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Sun 29/06/2008

Stand on Vessel 完結編 (春を抱いていた・49)

■総論(笑)■

えっと・・・今回のお話を読んで、まずいちばんの感想。

本当に幸せだね、岩城さん。

人間40年近くも生きていると(笑)、自分の身に降りかかるさまざまな出来事は、自分のこれまでの生き方や考え方、というか「生き様」かな。してきた努力や苦労、価値観や運の良し悪しを、多かれ少なかれ反映するものだよなあ、なんて。そんなふうに思うことがあります。

もちろん、わたしは未熟なひとりのオタクにすぎないので、「おまえ如きが人生を語るのか!」って、嘲笑されちゃうかもしれません。身の上に降りかかる事象の中には、個人の力ではどうしようもない過酷な運命もあるのも、少しは知っているつもりです。

でも、今回の岩城さんの人生の転機を見ながら、「今までの岩城さんの生き様が潔いからこそ、こういう落としどころが見つかるんだよなあ」ってね、まぶしいような切ないような、そんな感慨に浸っていました(笑)。

幸せだね、って書きましたけど。

だって結果的には、まさにそうとしか言えないですよね(笑)。蓋を開けてみれば、(たぶん)大手芸能プロダクションを買収して、38歳の若さで社長に就任。所属するタレントさんたちにも、社員さんたちにも好意的に迎えられて、これ以上ないスタートです。

(発砲事件ですら、話題という意味ではマイナスばかりじゃなかったと思う。)

自分自身のキャリアも、まさに絶好調(笑)。思わぬ発砲騒ぎで、ニュースとしてはすっ飛んじゃったけど、日本アカデミー賞主演男優賞をもらった直後ですし。(今後、経営に忙しくて仕事をセーブするのかと思うと、それはそれでちょっと悩ましいでしょうけど。)

そしてもちろん、そのすべてを支えているのが、安定した夫婦の関係ですよね。最愛の香藤くんというゆるぎない、確かな伴侶(←「恋人」というコトバよりも相応しい)がいるからこそ、岩城さんはどんな試練にでも立ち向かっていける。

・・・ね、富と名声と地位と美貌とハッピーらぶらぶ私生活(笑)。

文字通り「すべて手に入れた」状態ですが、でもでも・・・ラッキー要素までも含めてすべて、岩城京介という男の生き様の集大成ですよね。決して、「恵まれてるねえ、キミ」なんてね、そんなタナボタじゃないと思います。

岩城さんが陰日なたのない、謙虚で誠実な人柄であることを、周囲はちゃんと知ってます。正しいと信じたこと、一度決めたことを貫く強さのある人だって、みんなわかってます。今回の「乗っ取り」劇が私利私欲のためではなく、義憤に駆られてのものだったことを、だからこそ、社員やタレントさんたちが信じてくれる。

インタープロの内情を知らないマスコミのバッシングに、岩城さんを守るために立ち上がってくれた人たちには、それぞれ事情があるでしょう。社員は失業したくないし、タレントさんたちは野心があるだろうし。元社長にしたって、当初はバカ息子の罪を被るつもりでいたはずです。

でも、個々の思惑はどうあれ、彼らを動かしたのは岩城さん。ほかの人が乗っ取りを企んだとして、同じ結果になるかどうか・・・それはもう、神様しかわからないけど(笑)。

岩城さんのキャリアも美貌も、そりゃあ幸運もありますが、本人がたゆまず切磋琢磨して、努力し続けたからこそです。

香藤くんの存在だって、同じこと。そもそも岩城さんがそういう清冽な人だから、彼は愛したわけですよね。香藤くん以上に完璧な、理想的なダンナさまが、世の中に存在するとは思えないけど、彼が最上級の男でいられるのは、岩城さんが最上級の女・・・ゴホゴホ!・・・パートナーだから、だもん(笑)。

となると、結論はこうですかね(笑)>>

「しあわせは、結局は自分で手に入れるものである」

そう、青い鳥は、わたしたちの心の中に棲んでいる。だから「しあわせも不幸せも、他人任せではなく、自分で手繰り寄せるもの」(うちの小鳥さん談)なんだよなあ、と改めて今回、思ってしまいました。


■扉イラスト■

すみません、ホントにひと言だけ(笑)。

これ、何をしてるの・・・?

いくらアクロバティックな体位でのえっちに長けた岩城さんたちでも、これはあんまりにも危険・・・とか、うっかり思ったわたしの脳は相当に腐っていますね(苦笑)。

危険をものともしない、陶酔の恋人たち?

落下する直前みたいな俯瞰図に、めまいがするような気もするけど、でも岩城さんと香藤くんが、サーカスの曲芸師みたいにふわふわ浮かんで見えました(笑)。『春抱き』仲間数人からは、衣装のせいもあって、スパイ・・・ボンドな岩城さんみたいだ、という声もあり。

さて、貴女にはどう見えますか?


■狙撃!■

銃声と悲鳴。香藤くんの絶叫。

・・・ええ、岩城さんに社長の座を追われた前社長が、あのトリガーを引いた瞬間、日本アカデミー賞の受賞式典会場は、パニックに陥りました。

岩城さんをがしっと抱きかかえて、香藤くんはとっさのダイヴ。中東ロケで研ぎ澄まされた、人間という動物が持つ、自己防衛本能みたいなもの。それに、突き動かされる感じだったんでしょうね。

もちろん、一瞬の出来事。

岩城さんがはっと気づいたときには、香藤くんはもう、冗談を言えるほどの余裕を取り戻していました。前夜、玄関口で転んだエピソード、その後の岩城さんの甘い「痛いの痛いの、飛んでけ」に、ロケ出発前の「毛」ネタ・・・と、全部きれいに伏線が拾い上げられてて、さすが上手いなあ、と今さらながら感嘆(笑)。

しっかし、前社長の現行犯逮捕(たぶん銃刀法違反による緊急逮捕?)も、そうなんですが。香藤ロミオが岩城ジュリエットを身を挺して守る場面も、その後の岩城さんの青褪めた顔、赤く染まった顔、怒ったり泣きそうになったり・・・ってのもすべて、マスコミのカメラが収めたわけですか(笑)。

というか、日本全国に生中継されちゃったのかな。

テレビで見ていたに違いない岩城家、香藤家の人々の(いろいろな意味での)衝撃を想像すると、なんともいえない気分です・・・てへ。


■記者会見■

よく考えなくても、岩城さんは被害者なんですけどね(苦笑)。

ヘタしたら岩城さんか香藤くん、あるいは両方、あるいはその周囲にいた誰かが、死傷していたかもしれない・・・そのぐらいの状況だったんですけどね。でもマスコミは、岩城新社長に詰め寄ります。

※この会見は、役者・岩城京介オンリーであれば必要なかったけど、インタープロ社長として、何らかの意思表明をする必要に迫られたと、わたしは思ってます。

岩城さんの言ってることは、至極まっとうなことです。だけどみんな、意地悪だなあ(苦笑)。客観的に見れば、やはり岩城さんの事務所買収劇は、ハゲタカ・ファンドが一時的に資産価値の下がった会社をごり押しで手に入れたみたいな・・・そういうふうに見えるんでしょうね。

この岩城さんの毅然とした顔つき、ホントにカッコいいですね。内心に葛藤がないわけじゃないけど、でもそれでも迷わない、まっすぐな覚悟みたいなものが見えます。

まさに、スタンドオン・ヴェッセル!

しかし、わたしの萌えは、固い表情で質問に答える岩城さんをテレビで見守る、怒れる香藤くんでした(笑)。

いつも思うけど、香藤くんってホント口が悪い(笑)。同世代の友人への言葉遣いだけじゃなくって、両親や妹や大学の仲間に対しても、実はけっこうぞんざいな言葉を使ってましたよね。だけど、岩城さんに対してだけは、女子高生みたいなカワイイ口調なんだよね(笑)。

そこがもうね、すっごく好き~♪

なので、テレビを見ながら怒りに震えて、「責めるべき人間、間違えてんじゃねーよ!!」って叫ぶ香藤くんに、ゾクゾクしました。こういう場面で、本来なら客観的に事態を観察することができる、そういう器用さを持っているはずの香藤くんが、これだけ本気で怒るってのがいいなあ、と。

一方>>

元社長もどうやら、なにかを決めたようです。

接見している弁護士の言葉に、わたしはなるほど、と思いました。岩城さんが記者会見で、元社長の経営復帰はないと宣言した理由を、「あれだけ私財を投じたのだから当然」とコメントしてる(笑)。

別にこれ、「わかってねえな~」とは思いません(笑)。ビジネスの世界はそういうものだし、それはつまり、世間はそう見るということでもあるものね。当の岩城さんですら、ボランティアでやったとは思ってないでしょうから、あながち間違ってはいないだろうな(笑)。

それにしてもセンセって、中年(以降)の男女を描くのが、本当に素晴らしく上手いですよね。技術(物理的にオトナを描けない漫画家さんは幾らでもいますので)も然ることながら、脇キャラが立ってることの凄さを、まざまざと見せつけられます。

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Mon 09/06/2008

"Stand-on Vessel" Revisited

※この記事は、「ゆすらうめ異聞」のエッセイ日記「雑想記」(ブログ)の、2008年2月21日のエントリーを、そのままコピーしたものです。そのため内容の半分は、レビューとは関係がありませんが、現実に起きた海難事故をきっかけに、「スタンドオン・ヴェッセル」についていろいろ考えた部分があるので、ここに再録する次第です。よろしかったら、読んでやってくださいね。


+++++


●こんな海難事故が

今どき、なんで起こってしまうのか。。。

特集 イージス艦衝突(読売)

イージス艦、「後進」間に合わぬ速度 回避措置に疑問(アサヒ)

Search after Japan navy collision(BBC)

死傷者が出るかどうかは別として、自衛隊の艦船と漁船などの衝突は、たびたび起こっているらしいです。怪我人がいなければ大きく報道されないかもしれないし、ニアミスなども含めれば、思ったよりも頻発してるのかもしれませんね。

これはわたしの印象ですが、空の事故の場合、実際の被害の有無・規模にかかわらず、もっと大きく報道されるような気がします。たとえ「ヒヤッとしたけど、なんとかなった」というような、危険が回避されたケースでも、原因究明や再発防止のために調査が行われますよね。これと同じようなこと、自衛隊もやってるんだろうか・・・??

船舶や航海法に関して、まったくのド素人のわたしですが。。。今回、痛ましい事故に衝撃を受けた理由は、「数字」でした。ものすごく単純に、船の大きさを比較する数字。報道によれば、

イージス護衛艦「あたご」 = 排水量7750トン、全長165メートル
清徳丸 = 排水量7トン、全長12メートル

これじゃあ、「衝突」というより、「粉砕」という感じがしてしまいます。

大人とこども以上の、お話にならないほど歴然としたウェイトの差に、愕然としました。例えは非常に不謹慎ですが、なんだか幼児の乗った三輪車が、ダンプカーに突っ込まれた・・・そんな感覚に近いものがあります。

わたしの場合、道路・自動車にたとえたものの考えかたしかできませんが。。。

「クルマは常に加害者だよ」

わたしが教習所に通い始めたころ、最初に言われたのがこのコトバでした。道路に出れば、自転車の人もいる、歩行者もいる。車椅子もあるし、乳母車もある。健康な若者が、おしゃべりに夢中になって周りがまったく見えてないこともあるし、杖をついたご老人もいる。せかせか帰途を急ぐお母さんもいれば、ボールを追いかけて飛び出してくる子供もいる。薄暗かったり、急に雨が降り出したりもする。学校のそば、線路付近、大きなスーパーの近く。。。

はっきり言って、ドライバーのほうがどれだけ注意していても、予期しようがない事故もあるし、相手が考えなし、自分勝手なこともある。慎重に運転しても、それでも防ぎきれないこと、ドライバーに落ち度がないケースもあるでしょう。

「それでも、クルマが道路上で強者である以上、加害者になってしまうんだよ」

ひええ~、それじゃいったいどうやって、「絶対に」安全な運転をしろって言うの? ・・・初心だったわたしは、この言葉に震え上がったのを覚えています(苦笑)。実際にはもちろん、完全無欠のドライビングなんて無理ですけど。っていうか、かりに自分が完全無欠でも、なお加害者になる可能性があるわけだから、どうしようもないですよね。

要は、それだけの覚悟をしておけ、ってこと。

そのうえで細心の注意を払って、少なくても自分のミスで弱者に怪我をさせないように、常にベストを尽くせって。・・・そういうことだと、そういう姿勢を教えられたんだと思ってます。

「図体がデカイだけで、凶器になり得る」

という緊張感を、「あたご」の人々はどのくらい持っていたのか・・・と、事故のニュースを読みながら、僭越にも思ってしまいました。

(だって、まだ未確定ですが、衝突の原因はイージス艦の前方不注意らしい。どれほど最新鋭の戦力を誇っていても、目の前の障害物を見つけるのは、レーダーよりも人間の目が頼りだったようです。注意してさえいれば避けられた人為的な事故であるなら・・・あんまりです。)


●Right of way

ニュースの中で、「航路優先権」(right of way)というコトバが出てくるので、どうしても思い出してしまった「スタンドオン・ヴェッセル」(stand-on vessel)。(ちなみに、「right of way」という表現は海洋上に限らず、日常生活でもふつうに使われます。そこを通る権利がある、というほどの意味です。)

あらためて正確な意味を知りたくなって、いろいろ調べてみました。

航路規則(海上衝突予防法)

航海用語と船舶用語

図解つきで、とてもわかりやすい説明ですよね、これ。とても勉強になりました。

(各種ニュースサイトで、今回の事故のようすがイラストつきで説明されています。それと見比べると、イージス艦と漁船の位置関係や、どういう回避行動を取るべきだったのか・・・が、なんとなく見えてくるように思いました。)


●Stand-on vessel

さて、ここからは事故を離れて、余談になります。

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