたしにとっては最終兵器です(笑)。
まあ、それだって、わずか3年前までは要らなかった。
「足先がいつまでも温まらずに寝つけない」
なんて、雪の降りそうな夜に(=つまり年に一度か二度)あるくらい、でした。
今まではね。
それが、10月末に・・・???
うわあ、やだやだ。
いろいろと衰えているんだなあ、って実感しちゃったじゃないの(汗)。
とほほ。
そんなわけで、単なるおばちゃんのグチでした。
朝からたいへん失礼いたしました。
今日の首都圏、最高気温が15度に行くかいかないか。
寒い一日になります。
どうぞみなさま、あたたかくお過ごしください。
●ついでに
いつもの、町の本屋さんネタ。
目新しいことは少ないけど、誰もがこれについて意見を持っている。
議論が尽きない、それだけ関心があるということだと思います。
書店3分の2に減少…ここ1年は1日1店姿消す
また近所の本屋が潰れた!これで町の本屋が全滅したんだけど・・・ (まとめ)
あてもなく本屋さんを徘徊するワクワク感。
ふらっと入った古本屋さんでの奇跡の出会い。
思いがけない本に目がとまり、手を伸ばしてみる好奇心。
今までスルーしていた本棚で、おもしろそうな本と遭遇する驚き。
装丁に魅かれたとか、タイトルがかっこいいとか。
帯のあおり文句に反応したとか、作家の名前がクールだとか。
きっかけは無尽蔵。
偶然だけがもたらし得る幸せ。
・・・そういう愉しみは、Amazonでは味わえないですよね。
リアル店舗の魅力。
本の魅力。
ネット通販だいすきなわたしが言うことじゃないけど、でも、ホントだもの。
「必要なものを買う」
だけなら、ネットで事足りるんですよね。
これに関しては、本屋さんはかなわないことが多い。
たまたまそこにあればいいけど、本棚のスペースには限りがある。
書店で注文しても、届くまでえらく時間がかかる。
(ここはもっともっと、改善すべきだと思う。)
「ならネットで買ったほうがいいや」
になってしまうのは、これはもう避けようがない。
ほかに、ネットのいいところは、
☆重たい本や雑誌でも、だいたい無料で自宅まで届けてくれる。
☆レジのバイトのお姉さんに差し出すのが恥ずかしい類の本や雑誌やDVDを、気がねなく買える。
どっちも、けっこう重要だと思うの(笑)。
でも、
「本屋さんをうろうろして、思いがけない本と出会う」
体験だけは、ネットではムリだと思う。
ネットだってもちろん、偶然の出会いはありますよ。
でもそれは誰かのレビューがきっかけだったり、キーワード検索で引っかかったり。
なにかしらそこに必然性がある、んですよね。
かつてわたしが体験したように、
「古本屋街で法律書を探していたら、マヌエル・プイグの『蜘蛛女のキス』にぶち当たった」
みたいな突拍子もない、まったく関連性のない出会いは、リアルなお店でなければ起きない。
・・・と思うの(笑)。
※学生のころの実話。
※その時点でわたしは「蜘蛛女のキス」についての知識ゼロ。
※映画化や舞台化の前のできごと(だと思う)。
よくぞ、この文庫本の背表紙=タイトルを見ただけで、手にとろうと思ったよなあ(笑)。
作家の名前すら聞いたことなかったのに。
(いまだにこれは、わたしの内臓ほもレーダーの精度を自慢するに足る事件だと思っています。へへ。)
というわけで、あれだ。
町の本屋さんがなくなると、こういう体験をするチャンスも失われてしまう。
本にはまるきっかけがなくなってしまう。
本が大好きな子供が減ってしまう。
それはとても残念なことだと思います。
●では、
またね。。。
2014年10月23日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。
日々更新中の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。
カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題、本やマンガのレビューなどなど。
そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して(あるいはそういう記事がメインのブログをまるごと)、この「恋歌」に転載しています。
特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。
レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。
●ああもう
完全にこれ、老化現象だわ・・・(笑)。
なさけなーい。
と、しみじみ思いました。
昨夜~今朝のことです。
・・・寒いのよ。
冷えるんです。
ちゃんと暖かく着込んで、ふわふわ掛け布団もあって。
それなのに、足先が冷えてる。
というか、いつまで経っても爪先が温かくならない。
お風呂(シャワー)あがりだったのに。
「うむむ・・・」
寝つけない。
ごろごろ。
いらいら。
こういうときって、気持ちよく寝られないんですよね。
なんか、すごくミジメな気分になる。
数時間後、なんだかんだで目が覚めた。
「目が覚めた」ってことはつまり、寝てたわけだ(笑)。
いつの間にかうとうとしてた、ってことでしょうが、それにしても眠い。
眠った気、全然しない。
そして相変わらず、足先ひんやりめ。
「トシか・・・」
がっくり。
これが一月とか二月とかいうなら、わかるんだよなあ。
でもまだ、とりあえずは10月。
秋深し、とすらいまだ言えないと思ってるのに、なんなのコレ?
寒いんですけど?
「ゆ、ゆたんぽ・・・」
ええ、探しましたとも。
明朝は、今日よりさらに気温が下がるみたいだから。
まさかこの時期に、湯たんぽが必要になろうとは・・・(汗)。
かなしいのう。
リビングにいた小鳥さんにこの話をすると、
「今がいつか、は関係ないでしょ。気温が実際に低いんだから」
と笑われました。
あまりにも正論。
明快なお言葉です。
はい。
仰せのとおりでございます・・・(笑)。
彼女とちがって、わたしは電気毛布も寝るとき用ソックスも持っていません。
基本的に暑がりなので、そういうのは不要だと思ってるし。
お布団の中で靴下をはくの、どうにも好きじゃないのです。
なので湯たんぽ。
わたしにとっては最終兵器です(笑)。
まあ、それだって、わずか3年前までは要らなかった。
「足先がいつまでも温まらずに寝つけない」
なんて、雪の降りそうな夜に(=つまり年に一度か二度)あるくらい、でした。
今まではね。
それが、10月末に・・・???
うわあ、やだやだ。
いろいろと衰えているんだなあ、って実感しちゃったじゃないの(汗)。
とほほ。
そんなわけで、単なるおばちゃんのグチでした。
朝からたいへん失礼いたしました。
今日の首都圏、最高気温が15度に行くかいかないか。
寒い一日になります。
どうぞみなさま、あたたかくお過ごしください。
●ついでに
いつもの、町の本屋さんネタ。
目新しいことは少ないけど、誰もがこれについて意見を持っている。
議論が尽きない、それだけ関心があるということだと思います。
書店3分の2に減少…ここ1年は1日1店姿消す
また近所の本屋が潰れた!これで町の本屋が全滅したんだけど・・・ (まとめ)
あてもなく本屋さんを徘徊するワクワク感。
ふらっと入った古本屋さんでの奇跡の出会い。
思いがけない本に目がとまり、手を伸ばしてみる好奇心。
今までスルーしていた本棚で、おもしろそうな本と遭遇する驚き。
装丁に魅かれたとか、タイトルがかっこいいとか。
帯のあおり文句に反応したとか、作家の名前がクールだとか。
きっかけは無尽蔵。
偶然だけがもたらし得る幸せ。
・・・そういう愉しみは、Amazonでは味わえないですよね。
リアル店舗の魅力。
本の魅力。
ネット通販だいすきなわたしが言うことじゃないけど、でも、ホントだもの。
「必要なものを買う」
だけなら、ネットで事足りるんですよね。
これに関しては、本屋さんはかなわないことが多い。
たまたまそこにあればいいけど、本棚のスペースには限りがある。
書店で注文しても、届くまでえらく時間がかかる。
(ここはもっともっと、改善すべきだと思う。)
「ならネットで買ったほうがいいや」
になってしまうのは、これはもう避けようがない。
ほかに、ネットのいいところは、
☆重たい本や雑誌でも、だいたい無料で自宅まで届けてくれる。
☆レジのバイトのお姉さんに差し出すのが恥ずかしい類の本や雑誌やDVDを、気がねなく買える。
どっちも、けっこう重要だと思うの(笑)。
でも、
「本屋さんをうろうろして、思いがけない本と出会う」
体験だけは、ネットではムリだと思う。
ネットだってもちろん、偶然の出会いはありますよ。
でもそれは誰かのレビューがきっかけだったり、キーワード検索で引っかかったり。
なにかしらそこに必然性がある、んですよね。
かつてわたしが体験したように、
「古本屋街で法律書を探していたら、マヌエル・プイグの『蜘蛛女のキス』にぶち当たった」
みたいな突拍子もない、まったく関連性のない出会いは、リアルなお店でなければ起きない。
・・・と思うの(笑)。
※学生のころの実話。
※その時点でわたしは「蜘蛛女のキス」についての知識ゼロ。
※映画化や舞台化の前のできごと(だと思う)。
よくぞ、この文庫本の背表紙=タイトルを見ただけで、手にとろうと思ったよなあ(笑)。
作家の名前すら聞いたことなかったのに。
(いまだにこれは、わたしの内臓ほもレーダーの精度を自慢するに足る事件だと思っています。へへ。)
というわけで、あれだ。
町の本屋さんがなくなると、こういう体験をするチャンスも失われてしまう。
本にはまるきっかけがなくなってしまう。
本が大好きな子供が減ってしまう。
それはとても残念なことだと思います。
●では、
またね。。。