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Wed 29/04/2015

Tender Greens (be-boy GOLD2015年02月号) No.9.5

☆この記事は☆

2015年01月07日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。

日々更新の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。

カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題などなど。

そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して、この「恋歌」に転載しています。

特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。

レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。






●風が

強くて、なんかいやーな真夜中です。

ドアや窓を不規則にどんどん! がんがん! って。

裏山(めいたなだらかな丘というか)から吹き下ろす風ってだけですが、不気味ですよね(汗)。

お天気はまた荒れ模様だそうです。

火曜日の日中はぬるーい空気で、それはそれで気持ちが悪かった。

でもまた、冷えるのかあ。

一月だものね、あたりまえか。

あぐぐ。






●追記について

これを書くと怒られるかな・・・(汗)。

レビュー記事は、ときどき加筆・修正しています。

いちいち 「追記あり」 とは記していません。

あとでちょっと思いついたことを足したり、もっとうまい表現を思いついて変更したり。

ちょこちょこ手直ししています。

主な解釈は変わらないし、大きな加筆ではありませんけどね。

いちおう、お断りしておきます。






●それにしても

お便りやコメントの数々を読んで、思いました。

『テンダー・グリーン』って、けっこうな問題作だったんだな。

正直に、書いちゃいます。

「ショックだった」

「嫌だと感じてしまった」

「何が整理できないのか自分でもわからない」

「霧胡さんたち母子キライ」

「悲しい」

「14巻のころに戻りたい」

その他いろいろ、ここには載せられないようなことまで(汗)。

ネガティブな反応を含んだコメントが圧倒的に多かった。

5人、10人じゃないですよ。

(あくまでうちに来たコメントなので、統計学的には偏っていますけど。)

なんかイヤだ、というモヤモヤ。

混乱し、悩んでいらっしゃる方がとても多い。

そして、わたしのだらだらレビューNo.9 (と追記) に寄せられた拍手の数。

このあたりから推し量るに、やはり、

“『春抱き』が、もう元に戻れないほどに変容しつつある”

ことへの不安感が、いちばん大きいように感じられます。

紫衣くんの存在。

それを受け止めよう、受け入れようと一生懸命なんだけど、どこか拒否してしまう。

そういう読者が多いのですね。

だから重たいと感じる。

だから、香藤くんがかわいそうで見ていられない。

あの、脳天気で傍若無人で、ハッピーらぶらぶな二人は、もう永遠に戻って来ないのか?

―――それを問うのは、怖すぎる。

辛すぎるのだろうと思います。


わかる。

わかりますよ。

めちゃくちゃわかる。

たぶんわたしも、最初に読んだときのリアクションは同じようなものだったから。

「・・・あちゃー」

マジですか。

(と書くと軽いけど、最初はこんな感じだった。すみません。)

浮気疑惑やすれ違い、犬も喰わない夫婦喧嘩、横恋慕トラブルとちがって、

「このネタ投入しちゃうと、絶対になかったことにできなくなるけど、いいの!?」

的な、そういう戸惑いもありました。

しんどい、しんどいと言いながらレビューを書いていたのは、それが理由です。


その不安は、今もある。

あたりまえですよね。

今回のお話は終わってないから、次の『春抱き』で、さらなる展開があるでしょう。

それが楽しみなような怖いような、複雑な気分(笑)。

さらなる試練が待ち受けてる気もするから、よけいに。

でも、なんかね。

延々とまとまりのないレビューめいた何かを、こうも長々と綴っているうちに、

「ああ、そっか・・・」

少しずつ、気持ちが落ち着いてきたんですよ。

書きながら、整理しているというか。

昨日も書いたけど、『春抱き』は後退しない。

ひたすら前に、前に進んでいく。

岩城さん香藤くんの関係も、これからも変化し続けるんだなあって。

とんでもない爆弾が降ってきたもんだ、とは思う。

でもきっと、ふたりはこれを乗り越えて行くんでしょう。

岩城さんも、言ったじゃない。

香藤くんを守るためなら何でもするって。

ってことは、何かするのよ。

何か起きるのよ。

香藤くんの不安を(できるかぎり)解消するために。

(いろいろ案はありますが、それはまた別の機会に書きますね。)


思えば、あれだ。

宮坂くん事件のときも、今と似たような思いをしました。

岩城さんいーなー、俺もああいう嫁さんほしーなー」

って、冗談で言われてるうちはよかった。

きれいなきれいな岩城さん

年上の女房にベッタベタに惚れてるかわいい香藤くん

それをニマニマ眺めているのが幸せだった。

だけど、話がどんどんきな臭い方向に転がっていった。

「え? え?」

あっという間に、抜き差しならないところまで行っちゃった。

「ちょっとちょっと、待ってよ!」

当時のわたしたちは、そりゃ慌てたものです。

これ以上やるとシャレにならない。

岩城さんの魅力にみんな参ってる、といいたいだけなら、これはやりすぎだよ。

ここまでやっちゃうと、友人関係が修復できなくならない!?

―――ってね。

「おいおい、どうなっちゃうのよコレ」

「はっぴーらぶらぶが身上の『春抱き』で、マジ展開の横恋慕って・・・!」

こら、待て。

「それって犯罪なんですけど!?」

当時のわたしたちが感じた不安、不快感。

それはたぶん、今のこの『テンダー・グリーン』で感じてるものと同質だ。

そんな気がします。

あのときも、なんか超展開だったなあ(遠い目)。

「それでホントにいいの!?」

なんか素直に納得していいんだか、いけないんだか。

よくわからないうちに、岩城さんがめちゃくちゃな論法で話を収束させてしまった。

すごいチカラ技だった・・・(笑)。

「そ、そうなの。それでいいの、岩城さん・・・」

いいんだ、それで。

ちょっと呆然。

めまいを感じつつ、ファンは岩城さんの出した結論に頷くしかなかった(笑)。

「岩城さんがいいっていうなら、いいんだ・・・よね?」

無理やり、そう自分を納得させたものです。

そのときも、

「なんかヤダ」

「9巻に戻りたい」

という読者の複雑なリアクションがあったような気がします。

でも、今になってみると、笑って思い出せるんですよね。

「ああ、そういえば、そんなことで悩んだなあ」

って。

過去は過去というか、思い出話というか。

若気の至りネタというか。

今となっては、

「岩城さんと香藤くんが乗り越えたって言ってるんだから、それでいいじゃない」

でわりと納得してます(笑)。


だから、きっとね。

今回もいろいろあるけど、大丈夫なんだよ。

岩城さんと香藤くんだもん。


『春抱き』だもん。


今いろんな葛藤の渦中にいるから、ちょっと苦しいけど。

そのうちこれも笑い話になる。

なんだかんだ、不思議に円満な解決を見るんじゃないでしょうか。

(ちょっと投げやり。)

香藤くんは、なんとか吹っ切るんじゃないかしら。

そうでなくては困るし。

(ふたたび岩城さんの超理論が炸裂する予感がするけど、それはそれで楽しみ・・・!?)

―――そう信じて、待つしかないと思います。






●以上、

わたしのご都合主義的な超理論でした(笑)。

またね。。。


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タグ : 春抱き Tender_Greens 岩城さん 香藤くん

EDIT  |  16:33  |  『春抱き』雑誌掲載分  |  Top↑

Mon 27/04/2015

Tender Greens (be-boy GOLD2015年02月号) No.9 追記と雑談

☆この記事は☆

2015年01月06日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。

日々更新の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。

カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題などなど。

そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して、この「恋歌」に転載しています。

特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。

レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。







●相変わらず

たくさんの拍手とコメント、ときどきメール、ありがとうございます。

ぽちっと拍手、ホント嬉しいです。

そっと毎日ブログに来てくださる方にも、もちろん感謝しています。

足跡は残らなくても、カウンタの数字が教えてくれます。


c5jan2015c.jpg


箱根駅伝的?なレビュー。

死ぬほど長くて、ホントごめんなさい(汗)。

自分でもなんか、 “やめられない止まらない” 状態に陥っています。

もともとおしゃべりだけど、それにしてもヒドイ。

簡潔に要点をまとめる機能、壊れっぱなしです。

全部まともに読むと、たぶん何時間もかかりますね・・・(汗)。

「何度も読み返しています!」

などというコメントをいただくと、少々気恥ずかしい。

※でも長ーいコメントはウェルカムです(笑)。

※ついでにいうと、小説作品の感想も大歓迎(笑)。





一時的にカウンタがよく回ることは、今まで何度もありました。

サイト更新のときとか、あるいは、かつて早売りネタバレ追いかけてたときとか(笑)。

でも、それがこんなに続くのは珍しい。

GOLD発売から、もう10日はすぎてますものね。

年末年始のお休みだったから・・・?

今回の『春抱き』の内容が、内容だから?

いろいろ理由があるのかもしれません。

ああ、でもお便りを見る限り、昨日今日でやっと読めた!

という方もいらっしゃるみたい。

とおい外国に暮らしていらっしゃる方。

長期休暇中は帰省したり、ご家族が在宅だったりして、読むヒマがなかった方もいますよね。

たたかう主婦は大変だ。

お正月が終わり、日常生活がようやく戻って、やっと・・・!

という皆様、お疲れさまでした。

待ちに待った『春抱き』を、存分に味わってくださいませ(笑)。





自分のブログやサイトに訪問者が多い。

それが嬉しいというのは、もちろんアレです。

顕示欲とか、自己肯定感とか、そういうのに繋がっているのでしょう。

だけど、それだけじゃない。

春抱き』で大勢のファンが盛り上がる。

それがうれしい!

単純にうれしい。

ここ何年かはほら、何かと・・・おとなしい雰囲気でしたからね(汗)。

GOLD表紙に『春抱き』の文字が帰ってきてくれただけで、ちょっとうるっとしちゃったくらい。

だから、純粋に『春抱き』の内容で一喜一憂できるのが嬉しいのです。

カウンタの数字は、ファンが順調に増えている/戻って来てる証拠だよね???

ノッてきてるってことだよね?

Alive and kicking!

―――って、そう思うのです(笑)。

別に、何年か前(=たぶん『春抱き』の全盛期)に戻ってほしいとは思わない。

時間は元に戻らないもん。

その間に岩城さん香藤くんも成長してるし、話もどんどん発展しているから。

昔に戻るんじゃなくて、前に進む。

今は、新たな高みを目指してるんだと思います(笑)。

The best is yet to come!

そう思えば、予想外の展開もポジティブに受け止め・・・られる・・・かな(汗)。

うん、たぶん(笑)。






●歌舞伎とか

時事ニュースとか、その他いろいろ。

ネタはどんどんたまっていますが、今のところ書くヒマがない(笑)。

『春抱き』三昧のあおりを受けて、後回しになりがちです。

サイトの更新も同じ。

ぽよよん岩城さんの続きも、レビューの嵐にすっ飛ばされた状態です。

いずれ戻って来ます。

そのはずです。

もうしばらくお待ちください。






●タグについて

このブログのサイドバーにある、「タグ・クラウド」。

岩城さんとか、写真とか、さまざまな言葉がサイズちがいのフォントで並んでいるアレです。)

これは何なのか、という問い合わせをいただいています。

マジメな説明は、こんな感じで>> 

最近はあっちこっちのサイトで見かけますよね。

簡単にいうと、このブログによく登場するキーワードのリストです。

ブログの記事ごとに、わたしが手動でキーワードを設定しています。

ここ数日の記事なら、ほとんど、

岩城さん 香藤くん 春抱き Tender_Greens 三池霧胡 紫衣翔

って感じですよね。

あとは機械(プログラム)が自動的にキーワードを集計して、表示してくれてます。

登場回数の多いキーワードほど、大きなフォントで。

いちばん最近(直近の記事で)使われたキーワードほど、上に。

その程度の簡単なルールです。

(ルールはプログラムごとに違うので、よそ様のサイトのタグ・クラウドを理解する参考にはなりません。)

なんのためにあるのか?

ひとつは、このブログでよく話題になるテーマが何か、視覚化されてるってこと。

『春抱き』関連と、あとは写真、歌舞伎が多いというのが、文字の大きさでわかります(笑)。

キーワードの上に、カーソルを持っていってみてください。

そうすると、そのキーワード関連の記事が何本あるのか、数字が出てきます。

もうひとつは、キーワード検索機能。

気になるキーワードをクリックすると、そのまま記事検索になります。

そのキーワードを含む記事が、ずらりと表示されます。

けっこう便利かも(笑)。

ただし!

タグ・クラウドを設置してから、まだ数ヶ月しか経っていません。

ゆえに、古い記事は絶対に引っかかって来ない。

たとえば、『春抱き』というキーワードを含む記事数は・・・?

タグ・クラウドによれば、22本。

いやいや、そんなわけないでしょう(笑)。

少なくとも250本以上はあるはず(記事カテゴリーを参照)。

本当はきっと、もっと多いだろうと思います。

(『春抱き』以外の記事カテゴリーに分類されてるけど、『春抱き』という言葉を含む記事が多数あるはずなので。)

もっと早くタグをやってればよかったけど、こればっかりはねー。

何年も記事をさかのぼってキーワードを設定するのも大変な労力なので、たぶんやらないと思います(汗)。

そういうわけで、タグ・クラウド。

ブログの最近のトレンドを示している、というぐらいにお考えください。


ついでに言うと>>

アヤシゲなサイトに誘導されてしまうとか、そういうリスクはありません(笑)。

アフィリエイトや広告収入とも何の関係もありません。

(というかそもそも、このブログでわたしがお金を得ることはいっさいないし。)

そういう意味では、どうぞご安心ください。






●昨日とおとといの

コメントに追記します。


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※以下、ネタバレを含みます。

※いつものことですが、レビューは個人の主観的な、勝手な、自由な感想です。

※時と場合にもよりますが、愛にあふれるボケやツッコミ、矛盾や疑問点の指摘など、なんでもあり。

※稀にですが、自分自身が以前に書いたレビューとビミョーに食い違うことを、しれっと書いたりも???

※そういうのが苦手な方は、この辺で読むのをやめたほうがいいかも・・・(汗)。













昨日のレビュー。

金子さんと紫衣くんの会話。

「ああ、たかだか18歳相手にキツイことを・・・!」

というようなことを書きました。

カバの元にふたたび彼を追いやったようなものじゃないか、とも。

「さすがに金子さん、そこまで計算してはいないのでは?(汗)」

というご意見もいただきました。

そうですね。

暗に責任を取れと脅した・・・というのは、ちょっと言いすぎかもしれない。

金子さんは、

岩城さんが紫衣くんの父親かもしれないこと。

②それをカバが知ってしまったこと。

(プラス、同情すべき事情はあるものの、それを漏らしたのが紫衣くんだということ。)

そのいずれも、知りませんからね。

そこまで知っていたら、どうだろう?

つまり、紫衣くんの「自責の念」がどれほどのものか理解していたら、もうちょっと優しく接してくれたかな。

もうちょっと気遣ってくれたかもしれない。

ヘタに叱責できなかったかもしれない。

そうであってほしいな。

金子さんはあくまで、

「事務所に知らせずに自己判断で枕営業とかやめれ」

「まして一旦ついて行ったくせに途中で逃げ出すとか、サイアクじゃんか」

ということを、(もうちょっとオブラートにくるんだ言葉で)言ってきかせたつもり、だったかもしれない。

事務所としては、

“厳重注意→謹慎”

みたいなつもりだったのかもしれません。


でも、紫衣くんには(金子さんの知り得ない)紫衣くんの事情があった。

そもそも出生の秘密でいっぱいいっぱいだったところに、霧胡さんの問題発言。

(母親がみずから派手な性遍歴を認め、彼女が未だに岩城さんに執着しているのを見せつけられ、他人の前で父親を虚仮にされ、自らの性格を否定された。・・・まあ、ひどいやね。)

カバに関して中途半端なことをしたせいで、自分で自分の首を絞めてしまった。

いや、自分だけじゃない。

みずからの不注意から、(実の父親かもしれない)岩城さんの窮地をも招いてしまった。

それらが原因で、(憧れの役者である)香藤くんからひどく叱責された。

・・・なんかもう、哀れですよね。

気持ち的にボロボロじゃないでしょうか。

金子さんのきびしい言葉が、そこに追い打ちをかけたのは否定できないでしょう。

俺ってなんでこう、何をやってもダメなんだろう。

どこにも逃げ場がない。

目の前が真っ暗になったんじゃないのかな。

あるいは、自暴自棄気味になったかもしれない。

―――彼を結局、カバの元へ駆り立てたもの。

それはもしかしたら、絶望だったのかも。

まるで自分に罰を与えるかのような、ヤケクソ気味の突飛な行動。

びっくりしますよね。


要領が悪くて、やや自虐的で、変な方向に突っ走っちゃうところ。

どっかの誰かさんに似てないこともない(苦笑)。

いとおしげに洋介くんを見る岩城さんの視線とモノローグを思い出します。

「俺に息子がいたとして・・・」

ってやつね。

「俺の息子がこんなに出来がいい訳はないけれど―――」

・・・ああ、うん。

そっか。

わかってたのね、岩城さん。

どうやらこの言葉は正しかったみたいだよ・・・(汗)。

香藤家のDNAを受け継いだ小学生のほうが、岩城さんの血を引いた高校生よりも敏いのかもしれない。

頭の回転の速さ、状況把握能力。

天性の何かちがうのかもしれない。

なんか、それってさ。

笑っていいのか泣いていいのか、わからん・・・(汗)。






●もうひとつ

香藤くんが 「かわいそうだ」 と書いた理由。

また後に書くと思うけど、要するに、こういうことだ。

今回の一連の事件。

香藤くんにはまったく、これっぽちも落ち度がない。

どうにか、何かしていたら避けられた、というような性質のものでもない。

もっというと、岩城さんもあまり責められない。

どっちも悪くなくて、なにか怠ったわけでも、むろんどっちかが裏切ったわけでもないのに、

「子供」

・・・ですよ。

どうしろっていうの。

一生消えることのない、避けようも無視しようもない、たしかな存在。

ふたりの関係に今後、永遠に影を落とし続けるわけです。


岩城さんはね、実はいいのよ。

道義的な非のあるなしは別にして、彼自身の、過去の行動が原因だから。

どれほど衝撃であっても、自分のことだ。

ぐっと呑みこんで、受け止めるしかないでしょう。

身に覚えがある以上は覚悟もできようし、すでに

「人生、香藤と俺の命さえあればいい」

って達観しちゃってますから、ある意味、無敵だと思う。

人生のかすり傷、だものね(苦笑)。



でも、香藤くんはちがう。


彼にとってこれは、 かすり傷じゃないのよ。


ぐっさり。


ハートに突き刺さったと思う。

彼のポジションは今後ずっと、彼の心の中では、脅かされ続けるわけです。

(そこは『春抱き』なので、いつかきっと、それを乗り越えるんだと思いますが。)

ポジション、立場。

それがキーワードだろうなあ。

先日の、「源氏物語」のたとえ。

あれが喩えとして近いと思うのは、「立場」の問題を浮き彫りにしているからです。

立場って、外的な属性のようでいて、実は本質的なものだ。

そして、立場って相対的なものだ。

光の君にとって、最愛の妻は紫の上しかいない。

それは、自他共に認める事実。

紫の上は誰が何といおうと、実質的な正室として、堂々としていられた。

(正式な)身分も立場も関係ない。

光の君のいちばんの寵愛があるのだから、なにも恐れることはない、と。

でも、そこに女三宮(おんなさんのみや)が登場しちゃった。

そのせいで、ぐらつくはずのなかった紫の上の自信がぐらつくのです。

家臣である光の君に、今上帝の愛娘が嫁ぐ。

(光の君はもとは皇子で、今上帝の異母弟。つまり女三宮は姪にあたります。)

(血縁上は親戚ですが、光の君は「源氏」の姓を賜って臣籍降下=皇族の身分を離れている。)

(おそれ多くもやんごとなき皇女様が臣下に嫁に行くわけで、これはその家にとって最高の栄誉とされています。つまりアリガタキシアワセ、の世界ね。)

当然ながら皇女さまは、妻の格として最上級の「正室」におさまることになります。

お屋敷もお支度もすべて最高のものを用意して、丁重にお迎えしなくてはならない。

格式がすべての時代ですものね。

紫の上は、この降嫁をどう見ていたか。

彼女は唐突に、

“すべてにおいて二番目”

の存在になってしまったわけです。

「本当にいちばん愛しているのは貴女だけです」

って、光の君は紫の上に言うんだよね。

本心から。

ふたりの関係は何も変わらないよって。

帝に懇願されて、断り切れずに皇女をもらうことになってしまった。

粗相があってはならないからあちらをも大事にしますけど、心は貴女のものですよ。

何もかも今までどおり。

心配しなくていいのですよ、って。

(平安時代と今では結婚のありかたが違うので、光の君を浮気者だと責めるのはやめておきます。一応。・・・まあ、彼は根っからのマザコン系女たらしだけどさ。)


でも、ねー。

愛情を疑うわけではなくても、紫の上の心は乱れます。

そして彼女の心の傷に、夫は気づかない。

「何もかも今までどおり」???

そんなわけないじゃん(笑)。

一夜にして、自分はナンバーツーのポジションに格下げですよ。

今まで常に自分がいちばんだった。

それが、どうだろう?

夫の光の君は今、女三宮を正室として、他のどの女性よりも丁寧に扱っている。

公的に認識される「光の君の奥方様」は、これからは女三宮のほう。

自分はいつの間にか、(相対的に)側室の立場だ。

天下りしたご正室さまに、へりくだってご挨拶をする立場。

カタチだけのこと・・・???

いやいや、いや。

紫の上にとっては、すべてが変わってしまったのです。


要するに、正室って強いのよ。

「カタチだけのこと」は瑣末なことではない。

社会的に認知された公式な立場って、それだけの重みが、価値がある。

それをね、香藤くんが恐れるのは当然だと思います。


もちろん厳密に比較すると、源氏物語と『春抱き』はちがいます(笑)。

そもそも岩城さんは、光の君みたいにふらふらしないものね。

霧胡さんが「ご正室」になる日も永遠に来ない。

でも、紫の上が味わってしまった悲劇。

喪失感というか、心の痛み。

何より確かだと思っていたものが指の間からこぼれ落ちて行きそうな、そういう恐怖。

“正妻” と “実質的な正妻” の哀しいほどの重みの差。

その立場が生み出す苦しみは、香藤くんが恐れていることとシンクロすると思う。


岩城さんは、かりに霧胡さんに結婚を迫られても断る、といった。

それは掛け値なしの真実でしょう。

愛情は、絆はそのまま。

二人の関係は何も変わらない。

―――そう、ちょうど、紫の上が信じていたように。

それでも、香藤くんは不安になってしまう。

いつか、二番手の立場に陥ってしまうのではないか、と。

いや、もしかして、すでにもうそうなってるんじゃないか、って。

霧胡さんが女性だから。

自分たちは(法律的に)結婚してない、というかできないから。

それだけじゃないかもなあ。

そこに岩城さんの息子を産んだ女性がいる限り、漠然とした不安は拭えないんじゃないか。

結婚云々は抜きにしても。

すでに霧胡さんは、自分より優位なポジションにいるのではないか。

母だから。

岩城さんが恩人として大事にしてる人だから。

紫衣くんがいる限り、彼女と岩城さんの関係もまた、完全には切れようがないから。

疑心暗鬼。

バックグラウンドに追いやって、なかったことには出来ない。

だって現時点ですでに彼女は、岩城さんにとって、

「生涯にわたって忘れられない人」

になっていますよね。

ふたりの関係に、楔のように穿たれた異物。

抜けない刺。

・・・しんどいと思うよ、実際。

岩城さんを責められないから、よけいに。

自分でも思いがけないほど、心の傷は深いんだと思う。

不安を訴え続けることすら、彼にはむずかしいものね。

(岩城さんを信じてないみたいに聞こえちゃうから。)

彼のはけ口は、どこにもない。


仮にわたしが既婚者だとして、

「もし自分の夫に、隠し子がいたとしたら?」

って想像してみると、それがよくわかると思います。

夫が独身時代につきあっていた女性が、夫にいっさい知らせず、夫の子供を産んでいた。

それを何の前触れもなく、いきなり知らされたら・・・?

(浮気でも二股でもなく、認知や養育費を求められてるわけでもない、と仮定。)

その衝撃は計り知れないものがあるだろう、と思います。

場合によっては、夫婦関係を根底から揺るがすかもしれない。

結婚していても、それだけのインパクトがあるわけです。

まして香藤くんは、結婚というシステムで法的に守られてさえいない。

今まで彼は、そんなの気にしたこともなかったと思う。

愛がすべて。

ふたりの関係が法律で保障されてるかどうかなんて、考える必要もなかった。

でもそれは、脅威がないからだったんだよなあ。

愛がすべて。

裏返すと、愛しか頼るものがない。

たしかだと思っていた大地が、縁から崩れていくような―――?

まさかと思いながら、不安におおのく。


だから、香藤くんがかわいそうだ、と思ってしまうわけです。

誰かをかわいそうだなんて、簡単には言いたくないけどね。

香藤くんは今後、ぽっかり生まれた不安とどう向き合っていくのか。

楔なり刺なりと、どう共存するのか。

かつての屈託のない二人の関係に、ふたたび辿りつけるのか。

ぐるぐる悩んでしまうのは、そのあたりのことです。






●では、

またね。。。


タグ : 春抱き Tender_Greens 岩城さん 香藤くん 紫衣翔 三池霧胡

EDIT  |  03:29  |  『春抱き』雑誌掲載分  |  Top↑

Sat 25/04/2015

Tender Greens (be-boy GOLD2015年02月号) No.9

☆この記事は☆

2015年01月05日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。

日々更新の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。

カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題などなど。

そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して、この「恋歌」に転載しています。

特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。

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●お正月気分も

すでにどっかに行ってしまいましたね。

というか、ほとんど実感のないまま過ぎちゃったなあ。

「え、もう仕事始め?」

ってそんな感じ。

あれ、もう日曜日の夜なの?

もう一週間すぎちゃったとか、ウソでしょ・・・(汗)。

毎年そんな感じですが、今年は特にそうでした。


それにしても、今年。

明けても暮れても、「テンダー・グリーン」一色でした。

春抱き』三昧。

文字通りそうだった、こんなのはじめて。

なら最高に幸せでしょ?

と言いたいところですが、内容があれですから。

幸せなんだけど、幸せじゃないわけないんだけど、でもせつない。

重たい、というか。

香藤くんの気持ちを思うと、へらへらしてちゃいけない気すらします。

もう、ね。


他の月はともかく、12月末発売のGOLDはマズイわ(笑)。

今回あらためてそう思いました。

春抱き』読んで、お茶会して、その勢いのまま気づいたら年が変わってる。

他になーんもしてない。

片づけたいこと、全然できなかったよ。

・・・いいのか、ホントそれで。


ところで>>

ふと、つらつらと考えるに。

結婚とか出産とか、そういうのってさ?

世間一般的な「まっとうな」人生には、必要なのかもしれない。

って今回、しみじみと思いました。

いきなり何を?

今さら?

気でも狂った?

って、言われてしまいますね(笑)。

なんのことかというと、季節の行事や習慣ね。

年末年始は、とくに多いでしょう?

おせち料理にはじまって、初詣とか、羽根つきとか、お年玉とか。

もちろんお正月だけじゃなくて、節分でも子供の日でもそう。

そういうイベントの大多数には、それぞれ存在理由がありますよね。

由来というか、言い伝えというか。

でも、究極的には 「子供のために」 あるんだなあって思うのです。

子供が主役じゃなくても、同じこと。

こどもたちに伝統や価値観を教えたり伝えたりするために、行事ってあるんだと思います。

家庭ごとにそうやって、決まった日に決まったやりかたで子供と過ごす。

一緒になにかつくったり、祝ったり祈ったり、食べたりする。

しょうぶ湯や柚子湯、土用のうなぎみたいなものも全部ふくめて。

(クリスマスだって、まあ外国の宗教が由来だけど、今では家族にとって大きなイベントですよね。)

―――そうやって家族が、家族として機能する。

その経験を積み重ねて、家庭は築き上げられていくんだなあ、と。

しみじみ感じました。

うん、ほんと。


だって大人しかいないと、やらないんですよ(苦笑)。

この手のイベントって結局、あってもなくてもよくなってしまう。

昔ながらのお祝い事とかね、やれることはやるけど、

「まあ、いっか」

で、やらなくなることも多い。

たとえば七草粥とか、鏡開きとか、節分の豆まきとか。

ひとり暮らしの人がわざわざやるかなあ?

うちみたいにオバチャンふたりがシェアしてる状態で、マジメにやりますかね・・・?

やる人もいる。

ええ、それはそうです(笑)。

たとえばわたしなら、お粥は好きなので、ふと気が向いてつくるかもしれない。

でもやらなくても、だれも困らない。

というか、ホント、どっちでもいいんですよね。

「398円の七草セットを買うぐらいなら、こっちのケーキをだね・・・」

経済的合理性とか、自分の好みを優先させてしまったりもする。

無病息災?

そういう文化は好き。

でも、それを本気で信じてるのかって言われると、答えようがありません。


でも、もし子供がいたら???

(甥っ子を預かってる、とかでもいい。)

一月七日。

「今日は七草粥だよー。七草っていうのはね、セリ、ナズナ、ゴギョウ・・・」

って、全部きっちりやると思う(笑)。

かつて親に教わったこと全部、真似しようとするでしょう。

イベントにかかる手間ひまやコストは、決してムダな出費ではなく、必要経費になる。

そう思います。

「なるほど・・・」

家庭を持って子供を育てるってのは、そういう意義もあるんだなあ。

親が自分にしてくれたことを、次の世代のためにやる。

それが結果的に、文化や伝統を伝えることになるんだものね。


―――って、あれ。

あたりまえすぎますかね、これ(汗)。

今ごろ気づくほうが変?

一応、言い訳をしておきますが、後悔とか懺悔ではありません。

実は結婚したかったとか、こどもが欲しかったと言ってるわけじゃないの(笑)。

ただ、独身ってアレだ。

妻になったり親になったりしないので、経験が限られる部分はどうしてもあるよなあ。

たとえば、親を親として(子供の立場で)見る。

・・・のは誰も同じですが、自分ももし親になっていれば、

“親という同じ立場の人間として”

今までとは別の目線で、親の言動を見るようになったりしますよね。

そういう視点は、わたしにはない。

(それを補うために想像力があるわけですが、体験とは違いますよね。)

今回の、上に書いたようなことだって、

「何を今さら(笑)」

と思われる方もきっと多いことでしょう。

雛祭りも盆踊りも、子供の経験のため。

お子さんがいれば自然にわかること、なのかもしれない。

今年はわたし、

「ああ、お正月だっていうのに、なにも準備してないよ!」

黒豆も昆布巻きも、栗きんとんも・・・!(笑)

伊達巻を買おうとしても、もう売ってなかったし。

・・・って慌てた挙句に、気づいたんですよね(汗)。

「あれ?」

なんで焦ってるんだろう?

なくても別に困らなくない?

特に好きな食べ物でもなく、特に伝統云々にうるさくもないなら、

「おせち料理って、要る?」

みたいな感じで。

縁起ものだから食べる。

子供のころからの習慣だから食べる。

それはそれで十分な理由だけど、そこに固執する理由もないなあ、って。

まして小鳥さんに、

「お餅はあんまり好きじゃない」

と言われて、ちょっと衝撃を受けてしまった(笑)。

最低限、お雑煮だけはつくってみたものの、そっかー。

お正月にお餅を食べる。

それすら不要だったのね、って(笑)。

目からウロコ、でした。

そうね、別にこだわることないよね。

伝統的な食文化を尊ぶこと自体は、いいことだと思う。

とはいえ、好きでもないものを無理に食べることはない。

ああ、そっか。

それでいいんだ(笑)。

―――などと。

今ごろになって気づいた、というお話でした。

支離滅裂ですみません。

ちゃんちゃん。






●というわけで、

さて、レビューです。

もういい加減、終わりにしたい(笑)。



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※以下、ネタバレを含みます。

※いつものことですが、レビューは個人の主観的な、勝手な、自由な感想です。

※時と場合にもよりますが、愛にあふれるボケやツッコミ、矛盾や疑問点の指摘など、なんでもあり。

※稀にですが、自分自身が以前に書いたレビューとビミョーに食い違うことを、しれっと書いたりも???

※そういうのが苦手な方は、この辺で読むのをやめたほうがいいかも・・・(汗)。














シーン5

(京都、『婆娑羅』の控え室と撮影セット)

『婆娑羅』の撮影も最終盤。

浴衣姿の(着付メイク前の)紫衣翔くんが、衣装室に現れます。

ちょっと入るのを躊躇ってるのかな。

ポンっと。

後ろから彼の肩をたたいたのは、金子さん。

紫衣くん、ギクリと振り返ります。

そのタイミングで、香藤くんが部屋から登場します。

紫衣くんと香藤くん

前日、大阪のホテルで一緒に霧胡さんと会って以来。

たった一日前のことだけど、でもねえ。

あれだけの修羅場の後で、どんな顔をしたらいいのか。


あの場のことを思い返すまでもなく、香藤くんは立派だったよね。

本当に大人だった。

あれだけキリキリ自分の苦悩で手いっぱいだったのに、彼は決して、紫衣くんのことを忘れなかった。

あの会見の場に、紫衣くんの先輩として臨んでいた。

岩城さんのパートナーとして。紫衣くんの事務所の先輩として。秘密の相談相手として。カバがEPやってる作品の主演俳優として。・・・それぞれ違う役割と責任を担っていた香藤くんです。)

徹頭徹尾、紫衣くんを慮っていた。

彼の考えを尊重し、代弁し、彼の将来を考え、その上で彼の責任やミスをもきっちり説明していた。

(わたしが紫衣くんだったら、確実に香藤くんに惚れるレベル!)


で、仕事場での再会。

紫衣くんは迷ってる。

どんな顔をすればいいのか、何を言えばいいのか。

(彼の年齢と経験値のなさを思えば、彼の抱えてる問題はあまりに重すぎる。そこは同情する。)

で、香藤くん。

重たい秘密や葛藤をすべて胸に収めて、ポンと肩をたたくんだよね。

がんばれよ、と。

―――かっこええ。

ホンマええ男やわ、香藤洋二。

(最晩年の信長=おっさんメイクなのもイケてるよね!)

仕事中は、プロの顔。

紫衣くんがぽわん、となるのも当然です。

金子さんがそこに、さらに余計なことを言って煽ります(笑)。

「憧れの俳優さんなんでしょ?」

言ってないの? (ニッコリ)

―――って、そんなに追い詰めるなや(汗)。

金子さんも案外いけずかもしれない、と、ふと思いました。

だって彼、知ってるんですよね。

さすがに岩城さんと霧胡さんネタは聞かされてないけど、カバとの経緯は知ってる。

その件で紫衣くんが深夜、パニクって香藤くんに相談したあたりから知ってるわけだから。

「言ったらいいのに」

って、具体的に何を?(笑)

あなたに憧れてこの事務所に来たんですって?

今さら言えないよなあ。

「嫌われてしまったと思いますし・・・」

うつむく紫衣くん。


思うに、紫衣くんはホントにヘタだ。

人間関係スキル。

香藤くんに気に入られたかったら、そこから入ればよかったんだよ。

(取り入る云々じゃなくて、ごく普通の意味で。)

憧れてました、同じ事務所に来られて幸せです!

・・・って、最初に言えばよかったのに。

それなのに紫衣くん、よりによって最初にいきなり言った言葉が、

岩城さんに会わせてほしい」

だものね(汗)。

無防備すぎるし、リサーチ不足すぎる。

香藤くんの言った、よくも悪くもフツー、というのは事実でしょうね。

フツーの高校三年生。

そう考えれば、まあ、こんなものかもしれない。

でもさ、仮にも芸能界に入りたいって少年だ。

もうちょっとこう・・・ねえ?

老獪なところがあってもいいんじゃないの、とは思う。

(そういう点は岩城さんに似たのね、というのは、なんかブラックジョークみたいで笑えない。)


そして金子さん、きっちり紫衣くんに釘をさします。

言いたかったのはそっちか。

この部分は指示代名詞が多いので、注意して読まないと内容を取り損ねますね。

1.香藤くんが憧れだって言えばいいのに。
(言ったところで、贔屓してもらえるほど香藤くんは甘くないけど。)

2.カバとの枕未遂事件で香藤くんに叱られたのは、あまり気にしなくていい。
(わかってさえくれれば、香藤くんがそれを根に持って紫衣くんを嫌うようなことはない。)

3.枕営業は個人の問題。
(だけど必ず事務所に相談しろ。)

4.事務所がお膳立てした「森蘭丸」という破格のデビューを、自分でぶっ潰した自覚は持て。
(サンライズとのパワーバランスがあるから、降板にはならないだろうけど。)

問題は、最後の部分でしょう。

金子さんはきれいな言葉しか使ってないけど、けっこう脅してるよね(汗)。

撮影最終日に、わざわざ 「降板」 の可能性を匂わせているでしょう?

「今になって降ろされることはないから大丈夫だよ」

とは、言ってくれないわけだ。

それどころか、

「君には過ぎた役だ」

「今回みたいな迂闊なこと」

という台詞からは、いかに事務所が迷惑を被ったかが察せられる。

水面下できっと、カバとの関係修復に奔走したんでしょうね。

事務所が紫衣くんデビューにかけたおカネと時間が無駄になった、という苛立ち。

それだけじゃなくて、今後この局でサンライズが営業しにくくなるかも・・・?

というところも感じさせる。

シビアだなあ、と思います。

それってつまり、結局アレですか。

「カバと寝なかったおまえが悪い」

に聞こえるんですけど、気のせいですか・・・?

枕は個人の判断に任せるといいつつ、まだ18歳の新人に向かって、

「今からでも遅くない、カバに取り入って来い」

って言ってるに等しくない???


なんか、よく考えるとこのシーン、すごくヘビーなのですよ。

金子さんが釘を刺すのはいい。

でも、デビュー前の未成年に対して、

「今回のことはまずかったけど、あとは事務所がなんとかするから」

と慰めるでもなく、自分で考えて責任をとれ、って。

そう突き放してるように読めるのは、気のせいでしょうか。

うがちすぎ・・・?

こういうふうに言われたら、紫衣くんはどうすればいいんでしょう。

あきらめてカバに身を捧げる以外に、失地を回復する手段があるとは思えない。

(仮にあったとしても、彼がそれを思いつくとは思えない。)

その方向に、事務所が背中を押してるよね。

はっきりと言わないだけで。

サンライズはまっとうな芸能事務所だと思ってたけど、やっぱり

「芸能界ってそういうところなの!?」

ガ━(゚Д゚;)━ンゴ━Σ(゚Д゚;)━ンギ━Σ(゚Д゚||;)━ン!!!

ってね、少々面食らってしまう。

(ふだんMっ気たっぷり?の金子さんの、別の顔を見た気分かも。)

これじゃあ、かつて霧胡さんと岩城さんがいたところと、さして変わらなくない?

そういうもの、なのか・・・?

芸能界に入るからには、18歳でもオトナ扱いなのか。

新人なのに?

だとしても、限度ってもんがあるのでは(汗)。

うむむ。


紫衣翔くん。

すごく正直にいうと、今のところわたしは彼に大して関心がない(苦笑)。

決してきらいじゃないけど、特に思い入れもない。

でも、可哀相だとは思います。

香藤くんの次にかわいそうだ。

いくら何でも、過酷なペナルティを受けてやしないか・・・?

甘い判断でミス。

でもそれは、カバ/ガマガエルみたいなおっさんに処女を捧げなくちゃいけないほどの過ち???

(推定処女。せめてドーテイではない、と思いたい。)

そこまでされるほど悪いこと、してないと思うけど。

ねえ・・・?


呆然とする紫衣くん。

自分が何も知らなかった、見えてなかったことに気づきます。

何もわかってなかったことが、今やっとわかったって。

「ならいいよ、今後は気をつけて」

って、金子さんは最後にいうけど。

でもなあ。

Damage is done だという気がします。

ふう。


ロケ撮影中。

セットに点火するところ―――本能寺のシーンの撮影ですね。

(香藤くんはよくよく、炎に包まれる建物での撮影が重なるねえ。)

信長の最期。

必死でつき従う蘭丸が、最後に置いて行かれる。

緊迫の場面に、紫衣くんのモノローグがかぶります。

自分がいかに恵まれていたか、気づきもしなかった。

より恵まれた人間を妬んでばかりいた。

人の力をあてにしてばかりだった。

自分が行く道は、自分で考えて決めないといけないのに。


紫衣くんは今、芸能界のきびしさを知った。

コドモだから、新人だから、なんて言い訳の通用しない世界だと知った。

自分で、切り開くしかない。

どうすればいいのか―――。


そっかあ。

キツイなあ。

このあたり、どうしても岩城さんの若いころと重ねて見てしまいますよね。

似てるのは、そういうところなのか。

どうしてそういう点は、母親に似なかったの(苦笑)。

霧胡さんは少なくとも、もうちょっとギョーカイを泳ぎ渡るのが上手かっただろうに。

あれ、でも?

どうなんでしょう。

本当に彼女がそういうの上手かったのなら、挫折してないよね。

岩城さんとのいきさつを見ても、彼女が人間関係に器用なタイプだとは思えない。

ギョーカイ馴れしてる(すれてる)のと、上手いのは違うってことか。

若き日の彼女は身体を武器にして頑張ったけど、結局はダメだった。

女優の夢もそうだし、岩城さんとのことも。

うむむ。

そして、身体を張ったという意味では、AVに転じた岩城さんも同じだ。

(それを知ってるから、香藤くんは絶対に枕を否定しない。)

そう考えると、なんかさ。

紫衣くんがそっちの方向に行くのは、なんかもう、抗えない運命のような気すらしてきます。

両親ともそれじゃ、なあ・・・(困惑)。

変な意味でのサラブレッド。

あ、なんか気まずい。

変な結論に辿りついてしまった気がします。

ぐう。






●というわけで

混乱中につき、逃げます。

またね。。。


タグ : 春抱き Tender_Greens 岩城さん 香藤くん 紫衣翔 三池霧胡

EDIT  |  03:23  |  『春抱き』雑誌掲載分  |  Top↑

Sat 18/04/2015

ちょっとひと息

☆この記事は☆

2015年01月04日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。

日々更新の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。

カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題などなど。

そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して、この「恋歌」に転載しています。

特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。

レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。






●連日

たくさんの拍手&コメント、本当にありがとうございます。

今日(昨日)も寒かったですね。

雪にならないのが不思議なくらい。

天気を理由に、すっかり引きこもりの正月です。

京都では何年ぶりかで大雪が降ったとか、ニュースで見ました。

実際にそこで暮らす人たちは大変ですが、遠いところから見る限り、古い街並みと雪の取り合わせは魅力的です。

・・・って、他人事やね(汗)。

申し訳ない。

全国的に厳しい寒さのようです。

どうぞみなさま、お大事に。






●えっと・・・

えっちシーンのレビュー(なのあれ?)に関して。

予想どおりというか、ひときわ大きな反響がありました。

みなさん、待ちかねていらしたようです・・・(笑)。

それだけでも、朝までかかって書いた甲斐があるというもの。

(寝落ちも4日目ともなると、いい加減マズイ!)

若干ちゃかし気味の文章でしたが、意図を読みとってくださる方ばかりで安心しました。

読んでくださって、ありがとうございます。





なんですらすらと、関連する過去の『春抱き』エピソードが出てくるの?

という質問がちらほら。

いや、それは、年の功的な・・・?(笑)

今や『春抱き』歴、そこそこ長いもんなあ。

オバチャンもたいがい記憶力が衰えつつありますが、『春抱き』に関してだけは別。

コミックス全巻&雑誌掲載分その他、ほぼ全部のエピソード。

ランダム脳内再生ヨユーです。

データベース化されて、この腐ったアタマの中に蓄積されているんですね。

台詞もだいたい覚えちゃってる(と思う)。

キーワード検索みたいな感じ?

なにか気になる絵とか、構図とか、台詞とか。

そういうのを見ると、過去の作品に似たような状況があったな、と脳内サーチします。

というか、連想ゲームみたいにぽっと出て来る。

(実際に見てみると、似てないこともあります。)

忘れてることも、記憶ちがいも当然ありますよ(笑)。

だから、本編チェックは欠かせません。

リビングの壁いっぱいの書架の、いちばん手の届きやすい高さに『春抱き』コミックス。

読むというより、レファレンス(参照)用に置いてある感じです(笑)。

まあ、ね。

引用のためにページを開いたつもりが、うっかり読み耽っちゃう・・・なんて、よくあるけど(笑)。





歌舞伎、その他テレビ番組の録画について。

ちらほらと、うちでやってもいいよ、というありがたいお言葉をいただいています。

ありがとうございます。

条件というか、それぞれ事情が異なるので、どなたにお願いすればいいのか。

まだ決まっておりません。

あぐぐ。






●本日は

実家に挨拶に出かけます。

ぐずぐずしていたら、召集がかかってしまった(笑)。

寝ても醒めてもTender Greens漬けの日々から、半日あまり脱却。

少しは普通の人間のふりをして参ります。

・・・え?

まあ、もう無理かもしれないけど(汗)。






●では、

また後ほど。。。

タグ : 春抱き Tender_Greens ゆすらうめ異聞

EDIT  |  21:21  |  『春抱き』雑誌掲載分  |  Top↑

Fri 17/04/2015

Tender Greens (be-boy GOLD2015年02月号) No.8

☆この記事は☆

2015年01月03日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。

日々更新の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。

カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題などなど。

そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して、この「恋歌」に転載しています。

特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。

レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。






●ああ、もう

あっという間に三が日が過ぎてゆく。

こわすぎる。

うぐぐ。






●気になるのは

このへんの番組です。

一応はお正月番組・・・のくくり、なのかしらん。

知られざる “コミケ” の世界 (1月12日 NHK)

疾風怒涛の'KABUKI'者 市川海老蔵にござりまする (1月3日 日本テレビ)

ブラタモリ ~京都~ (1月6日 NHK)

時分の花からまことの花へ 歌舞伎役者 片岡愛之助が見る未来 (1月9日 BS朝日)

うむむ、いいなあ。

見たいなあ・・・テレビないけど。

もしどなたか、万が一にもご興味があって録画なさったら、貸してください。

って、図々しいわね(汗)。

実家の父に頼めば(TVのハードディスクに)録画はしてくれるんですけど、その後が困る。

どういうわけかDVDに落とせず、結局 「見に来なさい」 と言われてしまいます。

それはそれで、わりと不便(苦笑)。


なお>>

今年のNHK大河は、今のところスルー予定。

伊勢谷が出るのは気になるけど、ハナから無理やり感の漂う主人公がなあ・・・(汗)。

ダメなんですよね。

大河ドラマの主役に女性を据えること自体、かなり難しいでしょう?

歴史に忠実であろうとすればするほど、主役を張れるスケールの女性なんか、数えるほどしかいないはず。

卑弥呼とか持統天皇クラスが、日本史上そんなにいるわけない。

北条政子や北政所おね(ねね)ですらキビシイのに、ねえ。

大河ドラマに21世紀の価値観を持ち込んで、

「主要人物が男ばかりでは、女性差別になってしまう!」

ってのは、アタマおかしいとしか思えません。

ましてイケメン揃えればいいってもんじゃないし、番宣ビジュアルの青春モノっぽい感じも嫌だ(笑)。

なにより、「幕末男子の育て方」なるポスターで萎えました。

あんなんイヤだー。

せっかく「官兵衛」で、いくらか見直したのに。

女性の生き方を伸びやかに希望的に描きたいなら、朝ドラがあるじゃない(笑)。

大河ドラマは、それをする場所じゃないでしょう。

もう。






●というわけで、

さて、閑話休題。

超エンドレスなレビューもどき連載。

そろそろ佳境(ん?)でございます。



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※以下、ネタバレを含みます。

※いつものことですが、レビューは個人の主観的な、勝手な、自由な感想です。

※時と場合にもよりますが、愛にあふれるボケやツッコミ、矛盾や疑問点の指摘など、なんでもあり。

※稀にですが、自分自身が以前に書いたレビューとビミョーに食い違うことを、しれっと書いたりも???

※そういうのが苦手な方は、この辺で読むのをやめたほうがいいかも・・・(汗)。














シーン4 (さらにつづき)

(京都のホテル、香藤くんの部屋)

問題の


ぷちゅっ・・・


の後は、ええ、お待ちかね(笑)。

ようやくというべきか、怒涛のえっちが始まります。

「んっ・・・!」

ベッド脇で抱き合ってキスして、いきなり。


「愛っ・・・しっ・・・る、香藤っ・・・」


うぎゃあ。

ヽ( ゜□ ゜;)ノ おぉ~!

それは実に唐突に、なんの前触れもなく降ってきました。

なにって、そりゃもちろん。

結婚生活10数年にして初の、岩城さんの「愛してる」。

「言った・・・!!」

思わず息を呑みました。

うおー!

言ったよ岩城さん!!

ヽ(´▽`*)人(*´▽`)人(´▽`*)人(*´▽`)ノ

香藤くん、おめでとう!

ヾ(〃^∇^)ノ♪♪♪

と思ったけど、あれ?

香藤くん、完全スルー。

おやあ?

聞こえてないわけ、ないよね?

読者もなんだか、もやもやスルー。

(実をいうとお茶会でも、ここはほとんど話題にならなかった!)

んんん・・・?

そらまあ、ねー。

はるか10年も昔に、新潟の家族の前で、

「愛してるんだ!!」

って、大見得きっちゃってるけどね。

「おまえが愛おしいんだ、香藤」

って、ついこの間(?)もハワイで言いましたけどね。

でも、それでも。

はじめての 「アイシテル」 なんだけどな・・・(笑)。

画期的なイベントのはずが、さらりと流されてしまった。

うむむ。


でも、ね?

実をいうとわたし、特に驚いていないんだ。

以前このブログで、岩城さんたちがいつ名前で呼び合うのか、について書きました。

覚えていらっしゃるでしょうか。

金婚式とか銀婚式とか、あのときはいろいろ言ってましたけど。

でもこの夫婦にとって、そういうことにこだわる時期は、とうに過ぎているんだと思う。

「ねえ、名前で呼んでよ」
「呼んでるだろ?」
「そうじゃなくって、下の名前!」
「んなことできるか(恥ずかしい)」
「じゃあ、俺は京介さんって呼んでもいい?」
「・・・」

みたいな初々しい/可愛いレベルは、とうに通り越していると思う、と。

二人の関係はそれだけ深化してる、と。

ひたひたと潮が満ちて来るように自然に、ある日なんというきっかけもなく、

「じゃあ行ってくるよ、京介」

カジュアルに、さりげなく言っちゃうんじゃないかなあって。

―――そう書きました。

呼ばれたほうも、ふっと笑って頷くだけ、みたいな。

もういいんじゃないの。

お誕生日を待たずとも、好きなときにプレゼントをあげてもいい、みたいに。


岩城さんの「愛してる」も、同じことじゃないかしら。

「ねえ言ってよ、言って!」

って頃の香藤くんなら、その言葉がこぼれ落ちてきた途端に泣いちゃう、かもしれない。

「今なんて言った!? もっぺん言って!!」

なんて大騒ぎして、岩城さんが真っ赤になって照れるかもしれない。

(それはそれで美味しそうなので見たいけど。)

でも今はそういうの、突き抜けちゃってるんじゃないでしょうか。

もういいんじゃないでしょうか。

あふれるほどの岩城さんの愛情を、たっぷりどっさり、十分すぎるほどもらってる香藤くんだもの。

岩城さんの全身全霊をかけた「愛してる」を、毎日その身体で受け止めている人だもん。

“愛される喜び” ににやけていたのだって、ほんの何日か前です。

ましてたった今、おまえを守るためなら何でもするって、言われたばっかり。

愛が音=言葉になるかならないかなんて、

「あれ、コップの水がこぼれた」

・・・くらい、些細なことなのかもしれない。

少なくとも今のふたりにとって、岩城さんがそれを口にするかどうかは、

“愛情を計るバロメータ(もしくはベンチマーク)”

にはならないんだろうな、と。

そんなふうに思いました。


さて、「愛してる」をスルーした香藤くん

彼が気にしていたのは、まったく別のことでした。

「こらっ そんなに乱暴にしたらっ・・・」

手荒な仕草で、岩城さんの服をはぎ取る香藤くん。

「他所の女のために着飾った服なんてっ・・・ 虫酸が走るよっ!!」

香藤くんが、服を脱がせたかった理由。

思いがけない激しい言葉に、岩城さんは目を瞠ります。

変な話ですが、わたしはちょっとホッとしました。

香藤くん、本音が言えてよかったね。

今回のお話では最初から最後まで、彼にはものすごい負荷がかかっていた。

「テンダー・グリーン」の被害者ランキングでいうと、

1.霧胡さんの旦那
2.香藤洋二
3.紫衣翔
4.森口洋介

で、香藤くんは登場人物中でもっともダメージが深かった。

(紫衣くんもかなりの被害を被っていますが、カバから逃げたところ&秘密の話をカバに聞かれた部分は彼のミス。ゆえに自責点扱いにしました。)

※岩城さんはランキング外。

(過去のツケが回って来たものの、今の時点では実害が出ていないから。)

香藤くんが辛いのは、それを誰にも言えないところ。

岩城さんの落ち度は形式的なもので、責められるような内容じゃないし。

(香藤くん視点。以前に寝たことのある女が、自分に知らせずに身ごもり子供を産んでいたというのは、男にしてみればどうしようもないリスクだ、という認識で。)

とはいえ、霧胡さんの存在がいかに忌々しいものか。

香藤くんがどれほど彼女の存在をきらっているか。

―――それを正直に、岩城さんに言えてよかったと思う。

虫酸が走るって、かなりきつい表現だものね。

で・・・?

それを聞いた、岩城さんのリアクション?

「・・・バカ」

で、あの顔です。


ナ ン ナ ノ ア レ。


今回おそらくいちばん美しいと思われる、のけぞった横顔。

至福の表情、と申しておきましょう(笑)。

「かとう、好きだ・・・」

という低い囁きさえ、聞こえてきそう。

詫びるでもなく、弁明するでもなく、あの顔。

媚薬、なんですよね。

前に言ってたでしょう?

おまえの独占欲は俺の媚薬だ、って。

ああ、そうですか(笑)。

嬉しいんですね、岩城さん。

そこでそんなあまーい顔、しちゃうんだもんね。

・・・まったく、もう。

(だから被害者リストに入れてあげないのよ、けっ!)


「あ・・・んん」

全身、服をはがされた状態の岩城さん。

ベッドに押し倒され、大股ひらいて、香藤くんのフェ○チオを受ける。

(と、それを俯瞰する監視カメラ的ビジョン。たまらん。)

その白い身体の下には、コートからスーツからシャツから、みんなそのまま。

・・・あーあ。

ぐちゃぐちゃだね、もう。

(事後、あんまり皺くちゃシミだらけなので、翌日は香藤くんの服を借りて旅館に戻った、と妄想中。スーツ一式はクリーニング・・・と思われますが、香藤くんが捨てちゃうかもね。もったいない。)

腕にだけ、まだまとっている袖。

それを抜き去ろうとする岩城さんが、なんかエロい。

そもそも岩城さん=全裸、香藤くん=着衣というのは、けっこうツボです。

せわしない感じがあって好き。

蹂躙する感があるのも好き。

(*/∇\*)

「香藤・・・」

差し出す左手が、香藤くんの頬に触れる。

同時に香藤くんが、岩城さんのペ○スを舐めていた顔を上げる。

えっろいコマだなあ。

*:.。☆..。.(´∀`人)

岩城さんが右手を伸ばして、香藤くんのペ○スを愛撫し始める。

お互いに手を添えて、性器をこすり合わせる。

実は、珍しいんじゃないかなあ。

(´∀`σ)σ

ごくごく初期のアレを除くと、ペ○ス同士を握ってしごくのってあんまり見ないような・・・?

(正常位で、お互いにこすりつけ合うのはよくあるけど。)

この数コマで、わかること。

岩城さんにとってペ○スへの愛撫は、あくまで前戯なんだなあ・・・(笑)。

今さらだけど、しみじみそう思っちゃったわよ。

(ときどきなぜかオカマ風。)

男でそれって・・・(笑)。

だって、余裕があるんですよ。

前をいじられてる限りは、いかに気持ちよくても、我を忘れるほどぶっ飛ぶことはない。

(//∇//)

後ろに指が伸びてようやく、本気のえろスイッチが入る感じ(笑)。

さすがや、岩城さん。

受けキャラ界の帝王だもん、こうでなくっちゃ!

「ヌルヌルしてて気持ちい・・・」

と(煽ってるつもりの)香藤くんに対して、

「言っとくが・・・おまえの唾液だからな」

などという、あまりにもバカバカしい発言をしたりもする。

冗談・・・!

っていうかコレ、煽ってるだけですよね(笑)。

驚愕の煽り返し(ローテク)。

白々しいほどのウソをあえて口にして、香藤くんのツッコミ待ち。


いろんな意味で、突っ込み待ち(爆)。


今回のえっちの岩城さんポイント>>

白々しい煽り文句。

唾液発言もそうですが、

「ズルいぞっ」

「今日は・・・激しくしないで・・・くれっ!」

「またっ・・・イキっぱなしに・・・なりそ・・・だっ」

なんなんでしょうね、今回。

こんな岩城さんは珍しい。

意図不明の心にもない台詞が、次々と口をついて出てるようです(笑)。

夢中で言ってるみたいだけど、それにしてもオカシイ。

イヤイヤ期ですか?

「反対語」ブームですか?

そう言ったら香藤くんが逆方向にメーター振り切れるって、わかってるでしょうに。

わかってて、結果が予測できるのにやるってことは、アレか。


「必殺・まんじゅうこわい大作戦」・・・?


岩城京介、ますます謎の男です(笑)。


今回のえっちの香藤くんポイント>> 

擬音語/擬態語。

ヌルヌル。

びしゃびしゃ。

とろっとろ。

びっくびく。

えっちくさい直接話法で、えろを盛り上げる。

こっちも、テクとしてはごくごく初歩的ね(笑)。


「はんっ・・・!!」

岩城さんの魔性のあ○るに、まずは指が一本。

たった一本。

だけど瞬間、岩城さんのテンションが跳ね上がるのがわかります。

このコマ、好きだなあ。

ハンターの目の(着衣のままの)香藤くんがいい。

香藤くんの首を片腕で抱きかかえたままの岩城さんも、いい。

「あっ・・・そこっ・・・ズルいぞっ」

前を愛撫されていたときの余裕は、吹き飛んじゃってるのよね。

つか、ズルイって(笑)。

ザ・ナンセンス(文字どおり)と言いたいくらい、意味のない台詞です。

何がどうズルイのか、わけがわからん(笑)。

「なにがずるいのさ?」

からかって問い詰めない香藤くんは優しい。

ホント、やさしすぎる。

(わたしならそこで、ソフト言葉責め&焦らしプレイに舵を切ると思うのよ。うん。)

岩城さんの震える吐息。

快感にあえぐその表情を見る香藤くんも、興奮してるのがわかります。

そう、攻めキャラの興奮。

これってわりと、描くのむずかしい気がします。

鼻息があんまり荒くてもカッコ悪いし、汗ひとつかかないのも不自然。

香藤くんの興奮ぐあいは、いつもそのバランスがカンペキ。

岩城さんの「気持ちいい」を最優先しつつ、ちゃんと自分の「気持ちいい」も追求してる。

そこが好きです。

「岩城さんのイイトコなら、一日中でも弄ってられるよ・・・」

「ああっ・・・ひっ・・・!!」

もうこうなると岩城さん、まともに言葉が出ない。

言葉責めとすら言えない程度の煽りで、どんどん身体が熱くなっちゃうのね(笑)。

やーらしー。

サイコー。


挿入、5秒前。

腰を高く掲げ、両足を開ききったものすごい体勢です。

岩城さんの顔はもう、貪欲なメスの表情になってる。

荒い息づかい。

かすむ視線はまっすぐに、香藤くん(のまぐなむ?)を捉えてる。

「もの欲しそうに見ないで」

今、あげるから。

煽りでも何でもなく、それが事実なんだろうなあ。

「あっ・・・あぁっ・・・」

香藤くんがはいってきた途端の表情が、本当にものすごくヤバい。

それだけで半分、イっちゃってる。

あとは香藤くん、怒涛の攻めです。

華麗な腰さばきで、熟練の技を見せつけます(笑)。

彼の格好、余裕がない感じがしてとても好き。

半裸・・・ともいえないのかな?

着衣のまま “必要な部分” だけを露出させてるので、外野からみるとちょっと間抜けなんだよね(笑)。

でも、それがいいの。

なんというか、妙なリアリティがありました。

見事な筋肉のついた下半身が、ちらりと見えるのもいい(笑)。

服のシワひとつとっても、芸術的だしなあ。


岩城さんがホント、

「あっ・・・あっ」

しか言えなくなっちゃうのも好き。

春抱き』的に最高級のセックスでは、岩城さんは言葉をしゃべれなくなる。

それがデフォ。

今回は、久々に濃厚なえっちでした。

熱っぽい疾走感があって、ふたりの距離も近い。

何度も何度も、舐めるように読み返しました(汗)。

岩城さんの 「イキっぱなし」 発言に関しては、気になりますよね。

「また」って言ってるってことは、最近そういう状態になったんでしょう。

それがいつものことなら、わざわざ言わないだろうし。

旅館で・・・?

それとも別のところで・・・?

ああ、知りたい(笑)。


で、熱いセックスのクライマックス。

岩城さんが甘い悲鳴をあげてのけぞり、香藤くんが一気に弛緩する。

ビクビクと、ふたりのペ○スがほぼ同時に爆発する。

直後の岩城さん。

汗びっしょりで、全身が痙攣しています。

射精の快感とは明らかにちがう、それが「イキっぱなし」状態。

一般的に、女性だけが味わうことができると言われてるけど、あ○るセックスではアリだって。

―――ウィキペディア先生がそう言ってました(笑)。

(蛇足ですが、ウィキ先生のえろ関係の用語エントリーは、とにかく詳細で丁寧でびっくりする。だれがあれだけの大論文を投稿するのか、気になってしまうぐらい。)


「持ってかれちゃった・・・すご過ぎ」

もうちょっと焦らすつもりが、うっかり達ってしまった照れなのか。

ちょっと舌を出した香藤くんが、サイコーに可愛い。

最近めったに見られなくなった、「年下の男の子」顔。

その顔を見上げる紅潮した岩城さんの顔がまた、えろすぎる。

ここ数年でよく見せるようになった、えっち直後限定のオンナの顔なのよね。

これもたまらん。

で、キッス。

絡み合う舌までが色っぽい・・・!

しっかり抱擁しあってるのも超好み。

うっひょー。

(´∀`σ)σ

春抱き』えっちが幸せな理由。

抱かれてるほうだけじゃなくて、抱いてるほうもちゃんと気持ちいい。

(のがわかるように描かれている。)

それからお約束の、事後のキス。

これがないと、終わった気がしない(笑)。

そして、岩城さんが欲しがること。

香藤くんの愛撫に飢えている、といってもいいくらい、貪欲に求める姿。

欲しくてほしくてたまらない。

その気持ちが、ストレートに伝わって来るのが好き。

ふだん抑制的に見えるからこそ、そのギャップに萌えます。

ああ、やっぱりいいなー。

春抱き』、サイコーです。


今回のえっち。

春抱き』史上もっとも官能的なえっちシーン・・・のひとつ、じゃないかなあ。

個人的な好みでも、ベスト5くらいには入るかも?

(´∀`σ)σ






●というわけで

つづきは、またあとで。。。



タグ : 春抱き Tender_Greens 岩城さん 香藤くん

EDIT  |  22:17  |  『春抱き』雑誌掲載分  |  Top↑

Tue 14/04/2015

Tender Greens (be-boy GOLD2015年02月号) No.7

☆この記事は☆

2015年01月02日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。

日々更新の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。

カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題などなど。

そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して、この「恋歌」に転載しています。

特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。

レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。








●拍手やコメント

お正月休み中にもかかわらず、たくさん。

ありがとうございます。

わたしの健康や生活を気遣ってくださるみなさまにも、心から感謝しています。



counter2jan2015b.jpg



カウンタの数字もすごい・・・(笑)。

いつもの倍以上の状態が何日もって、最近じゃ経験ないなあ。

レビューは決して、焦らしてるわけじゃありませんよ。

ご覧のとおり、あまりの量です。

(コンパクトにまとめる能力がないだけ、だけど。)

毎日これに何時間も費やしているので、いい加減いろいろヤバい(笑)。

「もうやめたら?」

一日一度は、小鳥さんに言われてる気がします。

わたしがアホみたいに精力つかい果たして死んでるので、

「そこまでしなくても」

と思ってしまうのでしょう。

我ながらアホ(笑)。

でもなー。

レビューって時間が経てばたつほど、書けなくなるんですよね。

繰り返し読んでストーリーに慣れて、初見の衝撃が薄れていけばいくほど、書けなくなります。

怒りとか疑問とか違和感って、そのうち去ってしまうから。

勢いがないと無理。

今回は、発売日からそろそろ一週間。

げ、限界かも・・・(汗)。



BE・BOY GOLD (ビーボーイゴールド) 2015年02月号BE・BOY GOLD (ビーボーイゴールド) 2015年02月号
(2014/12/27)
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●みなさまからの

お便りやコメント。

もちろんすべて、たのしく読ませていただいてます。




全体的に、まあ霧胡さんは仕方がないとして、紫衣翔くんの評判が悪い(苦笑)。

嫌われちゃってるなあ、という印象です。

紫衣くん自身は、どっちかっていうと被害者なんですけど、まあアレよね。

岩城さん香藤くんが幸せで、いちゃいちゃしていてさえくれればいい」

という大多数の『春抱き』ファンからすれば、あの母子はまさに、

“疫病神”

だものね。

新キャラへの風当たり、当分はつよそうだ。




霧胡さんが怖い、というご意見も多かった。

うん、怖いですね(笑)。

わたしが彼女に肩入れしてる(ように見える)のが、意外だとも。

いや、特に肩入れをしてるつもりはありません。

好きでもないし、やっかいな存在だとは思っていますよ。

しかし、なんでだろうなー。

彼女の心情が嫌になるほどわかってしまう、そんな感覚なのです。

可愛げのない女優くずれのビッ○なんだけど、100%悪女に徹しきれない脆さがある。

よくも悪くも、「女」なんだよねえ。

自分のきつい性格を自分でも持て余し気味で、恋愛に素直になれない。

“ありのままの自分” をさらけ出す勇気がなかった。

総じて生きるのヘタだなあ、と思うんだ(笑)。

(強がりで損をする点では、昔の岩城さんとも似てますね。)

若き日の岩城さんに夢を託したってのは、あながち岩城さんの妄想ではないと思うのね。

ギョーカイの泥水にどっぷり浸かってる一方で、そこから逃げたいとも思っていた。

「芸能界なんて汚い」と思いつつも、憧れは捨てられなかった。

岩城さんへの複雑な思い。

コンプレックス。

おそらく恋愛感情だけでなく、同業者(くずれ/ワナビー)の嫉妬や同族嫌悪も混じってますよね。

連載2回目、いやあれは3回目でしたっけ?

岩城さんが旅館で、悪夢にうなされて目覚めるシーン。

あのきっつい台詞はおそらく、霧胡さんの発したものなんでしょう。

あれ、マネージャーのいう言葉じゃないよね。

若い岩城さん相手に、よくあそこまで残酷な言葉を言えるよなあ。

岩城さんを手ひどく傷つけて、それで自分も一緒に傷ついたんじゃなかろうか。

世の中には、どうあっても絶対にうまくいかない男女ってありますよね。

ぶつかり合い、憎しみ合うばっかりで、いくらもがいても決して幸せになれない人間のとりあわせ。

霧胡さんと岩城さんは、そういう感じだったんじゃないだろうか。

少なくとも彼女は、その最悪の相性に気づきながらなお、独り相撲をとってたんじゃないか。

(そもそも一方通行の思いだし。)

―――いやあ、不毛だわ(汗)。

ところで>>

彼女をきらい、怖いと思う理由。

その中には、今後の彼女の「自爆テロ」の可能性を危惧するものもありました。

紫衣翔くんの出生の秘密という爆弾。

恨みつらみが高じて、いつその爆弾を爆破させるかわからない。

意図が見えないだけに不気味、というご意見。

そうね・・・どうだろう?

わたし自身は、彼女はそこまで馬鹿ではないと思っています。

そう思いたいだけ、かもしれないけど。

「時機を逸した」ということを、彼女は悟っていると思うんだよね。

20年間ずっと苦しんでいたかもしれないけど、失った時間は返らない。

彼女はすでに人生後半戦に入ってる。

高校生の息子だって、独り立ち寸前。

今さら、遅いよね。

あがいても何も得られないどころか、今もっているささやかな安穏すら失ってしまう。

もっと甘い想像が許されるなら、夫のことだって。

口ではひどい言いかたしてたけど、本当にあれが本音かね?

懐の大きな旦那に甘えて、わがまま言ってるツンデレだったりしないかねえ・・・?




今回の香藤くんの不安(レビューNo.6参照)を、「源氏物語」になぞらえた方もいらした。

女三宮が「正妻」として降嫁してきた煽りをうけて、光源氏の「実質的な正妻」のポジションを失ってしまった紫の上。

どれだけ「いちばん愛してるのはおまえだ」と言われても、悲しみと悔しさはどうしようもない。

―――という、あのエピソードです。

なるほど、うまい喩えだなあ。

そのうえ若い女三宮は、あっさり子供を授かっちゃいますからね。

子供に恵まれなかった紫の上にとっては、屈辱以外のなにものでもない。

(まあ、女三宮が産んだ子供の父親は光の君じゃない、ってオチなんだけどね。)

うむむ。

まさか『春抱き』が、源氏物語と繋がるとは。

紫の上は、いわばなりゆきで光の君の妻になっちゃったんで、正式な婚礼はしてないのよね。

誰にもいえないコンプレックスの根源。

彼女はそれを終生、後悔し続けることになります。

どれだけ愛し合っていても拭いきれないほどの鬱屈を、最後まで消化できなかった。

香藤くんが、まさかの紫の上かあ・・・(笑)。

岩城さん=光の君は、イメージどおりだけどさ。

実際にはもちろん、霧胡さんは女三宮とはちがいます。

まったくちがうけど、あの香藤くんの「不倫」発言の裏には、そういう恐怖があったと。

それはたしかに、そうだと思う。

あのときの香藤くんの苦悶の表情。

見ているこっちの胸が痛むほどだったからなあ。

ちなみに>>

ナンバーツーに格下げになった紫の上は結局、早く逝ってしまいます。

彼女のほうが光の君より、はるかに年下だったのに。

相思相愛で、生涯の伴侶でありながら、どこか寂しかった女性。

そこはもちろん、『春抱き』とはちがいますけどね。

なお、個人的には、岩城さん=藤壺の女御が昔からの妄想パターンです(笑)。

香藤くんは光の君(ということは惟光=金子さんか)。

当然ですが桐壷の更衣は、香藤母、ということになります。

ψ(`∇´)ψ

この場合、藤壺の女御の夫=桐壷帝が要るのが難点。

しょうがないので、便宜上、雅彦お兄さんにお願いするかな・・・(汗)。






●というわけで

さて。

レビューもどき、続けます。



※以下、ネタバレを含みます。

※いつものことですが、レビューは個人の主観的な、勝手な、自由な感想です。

※時と場合にもよりますが、愛にあふれるボケやツッコミ、矛盾や疑問点の指摘など、なんでもあり。

※稀にですが、自分自身が以前に書いたレビューとビミョーに食い違うことを、しれっと書いたりも???

※そういうのが苦手な方は、この辺で読むのをやめたほうがいいかも・・・(汗)。














シーン4 (つづき)

(京都のホテル、香藤くんの部屋)

「おまえを守るためなら俺は何でもする。―――だから安心しろ」

「かっこいい・・・岩城さん―――」

の後、ですね。

しっかし、いい台詞だなあ(うっとり)。


だ か ら 安 心 し ろ。


うう、言われてみてえ。

岩城さんの命令口調はいつものことだけど、ここではなぜか、ぐっと来ます。

20代の岩城さんには、言えなかった。

(むしろあの頃は、若い香藤くんのほうが安心して、って言ってた感じ。)

30代の岩城さんには、ここまでの自信はなかった。

(あるいは照れくさくて、真顔でそんなこと言えなかった。)

40代になった今の岩城さんだからこそ、この言葉に重みがあるんだと思います。

余裕というか、ふてぶてしさ。

香藤くん以外のことなら何でも、必要なら切り捨てられる、というある種の開き直り。

人生の取捨選択で悩んでいた岩城さんが、とおい昔のようです。

かっこええわ。


「褒められついでに・・・」

岩城さんはわざと、軽めの話題に切り替えます。

(わざとだと思ってるけど、天然なので、何も考えていない可能性も。)

「どうして旅館より、こっちのホテルに泊まりたがったんだと思う?」

自分で水を向けておいて、勝手にやきもちを焼いてみせる(笑)。

香藤くんが、翔くんをホテルの部屋に招き入れたのが許せないって。

俺が入ったことないのに! って。

―――もう、岩城さんったら。

そこ?

それ、重要???

アホか(笑)。

・・・ものすごーく調子がいいようですね、ホント(笑)。

かわいいなあと思うのは、岩城さん。

つい数日前、洋介くんがらみで香藤くんに嫉妬されたとき、

「俺の年齢を考えろ」

って、まともに取り合わなかったでしょう?

それをちゃんと反省してるのが、結構かわいい(笑)。

(でもさ、岩城さん?)

(小学生と40代のオッサンならたしかに、年齢差だけで恋愛なんか論外だって思えるかもしれないけど。)

(香藤くんは36歳で、紫衣翔くんは18歳だ。そっちは、アリっちゃアリなんですけどね・・・?)

紫衣くんにやきもち焼いちゃう岩城さん、かあ。

息子だという意識は(このときは)なさそうだけど、あったらあったで複雑かもね。


「そもそも、あの突飛な可能性に行き着いたのだって・・・」

このコマの岩城さん、なんかすごい好き。

旅館であれだけの情事のあと、深夜あっさり香藤くんに置いて行かれて、呆然とする岩城さん。

香藤くんが浮気 → あり得ない!

浮気に見える行動をとる → あり得ない!

俺に黙って去っていく → あり得ない!

何重もの「あり得ない」があり得る理由を、悶々と必死で考えた結果が、

「まさか・・・子供・・・もしかして、俺の!?」

だった、ということのようです。

「その答えに行き着いたとき、ホッとした・・・」

岩城さんの告白。

香藤くんの不審な言動を説明する、唯一の可能性。

「ああ、よかった」

というのが、岩城さんのリアクションだったってわけだ(笑)。

浮気じゃなくてよかった。

香藤が裏切ったんじゃなくてよかった。

(=香藤と離れるわけじゃないなら、どうでもいいや。なんとかなる。)

・・・ひどい(苦笑)。

悟りを開いたお釈迦様のように心が澄んで迷いがない、と。

あなたはそれでいいかもしれないけど、さ?

その頃の香藤くんは、それこそ煩悶で夜もロクに寝られなかったんだよ?

死ぬほど辛い気分だったのよ?

ねえ岩城さん。

そういうの、自分勝手って言うんだけど・・・?(笑)

(息子かもしれない紫衣くんの気持ちなんて、これっぽっちも考えてないし。)


まあ、ともかく!

岩城さんだから、しょうがない(笑)。

ポイントは、この時点ですでに岩城さんが、ひととおり考えたってことですね。

もしも、あの子が本当に自分の子供だったら―――?

香藤くんがどう思うのか。

世間に知られたらどうするのか。

産んだ母親がどう言ってくるか。

そして自分は、何をしたいのか。

それだけ考えるひまがあったのだから、冷静なのも当然ですね。

人生のプライオリティ。

それがすでに決まっていて、ぶれない人は強い。

「おまえに一途すぎていっそ笑える・・・」

香藤くんは、ひと言もない。

ボー然としてますもんね、ここ。

「いい歳して、かっこよすぎだと思わないか?」

ええ岩城さん、わかるよ。

わかりますとも。

アナタのいう「かっこよすぎ」は、自虐ネタだ。

みっともないって意味で言ってるというのは、読者にはわかる。

でも、それ、通じてないよ(笑)。

お目々ハートマークの香藤くんは、文字通りの意味でしか理解してない(笑)。

「わー、すっげー・・・」

ってさ。

「岩城さん、かっこよすぎ・・・!」

って、顔に書いてあるじゃない(笑)。

ついでにいうと、香藤洋二。

どう考えても、この時点でフル勃起してるよね(確信)。

そしてキッス。

久しぶりの、コマ割り+唇どアップのやーらしーキスシーン。

(函館のホテルと、美味礼賛のお風呂シーン以来かな・・・?)

(* ̄¬ ̄*;)

唇を描くだけでこれだけエロティックな作家って、世の中ほかにいない。

キスシーンだけで、えっちシーンだと認識できるってスゴイ。

誘い受け岩城さんの本領発揮。

攻め気の、やる気の岩城さんは最高にえろい。

(* ̄¬ ̄*;)

そしてまた、岩城さんの唇のヤバそうなこと・・・じゅるり。

(* ̄¬ ̄*;)


ぷちゅっ・・・


って何だよ、これ(爆)。

卑猥すぎて、目眩がしました。

いつもの「ちゅ」に、「ぷ」がつくだけで、こんなに印象が変わるんですね。

動揺したわ。


ぷちゅっ・・・


どひゃあ、すけべ!

ひゃあ、どスケベ!

頑張れ香藤!!

岩城さんに負けるな! (無理だけど)

主導権を奪い返せ!! (無理っぽいけど)

・・・などと、変な応援をしてみたり・・・(笑)。






●寸止めですが

続きはあとで・・・!


タグ : 春抱き Tender_Greens 岩城さん 香藤くん 紫衣翔 三池霧胡

EDIT  |  21:12  |  『春抱き』雑誌掲載分  |  Top↑

Sun 12/04/2015

Tender Greens (be-boy GOLD2015年02月号) No.6

☆この記事は☆

2015年01月02日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。

日々更新の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。

カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題などなど。

そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して、この「恋歌」に転載しています。

特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。

レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。






●あらためまして

再び、明けましておめでとうございます。

2015年。

実りの多い年でありますように。



nengajo2015assf.jpg



元日、はきゅーっと冷え切った一日になりましたね。

一応、昼すぎに初詣に出かけました。

寒いしめんどくさい、といやがる小鳥さんを、

「ちょっとだけだから! すっぴんでもいいから!」

むりやり引きずって。

泣きそうな曇り空でした。

で、雪が舞いました・・・(汗)。

本当にはかなく、ちらほらと、風花という言葉そのままに。

「ひええ、元日に雪・・・」

この辺では、これが初雪。

寒いわけです。

「・・・帰る」

さっさと退散したのは、いうまでもありません。

しばらくは、きびしい寒さが続きそうです。

どうぞみなさま、ご自愛ください。






●ちらっと

ちょっとだけ、NHK紅白歌合戦の録画を見せてもらいました。

といっても、話題のアレ。

NYから中継したというアレと、大トリの聖子ちゃんだけね(笑)。

①松田聖子の娘って、いつの間にああいう扱いになったんだろう。

②迫力の 「Let it go」 はよかった。

③英語の歌詞を初めて聞いたら、日本語訳のフリーダム加減に驚いた(笑)。

④聖子ちゃんの歌は相変わらずだった。よくも悪くも。

⑤彼女の・・・あの、顔のサイズは・・・あんなだったっけ(汗)。

昔はそんなこと感じたことなかったのに、衝撃でした。

きらいじゃないし、あれだけ維持できてるって凄いと思うけど。

⑥サザン出てたの!?

⑦え、中森明菜? マジ?

知らなかったなあ。






●たくさんの

拍手とコメント、本当にありがとうございます。

年賀のご挨拶も、もちろん。

年末年始のお忙しいところ、非常識に長いレビューを読むのも大変でしょう(汗)。

それでもわざわざ、何か感想を残してくださる。

あるいは、拍手ぽちっとしてくださる。

ありがたいことです。



nengajo2015bssf.jpg



昨夜のカウント・ダウンチャット。

お陰さまで、ほぼ朝まで盛り上がりました。

来てくださったみなさま、本当にありがとうございます。

途中で飛ばされてしまったKさま。

勝手がわからず、さぞ困ってしまわれたことと思います。

不快な思いなんてとんでもない。

みなさん、心配していらっしゃいましたよ。

今回は残念でしたが、また機会がありましたらどうぞ。






●ご質問に

お答えします。



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(2014/12/27)
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☆過去のレビュー

検索で偶然にたどり着いた方から、過去のレビューも読みたいというお問い合わせ。

以前も触れましたが、わたしには

ゆすらうめ恋歌

なる別ブログがあります。

不定期更新ですが、『春抱き』をはじめ、読んだ本やマンガのレビューを載せています。

ここ7~8年のレビュー記事はほとんど転載している、はず。

もともといい加減な性格なので、漏れてるものがないとは言いませんが・・・(汗)。

よろしかったら、そちらをご覧ください。


☆親サイト

なにを親というのか、人によってちがうかもしれないけど。

約10年ほど前に開設した 「ゆすらうめ異聞」 というサイトが、わたしにとっての本丸御殿です。

春抱き』の私設ファンサイトで、主に二次創作の小説を載せています。

この 「雑想記」 は、いってみれば 「ゆすらうめ異聞」 の一部を構成しています。

少なくとも、わたしの認識はそうです(笑)。

むろん、どこをどうブックマークなさるかは個人の自由です。


☆コミックスと雑誌掲載分

世の中にはコミックス派と、雑誌購読派がいますよね。

雑誌派のひともコミックスは買うので、別に対立するコンセプトじゃないけど。

雑誌で連載を追いかけると、続きが気になってイライラするので、

「コミックスにまとまってから読みたい!」

―――そういう主義の人がいるのは、何もおかしくない。

別にどっちでも、個人の自由だと思います。

が、しかし。

今回だけはですね、できることなら、コミックス派の人にもGOLDを読んでほしいなあ。

ひとの(わたしの)レビューなんぞを読む前に、ご自分でたしかめてほしい。

そう思ってしまいます。

リブレ出版の回し者ではないですよ(笑)。

今、このタイミングで味わってほしい、というのと。

せっかくの美麗な絵柄。

雑誌サイズの大きなGOLD紙面で堪能してほしい、というのと。

修正される前のお話を見られるのは、今しかないから。

―――というのが理由。

過去の例でいうと、ですね。

雑誌に掲載された原稿がコミックスに収録される際、センセはけっこう手を入れるのです。

ページ数が足りなくて説明不足だった部分の加筆。

サービスショットの追加。

いろいろあるけど、個人的にいちばん注目するのはネームの変更です。

台詞だけでなく、擬音やモノローグ部分の表現まで、わりと変わっていたりする。

(かつて、「天国の香り事件」というのがあってだね・・・!)

それでずいぶん、話の印象が変わります。

つまり雑誌掲載分というのは、幻のセリフの宝庫・・・である可能性も、あるわけです。

「作者が推敲に推敲を重ねた上での、最終形態がコミックスである」

というのは、おそらくその通り。

そこに文句をつけるわけじゃありません。

だけど雑誌に載った部分には、荒削りな魅力があります。

独特の高揚感というか、熱というか、勢いがある。

コミックスにはない迫力があったりもする。

そういうのを味わってほしいなあ、と思わずにはいられません。

今回は、特に。






●というわけで

さて。

レビューもどき、続けます。



※以下、ネタバレを含みます。

※いつものことですが、レビューは個人の主観的な、勝手な、自由な感想です。

※時と場合にもよりますが、愛にあふれるボケやツッコミ、矛盾や疑問点の指摘など、なんでもあり。

※稀にですが、自分自身が以前に書いたレビューとビミョーに食い違うことを、しれっと書いたりも???

※そういうのが苦手な方は、この辺で読むのをやめたほうがいいかも・・・(汗)。














シーン4

(京都のホテル、香藤くんの部屋)

大阪での霧胡さんとの話し合いから、京都に戻った岩城さん香藤くん

岩城さんの意向で、香藤くんのホテルにやって来ました。

岩城さんの宿のほうが絶対くつろげるのに、もったいないよ」

香藤くんはいぶかしげです。

岩城さんは、絶対に来たいと思ってたって頑な。

「変なの」

って、ここまではまるでいつも通りのふたり。

でも。

否応なく話題は、先ほどまでの懸案に及びます。

とんだ転地療養になったな、と岩城さん

「あんなに殺気立ってるおまえを久しぶりに見た」

かつての、例の宮坂くん事件のときを思い出したよ、って。

なるほど。

ここ数日の、香藤くんの尋常ならざる様子。

態度もセックスもずっと、おかしかったでしょう。

岩城さんはそこに、あの宮坂くん事件の際のキリキリ怒り狂っていた香藤くんの面影を見たのね。

あのときの香藤くんの苦しみ。

それと同じような思いを、今またしてるんだな、と。

岩城さんはそう判断した、ということでしょう。

「まさか俺に、隠し子騒動とはな」

―――ん?

このあたりで、読者は気づくんですよね。

あれ?

なんか岩城さん、どこか他人事みたいに語ってない・・・?

今回の騒動のど真ん中にいるはず、じゃないの?

渦中の人のはずなのに、それほど思い苦しんでいるようには見えない。

むしろすっきり、サバサバしてるような・・・?

霧胡さんとの経緯や積年の負い目を香藤くんたちに説明できて、ほっとしてるのか?


で、香藤くん。

岩城さんの言葉をやんわりと訂正します。

岩城さんに子供がいるってだけなら、こんなに切羽詰まってないって。

「怖かったんだ」

その言葉に、思わず振り返る岩城さん。

香藤くんの表情が恐怖に歪んでいます。

「俺達の関係が・・・不倫って呼ばれる日が来るんじゃないかって・・・」

不倫。

春抱き』にもっとも相応しくない言葉だよね(汗)。

いちばんあり得ないコンセプト、というか。

誰と誰が、いったいどう不倫関係になり得るっていうの!?

―――混乱した読者は、多いはず(苦笑)。

「は・・・?」

岩城さんもきょとん、としています。

わたし、この部分を読んでいて、正直イラッとしたよ(笑)。

「は?」はねえだろ(笑)。

岩城さん、鈍すぎる。

いや、そんなの知ってたけど、それにしてもなあ・・・!

|||(-_-;)||||||

後で詳述しますが、岩城さんはすでに腹が決まってた。

もう迷いようがないから、むしろ清々しいほどに落ち着いてた。

愛さえあれば大丈夫。

それが、岩城さんの出した(ある意味、単純すぎる)結論だ(笑)。

でもそれ、さあ?

その覚悟、(この時点では)香藤くんは知らないんだよー。

だから、胃潰瘍になりそうなくらい悩んでるんだよ。

ずっとそうだったのよ。

もっと早く言ってあげようよ・・・(汗)。


香藤くんの葛藤、いや、恐怖。

それはもちろん、岩城さんと霧胡さんの関係です。

このスキャンダル?が持ち上がった当初から、香藤くんがひたすら恐れていたのは、そこだ。

「岩城さんが、責任をとるって言い出すんじゃないかって」

まさに、ここです。

全宇宙120億人の『春抱き』ファンが、ひそかに危惧していたこと。

どっかの女が勝手に子供を生んだ。

それもまあ問題だけど、岩城さんが知らなかった以上どうしようもないし、道義的な葛藤は起きない。

それだけなら、なんとか受け入れられた。

でも、子供がいるってことは、その子を生んだ母親がいるってこと。

その女性が、岩城さんに迫ってきたら・・・?

愛ゆえだろうと、お金や名声ねらいだろうと、脅威は同じことです。

男と女は結婚できる。

岩城さんと香藤くんはできない。

そして香藤くんは、岩城さんの性格をよーく知っている。

やさしくて、生真面目で、責任感の強い人だ。

「籍だけ入れてくれ、助けてくれって言われたら、恩人に対して、岩城さんはそんなの知らないって言える!?」

今回のストーリーの肝。

それがこの台詞に象徴されていると思います。


「言えるよ」

岩城さんはようやく、香藤くんの不安の正体に気づきます。

俗な言いかたをするとね、

“ここから、岩城さんのターン!”

なんですよね(笑)。

余裕のない、不安におののく最愛の香藤くん。

その姿を見て岩城さん、カチッとスイッチ、入ったんだと思う。

昔からそうですよね。

愛おしさに突き上げられて、ものすごーく男くさいマリア様が降臨する。

マリアなんだけど、男。

ヘタすると攻めだったり(笑)。

あとは怒涛の口説き文句で、旦那をめろめろ(死語)にしちゃいます。

いとも簡単に骨抜きに。

(やろうと思えはきっといつだって、こうやって手のひらの上で旦那を転がせるのかもね。)

「おまえを悲しませてまでしなきゃいけないことなんて、この世にない」

スイッチ入った岩城さんの端正なお顔。

マリア・モード寄りの攻め顔なので、実をいうと内心ハラハラしました。

「ちょ、ちょっと岩城さん!?」

たぶん、「ひい」とか「ひょお」とか、悲鳴を上げてたと思う。

(ま、ま、まさかと思うけど、この展開で男らしくリバっちゃう・・・!?)

(えええええええ!?)

(いやいやいやいやいや、もちつけわたし!)

(いや餅じゃねえ!)

(よ、よりによって 「受け特集」 の表紙を飾っておいて、リバはない・・・よね!?!?!?)

(そんなんあり得ない!)

(いやいや、でもセンセなら、何をやってもおかしくないかも・・・!?)

―――パニック(笑)。

岩城さん自身は、まったく冷静でしたけどね。

「少し前の俺なら、葛藤のひとつくらいしただろうからな」

「自分が死ぬこととおまえを亡くすこと以外は、人生のかすり傷」

なるほどねえ。

病気をして人生観が変わったって、こういうことか。

香藤くんですらこれは読めなかった。

じゃあ、わたしなんぞにわかるわけない(笑)。

極めつけが、そっと香藤くんを抱きしめてささやく、

「おまえを守るためなら、俺は何でもする。―――だから安心しろ」

です。

うきゃー。

どえー。

ひょおー。


オ ト コ マ エ !


だけど、史上最強のマリア。


岩城さんの横顔の美しいこと。

がしっと抱擁する身体の厚みや曲線まで、カンペキに美しい。

そして香藤くんの涙。

じわりと、こみ上げる感情。

「かっこいい、岩城さん―――」

そう。

岩城さんは最高に男らしく、最高にかっこいい。

くらくらするわ。

かっこいいことぐらい知ってたけど、それをここで今ふたたび、再認識しました。

今回のGOLDのキャッチコピー。

「可愛い。・・・のに、カッコいい!!」

でしたよね。

数日前のレビューでわたしは、それは逆じゃないか、って書いた(笑)。

(一般論として)岩城さんを表す言葉であるなら、

「カッコいい。・・・のに、可愛い!!」

が適当である、と。

その考えは今も同じですが、今回のこの、「テンダー・グリーン」最終回を見て、

「ああ、やっぱりこれ、可愛いのにカッコいい、で正しいわ!」

と思い直しました。

今回の香藤くんの気持ちは、このまんまでしょうから。


香藤くんの脳内では>>

ああ、俺の岩城さんはなんてカッコいいんだ。

いつもはめちゃくちゃ可愛いのに、やっぱ年上の人なんだな。

いつの間にこんなに大きく、逞しくなったんだろう。

ずるいよ、自分だけ葛藤から抜け出して、落ち着き払っちゃって。

やっぱり俺、岩城さんには敵わないや。

―――って。

そういう言葉がぐるぐる、渦を巻いてるんじゃないかと思います。

感無量で、言葉にならないけど。

今回の香藤くん。

いかに不安定な心を抱えていたのかは、彼の言葉からも伺えます。

厳密に考えると、

「俺達の関係がどうにかなるなんて思わない」

という言葉と、それでも彼が抱えてしまった不安とは、矛盾するんですよね。

(信頼関係の問題ではない、ということに注意。)

岩城さんとの関係が、今さら揺らぐはずがない。

ふたりが歩んできた10数年はダテじゃない。

他の誰よりも、岩城さんのことをわかっている自信がある。

岩城さんが他の、別の人間に(男でも女でも)心を移すなんて考えられない。

―――全部、ホントのことだ。

気負いでも自惚れでもない。

香藤くんは、それを知ってる。

でも、人の心ってわからないものだなあ、と思う。

これほどまでに一途に、岩城さんに深く愛されていて。

これだけ岩城さんを(言いかたは悪いけど)自由にできる人は、他にいないじゃんか。

その香藤くんにして、こんなに不安になるのか。

これほどたしかな愛の絆を持っていても、それでも怖くなってしまうのか。

香藤くんが弱いわけじゃない。

そう思ったことなんか一度もない。

愛に終わりがないから?

気持ちは完成することがないからって、前に言ってたよね。

そういえばかつて、吉澄さんに見当違いの嫉妬をしてました。

あのときの香藤くんも、思えば常軌を逸していた。

脅威になり得ないってわかってる相手なのに、それでも気にせずにはいられなかった。

吉澄さんに対するガルガル反応は、ずいぶん長いこと続きました。

人畜無害(吉澄さんゴメン!)な相手であっても、あのリアクションだ。

宮坂くん事件のときは、推して知るべし。

まさに阿修羅のごとき憤怒で、形相が変わっていました。

岩城さんが必死で止めていなかったら、マジで香藤洋二、犯罪者になっていたかもしれない。


で、今度は霧胡さんだ。

彼女には決定的な「優位点」が三つある。

①(香藤くんの知らない)岩城さんの若き日々を共に生きていること。

②実際に子供を産んでいること。

③岩城さんにとって頭の上がらない相手であること。

それに加えて、岩城さんに寄せる彼女の複雑な愛憎。

(岩城さんは気づいてなくても、香藤くんにはわかったことでしょう。)

吉澄さんはもとより、単純バカな宮坂くんより、はるかにタチが悪い。

というか、香藤くんの分が悪い。

(と、彼には、そう思えるんじゃないか。)

そういうすべての葛藤と焦躁が、あの「不倫」発言につながったのだと思います。

自分が「格下げ」扱いになるかもしれない、という恐怖・・・?

第三者からみるとあり得ないけど、香藤くんは大まじめだ。

本心から、霧胡さんのもたらす変化におののいていたのだと思います。

岩城さんゆえに苦しみ、岩城さんだけに癒される。

香藤くんも、とんでもない奥さんを持って大変だ。

結局はすべて、ご褒美なんだけどね・・・(笑)。






●このあたりで

ひとまず、切ります。

またね。。。



タグ : 春抱き Tender_Greens 岩城さん 香藤くん 三池霧胡

EDIT  |  22:08  |  『春抱き』雑誌掲載分  |  Top↑

Fri 10/04/2015

Tender Greens (be-boy GOLD2015年02月号) No.5

☆この記事は☆

2014年12月31日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。

日々更新の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。

カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題などなど。

そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して、この「恋歌」に転載しています。

特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。

レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。






●いい加減

めちゃくちゃに疲れた・・・!(笑)

疲労困憊です。

体力的にも、精神的にも。

目が痛いわ、腰が痛いわ、肩が凝るわ。

この三日間は、寝ても醒めても文字通り『春抱き』どっぷり。

誇張抜きです。



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もう何回、最新話を読み返したことでしょう。

(いつだって雑誌に掲載されるたびに何度も読み返しますが、今回はいつもの比じゃない。)

どこにでも持っていくので、GOLDはすでによれよれ気味。

表紙のきれいな岩城さんに、ごめんね、と謝っちゃうほど。

ぐるぐるエンドレスに考えて、考えて、考えて。

考えすぎて、脳みそが沸騰しそう。

思考回路もショート気味です。

なんか、もうね。



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「あのさ、あのとき岩城さんがさ―――」

どんなときでも、他の話の途中でも、いきなり『春抱き』を語り始めるので、

「はいー!?」

小鳥さんも目をぱちくり。

・・・すみません。

彼女のしてる話、実はほとんど聞いていません(汗)。

頻繁に会話が成立しない。

ごめんなさい。

レビューを書くほうも、なんかノリがおかしいですよね。

寝落ちしてばっかりで、いつまでも終わらないし。

「もうヤダ!!」

「やめよう!! もう書けない!!」

そう思って放り出しては、また書きかけのブログに戻ってくる。

それの繰り返しです。

あぐぐぐぐ。

もーやだー。

年末にこんなに神経すり減らすなんて、冗談じゃない(苦笑)。

掃除もお正月の支度も全部ストップしたままで、ホント、どうしましょう。

岩城京介。


テ メ ー の せ い だ よ !


・・・はい、逆ギレです(汗)。

ああ、香藤くんの気持ちがわかるわ。

ホントに。

彼の深い愛と尋常ならざる忍耐力に、心からの敬意を捧げます。

合掌。






●そういうわけで

レビューっぽい何かはさらに続きます。

バカみたいに長い。

呆れを通り越して、終わらなくてイライラしてます。

それにもかかわらず、読んでくださってありがとうございます。

感想もいろいろ頂いています。

おおむね好意的に受け止めてくださって、ホッとしています。

拍手ひとつひとつが励みです。

感謝。



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※以下、ネタバレを含みます。

※いつものことですが、レビューは個人の主観的な、勝手な、自由な感想です。

※時と場合にもよりますが、愛にあふれるボケやツッコミ、矛盾や疑問点の指摘など、なんでもあり。

※稀にですが、自分自身が以前に書いたレビューとビミョーに食い違うことを、しれっと書いたりも???

※そういうのが苦手な方は、この辺で読むのをやめたほうがいいかも・・・(汗)。














シーン3 (ラスト)

(大阪のホテル室内)

霧胡さんについて。

数多くのコメントをいただいています。

彼女にはいろいろと、考えさせられますよね。

おもしろいことに、というか自分でも意外だけど、わりと彼女に共感してるのよね。

やや僭越な言いかたをすると、

「彼女の心情、手に取るほどわかる気がする・・・」

とすら思う。


世の中には、二種類の女性がいる。

わたしは常々そう思っています。

「女であること」を武器にすることを躊躇わない(当然の権利として行使する)タイプ。

「女であること」で得をしたりうまく責任逃れするのを、極端に嫌うタイプ。

―――ね?

で、これはわたしの憶測だけど、腐女子には圧倒的に後者のタイプが多い(笑)。

自分に自信がないってのもあるけど、それだけじゃないのよね。

女性であることをメリットと考える、その特権を享受して当然だと考える人。

そういう人は、なぜかBLにはハマりにくい。

BLにはまる人は得てして、もちろん例外もありますけど、

“女性であることにどこか居心地の悪さ、決まり悪さを覚えたことがある”

女性が多い―――。

そう思うのですが、いかがでしょうか。

自分の女性性を120%謳歌したことがない、する気になれない。

とでも申しましょうか。


言うまでもなく、霧胡さんは前者です。

つまり、わたしとは正反対のタイプだ(笑)。

そもそも女優志望という時点で、世界観がちがう。

彼女はおそらく、容姿にそれなりの自信があったんだろうね。

(そういう人に限って、容姿のささいな欠点を非常に気に悩んだりしがちだけど。)

おまけに、誰かと寝ることで利益を享受できるなら、それをやっても構わないと思える人だった。

(それを進んで、楽しんでやってたかどうかは別。)

その作戦が通じるのは若くて魅力的な女性(たまに男性)だけだから、

「利用できるものなら利用して当然でしょ」

ぐらいは、思っていたかもしれません。

なんかこう書くと身も蓋もないけど、わたし、そういう女性はきらいじゃないよ。

(かといって好きでもないし、身近にいてもあまり気が合わないだろうけど!)

目的のためには手段を選ばない。

ってのは、まあモラルは別にして、なかなかできることじゃない。

すげえ、と思わないこともないのです。


ただし、ね。

それだけだったら、霧胡さんに同情も共感もしないと思う。

イジワルを言おうとすれば、言えるんですよ(笑)。

手段を選ばない?

「それが本当なら、石に齧りついてでも女優になっていたんでは?」

彼女には、悪魔に魂を売り渡してでも女優になってやる、というほどの覚悟はなかった。

どこか途中で足がすくんで、怖くなって立ち止まってしまった。

中途半端な保身。

それが彼女が挫折し、岩城さんが夢を成し遂げた理由だ。

(その岩城さんだって、香藤くんとの出会いがなければ、霧胡さんと似たような境遇で終わっていたかもしれない。)

あきらめずに夢を追いかけ続けたかどうか。

それが差を生んだのだと思います。

でも、それでバッサリ彼女を敗者と決めつけるのは酷でしょう。

女だからね。

若さと美貌は、いつまでもあるわけじゃない。

結婚して子供もほしい。

迷いがあったのは、当然だと思う。


そして不思議なことに、霧胡さん。

女であることを武器に生きて来たわりには、恋愛下手だったのですね。

不器用というか、なんというか。

いや、ちょっと違うか。

お金や権力を持った男との関係なら、ノウハウを知りつくしていたかもしれない。

でも、岩城さん相手となるとね・・・?(笑)

勝手がちがいすぎて、どうしていいかわからなかったのでしょう。

というか、前にも書いたとおり、

「あり得ない!」

とばかりに、自分自身の思いを封印して/否定して来たんじゃないかねえ。

要するに彼女は、自分に負けたんじゃないでしょうか。

プライドが邪魔して、素直になれなかった。

その時点で、負け。

あんな若い子相手に、この私が魅かれてるとか!?

バカバカしい!

今さら、どのツラさげて!?

・・・って。

とてもマネージャーと所属タレントとは思えないくらい、彼女の態度は高飛車だったでしょう?

ハタから見たら、高慢ちきな性悪女だ(笑)。

コントロールできない気持ちに、イライラしてたのかもね。

「餞別と思って精子を・・・」

って、バカかおまえ。

それじゃ岩城さんに通じないよ。

そういうときは、

「最後に一度だけでいいから、(生で)抱いて」

って言うんだよ。

年齢差とか忘れなさい。

つけないでいいから、とか、中で出していいから、とか。

最中にいくらでも(マイルドな)言いようがあるじゃんか・・・!(汗)


・・・って、あれ?

なんかおかしいですね、わたし。

霧胡さんを応援してどうするよ(爆)。

春抱き』じゃんか、これ(爆)。

でも、さー。

もどかしすぎるんだよ。

この男の子供を孕んでもいい(孕みたい)と思うって、スゴイことでしょう?

どうでもいい相手に対して、そんなこと思うわけがない。

(もし岩城さんがお金持ちで権力もあって・・・なら、まあ、欲得ずくのデキ婚作戦もあり得るけど。)

岩城さんはキレイな子だったけど、お金もコネも(ゆえに将来の見込みも)ない。

霧胡さんみたいなタイプが、本気になっても得しない相手だ。

というか、それ以前に、彼女を恋愛対象として見てない。

確率ゼロ。

でも、彼女は惚れてたんだよ。

どうしてもそう思えてしまう。

あれは、捨て身のアピールだったんだと思う。

ヘタというか、不器用すぎたけど。

自分の気持ちに素直になって、ダメ元でぶつかって、振られてればよかったよね。

そうしたら、20年も引きずらなかったのに。

きちんと振られてないから、ふっ切れない。

忘れられないし、前に進めないのだと思います。


もっとも、結局あれで妊娠したわけだ。

それがわかったとき、彼女にはもう一回だけチャンスがあったのだと思う。

「あんたの子供よ。責任を取ってちょうだい」

そう迫ったら、岩城さんは拒まなかった(断れなかった)でしょう。

例の、仕事を取ってきた手段を暴露したあとじゃ、なおさら。

だけど、彼女はそれをしなかった。

できなかったんじゃなくて、しなかったんだと思いたいなあ。

なぜって、そりゃアナタ。

岩城さんと結婚したところで、ビンボー生活が待ってるだけ・・・って、おい。

いや、確かにそれもあると思うけど(汗)。

そこに愛がないから、ではないでしょうか。

脅して、というか恩に着せて結婚してもらうなんて、惨めすぎるでしょう?

そして、自分とお腹の子供が、彼の負担になるのもいやだったんだと思う。

妻子を養わなくちゃいけないとなったら、岩城さんのことだ。

安定した収入のために夢をあきらめた・・・かもしれないよね。

・・・などと。

ああ、いかん。

ダメですね。

想像が暴走して、なんだか創作の領域に入ってます(汗)。

どうも霧胡さんは、わたしの妄想を刺激するようです。

バカな女だ。

だけど、気の毒でもある。

うぐぐ。



ところで、ふたりの関係について。

「あのときの、あの一回だけ」

だったのだと、そう解釈する方も少なからずいるだろうと思います。

春抱き』ファンとしては、まぐれ当たりの事故みたいなものだったと思いたい。

継続的に身体の関係があったとは、できれば思いたくない。

それには完全に同意です。

わたしが、それでも尚そういう関係だったのでは・・・?

と疑ったのは、半分は確率論みたいなもの(苦笑)。

(一発ヒットって、さすがは岩城さんのセイシ! 活きの良さが違うね! ・・・とかイヤだもん。)

それから避妊云々という、霧胡さんの台詞が理由です。

表現は微妙だけど、たった一度しかSEXしていないようには感じられなかったので。

うむむ。

こう書くと、根拠は弱いかも(汗)。

以上、霧胡さん論でした。



話を、大阪のホテルに戻します。

長い昔話を終え、ひとつ息をついた後。

岩城さんはすっかり落ち着きをとりもどし、紫衣翔くんと向き合います。

DNA鑑定の手続きの話。

「あのっ」

目が腫れぼったいままの紫衣くん。

結果を知るのが怖くはないのか、と尋ねます。

彼は怖いのでしょうね。

それは当然だ。

彼の父親(霧胡さんの夫)の気持ちを慮れば、冷静ではいられない。

「香藤さんの方が動揺してるように見えました・・・」

岩城さんの答えが、超ツボでした。

(今回、ここが最初の萌えポイントか。・・・シリアスすぎて、萌えに走りにくいから。)

「俺達、お互い相手がピンチの時のほうが慌てるんだよ」

あー、うん。

たしかにそうだ。

似たようなこと、香藤くんが中東ロケに出発する前にもありましたね。

でも、岩城さん。

照れくさそうな顔、かわいいけどさ。

息子かもしれない紫衣くんの前で、そんなノロケみたいなこと・・・(汗)。

「少し前に病気をしてね」

と、岩城さん。

それで人生観が変わったから、怖いとは感じなかった。

―――ここ、重要(笑)。

「真実から目を背けても、良いことなんて起こらないよ」

さらりと言ってるけど、いい言葉だなあ。

岩城さんの迷いのなさ。

妙に達観しちゃった感じがよくわかります。

真実から目を背けても、かあ。

霧胡さんがそれを聞いたら、なんて言うでしょうね。

あの人の20年は、真実から逃げ続けた20年だったから。

うむむ。


最後のカット。

岩城さんたちが京都に戻ったあと、紫衣くんがひとり残ります。

覚悟ができた、そんな顔か。

スマートフォンを取り出し、電話をかける相手は―――?






●ってところで、

今回はこの辺で。

いい加減、マラソンれびゅーも終わらせないとなあ。

今回は霧胡さんネタばっかりでしたね(汗)。

次回いよいよ、お待ちかね、です。

た、たぶん・・・(笑)。



タグ : 春抱き Tender_Greens 岩城さん 香藤くん 紫衣翔 三池霧胡

EDIT  |  22:04  |  『春抱き』雑誌掲載分  |  Top↑

Wed 08/04/2015

Tender Greens (be-boy GOLD2015年02月号) No.4

☆この記事は☆

2014年12月30日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。

日々更新の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。

カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題などなど。

そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して、この「恋歌」に転載しています。

特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。

レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。







●29日は

みぞれ・・・には、ギリギリなりませんでした。

でも、雪でもおかしくないくらいの寒さ。

いかにも冷え冷えとした一日でした。

朝からずうっと、どんより曇り空。

なにがイヤって、アレよ。

こういう日はとにかく、家の中が暗いんですよね。

うすぼんやりと、いつもより暗い。

比喩じゃなくて、実際に。

「くーらーいー!」

照明をつけても、晴れた日とそうでない日では、室内の明るさがちがう。

(というか照明がいつもより暗い気がして、全灯になってるかどうかリモコンを確認しちゃう。)

どこか視界が晴れない感じ?

ふだんから目が悪い人ほど、その差に気づくと思います。

視力に自信のない人が、ほら。

雨天にクルマの免許更新に行って、視力検査でギリギリ通過だったりするでしょう?

あれと同じ理屈だと思う。

室内であっても、晴れた日のほうが視力は出るものだから。

「よく見えない気がする・・・」

うす暗いので、PC作業もしんどい。

なんせ一日中、液晶画面の文字を追いかけていますからね(笑)。

「にっくきロウガンめ・・・!」

年齢のせいもあって、余計にひしひしと感じます(笑)。

太陽の恵みって、こういうところにも現れるんだなあ。

太陽は偉大だ。

お日さま、プリーズ。

つまり、笑顔の香藤くんプリーズ(笑)。

・・・って!

それが言いたかっただけかい(笑)。



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今回のGOLD。

売れてるんだろうな。

売れてるといいな。

「うちの近くの書店で、発売日当日なのに、もうあと○冊しか残ってなかった!」

という報告を、何人もの方から聞きました。

ふふふ、いい傾向ですね(笑)。

春抱き』が載ってるときのGOLDは、売れる。

以前からそうだったし、今ももちろんそうであってほしい。

「でも、地味に値段あげて来るしねー」

という文句もありました(苦笑)。

実はわたし、それは知らなかった!

普段のGOLDよりちょっとだけ、高いんですってね???

春抱き』が載ってるときしか買わないので、だいたいいつも、この値段だと思ってました。

あはは。

セコイというのか、商魂たくましいというのか。

まあ、ロジカルな判断じゃない?

高くても売れるなら、値段を下げる必然性はない。

商売の基本ですね(汗)。






●そういうわけで

レビューもどきはさらに続きます。

なんかもう、永遠に終わらない気がする(爆)。

(ほぼ)不眠不休で、書いてるんだけどなあ。



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※以下、ネタバレを含みます。

※いつものことですが、レビューは個人の主観的な、勝手な、自由な感想です。

※時と場合にもよりますが、愛にあふれるボケやツッコミ、矛盾や疑問点の指摘など、なんでもあり。

※稀にですが、自分自身が以前に書いたレビューとビミョーに食い違うことを、しれっと書いたりも???

※そういうのが苦手な方は、この辺で読むのをやめたほうがいいかも・・・(汗)。














シーン3 (つづき)

(大阪のホテル室内)

霧胡さん退場のあと、仕切り直し。

香藤くん紫衣翔くん相手に、岩城さんは昔がたりを始めます。

「彼女は、俺のマネージャーだった人だ」

ああ、なるほど。

そう来たか!


そうだったのか。


びっくり顔の香藤くんたちを見ながら、わたしも驚きました(笑)。

岩城さんの駆け出し時代の彼女。

若いころの恩人。

これまでいろいろと想像してきたし、それを小説にも、ブログにも書いてきました。

大筋では、今回のストーリーと矛盾しないと思ってるのよ(汗)。

・・・むしろ、予測のとおりだったとすら。

(って、これは強がりなんだけど、一応そう言わせてね。)

だけど、そっかあ。

マネージャーってのは、思いつかなかった(笑)。

それで納得した。

やっと、いろいろと腑に落ちました。


高校を卒業して家を飛び出し、ひとり東京にやってきた岩城さん

役者になるって夢があった。

でも別の言いかたをすれば、夢しかなかった。

コネも金もない未成年じゃあ、まっとうな仕事なんかもらえるわけがない。

年齢をごまかしてバイトしていたバーで、霧胡さんに出会った。

「ねえ、芸能界に興味ない?」

ああ、なるほどねー。

男女を入れ替えて想像すれば、すぐにわかる。

こんなん、アヤシゲな(というか悪質な)キャッチじゃないの(笑)。

モデルにならないかと誘って、結局はAVに出演させるような、そういう手口とあんまり変わらない。

当時の岩城さん、まだ夢見がちな18歳、19歳くらい。

バーの常連のきれいなお姉さん(霧胡さん)、推定年齢は20代後半かな?

(個人的に、ふたりの年齢差は7~8歳くらいかなあと思ってます。大きくて10歳差くらい。)



※以下くだらないです。

未成年をごまかして、オールバックでバーテンダーをやってた岩城さん

あのひとコマを見て、 

「黄(ワン)くんだ! 黄子満(ワンツーマン)だ!!」

いきなり脳内で絶叫してしまったのは、秘密です(爆)。

ワケアリの黒髪の系譜は、どこまで続くのか。

なんのことやらわからない方は、「南京路に花吹雪」で検索をどうぞ。



閑話休題。

きれいなお姉さんの勧誘に、おそらくは飛びついたであろう岩城さん

(もうちょっと用心しようよ、岩城さん!)

これが結果的に、不思議なケミストリーを生みだしたのだと思います。

ちょっと顔がきれいでイケてる子。

最初はね、気まぐれというか、彼女も軽い気持ちだったかもしれない。

若い男の子にちょっかいかけて遊んで、楽しませてもらおう。

使える子なら、いい目を見せてあげてもいいかな。

―――そんな刹那的な感じ?

その時点で霧胡さんはすでに、よくない意味で業界にどっぷりハマっていた。

女優志望だったのが騙され、諦め、あやしげな事務所の社長の愛人に。

(エスプランニングの前身。須木連合のフロント企業。)

(つまり、ヤーサマがらみの事務所だったわけです。ヘタするとヤクザの情婦だった?)

※ここでセンセの別作品とリンクするそうですが、ごめん。わたしは知らないのよ(汗)。

だから、霧胡さん。

芸能マネージャーというのも名ばかり。

AVに落ちるのだけは回避したけど、もうキラキラした夢なんか見なくなってる。

可愛い男の子を引っかけるのも、仕事というより、一種の憂さ晴らしだったのかもしれない。

だけど、それでも。

運命とは面白いものですね。

岩城さんとの出会いは、彼女にとってターニングポイントだったのだと思います。

歪んではいても、a girl meets a boy の世界。

芸能界の底辺というか、暗部というか、そういう泥水の中ではあるけどね。

「ねえ霧胡さん、俺、大河とか朝ドラとか出たい」

キラキラと夢を語る(ありし日の)岩城さん。

(テクノカット!)

途方もない高望みをしている、というより、危なっかしいほど純粋だったんだろうね。

初心で世間知らずのお坊ちゃん。

まっすぐで一生懸命で、上を目指そうと努力している。

そういう岩城さんと一緒にいると、霧胡さんは自分の境遇を忘れられたんじゃないかしら。

もう一度、彼を通して、夢を見る気になったのかもしれない。

愛玩動物みたいに可愛がって、美味しいもの食べさせて、ちょっと仕事もあてがって。

お気に入りの、若くてきれいなツバメくん。

―――その程度のつもりが、知らず知らず、本気になっちゃったんだと思う。

つまり、マネージャーと所属タレントとして。

そして同時に、ひっそりと、女と男として。


「今思えば、俺に夢を託してくれたんだと思う」

岩城さんはそう言います。

岩城さんにとっては、そういう認識だったんだろうね。

20年も昔のことだし、霧胡さんの献身をそう受け取るのは、当然かもしれない。

そこに潜んでいた年増女のひそかな願望に気づくわけ、ないよなあ。

岩城さんのつかう “恩人” という言葉。

さらりと流して、あまり詳しくは語らないけど、わたしは二人はそういう関係だったような気がしてます。

つまり、肉体関係ね。

(恋愛関係ではない。)

最初は 「メシを食わせてくれるきれいなお姉さん」 からスタートしたけど、徐々に。

売れない岩城さんの生活全般を、面倒見てくれるようになったんだと思う。

(といっても、ギリギリ岩城さんが「俺はヒモじゃないか」と思わない程度。)

一緒に暮らしていたのかどうか・・・?

ちがうんじゃないかなあ。

例のひとコマ(いかにもボロい木造アパートの一室ね)を見ると、一瞬そうかなとも思う。

でもあれ、きっと岩城さんの部屋なんですよね。

彼女がそこを訪ねてきただけ、ってことじゃないかと思う。

理由は単純に、彼女にはお金があるはずで、あんなボロ屋に住むわけがない、ってのと。

もうひとつ。

いくら鈍い岩城さんでも、同棲までしていたら 「ただの恩人」 とは思わないでしょう(苦笑)。

昔の彼女ではないって、香藤くんに言いきったものね。

そこはさすがに疑いたくない。


そして、運命のその日。

岩城さんが20代はじめで、霧胡さんは30歳前後くらい?

彼女は、事務所と岩城さんとの契約を打ち切った(更新しなかった)と告げた。

「そんなっ 俺、霧胡さんがいなくなったら、どうしたらいいんだよっ」

動揺する岩城さん。

霧胡さんは、もう疲れた、と。

東京を離れることにしたけど、岩城さんを事務所に残しておくのは忍びない。

(それだけ、事務所のタチが悪いということでしょう。)

「あんたを置いていくのも寝覚めが悪いから」

契約を切った霧胡さん。

※「目覚め」は慣用句のまちがい。

「あんたの、この綺麗な顔が好きだったなあ」

という霧胡さん。

このときの彼女の気持ちが、いたいほど伝わって来ます。

これはいわば、最後の賭けだったんじゃないか。

ひそかに、一方的に、自分ですらロクに認めずに来た恋愛感情。

相手にその気はないと知りながら、それでもかすかに夢を見ていた・・・?

「そしてSEXのあと、復讐するみたいに彼女は言った」

岩城さんの回想。

おもわず声が震えます。

「あんたが小さい小さい言ってた仕事は、私のココで取って来た仕事なのよ!」

ぐわあ。

そこまで言うか。

そんなふうに言うのか。

自虐的にすぎる。

報われない想いに耐えられなくなったのか。

最後の最後に、キラキラきれいなままの岩城さんをぶち壊したくなったのか。

傷つけたかったのか。

あるいは、決定的に関係を破壊したかったのか。

「鳴かぬなら殺してしまえ」方式で・・・?

いっそ嫌われたかったのか。

自分の執着を、完膚無きまでに断ち切るために。


「あの時の絶望ったらない!」

岩城さんは自分を責めます。

たぶん彼は今でも、霧胡さんの秘めたる感情に気づいていない(ような気がする)。

ふつうの芸能マネージャーの領分をはるかに超えて、岩城さんの面倒を見てくれた霧胡さん。

なにも知らず、知ろうとせず、彼女に甘えきっていた愚かな自分。

―――ショックだろうなあ。

自分を許せないのはあたりまえだ。

だって要するに、岩城さんのやっていたこと。

大の恩人に売春をさせて、そのあがりを掠め取っていたに等しい。

のみならず、そのあがりが少ないって文句を言ってたわけだから。

(岩城さん視点では、という意味。)

―――これが、岩城さんのいった 「みっともないこと」 の正体。

「岩城さん、もういい!!」

悔恨で取り乱した岩城さんを、香藤くんがあわてて宥めます。

ここからあと、彼はずっと岩城さんを抱きかかえたまんま。

・・・ふひ。


荒い息をつきながら、岩城さんが言葉を続けます。

今日、20年ぶりに会った霧胡さん。

彼女の姿をみとめて一瞬ことばを失ったのは、印象があまりにも変わっていなかったからなのだ、と。

岩城さんの言いたいことは、あれだ。

結婚して子供を産んで、幸せになっていてほしかった。

穏やかにまるくなった彼女を期待していた。

でも彼女は、変わっていなかった。

東京で不本意な愛人生活を送っていた頃の険しい、刺々しい雰囲気のまま。

ひとを信じない、手負いの獣のような。

それが衝撃だったのでしょう。

「あの日のまま・・・ずっと同じ所で苦しんで、生きてきたんだと―――」

わかってしまった。

岩城さんにとって、それはいちばん辛いことだ。

積年の悔恨と罪悪感。

霧胡さんが今しあわせでいるのなら、少しは心が晴れただろうに。

あのときは同じ場所にいた二人。

でも20年を経た今、ふたりの状況はあまりにも違う。

違いすぎて哀しい。

自分ではどうしようもないだけに、岩城さんもしんどいだろうと思います。


とはいえ、目の前には紫衣くんがいる。

どう見ても、まっとうな家庭で愛されて育ったであろう彼。

それが岩城さんの救いになってるんですね。

(ここでも、岩城さんの彼を見る目に、「自分の息子として」という意識はない。)

―――彼女はまっとうな子育てをした。

ということはきっと、いい旦那さんと巡り合ったんだろう。

そう、祈るような気持ち。

それを聞いて、紫衣くんも涙をこぼします。

どうにもならない悔しさ、なのだと思う。

「チビでメタボで・・・」

って、あんまり何回も言ってやるなよ(汗)。

お父さんが好きなのはわかるけど。

好きだからこそ、岩城さん(の容姿)との落差がくやしいんだよね。

負けてるとは思いたくない。

母親のふたりの男に対する態度がちがうのを、納得したくない。

「いつもより化粧が濃い母さんが・・・凄く嫌だった・・・!!」

母親がほかの男に執着してるなんて、知りたくなかっただろうなあ。

“母親の女の部分”

に拒否反応を示すのは、子供ならあたりまえだ。

そうでなくても彼は、母親が

「自分を妊娠したころ、(岩城さんを含め)複数の男性と関係を持っていた」

ことを知ってしまった。

それも、彼女自身の口から。

もう18歳、だけどまだたったの18歳。

もともと母親とはうまく行ってなかったにせよ、ひどい仕打ちですよね。

そんなん、子供に教えるもんじゃない。

期待して、裏切られて、期待して、幻滅する。

そういう経験を、紫衣くんはこれまでくり返してきたのかもしれません。

ふつうの親子関係は、今さら望むべくもない。

とはいえ、完全に切り捨てることもできない。

岩城さんとの血縁云々がなくても、彼の葛藤はしばらく続きそうです。

(これだけ母親との関係がこじれてしまうと、フロイト先生的な解釈では、つまり・・・!?)






●というわけで、

中途半端ですが、この辺で。

またね。。。


タグ : 春抱き Tender_Greens 岩城さん 香藤くん 紫衣翔 三池霧胡

EDIT  |  20:00  |  『春抱き』雑誌掲載分  |  Top↑

Thu 02/04/2015

Tender Greens (be-boy GOLD2015年02月号) No.3

☆この記事は☆

2014年12月29日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。

日々更新の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。

カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題などなど。

そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して、この「恋歌」に転載しています。

特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。

レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。







●たくさんの

PVと拍手&コメント、ありがとうございます。

(感想はいつでも歓迎です!)

「まだ手に入れてないから読めない!」

という方には、本当に申し訳ない。



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地方だから発売日が遅れる、というのはよく聞く話です。

そういうものか、と思わないでもないけど、でもなあ。

今はもう、2014年(もおわり)ですよね。

日本ほど輸送ネットワークが発達している国は、世界中さがしてもめったにない。

「全国同時発売」

を実現できないわけない、とも思うのです。

船が週に一度しか行かないような離島なら、しょうがないかもしれない。

でも、北海道でも九州でも、発売が遅くなるんですよね?

そこがわからない・・・(汗)。

出版業界の慣例?

改善できないのではなく、しないのでは・・・?

考えれば考えるほど、もやもやしますね。


ところで>>

このブログでは、ネタバレの前には 「警告」 を入れています。

お話をまだ知りたくない人でも、最初のうちは大丈夫!(笑)

・・・ですので、途中まででも、よかったら読んでくださいませ。



counter28dec2014a.jpg



昨夜のカウンタはすごかった。

いつもの3倍以上?

「書け! いいから書け! 惰眠をむさぼってないで書け!」

という無言のプレッシャーを感じました(汗)。

ひええ。

ブログのランキングも、びっくりするほど上がってました。



ranking28dec2014a.jpg



わはは、今だけ限定の数字だわね(汗)。






●ところで

こちらが、お茶会の写真です。

(何人か、ここに写っていない人もいらっしゃいます。)



DSCF8682m1ssf.jpg



ひい、なんかコワイ・・・(汗)。

「みんなGOLD持って、こっちに向けてね!」

と言ったのはわたし自身ですが、自分で撮ってもコワイ。

なんなの。

不気味というか、ちょっとカルトっぽい?

オカルト???

全員、キメ顔の岩城さんのお顔です。

いや、全員が 「受」 の烙印を押された―――感じか。

気持ちの上では受けどころか、心にマグナムを抱えた肉食系腐女子ばかり、なんだけどね(爆)。

うむむ。


いつも心にマグナムを。


岩城さんを愛するわたしたちの、それが合言葉ですから。

※約1名ほど香藤くんファンもいるけど。



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●そういうわけで

レビューもどきの続きです。



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※以下、ネタバレを含みます。

※いつものことですが、レビューは個人の主観的な、勝手な、自由な感想です。

※時と場合にもよりますが、愛にあふれるボケやツッコミ、矛盾や疑問点の指摘など、なんでもあり。

※稀にですが、自分自身が以前に書いたレビューとビミョーに食い違うことを、しれっと書いたりも???

※そういうのが苦手な方は、この辺で読むのをやめたほうがいいかも・・・(汗)。














シーン3

(大阪のホテル室内)

パッと見、ホテル阪急インターナショナルかな?

大阪ではここに何度か泊ったので、そんな気がしました。

大阪の高級ホテルのうち、(新幹線の停まる)新大阪にいちばん近いのが、たぶんここ。

・・・というのがチョイスの理由だと思いますが、さて。

ちがったらごめんなさい(汗)。

もっとも宮城(仙台と仮定)から大阪なら、飛行機のほうが早いよなあ。

だとしたら交通(新幹線)の利便性ってのは、関係ないかも(笑)。


重苦しい雰囲気につつまれたスイートルーム。

(旧姓)三池霧胡さんとのショウダウンを待つ、三人の男たち。

「・・・そろそろ着く頃かな」

と、岩城さん

上着を脱いだ状態のスリーピース。

久しぶりの(高級スーツという)艶姿ですね・・・じゅるり。

うなずく紫衣くんは、硬直した表情です。

少し離れた別の応接セットには、膝をかかえた香藤くん

そのイライラした様子を気遣って、岩城さんが言葉をかけます。

「余計な負荷をかけて―――」

クランクアップ直前にすまないな、って。

もうちょっと機嫌が悪かったら、ここで香藤くん、突っかかってるかもしれない。

“余計な” ことじゃないでしょ、って。

でも彼は、俺のことはいいよ、って言うだけ。

ちらりと見上げた岩城さんの姿。

プレスのきいたシャツと、控えめのタイと、きっちり着込んだベスト。

どこか切なげ、いや恨めしげな香藤くんの表情。

この屈託の理由は、あとでわかります。


ふと、思ったのよね。

ここでの香藤くんは、二重の意味での 「当事者」 だ。

そもそも最初に、紫衣くんが秘密を打ち明けた先輩として。

そしてもちろん、渦中の岩城さんのパートナーとして。

カバに知られてしまった今、そっちの意味でも関係者だ。

だけどある意味、余所者でもある。

真実はまだ判らないにせよ、そこに集うのは、

“男と、女と、その間にできた(かもしれない)子供”

でしょう?

香藤くんは、その観点からすると完全な部外者だ。

「なんでこの場にいるの?」

いて欲しくないと言われたら、どうやって存在を正当化するのか、考えてしまうほど。

きついなあ。

香藤くんの辛さ、半端じゃないと思います。

でも岩城さんには、迷いがない。

そこに香藤くんがいることが当然だと考えている。

自分の過去のせいで心痛をかけ、彼が仕事に集中できない状態を、心苦しいとは思っているけど、

「(本来は関係ないはずなのに)俺のせいで巻き込まれて申し訳ない」

と思ってるわけじゃない。

実は、この場面のポイントはそこじゃないか、と思ってます。

少し前の、あるいはうんと以前の岩城さんだったら・・・?

「これは俺の問題だから」

そう考えて、香藤くんのために、香藤くんを当事者扱いしなかったかもしれない。

(隠しておけるようなことじゃないので、何らかの説明をしたとは思いますが。)

でも、今の岩城さんは迷わない。

一連の隠し子騒動について、香藤くんが部外者であるわけがない。

そこにいて当然の存在。

いてほしい、とは違いますよね。

なにも助けを求めてるわけじゃない。

これは 「ふたりの」 人生の根幹にかかわることなんだ、と。

そういう意識がはっきりとあるのだと思います。

かっこいいよ、岩城さん。

*:.。☆..。.(´∀`人)


そのとき、紫衣くんのスマートフォンに電話が入ります。

母親がロビーに着いた、との知らせ。

「は!? なんで? 上がってくればいいじゃん!」
「どうしたのかい?」

(この口調もポイント? 自分の息子かもしれない相手への言葉づかいじゃなくて、よそ様の事務所の新人俳優に対する気遣い、って感じだから。)

どうやら、霧胡さん。

岩城さんに先に話しておきたいことがあるから、ロビーに降りてきてほしい。

そう言ってるようです。

「それは構わないが・・・」

と、やや当惑げな岩城さん(汗)。

ちょっと行ってくる、と言いかけますが、

「ダメだ」

厳しい表情の香藤くんが、即座にそれを止めます。

剣呑、なんてもんじゃない。

まだ彼女に会ってもいないのに、香藤くんはすでに完全に臨戦態勢。

手負いの野獣モード、とでもいおうか。

全身の毛を逆立て、キリキリと神経をとがらせているのがわかる。

でも、ね。

「直接、来てもらえ」

という彼は正しい。

芸能人の岩城さんが人妻とホテルで会って、部屋に入っていく。

その様子を、人目にさらせというのか。

そんな身勝手な要求があるか、と。

言い方はきついけど、それは当然の懸念でしょう。

冷静には見えないけど、判断力が鈍ってるわけじゃない。

(ただひたすら、岩城さんの不利益になりかねないことはすべて排除する、というだけで。)

もっともこれ、(売れっ子)芸能人ならではの危機管理よね。

後に明かされる霧胡さんの過去を鑑みると、このセリフを聞いた彼女がどう思うか。

―――ちょっと知るのが怖い、かも。

スマートフォン越しに、香藤くんの言葉が聞こえたのでしょう。

「母さん・・・ うん、わかった」

霧胡さん、部屋に来ると言ったようです。


部屋のベルの音。

岩城さん、すっと席を立ちます。

香藤くんはもう、全身が震え出すほど緊張している。

「遠いところまでご足労・・・」

ドアをあけた岩城さんの言葉が一瞬、途切れます。

そこに立つ霧胡さん。

うっわー。

と、たぶんすべての読者が、声にならない声をあげただろうなあ。

オバサンだ!

なんという存在感。

目つきのきつい、若い頃は綺麗だったろう・・・と思わせるオバサン。

おろしたセミロングの髪に、ゆるくウェーブがかかってる。

そこが若づくりだよな、と反射的に思う。

スタイルはきっと、若いころと変わってないんだろうけど。

「ご無沙汰してます、霧胡さん・・・」

岩城さんが息を呑んだのを、彼女はちゃんと気づいてる。

なんたって最初の台詞が、

「何? あんまりおばさんになってて驚いた?」

だものね(汗)。

いきなりのジャブ。

きつい視線。

「こっちだって、こんな姿見せたくなかったわよ」

ぴしゃりと、取り付く島もない口調。

―――びっくりした(笑)。

今さらかもしれないけど、こういうタイプの女性は、想像もしてなかったので。

つよいというより、意地悪というより、なんだろう?

腹に鬱屈したものを抱えてる、あまり幸せそうではない女性。

「岩城くん」

と軽く、ぞんざいな言葉づかいができる女性。

岩城さんとの(ン10年前の)力関係が、目に見えるようです。

すげえ。

これだけのことを、ほんの数コマで描いてる。

ホント、すごいや。


椅子に座ったまま、言葉もなく、射るような視線で見上げる香藤くん。

視線で人が殺せるものならば、という雰囲気。

立ったまま、その彼を見下ろす霧胡さん。

火花バチバチ―――ではないですね、これ。

霧胡さんの目に、敵意は感じられない。

「ふうん、これが・・・ね」

と言ってるみたい。

今をときめく売れっ子俳優の、香藤洋二。

岩城京介の、日本中で知らない者はいないほど有名な、同性のパートナー。

そしてつい先ほど、電話の向こうで 「ダメだ!」 と言った若造。

でも霧胡さん、香藤くんへの憎悪はないんじゃないかな。

そう思います。

だって、岩城さんを奪おうと(奪えると)思ってるわけじゃない。

(自身をオバサンと自嘲してみせた彼女の目には、今まさに旬で、光り輝くオーラを放つ香藤くんの姿が映ってるはず。勝者と敗者、そういうのを気にする彼女にとっては、戦いを挑むほうが愚かでしょう。)

むしろ息子からは、香藤くんにどれだけ世話になってるか、聞いてるはず。

そう考えると、彼女の表情も頷けます。


おずおずと、席をすすめる岩城さん。

「長居するつもりはないから」

まともに振り返りもせずに、霧胡さんはバッサリ。

きっついねえ。

可愛げのない女―――あるいは、虚勢を張ることしかできない?

気を取り直して、岩城さんがストレートに尋ねます。

「翔くんが、俺の子だっていうのは本当なんですか」

固唾をのむ香藤くん、ほとんど頬に色がない。

極度の緊張で、紫衣くんも動けない。

「分からないわ」

その次の台詞。

これがこのシーンで、いちばん辛かった。

あっさりと、

「ただ、あの頃で避妊しなかったのは、岩城くんとの時だけだったのは確かよ」

―――ひどい!

ひどいなあ。

泣いたよ。

霧胡さんの心情にね、共感できる部分はあるんですよ。

後でいろいろとわかるけど、こう屈折してしまうのも仕方ないと、そう思えなくもない。

でも、これはダメだ。

多感な年ごろの息子の前で、こんな言いかたは残酷です。

わざと、こんなふうに露悪的な言いかたをしたんだろう。

そう思うけど、それでもやっぱりえげつない。

その話題をしに来たんだから、まあ、避けられないのはわかるけど。

でも、もうちょっと言い方ってもんがあるじゃない???


霧胡さんの口から、辛辣な言葉がぽんぽん飛び出します。

息子の心を切り刻む言葉。

「言い訳がましい」

「(出生の秘密を利用して)事務所の先輩に取り入ろうとしたんでしょ?」

「そんな根性で」

要するに、ロクな覚悟もなしに芸能界で成功するわけがない。

自分は母親だから、息子の性格ぐらいわかる。

だから芸能界入りを反対したのだ、と。

―――ひっでえ。

ちょっと待ってよ、と読んでてハラハラしました。

百歩ゆずって、仮にこれがツンデレ気質の母親の愛情の裏返し、だったとしても。

それでもなお、この毒舌は限度を超えてる。

「・・・黙って聞いてりゃ・・・」

息子をいたぶるような母親の暴言に、耐えられなくなったのは香藤くんでした。

「香藤っ!?」

岩城さんは焦るけど、香藤くんは猛然と反撃をはじめます。

ことの発端は自分じゃないか、と。

息子の人生の価値判断を母親のおまえがするな、と。

「そもそも自覚なんて、失敗からしか生まれないんだ」

ってのは、印象的ですね。

挫折するのも含め、それを自分の手で選ばせろって。

いかにも香藤くんらしい、明快な自己責任論です。

紫衣くんが、(思いがけず自分の肩を持ってくれた)先輩を見つめる。

じっと、霧胡さんも香藤くんを見つめる。

そして、ひとこと。

「成功者の理屈ね」

―――なんていうの?

この瞬間、おもしろいことに、テーブルがひっくり返った気がしました(汗)。

香藤くんの熱弁。

めっちゃくちゃカッコいいし、正論だと思う。

彼自身の体験がそう言わせてるのもわかる。

そう思うのに、霧胡さんの台詞ひとつで、ガラリと風景が変わる。

唐突に、それがどこかちょっと青臭い理想論みたいに思えるのですよ。

すげえ・・・(汗)。

「結果が出ないプレッシャーに押し潰される人間のことは考えないの?」

ひとりの成功者。

その裏に、いったい何人の落伍者がいるんでしょう。

それを知ってるのか。

“挫折に一生、取り憑かれる人生”

それが彼女の、彼女の人生に対する評価なのですね。

それを息子に味わわせたくない親心が、わからないのか。

そういう彼女にも、迷いは見えない。

彼女は息子の人生のリスクではなくて、自分自身の痛恨の過去を語っているから。

それに気づいた岩城さん。

香藤くんを遮り、話をもとに戻そうとします。

自分の血はともかく、紫衣くんが霧胡さんの息子であるのはまちがいない。

大恩ある彼女のために、息子さんにもできる限り力になりたい。

「ただ、真実は明らかにしたい」

だから、DNA鑑定に同意してくれ、と。

なるほど。

そう来たかー。

岩城さんが、今までの岩城さんとちがうところ。

ここでもうひとつ、見つけたような気がしました。

たしかに彼は昔から、思い切りのいい性格ではあったと思うけど。

でも、今回はものすごくデリケートな問題でしょう。

それでも真実を知りたいと、何はどうあれ思う・・・かな・・・?

真実はこの場合、両刃の剣だ。

自分だけじゃなくて、よそさまの家庭や事務所をも巻き込みかねない。

うやむやのまま、知らないほうがいいこともあるのに・・・?

うむむ。

(ここはちょっと自信がないかも。)


霧胡さんの同意を得て、岩城さんはつづけます。

「結果、俺の子だったとして―――」

カバが秘密をもらした場合、最悪の事態とは何か。

それは、 「俺たちが揉めていること」 だと、岩城さん。

俺達という言葉に、ここでは 「親同士」 ってルビが振ってあるんだよね・・・(汗)。

正直、ドキッとしました。

親同士。

(霧胡さんの夫も含まれる??)

そりゃそうだ。

でもキツイ。

すぐ脇で聞いてる香藤くんにとっては、これ以上なくキツイだろうな。

霧胡さんの旦那さんは、このことを知ってるのか・・・?

二つ目の、核心に迫る質問ですね。

「知らないわ。あたりまえでしょ?」

でも大丈夫、って。

知ってもあの人は何も言わないから。

―――ひゃあ。

ここに至って、さすがの紫衣くんも我慢できなくなります。

「笑って許してくれるからって、何も感じてないわけじゃないんだぞっ」

と、ほとんど涙目で。

お父さんのこと、好きなんだよね。

お母さんにバカにされ続けるお父さんが、歯がゆくてたまらないんでしょう。

「ああ・・・」

岩城さんは頭を抱えます。

霧胡さんのひと言ひと言に、男性陣(香藤くん、紫衣くん)がいちいち過剰に反応する。

つっかかりまくって、ちっとも話が収束しない。

それに、気づいたのか。

「どうもダメね」

さっさと退却を決めた霧胡さん。

あとを岩城さんに託します。

任せるから、自分の過去も含めて洗いざらい話してほしい。

(息子には)自分の口からはさすがに言えなかったから、って。

「でも・・・」

最初はためらったものの、恩返しのつもりで務めさせていただきます、と岩城さん。


ここから、霧胡さんのモノローグ。

ほぼ20年ぶりに再会した岩城さんの 「立派になった」 姿に、半ば感銘を受け、半ば妬みもしている。

昔は同じところにいたのに、今は雲泥の差がついている。

それが惨めだと思いつつ、嫉妬は醜いという自制心もある。

なんかね、少しわかる気がするのです。

自分で自分を不幸にしてる。

自分で自分の気持ちを、持て余してるんだろうな。

秘密を息子に告げたのは、ある種の自傷行為だったんじゃないか。

こんなはずじゃなかった、という忸怩たる思い。

こんなみじめな人生ならば、いっそ壊れてしまえばいい。

そのときに、かつて同じ場所にいた岩城さん(今や成功者)を道連れにできれば、尚いい。

破滅願望ですね。

執着、なのかねえ。

可愛さあまって憎さ百倍、みたいな感じなのか。

「どうせもう私のことなんて忘れてるんでしょ」

という言葉からは、未練が見え隠れする。

ハナから対等な関係ではなかったし、自分がうんと年上だから言えなかったけど、要するに岩城さんが好きだったのか。

息子を育てながら、そこに常に岩城さんの面影を見ていたのか。

「もしかして私は岩城くんに傷をつけたくて、秘密を口にしてしまったのかもしれない―――」

母親としては、どうかと思うよね。

でも女としてのリアリティはある。

生々しくて、正視できないほど。

彼女自身、認めたくない執着に翻弄されているんだろうな、とは思う。

過去に囚われている、とも。

今や成功者の岩城京介と、一時期は親密な関係にあった。

(もっといえば、岩城京介を見出したのは私だ、という自負?)

ひょっとしてそれを、誰かに言いたかったのかもしれない。

そして、青い鳥症候群でもあるのかも。

破壊願望っていうけど、自分が持ってるもの、わかってないんじゃない?

穏やかで平凡な家族。

それが自分にとってどれほど大切か、失わないとわからないのか。

「それにしても、バーチー(=カバ)とはね」

岩城くんも気をつけなさいよ、と。

最後にそう言って、霧胡さんは去ります。

ちらりとも、息子の顔を見もせずに。

秘密がもれた経緯はむろん、息子から聞いたのでしょう。

どうやら彼女は、カバを個人的にも知ってるらしい。

あたふたと見送る岩城さん。

―――なんか最後まで、彼女に振り回されてる感じでした。

うむむ。


ここまでで、わかること。

「(彼女は)恩人であって、(かつての恋人同士とか)そういう関係じゃないよ」

って岩城さん、微笑しながら言ってたけど、さ。

ちがうじゃんか(汗)。

岩城さんに自覚がなかっただけで、彼女は思いっきり執着してるじゃないの(汗)。

一方的でいびつではあるけど、それは恋愛だったんだよ。

少なくとも彼女にとっては、そうだったんだよ。

終わらせ損ねた、こじれてしまった恋。

挫折した惨めな人生だと彼女はいうけど、それでも岩城さんは、彼女の青春における輝ける星だったのだと思います。

それを多分、この場にいた紫衣くんも、香藤くんもひしひしと感じている。

岩城さんだけが、気づいていないのでは・・・(汗)。



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●って!

長い(汗)。

あまりに長いので、ここで一旦切りますね。

では、また。。。


タグ : 春抱き 岩城さん 香藤くん Tender_Greens カバ 洋介くん 紫衣翔 三池霧胡

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