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Sun 17/02/2008

水温む

水温む (花音コミックス)水温む (花音コミックス)
(2001/05)
山田 ユギ

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山田ユギさんの作品に出てくる攻キャラのタイプの中で、とにかくいちばん!胸キュンで愛おしいのが、「年下、大柄、バカ正直、涙もろくてちょっとやさしすぎる、猪突猛進型」(笑)。ヘタレ攻め、ってやつですね。

喜怒哀楽がわかりやすく、ときに下半身の欲求に負けて(笑)、勢いで相手を押し倒しちゃうくせに、ほだされかけてる相手の、ちょっとした指のふるえなんかにハッと我に返って、「ごめん!」って飛びのいちゃうタイプです。どうあっても、二枚目じゃない(笑)。

「もう、なんでそこで引くかなあ??」

「強引な攻モードで口説けば、あと一押しで相手は落ちちゃうのに!」

・・・って思わせる、じれったさが身上(笑)。要するに、いい子すぎてツメが甘くなっちゃうのよね。やさしすぎる野獣(笑)。

ちょっと情けなくて、でもとても愛おしい。

この本に入ってる2作とも、そういうタイプの男の子がメインキャラです。


■水温む■

母親の書道教室や、居酒屋でバイトしてる18歳のフリーター☆優介は、隣りに越してきた38歳のコブつきバツイチ男☆高見さんに一目ぼれ。

フェロモン系の優柔不断な美形おじさん(笑)には、それなりの苦しい過去があるのですが、バカで明るい(でも臆病なくらいやさしい)青少年のまっすぐな恋心に、戸惑いつつも、少しずつ癒されていきます。

ちなみに、この「こぶ」こと、4歳の結ちゃんがめちゃくちゃ可愛い~。いかにもワケありな雰囲気の、高見さんの義兄(いい男なんだ、これが)が出てきたり、優介に惚れてるかわいい女の子が出てきたり。脇キャラの濃さ(笑)は、山田ユギさんならではですね。

個人的には、最後のオチの決着のつき方(ハッピーエンドですけどね)が、ちょっと・・・なんだろう。山田ユギらしからぬ?ファンタジー(リアリティを欠く、という意味でね)だなあ、とは思いました。この年頃の少年が、約束もないのに、何年も待てるものかしら、ってね(笑)。

でも、おかげで高見さんが確実に40代に入ってると思えば、まあいっか(爆)。

※すみません、かわゆいオヤジ受け大好きです。。。


■ワイルドマンブルース■

真性ゲイで、少年時代から「オカマ」呼ばわりされ、イジメられていた直樹(彼は「小さなガラスの空」「太陽の下で笑え。」にも登場します)と、3歳下の幼なじみの鮎ちゃん(バカすぎてかわいすぎ!)。

大学生になって再会したふたりの関係が、じれったく、せつなく描かれています。強くてかっこいい直樹(オカマだけど、ある意味いちばんいい男だね~)は、でもけっこう痛い過去を抱えてるので。。。甘くてお馬鹿な鮎ちゃんに、少しずつ癒されていくのをみるのがうれしい。

かきおろしのらぶらぶ***は垂涎ものです(笑)。

ちなみに、カミングアウトしてて、オネエ言葉で、モノホンおかまちゃんの直樹。こういうの、BL的には非常に珍しい主役ですよね。この手のタイプはふつう、3枚目脇役というか、ゲイバーのママ役くらいしかもらえないので。さすがっていうか、山田ユギちゃんのチャレンジャー精神を見る思いがしますね(笑)。


+++


どちらのお話も、BLの王道?からは少々逸脱してるかもしれません(マニア向け、笑)。でも、それだけに作者の愛情というか、深い思い入れを感じます。相変わらず、ちゃんと主役たちに家族や友人との、生きた関係があるのもユギさんらしい。笑って泣いて、最後はじんわりと幸せ。そんな読後感です。

しっかし、ホント!

基本的に、コドモ(大学生以下)の出てくるBLには興味のない、あくまで大人のラブ・ストーリーが好きなはずのわたしなのに。。。山田ユギさんマジックにかかると、こうやってコドモが主役のお話でも、大喜びで、ドキドキしながら読めちゃうんだなあ(笑)。

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Sun 17/02/2008

春を抱いていた 11巻

※2006年3月に書いたものを再録しています。少し加筆・修正をしていますが、基本的にはコピーです。





岩城さんの●ェラで始まり、岩城さんのフェ●で終わる、至福の一冊・・・!!


春を抱いていた 11 (11) (スーパービーボーイコミックス)春を抱いていた 11 (11) (スーパービーボーイコミックス)
(2007/01/04)
新田 祐克

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待ちに待った『春抱き』11巻のレビューを書くにあたり、まず浮かんだのが、上記のキャッチコピーでした・・・(爆)。いや、品性下劣ですみません;;

自分では、会心の出来(バカ)だと思ってますが(笑)、「こんなシリアスな巻をおちょくってるのか!」・・・とこの時点で気分を害された方は、この先は読まないほうがいいですよ?(笑)

なお、このレビューは岩城さん偏愛主義&コネコ扱い(笑)、ツッコミ・批判ありでところにより18禁(←っていうか微妙にシモネタ系?)です。本当に言いたい放題です。苦情はいっさい受け付けませんから、ご了承の上で読んでくださいね♪


■表紙&カラーイラスト■

最初に目を引いたのは、香藤くんの髪型とイアリング(いつもと違うじゃん!)、それからスタジャンの濃厚な色でした。うわあ!カッコいい!!・・・一瞬うっとり。それから岩城さん(相変わらずあざとく脱がされてるし、くすす)を見ました。

いや、その微妙に線の細い首筋に、喉から鎖骨へのラインに(ごっくん)、なめらかな肌に・・・やっぱり釘づけなんですが・・・(←この辺りはわたしの場合すでに条件反射っていうか、パブロフの犬っていうか)。

何でかなあ?

正直に言っていいですか?

表情がちょっと女の子っぽいんだな・・・これ(爆)。半開きの唇が誘ってるのもステキなんだけど、まなざしに力がない気がする。眦が隠れてるせいじゃないよな・・・。岩城さんのキツイ視線(そこが色っぽいんだよ~)も、御歳36のしたたる色気も感じられなかったので、大変申し訳ないですが、わたしには珍しく(っていうか初めて?)、この表紙に限って言えば、香藤くんに軍配が上がりました。

ごめんね岩城さん、浮気じゃないのよ・・・?

ただし、口絵カラーのほうは、文句なし! 岩城さんのやや落ち着いた、でも射抜くような視線から目が離せません。い、色っぽい・・・!! そうよ、岩城さんはこうでなくちゃ・・・! GOLDの表紙のときはコピー文字で隠れて見えなかった手元と、秀でた額のあたりをちゃんと見ることができて、本当に嬉しいです。

(他の3人については目がスルーしちゃうのでコメントできません。ごめんね。)


■ハザード・マップ■

『冬の蝉』ロケもいよいよ最終局面、雪の北海道での壮絶なラストシーンの撮影です。相沢に追いつめられ、草加さんを守るために、自らの命を断つ決断をした秋月さんの心情と、宮坂くんに襲われ、脅迫されたことを香藤くんから隠している岩城さんの葛藤が重なります。

最初に読んだときにも、思ったんだけど。改めて読み返してみると、「(恋人に、そして恋人のために)悟られてはいけない」という思いこそ、一緒だけど。秋月さんの「ずいぶん遅かったんだな」という笑顔は、岩城さんとは根本的に違うと思うんですよね、わたし。

彼の場合、もともと草加さんから「離れたかった」わけで・・・恋情をねじ伏せ、「俺はここにいてはいけないのだ」としか考えられず、死ぬことも拒絶することもできない、そんな自分の弱さを忸怩たるものに感じていた秋月さん。彼にとって、相沢の渡した引導は、むしろ救いだったんじゃないかと思うのです。哀しすぎる救いではあるけれど、それでようやく、未練を断ち切る決心がついた・・・そんな(いっそ清々しいほどの)思いでいたんじゃないかな。

それって、「絶対に香藤くんから離れない、離れられるわけがない」からスタートする岩城さんの感情とは、まったく逆ですよね。

(あ、これって『冬蝉』の感想なのかな・・・スミマセン;;)

雪の中の自害シーン。

ここのモノローグ、雑誌掲載時とほんのちょっと変わってますねえ(落丁だったのかもしれないけど)。香藤くんが岩城さんを抱き上げ、暖めてあげるシーンですが・・・まあ砂吐きバカップルの本領発揮♪って言っちゃえば、それまでなんだけど(笑)。こんなのをきっと一年近く、スタッフや共演者はしょっちゅう、見せつけられてきたんだろうけど(笑)。

・・・でもね。何て言うんだろう・・・これは、いちゃいちゃじゃないんだよね(そうだったら、岩城さんが香藤くんを「調子に乗るな!」って叱ってるよ、笑)。お互いが相手のことをどれほど真剣に大切に思ってるか、それが分かるから、周囲の人たちの反感を買わないんでしょう。じゃなかったら、まさに「やってらんね~よ!」だろうから(笑)。

ちなみに、クランクアップで花束(←香藤くんのより微妙に大きい♪)もらって泣いちゃう岩城さん・・・いや、感無量なのはわかるけど。辛い立場に立たされて、複雑な感情がせめぎあってるのもわかるけど。・・・でもさあ。衆人環視で、こんなに泣いちゃうんだなあ。

乙女、いや、可愛いすぎだよ、岩城さん!

(でもこの場面で一番気になったのは、「お疲れさまでした」と言った浅野くんの台詞。「岩城さん!」と「香藤さん!!」なんです。エクスクラメーション・マークの数の差に、浅野くんの思い入れの深さを感じ、「う~んさすが先生、なんて細かいところにこだわるんだ・・・!」と感心したのは、わたしだけ・・・?)

クランクアップ後どんちゃん騒ぎの打ち上げかと思ったら、違ったね(笑)。

岩城さんを後ろ抱っこする香藤くん・・・このポジションって、いつもすごく萌えるんですけど。静かな雪の夜、普段着で暖炉の前なんて、まあ、もう・・・! 香藤くんの大きな腕にすっぽり包まれて、気持ちよさそうな岩城さんの、投げ出された細い脚に萌えです。身体中どこも、余計な力が入ってない感じ。

岩城さん、大事にされてるよな~って改めて思うし。岩城さん 女役 受けの立場を、ホント自然に受け入れてるよなあ~・・・って(今さらながら)しみじみ思いますね(爆)。

ま、これだけ長いこと女房やってれば、あたりまえだけど♪

二人が寝る位置なんかもそうだけど、きっとこういうのって馴染んだ心地よさ、なんだろうなあ。(ちなみに、この頃の香藤くんの髪型がいちばん好きかもしれない。)

そして、スムーズにえっちに突入。キスする直前の、眩しそうな岩城さんの表情にまずクラリ。迷わず真っ先に、香藤くんの●ニス(伏字にする意味あるんだろうか)に手が行く正直な岩城さんに、再度クラリ(笑)。そして、自分で自分の下半身を剥きながら(←こういう風に書くと余計にえっちだなあ)、香藤くんのそそり立つものを、待ちきれずに頬ばる岩城さんに、またまたクラリです!

恥らう乙女な岩城さんも、もちろん大好きですが。

CD6を聴いて以来、「恥じらいも戸惑いもなく、堂々と喘ぐ姉さん女房な岩城さん」に嵌っているわたしは、この場面の岩城さんの男らしい飢え方(笑)に、非常に萌えますね~。(服を脱いでる香藤くんの背中のラインにも注目! う~、かっこよすぎだろ。)

ところで、みなさま既にお気づきだと思いますが、11巻のえっちは、すべて岩城さんが

自分からさっさと上に!

乗ってますよね♪

リバは除いて、ですけど(笑)。

このあたりにも、岩城さんの積極性が垣間見えます(笑)。岩城さんにいつまでも、純情可憐な乙女反応をしてほしいファンには、少々つらいところかもしれませんが・・・でもねえ。そろそろ、一緒になって10年になろうっていうご夫婦ですからねえ。おまけに、どっちも健康な30歳代の男性なので、こうあってむしろ当然じゃないでしょうか?

(岩城さんはもともと、スイッチ入ると別人だけど・・・でもそのスイッチ入るまでが難しい人だから。香藤くんとの関係、香藤くんがくれる愛情に絶対的な自信がなければ、こんな風にはなりませんとも。うっとり。)

で、うふふ、岩城さんったら~♪

なんて、能天気にほもえろに浸ろうとした途端に、「香藤の腕を当たり前だと思ったことは一度もないけれど、今この腕に抱かれることが何よりも嬉しい」・・・です。

いかにも岩城さんらしい、謙虚さなんだけど。心のどこかで、どうしても(無意識にせよ)香藤くんを失う可能性を考えてしまう岩城さんだからこその、せつない台詞ですよねえ。香藤くんのくれる大きな愛に馴れて、そこに胡坐をかくことはないってことですよね。

ぐっと来るっていうか、マジでせつない台詞だなあ。(その緊張感が夫婦円満の秘訣かもしれないけど?)

でも、不純なわたしの脳みそが、まず最初に思ったのは・・・「岩城さ~ん、それは女性の発想ですよ・・・?」でした(爆)。ま、これも今さらですね。「岩城さんが安心できるのは、この腕の中だよ」って言われて、ほんのり頬を染めて、頷いてしまう人ですものねえ。

・・・とにかく。

そうかあ、岩城さんは、そういう風に考えちゃうのかあ。ホントもう、見事に調教されてるよなあ。心も身体も、そういう風になっちゃってるんだね~・・・などと、妙に納得してしまったわたしでした(笑)。

おかげで、せっかくおいしいえろシーンなのに、ちょっと注意散漫です。岩城さんの華麗な体位の名前もわかりません。・・・それにしても。

香藤くんの マグナム バズーカ モノのサイズって・・・?

今さら驚くのは間抜けだって、わかってるつもりですが。岩城さんのお尻の幅と比較して、ほっとんど、恐怖を感じませんか(爆)。こんなモノに馴らされてる岩城さんって・・・ゴホゴホ。

・・・ま、それはともかく。

岩城さんを昇天させる(笑)香藤くんの、とても立派な持ち物を見ながら、昨年アメリカで物議をかもしたドキュメンタリ映画、『Supersize Me』のタイトルを思い出してしまったわたしを、誰か止めてください(←石を投げていいです)。

もっとも、愛する人間の腕に包まれる幸せを噛みしめるっていうのは、男性だろうと女性だろうと、変わらないんだよね、きっと。事後の気だるい雰囲気の中で(香藤くんのセックス後の優しさにはいつも感動します・・・この辺も理想のダンナ様って言われる所以ね)、香藤くんに打ち明ける決心をする岩城さん。

ああ、よかった!・・・と心から思いました。

最終的に隠し通せるとは思わなかったけど、彼自身が話す気になってくれて、本当にほっとしたよ~。香藤くんのことだけじゃなくて、自分が襲われそうになっただなんて、言うの勇気が要りますよね。屈辱っていうか・・・岩城さん自身のプライド、相当傷ついたわけだし。このシーン、非常に重い会話を、めちゃくちゃ色っぽい格好でしている 中年 大人の男性ふたり・・・というのにすっごい萌えですv

岩城さんの正座(それ、服を着てるって言わないと思うよ?)と、香藤くんの背中のライン(またかい)に、うわあ~~!と悶えていました、わたし。ちなみに、香藤くんのほうが、かつて華奢だったって言うのは、わたしの大好きな設定なので、それが肯定されてうれしいなあ♪

「裏切り」・・・ですが。

キツイ言葉だけど、香藤くんからすれば、当然の発想だろうな。彼の眼が、「ふざけるな、あんたは俺のもんだろ!」って言ってる気がする。激怒でもあるし、岩城さんが他の男と寝ることを(仮定としてでも)考えた・・・ってことが、そもそも衝撃だよね。岩城さんに、そういう選択肢があり得たってのが、信じられないんでしょう。

わたしも、岩城さんが(たとえ香藤くんのキャリアを守るためであっても)宮坂くんに身体を投げ出そうと思うって、ちょっと意外だったもんなあ。(香藤くん一筋でいて欲しいってのもあるけど、そうじゃなくて。岩城さんはむしろ、「宮坂と適当に寝れば、事件を伏せておけるのかもしれないが、俺にはできない」って、葛藤するタイプだと思ってました。)

ほお~、そんなこと考えてたのか・・・(←男性の発想だよなあ)と思った次の瞬間、泣きそうになっちゃう岩城さん。「裏切り」という言葉に傷ついて、真意を汲み取ってもらえずに怒るのではなく、まず涙が出るんですねえ(←それは女性のリアクションだと思う)。

ここで、香藤くんのいう「気づいてあげられなくてごめん」。

彼にはとにかく名言が多いけど、この台詞は「香藤語録」の中でもトップクラスに挙げたいくらいのインパクトがありました。岩城さんが言えなかった理由も、必死で隠していたことも分かった上で、それでもなお、気づいて楽にしてあげたかった・・・という香藤くんの痛いほどの想い。包容力。岩城さんへの責任感(守ってあげたい、ですね)。愛情。その度量の大きさに、しばし陶然。。。

はっ、いったい一話分だけでどれだけ書いてるんだ!(爆)

・・・守られ、癒される岩城さんと対照的に、憎悪を瞳に宿した香藤くんの厳しい表情。見ているほうも辛い(辛かった)です。


■香藤洋二の美味礼讃■

この番外編はなあ~(笑)。世の中の素晴らしいレビュー書きさんたちが、既にあちこちで、萌えレビューをいっぱい書いてますからねえ。今さらわたしが何を言っても、新しいことはなかなか書けない気がするのですが、すっ飛ばすのも変なので、ちょっとだけ(笑)。ストーリーは割愛して、萌えたコマだけピックアップしますね♪

☆ ぽちっと涙をつけて、床に転がってる香藤くん。

かわいすぎだろ~! こんな素晴らしい体躯で、こんな可愛い男性が床に落ちてたら、誰もがダッシュで拾うだろうなあ(笑)。迷い犬じゃなくって、「岩城さん命」って彫った首輪してるけどね(笑)。

☆ ごくごく自然に、ふつ~にさりげな~く会話を交わしながら

一緒にお風呂に入ってるお二人。岩城さんの濡れても乱れない魔法の髪(笑)。香藤くんのオールバックと裸体(←今回こればっかりじゃない?)。お二人の日常生活が垣間見れてうれしいです♪

☆ 「普通の」マッサージをする香藤くんの

左手中指に、ちょんと乗ってる岩城さんの乳首。お願いだから、わたしにも触らせてくれ(爆)。鼻血もん。・・・じ~っと自分の左手を見ちゃったよ・・・(爆)。(ちなみにこのコマの手前の脚なんですが・・・まあ香藤くんの膝なんだろうけど、角度的に、どうしても岩城さんの脚に見えてしまうのはわたしだけ? これ、岩城さん大開脚だったらどうしよう、とオロオロしました。)

☆ キスをねだる岩城さん。

やっばすぎだろ、その顔?

☆ 「これ以上はダーメ」のコマ大好き!

表情も髪型もポーズも、裸体の線も、(お湯の中と外とで)ラインを描き分けている芸の細かさもすべて。 すげ~、としか言えません。

☆ 「だったら我慢することないだろ!!」

・・・これはねえ。もう強烈すぎ。誘ったのに乗ってこない香藤くんに、腹を立てる岩城さんって想像するだけで、いやもう滝涎・・・あはは。お風呂場えっちも、日常茶飯事なんだってわかる台詞でもあるよね(笑)。岩城さんの、肩から背中のしなやかなライン、勃ってるペ●ス、香藤くんの焦った表情、みんな最高だあ(笑)。

☆ 「そっか、スマン」・・・説明の必要なし!(笑)

☆ 香藤くんのシャツと髪型♪

☆ 「下の口」って岩城さんの口から出るとなあ・・・(笑)。

ああでも、かつてのご職業では、案外しょっちゅう言ってたかもしれませんね(笑)。緊縛・陵辱が得意だった岩城さん、きっと言葉攻めも、上手だったんじゃないかなあ(爆笑)。

☆ うれしそうに香藤くんを縛る岩城さん。

そんなに楽しいなら、わたしも縛っていいよ?(爆) 飢えてるっていうか、お風呂場で肩透かしを食らったのが、よっぽど不本意だったんでしょう。

☆ 「銜えろ」

生き生きとした表情で嬉しそうな岩城さんに、香藤くんと一緒になってドキドキしながら、息を呑みました(笑)。ネコなんだけど、でもやっぱり、とっても牡なんだよなあ・・・と妙に感心したりして。

☆ ご自分で下のお口(笑)を馴らす岩城さん

当然ですね。香藤くんを縛っちゃった以上、前戯というか準備というか、自分でやらないとね(笑)。今さら照れもしないし、別に初めてでもないだろうし(怪我した香藤くんの上に自分で乗っかったこともある人だからねえ)、欲しければあたりまえだと思います。いいなあ、幸せ者だね、香藤くん・・・!

(岩城さんのひとりえっちフルコースをいつか見たいというわたしの悲願に、一歩近づいた気がするぜ・・・!)

☆ 香藤くんのペニ●から名残惜しそうに

唇を離す岩城さんの、お鼻の先のしずく。汗?唾液?先走り?・・・気になって気になって、もう(爆)。

☆ 香藤くんの首筋を伝う唾液を舐め取りながらキスへ。

流れるような一連の技には、もう感嘆するしかありません(笑)。こんなスゴイことできる奥さん持ってたら、香藤くんが翻弄されまくるのも当然だよね(笑)。翻弄されて素直に反応しちゃう香藤くん、本当に可愛い。岩城さん、もうホントに、香藤くんが可愛くて可愛くてしょうがないんだろうなあ、と思うよ♪

☆ そうして本番・・・

個人的にはわたし、香藤くんにMの気はないと思います(笑)。愛する人になら何をされてもいいって思っちゃうのは、それはマゾじゃない(笑)。ま、岩城さんがそう思いたいなら、いいけどさ。「岩城さんが元気でいるのが、自分の元気の素」って言う香藤くんの台詞は、ご家族を持っている方なら、誰もが納得するんじゃないかな。大切な配偶者や子供の病気に直面して、普通に元気で生活できる人はいませんもの。

☆ えっと、あの・・・言ってもいいですか?

香藤くんに乗っかってる岩城さんの、全身ショットが二コマあるんですけど、大きいほう、問題ですよね? ・・・岩城さんの●ニスはどこ?(爆) いや、すみません;; でもほら、小さいほうのショットにはちゃんとあるからさ・・・(爆)。

☆ 香藤くんの髪に触れている岩城さんの手♪♪♪

☆ 無邪気に喜ぶ香藤くん。

ホント、このお話を読んで、ひょっとして初めて(・_・)で、香藤くんの魅力にねじ伏せられた感じです。いい男すぎ。可愛すぎ。

・・・なんだか結局、すごい長くなったなあ;;


■エマージェンシー・ドアー■

このお話、雑誌掲載時とほとんど別物って言ってもいいくらい、加筆・修正がありましたよね。それについて、ちょっと違和感を抱かなかったって言ったら、うそになるけど。。。でもこれが、先生の描きたかった最終バージョン(に一番近いもの)なんですよね。だから、「GOLDではこうだった」ってコメントは、あんまりしてません。

(ちなみにみなさん、雑誌バージョンはそのうちすごい貴重品になると思うので、大事にしましょうね♪)

扉絵の岩城さんにまず注目。っていうか、岩城さんしか見えません。久々にわたしの趣味ストライクど真ん中の表情!!! ただし穴があくほど見つめても、下半身がどこにあるのかわかんなくて、ちょっと悩ましいです(笑)。

焼肉屋さん?にいるご夫婦と小野塚くん。

宮坂くんを避けたいからと協力を要請されて、事情を知らない小野塚くんは、ちょっとむっとします。(「俺も若かった」「昔ね」っていう岩城さんのオヤジな台詞は、微妙~に萌えです。でもその服装、ちょっと・・・?) 香藤くんの剣呑な雰囲気を見れば、結局、事情を話したも同然なんだけど。香藤くんには笑顔が一番似合うけど、でもこの不機嫌な、怒りをはらんだ顔、かっこいいよねえ。

宮坂くんが何かやらかしたことを察して、彼を訪ねる小野塚くん。・・・正直言って。ここまでの小野塚くんの行動パターン・思考回路と、後のクライマックス直前での行動って、ちょっとキャラがずれてると思いますけど、まあ、それは置いといて。

ポイントは、宮坂くんの情けない台詞だよねえ。「何も俺を止めなかった」って、いい大人の台詞じゃねえよな(あ、しまった、つい言葉遣いが)。誰かを好きになって、片思いに煮つまるのはわかる。一時の勢いで、してはいけないことをしてしまった馬鹿さ加減も、まだわかる(←これを思いとどまってこそのホモ・サピエンスだと思うけどね)。

でも、せめて、自分の行動に責任くらい持てよ!おい!

・・・というわけで、ここでは「サイアク」と言い放った小野塚くんに同感だぜ。

で、小野塚くんの『計画』になるわけですが。

「岩城さん、抱かれる専門ですか?」

・・・いやあ、なんてナイスな質問なんだ(笑)。日本一のバリネコ相手に、これ以上の直球はないよな(爆)。きっとこれ、芸能ニュースを追っかけるすべてのジャーナリストが一度聞いてみたくて、でも絶対口にできない質問だと思うけど・・・(笑)。

岩城さんの間抜けな反応も、可愛すぎ~。「そんなこと知ってる」はもちろんですが、「うちの性生活」って・・・岩城さん、普通の人はそんなこと口にしないもんだよ(笑)。香藤くんを一言褒められるだけで、(小野塚くんの手の上で転がされてるって;;)頬を染めて言いなりになるあたり、あんまりウブすぎてハラハラします。岩城さん、バカすぎ。可愛いすぎ。

肝心の『計画』の内容だけど・・・どうだろう?

たとえ強姦(未遂)魔が相手でも(笑)、自由を奪ってレイプするって脅すっていうのは、立派な犯罪です。この小野塚くんの台詞を読んだ途端に、一気に頭が冷えてしまったのは不可抗力(苦笑)。それに岩城さんが同調するとは思わないけど、後味の悪い展開だなあ、と思ってしまいました。

(ま、わたしは脇キャラには興味がないので、小野塚がどれほど性格の悪い人間でも、どうだっていいんですけど。でも、香藤くんが一目置く友人なわけだからなあ・・・。こういうこと、言ってほしくなかったです。)

パジャマ姿で脚本を読んでいる岩城さんも、クッション抱えてる香藤くんも、可愛いよね・・・と思いつつ、お話は佳境へ。小野塚くんの部屋で、岩城さんは宮坂くんと対峙することになります。

(GOLD掲載バージョンとの比較は避けるって冒頭で申し上げましたが、これだけは言わせてくれ!・・・「さァ 行くとこまで行けや」ってのは、残してほしかったなあ。コミックスの小野塚くんはもう性格違ってるから、仕方ないけどね。)

岩城さんの長い台詞。何て言うんだろう・・・きっと宮坂くんに何をどう伝えるか、考えに考え抜いて来たんだろうな。

慎重に言葉を選び、香藤くんとの関係を説明する台詞を、何度も反芻してきたんだと思う。冷静に、宮坂くんの思いを認める度量があるのはさすがって感じなんですが、でもやっぱり、この場面にはそぐわないほど、理性的だよね。。。いっそ、理屈っぽいくらい。岩城さんがオンナに見えてる宮坂くんにはきっと、「その程度の気持ちで俺達に手を出すな!!」っていう怒号のほうが、ずっと堪えたんじゃないかなあ・・・。

そこへ、香藤くんを連れて小野塚くんが戻ってきます。

ここは、すごく好きかもしれない。岩城さんが、宮坂くんといるのに激高して殴りかかる香藤くんも、それを止めて抱きかかえる(マリアモード入った)岩城さんも、ここは行動が自然なんだ。だから、説得力があるよね。(個人的には、ぜひとも香藤くんに宮坂くんを殴らせてあげたかったです、ハイ。男同士の喧嘩って、殴り合いしたほうが後腐れがいいことってままあるからね。)

で、「こいつも乱暴なことをしたこともあった」・・・と言う岩城さんの台詞ですが。

非常に、利己的なことを申し上げてもいいですか?(笑) もちろん、これは『ワン・クール・ポルノ』での、あのレイプを差しているわけだけど。やられた!!!・・・と思ってしまいました。原作者の先生を相手に、やられたもへったくりもないけど(苦笑)。

そう、そうなんだよね。あれは、(今の宮坂くんと同じように)煮つまった恋心とリビドーにイカレた若き日の香藤くんが暴走した、レイプ(=同意のない性行為)なんだよね。それを岩城さんが、(とある事情があって)持ち出す・・・という小説を書こうと、目論んでいたのですが、この台詞で、その野望(ってほどのものでもないけど)はついえました(笑)。

でも、あれは確かに暴行で・・・(すでに香藤くんに心が傾きつつあった)岩城さんが、結果的にそれを赦した、というだけの話で。だからこそ、二人の物語を語る上で欠かせないエピソードだと思います。それがこの場面で出てきて、すごくよかったなあと思う。ドキリとしたけどね。

ちなみに>>

あのときの香藤くんが、岩城さんのプライドを無視してはいけない、と考えたわけじゃないと思うんです(それは惚れた欲目だよ、岩城さん・・・笑)。でも彼は、岩城さんが好きで好きで、どうしても自分のものにしたくて、まさに全力でぶつかってきた。岩城さんを手に入れられるなら何でもする、という実にシンプルなひたむきさがあった。性格だけじゃなくて、若さゆえかもしれないけど。だからこそ、岩城さんの頑なな心を揺り動かすことができたんでしょう。

(たとえ宮坂くんが同じ資質を持っていたとしても、今の岩城さんの心は傾かないから、フェアな比較じゃないよね。)

で、リバなんだよなあ~。

「いいな 香藤」っていう岩城さんの当然のような台詞に、うっかり笑ってしまいました。いやね、リバはいいんです(ホントだよ? 自分が書くのに苦労するってだけで、このご夫婦のリバ自体がいやなわけじゃないんだよ?)。問題は、なぜ、ここで岩城さんが香藤くんを抱くことが、この「横恋慕」騒ぎの決着になるのか、わからないってことで。

いろいろ考えたんだけどね・・・やっぱり、わかりません(笑)。お互いが真剣だってことを分からせるのに、人前でセックスする必要があるのか?(笑) そりゃまっとうな考え方じゃないぞ、岩城さん・・・!

ま、理屈じゃないんだよね、きっと。岩城さんの行動のロジックが理解できずに頭を抱えていたわたしに、某友人は、「まあしょうがないよ、春抱きだもん」と慰めてくれました(笑)。うう~。

そんなわけで、二人きりになった途端に怒りを爆発させる香藤くん、実にいいですね。岩城さんにのしかかる全裸の香藤くんの、はちきれそうな筋肉の緊張感に、ちょっと目眩が(笑)・・・なんかわたし、香藤くんの身体ばっか褒めてない・・・(爆)?

でもどんなときでも、香藤くんは岩城さんの身体に負担かけないんだよね。岩城さんはいつでもどこでも(笑)、当然のように香藤くんの上に体重かけてペッタリ座るけど、香藤くんはちゃんと、ソファに膝をついてるんだ。こういうの、すごい萌えなんだよなあ♪♪

そんなわけで、大団円。

岩城・香藤邸を訪れる小野塚&宮坂コンビを迎えて、にこやかな 奥さま 岩城さん。その脇で、すっげ~~~不機嫌そうに、えらっそ~~に腕組んで客を睥睨してる香藤くん・・・いやもう、何て言うの? かっこいいんだけどさ(笑)。前日、不本意にも、岩城さんに組み敷かれてかわいく喘ぐとこ、見せちゃったから(笑) それを払拭するために、一生懸命コワイ顔してるように見えてしまって。。。

亭主の沽券復活させなくちゃ!って感じ?(笑) ま、そうやって無理にがんばってる気がして、よけいに可愛いなあと思ってしまいました。ちゃんちゃん。

EDIT  |  13:06  |  『春抱き』コミックス  |  Top↑

Sat 16/02/2008

黒羽と鵙目 (花郎藤子)

※2007年4月8日の裏ブログ「夢と知りせば」から、この記事を移植しました。再録だけで、ほとんど加筆・訂正されていません。




黒羽と鵙目〈5〉 (花丸ノベルズ)黒羽と鵙目〈5〉 (花丸ノベルズ)
(2004/01)
花郎 藤子

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珍しくも、BLレビューです(笑)。

花郎藤子さんのBL小説「黒羽と鵙目」(イラスト=石原理さん)を、5巻まで読みました。おととしの春にまとめて買ったものの、その直後に読み始めた『春抱き』にすっかりはまり、本棚の隅っこに放置されていた本です(笑)。現在は、7巻まで出ているらしいです。


+++


ストーリーは、いたって単純明快(笑)。

横浜をしきるヤクザ・黒羽組の組長、黒羽斉彬と、腕っぷしの強い美貌の鵙目隆之は、かつて少年院で知り合った。孤高で誰にも与しない鵙目を、黒羽は圧倒的な力で押し倒し、自分のものにする(ちなみに強姦です、犯罪です)。

・・・というのがなれそめ。

時は流れて、ふたりは30歳を過ぎたところで再会。ワケあって、黒羽組に敵対する暴力団に関与していた鵙目は、その組の離散にともなって黒羽に拉致監禁され、そのままずるずると・・・。いや、結局、好きなんですけど(笑)。

反発しつつ、ときどき逃げ出しながらも、最後は黒羽の傍若無人な魅力に抗えず、諦念も交えて、一緒に(本人としてはつかず離れず)生きて行くようになる鵙目。っていう構図ですね。


+++


BLヤクザものにありがちなパターンのひとつ、ではあると思います。

豪快で不遜で、世の中怖いものなしの野獣みたいな攻め(笑)。当然ながら、絶倫で女にもてるもてる(こんなに無神経なのに、笑)。強引で、とにかくとんでもないヤローですが、恥ずかしげもなく、あふれるほどの愛情を注ぐってタイプ。。。

(たとえば「最凶の恋人」もそうですね。)

そう、だから黒羽はある意味、BLの攻めキャラの王道を行ってますね(笑)。ワルの王子さまなんだよね。だからカッコいいけど、平凡なの。(ただし、彼の底抜けの明るさは、この手の俺様攻めには珍しいかも?)

対する鵙目は、いろんな意味で非・典型的受けキャラ(笑)。

ケンカがめっぽう強く、黒羽に依存しない、甘えない、馴れ合わない。黒羽に対してだけ「女」になるけど(と自分でもそう言ってる)、腐れ縁の彼女がいるし。面倒見がよくって、義理人情に厚くて、その辺で拾ってきた10代のガキの擬似・パパもどきをやってる(笑)。おまけに薄幸の姉に、やや近親相姦的なほどの献身を見せる。

う~ん、おもしろい男だな、鵙目よ(笑)。


+++


5巻までの「クロモズ」に、アマゾンのレビューみたいに星をつけるとしたら、わたしは★★★つけると思います(笑)。

(ちなみに言うまでもないですが、『春抱き』は常に★★★★★ですよ。当然。『春抱き』関連で★を減らしたことがあるのは、例のがっかりDVDだけです。)

黒羽と鵙目の関係は、けっこうオトナでいいんです(笑)。35歳くらいの設定なので、あたりまえかな~。自分の食い扶持も稼げない、世の中を知らないコドモが好いたの惚れたのって、恋にうつつを抜かすBLはキライなので(というかバカバカしくて読めない!)、このくらいオトナでちょうどいいです(笑)。

でもなんか、希薄なんだなあ(苦笑)。

性描写がさらっとしてるのが、いけないわけじゃないんです。一種の抑えた色気があるので、それはそれでいいと思う(笑)。ある意味、奥ゆかしいというか(笑)、ガンガンこれでもか、って描写すればいいものじゃ、ありませんものね。

問題はそこじゃなくて、ふたりの思いが・・・なんというか、お話のほかの登場人物に、彼らのエネルギーが、吸い取られちゃってる感じ?(笑)

落ち着いた夫婦っぽいノリなら、それでもいいかもしれない。でもどっちかっていうと、不良息子・娘に生活を引っ掻き回されて、そっちに気をとられて、肝心の夫婦の関係が「お父さんとお母さん」メインになっちゃってる・・・って、そんな気がします(爆)。


+++


もちろん、ここで言う「不良息子・娘」ってのは、彼らの本物の子供じゃないですよ(笑)。鵙目が、なんだか親みたいにせっせと面倒を見てる、鳩子とマサルっていうどっちも20歳前のガキ。・・・これが、問題でねえ。

「クロモズ」に惚れられるかどうかは、この二人のガキが次々と起こす騒動を、「あはは、しょうがないなあ、もう♪」と好意的に受け止められるかどうか、ひとえにそれにかかってくると思います。きっぱり。

(わたしは、わかると思いますが、全然ダメです。拒否反応起こしてます。)

鳩子は家出娘で(親が警察の偉いさん)、奔放といえば聞こえはいいけど、とにかく非常識でマテリアルでしょうもないトラブルメーカー。マサルはまあ・・・ひどい言い方をすれば、人生なにをやっても上手くいかない、ダメダメ負け犬少年(苦笑)。鳩子ほど狡猾じゃないけど、でもやっぱり、あっちこっちで事件を起こしてくるのね。

彼らが、単にお話のスパイス程度じゃなくて、クロモズのメインストーリーをなしてるんだよねえ。これが、いちばんの問題だと思います(笑)。

前述のとおり、読者がこの二人を「どうしようもないやつらだけど、かわいいなあ~」と思えるなら、クロモズは楽しいと思う。どきどきしながら、読めると思う。一種の擬似ファミリー・ラブコメとして、笑って読めると思います。

EDIT  |  12:46  |  BL小説(作家は~わ)  |  Top↑

Sat 16/02/2008

春を抱いていた 7巻

※2005年に書いたレビューの再録です。少々加筆・訂正あり。





「冬の蝉」オーディションの行方は・・・

春を抱いていた 7 (7) (スーパービーボーイコミックス)春を抱いていた 7 (7) (スーパービーボーイコミックス)
(2007/03)
新田 祐克

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まずは、絶叫させてください。

きゃ~~~~~っ!!

今朝(2005年10月25日)メールで、「春抱き」CDシリーズ6が発売になると教えていただきました(Mさま、ありがとうございますv)。

その一行を読んだ瞬間の私の興奮ぶりを、どう説明したらいいんでしょうか・・・。突如顔がにやけ、理性を失い、自分がどこにいるかを忘れて、秘書さんのところまで駆け出し・・・はさすがにしませんでしたが、するかと思いましたね~(笑)。

そう、私はかなり危険な状態だったと思います(笑)。

周囲に日本語のわかる人間がいたら、きっと肩をガシガシつかんで、

聞いてよ!岩城さんがね!

っと、訳のわからないことを口走っていた・・・かも、しれません。ああ、職を失わなくてよかった。・・・と、私の異常な反応なんかどうでもいいですね。

問題はCDです。

本編6本目、ということは、コミックス7巻です。浅野くんふたたび登場!と某パステルコレクションさまのサイトにありましたから、間違いありません(笑)。9巻と並んで、私のもっとも愛する7巻。それが音になるということで(というのは口実ですが)、7巻の感想を、今頃アップすることにいたしました。


+++++


スレてない子供のような真っ直ぐさが身上の香藤くんも、そろそろ落ち着く27歳。美人の奥さんをもらったことだし(笑)、がんばらなくちゃ!というわけで・・・7巻では、一皮剥けてたくましくなった香藤くんが、とにかくカッコいいです♪


■チャコール・フィルター■

このお話、すごーく好きなんですけど、同時に、私としては一番問題?のある回でもあります(苦笑)。好きだから困る。何が困るかというと、

岩城さんが、とにかく乙女!!

なんですよね(笑)。

(2008年加筆・・・今のわたしなら、乙女な岩城さんで悩みません。ふふふ。)

7巻全体を通じて言えることなんですが、このあたりの岩城さんは、ある意味かわいい、かわいい新妻に徹しています(笑)。一途で美人でえろくって、稼ぎがよくてダンナさまにメロメロっていう、最高最強の奥さま

ですが(笑)・・・そんな彼を不純な目で見ている私も相当腐っていますが・・・でも。

あえて言いましょう!(えらそうにすみません)

たとえば2巻や3巻の頃の、男のプライドも意地もあって、かわいくないところがかわいい、一筋縄ではいかない、おっとこ前!な岩城さん、懐かしくなりませんか??(笑) ただ愛されるだけの可愛い子ちゃんに、ちょっとなってしまってる感じの回、ということで。・・・暴言ですか?(笑)

お気に障ったらごめんなさい。でも私、どんな岩城さんも盲目的に愛していますvv

えーと、それはともかく(笑)。

ストーリーはまず、新婚旅行の留守中に空き巣が入ったと聞いて、カリカリする岩城さんから始まります。何かが盗られたかどうかではなく、侵入者が自分のプライベートな空間を穢したことをいやがる岩城さん。この気持ち、わかりますよねえ~。

なだめる香藤くんのほうは、ほんと、いかにも男だよなあ、って感じの反応(笑)。いい意味で、鈍感で合理的なんです。彼は、「何も盗られなかったから、別に大したことないじゃない」なんですよね。この性格のちがい、とても象徴的です。

で、お約束の展開(笑)。

ここのあまりに濃いらぶしーんは、ちょっと言葉では説明できない。したら野暮(笑)。春抱き史上でも、歴代ベスト3とかに入りそうな惑乱のえろさです(それでも私の一番♪は「剥奪者」さ)。

なにしろ新妻☆岩城さん、香藤くんの手管にあっというまに陥落してますから(笑)。っていうか、手管なんていらないかも。。。ちょっと旦那サマに触れられると、それだけでもうめろめろ。いとも簡単に、えろスイッチが入っちゃいます。

ああ、新婚旅行中ずっと、こういうふうに愛されたんだねえ(遠い目)。。。

っていうかここの岩城さん、全身もう色っぽすぎ!!

しどけなく横たわるその誘う姿に、見ているほうがたまらず、垂涎の大興奮です(おいおい)。マジ、この数コマから漂う色香は、半端じゃないです(笑)。香藤くんをソファから押しのけて、岩城さんに飛びかか・・・じゃなくて、壮絶に色っぽいこの人を、自分で堪能したくなりませんか(え、私だけ?)。

ああ、香藤くんになりたい。

こんな状態の岩城さんを間近で見て、っていうか、好き放題に(笑)つるつる、なでなで触らせてもらって、それでもって

「なかなか声出さないなあ」
「意地でも鳴かせたくなってくるなあ」

とか(爆)。のんびり?言ってる香藤くんの鉄壁の理性(大爆笑!)に、ホントに脱帽です。香藤くん、余裕でえろモード全開なんだもん。羨ましいぜ。っていうか、ちくちょ~見せつけるな~(笑)。

ソファえっち♪もスゴイことになってるけど、やっぱり一番の衝撃は、「この体位だけは一生ないと思った」っていう、岩城さんの爆弾☆問題発言でしょう(笑)。そっか、それって想像したことあるってコトか・・・と、思わず感心しませんか。

(ま、お二人とも元AV男優なんですけどね。)

・・・と、ここまで煩悩爆走して(ごめんなさい、ちゃんと真剣な箇所もあるんですよー)、ふと気づきました。

この壮絶に色っぽいえっちシーンを、どうやって声だけで演じるんだろう、って。とにかく、森川さんの声で聞いてみたいって、ず~っと考えているのですが。ひょっとして、この番外編っぽい「チャコール・フィルター」ごとごっそり、CDから抜けてるかもしれない、と。

そんな・・・顔面蒼白。もうしそうだったら、私は間違いなく、CDを聞きながら悔し涙にくれると思います。マジ。

(2008年追記・・・これ、杞憂でしたね♪)


■今そこにある危機■

これも、番外編っぽいですね(笑)。

岩城・兄の突然の来襲に、ひとりでけなげに耐える香藤くんが、とにかく可愛い。着てる服も、めちゃくちゃかわいい!(笑)

廊下の隅でうずくまって、こっそり岩城さんに電話するところ、あまりの愛しさにめまいがします(笑)。みずからを「かわいいお嫁さん」って言えちゃう、そんな彼のキャラが愛しい。このおふたりの、何気ないほんわかした新婚家庭ぶりがすごく好きです。おでこくっつけてじゃれてるの、いいなあ。うっとり♪♪♪

・・・これもCDで聞きたいですが、無理かなあ?


■シックス・ナイン■

タイトルを見ても、春抱きファンは動揺しないでしょうね~。おふたりの場合、そんなのとっくにやってるじゃん、って感じだから(笑)。

佐和さんちの家庭の事情がテーマなので、見落とされがちですが(私は雪人くんネタが苦手なので・・・これについては別の機会に)、私はこれ、岩城さんファンには絶対!見逃せない回だと思ってます。

だって、佐和さんのあまりに濃い告白に圧倒されて、影が薄くなってるけど。岩城さん、すっごいこと言ってますよね。この人に、「受け身であることに逃げ場なんてありません」って言われたら、誰も言い返せないでしょう・・・(笑)。

「人間なんて生きてりゃほっといたって汚れる」
「俺は今香藤に愛されて・・・」

などなど、岩城さんの長~い真摯な台詞が続きます。どシリアス、ですよね。その脇で、ドキドキ百面相してる香藤くんも可愛いのなんのって(笑)。

雪人くんの立場に自分を重ねる岩城さん。彼の人生観、恋愛観がわかる、貴重なシーンだと思います。・・・本当にすごいよね。

おまけに、珍しく自分から夜のお誘い☆

しかもその決め台詞が、「胸焼けなんか、俺の身体舐めてたら治るんじゃないのか」って・・・わお♪ もちろん、モリモリの声で絶賛☆妄想☆再生中・・・ですが、これも、ひょっとしてカットされてるのかも・・・?


■ダブルキャスト■

やっとダブルキャスト・・・この巻のメインまで来たよ・・・(遠い目)。

岩城さんが愛読する時代小説、「冬の蝉」の映画化が決まり、主役・秋月景一郎役のオファーを受けた岩城さんは有頂天。珍しく興奮する岩城さん、かわいいです。薦められて、「冬蝉」を読み始める香藤くん。。。

ここでは、真夜中まで夢中になって本を読む香藤くんに気づいて、声をかけずに静かにドアを閉める岩城さんの、とろけるような甘い表情に、まず倒れました。ええ、強烈にきれいです、これ。ちなみにふたりとも指輪してて、すっごいうれしいvvv

香藤くんは本に感動し、相手役の草加十馬を演じたいと熱望します(岩城さんのベッドでポンポン跳ねてる香藤くん、かわいすぎだろ~)。

でも彼は、当初「冬蝉」出演の打診があったのに、それを蹴って、アジア進出プロジェクトに乗り出していました。一度は断った仕事を、今さらやりたいという香藤くんのわがままに、事務所は激怒。香藤くんは背水の陣で、「冬蝉」オーディションに臨む・・・というわけですね。

香藤くんの、俳優としての意地とプライドが全開です。

そりゃあねえ、脚本をちゃんと読みもしないで断った、香藤くんがいけないんですよ? でも、ねえ。おそらくその段階ですでに、秋月役を岩城さんに、ってのはわかってたと思う。事務所がそれを知らせてたら、こんなこじれる前に、何とかなったんじゃないかって思います。事務所サイドは、(岩城さんの事務所と同じ発想で)

「ホモで時代劇で相手役が岩城京介? 冗談じゃない!!」

・・・だったかもしれない、と邪推してます。あくまで邪推です・・はは。

それで、オーディションに向けてしばしの別居、香藤くんのヘアスタイル・チェンジ、オーディション会場での浅野くんとの再会、となるわけですが。。。

末期症状の岩城さんファンの私は、ここでもやっぱり、岩城さんのファッションから目が離せません(笑)。「俺たちはもう・・・ふっ夫婦なんだぞ!」(ああ、この台詞はきっと森川さんの声で聴けるのね~しあわせ)っていうときの、ちょっと昔風のファッションもすごい好きだけど、でもやはり(笑)。

なんといっても、オーディション会場でのスーツでしょう!!

かっちりしたダブルのスーツ(彼ダブル多いですよねえ・・・ほっそりシングル似合うと思うけどなあ)と、結婚指輪。岩城さんのマリッジリングに、少々フェチに近い執着を感じている私には、とにかくあまりに麗しいお姿(笑)。もう、くらくらしっぱなしです。。。

禁欲的な堅いスーツが、いっそういけない妄想をあおります。。。◎★♪!!☆●☐▲!!♪☆!

香藤くんの決意と、夫婦であっても干渉できない領域があることを思い知らされた岩城さんの苦悩・・・ドラマティックでせつない。でも、最後はやっぱり、久しぶりのえっち(笑)。こういうのも、納まるところに納まった、って言うのかしらん(爆)。

やってくれますよねえ、車庫で、車のボンネットで

・・・うう~ん。どこぞのインタビューで、香藤くんが言ってた「すっごい燃えた意外な場所」というのは、これのことかもしれない、と思っているのは私だけではないはず(笑)。同志のあなた、メール待ってますよ~♪

EDIT  |  11:25  |  『春抱き』コミックス  |  Top↑

Mon 11/02/2008

ブロークバック・マウンテン

ましゅまろんどんの独断おすすめ度=★★★★★


ブロークバック・マウンテン プレミアム・エディションブロークバック・マウンテン プレミアム・エディション
(2006/09/22)
ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール 他

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映画のレビューを書くのは、たぶん生まれて初めてです(笑)。DVDで繰り返し見てチェックしまくったのならともかく、映画館で一度見ただけ。日本と違って、パンフレットなんて売ってませんしね。だからホントに記憶が頼りなのですが、とりあえず思ったことを綴ってみました。

ちなみに、思いっきりネタバレを含みます。これからご覧になるつもりの方は、絶対に!読まないほうがいいです(笑)。


■いい映画なんだ、ホントに■

切々と静かな映画、というのが第一印象。

淡々と、あっさりしすぎているくらいなのに、胸に迫る哀しさ、やりきれない思いに圧倒されました。久々に、いい映画を観たなあ、と思ったよ~。何しろわたしは、アメリカ映画(とアメリカ英語)がキライ、ウェスタンとカントリーがキライ、砂と埃がキライ・・・という、どうしようもない偏った人間です(笑)。そのわたしが、静謐な感動に言葉を失ったくらいだもの(笑)、かなりインパクトがありました。さすが、アン・リー監督(←大ファンです)。


■おはなしの始まりは■

1960年代のアメリカ・ワイオミング州。

ジャック(ジェイク・ジレンハール)とイニス(ヒース・レジャー)の一文無しの若者ふたりは、ブロークバック・マウンテンで羊追いの仕事を得ます。見渡す限りの大自然。はてしなく美しいけれど、同時に過酷で孤独で、そして退屈な環境で、ひと夏をともに過ごすことになる二人。無愛想で口下手なイニスと陽気なジャックは、そんな中で少しずつ打ち解けていきます。

親しくなっていくと言っても、独り言のような会話をボソボソ交わすだけ。粗野で、素朴で、無骨で。でもお互いにとって気持ちのいい距離感を確立していく過程が、丁寧に描かれています。


■運命の夜■

そんなふたりの関係は、ある夜、唐突に変化を遂げます。野営のテントの中で暖を取るふたり。寒さに震えるイニスの手を取って、自分の身体に引き寄せるジャック(さて、どこでしょう?)。その意味するところに驚愕し、ジャックを跳ね飛ばすイニス。真っ暗なテントの中で、無言の葛藤(っていうか格闘)が続きます。

恐慌を起こすイニスに、「いいんだよ」とジャックが囁く以外は、ほとんど会話はなく、ふたりの激しい息遣いだけ。そして、貪るようなキスと、嵐のような始めてのセックス。うつ伏せのジャックの下半身をむき出して、イニスが後ろから犯します。

・・・間違いなく合意なんだけど、色恋もロマンスもあったもんじゃない(笑)、あっという間の出来事。獣の交尾って感じ(苦笑)。

翌朝、イニスは自分のしたことに愕然とし、怯えます。それを慎重に、さりげなく支えるジャック・・・「俺はホモじゃない」と呟くイニスに、「俺だってそうさ」とジャックが返します。

そしてしばらくは、ふたりの蜜月(と言っていいのなら)。といってもイチャイチャするわけでも、愛を囁きあうわけでもない。でも、お互いの存在を唯一無二のものに感じてることが、なぜかわかるんだよなあ。これが彼らの人生でもっとも輝かしい、もっとも幸せな時間になります。


■あまりにも、あっけない幕切れ■

夏の終わりに山を下りると、もうふたりが一緒にいる理由はない。言うべき言葉を持たないふたりは、「じゃあ」とぎこちなく呟いて別れます。去っていくジャックの車を見送って、焦燥と憤怒と後悔に崩れ落ち、壁にあたるイニス。彼が思いがけないほどの激情を抱えていることが、わかります。

その後イニスは結婚し、子供も生まれて、貧しいけれど(それなりに)平凡で幸せな生活を送り始めます。一方でジャックは、テキサスでロデオの仕事。ブロークバック・マウンテンでの出来事は、幻のように思えたのですが・・・。


■再会■

ある日思いがけず、イニスのところにジャックからの葉書が届きます。

有頂天になるイニス・・・ふたりは四年ぶりに再会します。お互いの姿を見とめた途端、すがるようにひしと抱き合い、物陰で飢えたキスを交わすふたり(このシーンすっごい好き)。そんな夫の様子を、イニスの妻は目撃してしまいます。久しぶりの友人なので飲みに行く、今晩は戻らないかもしれない、というイニス。

妻は複雑な思いで見つめるのですが、ジャックとの再会に浮かれているイニスは気づきません。ふたりはモテルの一室で、当然のように抱き合うのでした。

それ以降、ジャックとイニスは年に何度か、釣りに行くと口実をつけては密会するようになります。それはジャックが結婚して家庭を持ち、イニスが離婚しても、変わらず続けられました。ふたりにとっては、大自然の中で誰にも邪魔されずにゆったりと一緒にいることが、人生でいちばん重要なことだったので。

淡々とした描写が続きます。

妻を、家族を裏切り、世間を欺いて生きているんだけど。ふたりに、それに対する罪悪感はほとんど感じられなかったけれど。でも・・・どれほど望んでも一緒にいられないこと自体がすでに、十分「償い」なのかもしれません。(と思っちゃうわたしは、ちょっと女性に冷たすぎるかもしれない。あはは;;)


■見果てぬ夢■

ときどきジャックは夢のように、ずっと一緒にいたい、と言います。おまえが側にいないと頭がおかしくなる。耐えられない。ふたりで農場を経営しよう。こうやってたまに会うだけじゃなく、生涯をともにしたいって。それを言うときの瞳がね、なんともせつない。

無骨な人たちのことなので、訥々と、あくまでそれらしいことを、ほのめかす感じなんだけど。でも、口には出さないけれど、そのためなら家族も仕事もすべて捨てる、という覚悟が感じられます。

一方のイニスは、男同士のこんな関係がばれることを、極端に恐れています。社会の常識(もともとマッチョで保守的な土地柄、しかもホモだゲイだと知られればリンチに遭いかねない風土なので)から逃れられない彼にとって、ジャックは失いたくなくても、ジャックの言うことは、夢物語にしか聞こえないんだね。。。

ある意味、黙って一緒にいるだけで満ち足りてしまう、口下手なふたりだからこそ。そんな葛藤を抱えたまま、20年も連れ添って来れたのかもしれません。パラドックスだけど、ふたりの関係をきちんと話し合う、もっと「恋愛」っぽい関係だったら、とっくに破綻していたのかもしれません。


■最後の逢瀬■

別離は、唐突にやってきました。いや、終わりのつもりは、なかったのかもしれないけれど。

一緒にいたい。
いや、それは無理だ。

・・・珍しく激しい喧嘩をして、ジャックが叫びます。「別れられるものなら、とっくに別れてるさ!」(というのはわたしの意訳です。実際には、「I wish I knew how to quit you!」と言ってました)。20年つきあってきてこれかよ、って目が、全身が言ってるんだよね、ここ。

これをね・・・なんて言うのかなあ。

口ひげを生やしたおじさんになったジャックが言ってるのが、すごくいいなと思いました。彼の言ってるのは、女のヒステリーとはちょっと違うんじゃないかなあ。お互い、一緒にいるのがいちばん幸せだってわかってるのに。それを実現する方法を考えるのではなく、ひたすらその現実(同性の恋人との関係)から目を背けているイニスが、もどかしいんだね。

その気にさえなれば、そのための努力さえすれば。目の前の手の届くところに、幸せはあるのに、って。好きだからこそやりきれないし、激怒もするんでしょうね。

手に余る葛藤を抱えるとパニックを起こして暴れるイニスは、ここでも混乱して崩れ落ちます。どれほど、愛想つかしをしたつもりでも。やっぱりジャックは、そんなイニスを抱きかかえて、宥めるんだよね。

「わかったから。大丈夫だから」

・・・そうやって長いこと、イニスを支えてきたんだろうな。

結論を出せないまま去っていくイニスを見送りながら、若き日の・・・あのブロークバック・マウンテンで過ごした輝かしい夏のことを、ジャックは思い出すのでした。

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