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Fri 29/05/2015

Tender Greens (be-boy GOLD2015年02月号) No.13.1

☆この記事は☆

2015年01月14日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。

日々更新の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。

カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題などなど。

そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して、この「恋歌」に転載しています。

特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。

レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。








●なんだか・・・

疲れたあ。

さすがに疲れました。

ε=(o;´ρ`)o-3ハァ

目は痛いわ、肩は凝るわ・・・これだからトシはとりたくない。

ここ2週間ぐらい、がんばりすぎた(笑)。

そろそろいつものペースに戻さなくちゃ、と思います。






●言葉のこだわり

えらそうに何か言えるような身分ではありませんが、でも。

いいとこセミプロのへぼ字書きはヘボなりに、こだわりはあります(笑)。

言葉の選びかた。

・・・についての質問がありましたので、書いてみますね。

文章を書くのは好きです。

子供のころから。

むろんカンペキにはほど遠いと思いますし、誤字や脱字もあるでしょう。

でも一語一語、それなりに考えて選んでいますよ。

常にベストを目指してはいます。


「好き」

という言葉ひとつを書くにしても、理由があってその言葉を選んでいます。

岩城さんが好き」

「鶏のから揚げが好き」

「地元の海が好き」

「冬の朝のきーんと冷たく乾いた空気が好き」

「薔薇の花ならマチルダか早春かピエール・ド・ロンサールが好き」

・・・などなど(笑)。

「好き」の意味をちゃんと解説したほうがよいと思えば、別の言葉で言い換えてもいます。

どういうふうに好きか、って話ですね。

同じじゃない。

「好き」にもいろいろありますから、誤解を招かないように。


ちなみに>>

「好き」の拡大解釈は、あまりありがたくない。

たとえば子供はたいてい好きだし、甥っ子ちゃんも溺愛してますが、

「ああましゅまさん、本当はご自分の子供がほしいんですね・・・(涙)」

などと言われた日には、返答に窮します。

ど、どうしてそうなるんだ(汗)。

そんなこと、一度も言って(書いて)ないと思うけどなあ。

一般的に子供好きってのと、自分の子供がほしいとは、まるで別物だと思う。

(のですが、世間では一種の「代償行為」とみなされるのかもね?)

薔薇の写真をいくら撮っても、バラを実際に育てたくなるわけじゃないのと同じ。

・・・じゃない???


岩城さんが「好き」。

この「好き」は、香藤くん岩城さんにいう「好き」と同種のものです。

ブログにもサイトにも、そう書いてます(笑)。

そうでなかったら、「ゆすらうめ異聞」はそもそも存在していない。

が、理解されないことは案外と多いですね。

「え? だって、女性なのに?」

そう仰られても、うむむ。

脳内妄想では思いっきりオトコ(つか香藤くん)で、岩城さんを押し倒すわけですよ(汗)。

そういう不埒な想像をするキケンな腐女子もいるのさ(開き直り)。

「え? れずなの?」

・・・なんでそうなる(爆)。

いつも心にマグナムを、って言ってるじゃありませんか(汗)。

叶うものなら香藤くんになって、岩城さんとイイコトをむにゃむにゃ・・・ですよ?

(´∀`σ)σ

そんなアホな妄想をしちゃう人間が、女性に意識が向くことなんかあるとお思い?

もうね、金輪際ありませんって(笑)。



でも、まあ、それはまだいいや。

ここからが問題(笑)。

「好きではない」

「キライ」

「嫌だ」

「苦手です」

「好きでも嫌いでもない、どうでもいい」

「考えたくない」

などなど。

「好き」とは逆の方向にむかう気持ちを表現する言葉は、たくさんありますよね。

そのすべて、意味がちがう。

そのうちのひとつを選ぶのには、ちゃんと意味があります。


たとえば、タバコの煙。

わたしははっきりと「嫌い」です。

(ひらがなやカタカナじゃなくて、漢字で書いちゃうくらい。)

世の中からタバコがなくなればいいのに、とも思う。

でも喫煙は合法ですからねえ。

喫煙者にはタバコを吸う権利があると思うので、喫煙が許可されてる場所なら文句は言わない。

嫌なら自分が立ち去る。

もしマナー違反があるのなら指摘する(か、面倒ならやっぱり立ち去るかも)。

あたりまえのようですが、喫煙可のスペースでも苦情をいう人がいますよね。

それは行きすぎではないか、とは思います。

(もっとも今の東京はどこもかしこも禁煙だから、心にゆとりがあってそう思えるのかも。)


きらいじゃないけど苦手、ってありますよね。

好きなのにダメなもの、もある。

そのへんのニュアンスも、正しく伝えたいと思います。

たとえば小鳥さんは「犬」がきらいではないけど苦手、らしいです。

可愛い犬を見ればかわいいと思うし、別に嫌う謂われもない。

でもなんとなく恐怖感があって、あえて近づきたくはない。

そういうのって、わかりますよね。

(そういえばわたしはらっきょう漬けが苦手ですが、きらいだと思ったことはないなあ。)

好きなのにダメな(受けつけない)ものっていうと、たとえばアレルギー関連でしょうか。

牡蠣とかお酒とか、お蕎麦とか。

好きなのに(味を知ってるのに)食べられなくなっちゃった、って人は結構います。

気の毒ですよね。

食べられないから食べない(我慢してる)のに、それを「きらい」なのだと思われたら悲しいでしょう。

慎重に言葉を選んだつもりでも、正確な意図が伝わらないこともある。

難しいですね。



たとえば、霧胡さん。

先日のレビューでわたしは、霧胡さんを「きらいじゃない」と書いた。

好きじゃないけど嫌いにもなれない、とかそんな感じで。

それはね、そのままの意味です(笑)。

彼女が好きだ、とは一度も言ってない(はず)。

好きなら好きだと書きますが、そうじゃないんだからしょうがない。

あくまで、完全にきらいにはなれない、という程度。

それなのにね、

「ましゅまさんはあんな怖い女性を好きになれるんですね!」

などと言われてしまうと、おいおいちょっと待ってくれよ、という気にもなります(汗)。

そうじゃない、そうじゃないのよ。


あるいは、紫衣翔くんのこと。

決して嫌いではありませんが、特に好きとか可愛いとか思わないですね。

彼を評した香藤くんの言葉、ホント的確だと思うの。

よくも悪くも普通―――ホント、それだけ(笑)。

正直にいうと、さして関心がありません。

と書くと冷たいようですが、無理に気になるそぶりをしても白々しいだけでしょう?

(もともとわたしは、BL作品に登場する未成年にあまり興味がないのです。)

岩城さんの血を引くとわかってから、連載4回分をすべて読み返しました。

でも、だからといって急に愛着が湧く・・・はずもなかった(笑)。

きれいな顔してるよね、とか。

よく見るとけっこう丁寧に描かれているよなあ、とか。

―――感心はしたけど、そこ止まりですね(汗)。

要するに、今のところわたしの反応は極めてぬるい。

ですが、「きらい」ではないですよ?

きらいだと表現したことは、一度もないはずです。

きらいになる理由がないから。

苦手でもない。

好きな性格でもないけど、でも今回の彼は、人生最大の危機に陥ってテンパってる真っ最中でしょう?

本来はもうちょっと、違うキャラかもしれない。

ふだんの彼が見えて来ない以上、現時点で「好きじゃない」はアンフェアだと思ってます(笑)。

いずれ彼は、レギュラーキャラになっていくのかな。

もしそうなら読者も徐々に彼に慣れるだろうし、いつか可愛いと思うこともあるかもしれない。

とりあえずは幸せになってほしい。

・・・これって、岩城さんの今の心境と同じですね(笑)。

そういえば、かつて。

宮坂くんや小野塚くんも、最初は「まあどうでもいい」キャラでした(汗)。

※ファンの方ごめんね!

出てきた時点では、こんなに継続して絡むようになるとは思わなかったし。

でも、今はそこそこ好きですよ(笑)。

(小説を書くときにけっこう便利っていうのもある。あはは。)

登場しなくなったら悲しい・・・?

とまでは言わないものの、適度に愛いヤツらだなあとは思ってます。

時間が経って馴染んできた、ということでしょう。

翔くんは今後、どうなるのか。

まさかと思うけど、「源氏物語」の薫/匂宮みたいな役まわりだったりする・・・?

それはできれば、ご勘弁を(汗)。






●ところで

なぜ霧胡さんを嫌いになれないのか?

つらつらと考えてみました。


※以下、完全に脱線です。

※というか『テンダー・グリーン』感想つづきっぽい(汗)。



最初に読んだときから思ったけど、彼女はなんというか、非常に重たい。

その重たい理由の一部は、

“(認めたくはないが)自分の中にもこういう「女の業」みたいなドロドロした部分がある”

という、非常に不愉快な真実を突きつけられた気がするから、でしょう。

(念のためにつまらないことを書いておくと、別にヤクザもんの愛人になった過去があるとか、仕事を得るために好きでもないオッサンと寝たことがあるとか、そういう意味ではないですよ?)

彼女の中にひそむ強烈な自己承認要求。

嫉妬や羨望。

自己弁護と自己憐憫。

責任転嫁と八つ当たり。

そして、破壊衝動。

―――こういうの、まるっきり身に覚えがない女性っているんでしょうか?(汗)

(え? いるの??? どわあ。)

彼女とわたしが、同じタイプだと言ってるわけじゃないのです。

「ああ、これは自分だ!」

と思ったわけではない。

だけど彼女の心に巣食ってる闇には、どこか既視感がある。

女の厭らしい部分が暴かれる感じ?

たぶんそれが、霧胡さんから目をそむけたくなる理由です。

女性にとっては、いろいろと生々しいんでしょうね。

できることなら、知らんぷりしたい(笑)。

もっと単純な悪役キャラだったら、こっちはうだうだ悩まなくて済んだのに・・・!(笑)


こういう女性は、自らの失敗を認めたくない。

いや、絶対に認められない(と心に決めている)、かな。

才能や努力が足りなくて挫折したわけですが、それを認識するのを拒否する。

私が悪いんじゃない。

「悪い男に騙されなければ」
「もっといい事務所に所属していたら」
「お金さえ十分にあれば」

私だって成功者になれたはずなんだ、って。

―――たぶんね、本気でそう思ってるんじゃないかしら。

最初は自分を慰めるためのいいわけだったのに、やがてそれを自分でも信じるようになったりする。

都合のいい自己暗示、ですね。

こういう人の思考回路の特徴は 「ずるい」 です。

それがキーワード。

私みたいに男の慰みものにならずに済んだ貴方はずるい。

私に与えられなかったチャンスをうまく手に入れた貴方はずるい。

AVなんかやってたくせに、芸能界でちやほやされてる貴方はずるい。

―――なんつうか、いません?

こういう考えかたをする人。

自分と他者は、生まれも育ちも容姿も環境も運も才能も、すべてが違うってことに気づいてない。

(あるいは、あらゆる相違点をきれいに無視する。)

そもそも共通点なんかほとんどない、赤の他人なのに。

その人の人生と自分の人生との間には、なんの相関関係もないのに。

でも、どういうわけか、「ある」と思っちゃうんですよね。

どっかですれ違いざまに袖が触れ合った程度でも、「同じ人種」だと思ってしまう。

出発点が同じだと思うから、比べてしまう。

その人だけが「抜け駆けして」上手くいったのが、「ずるい」と感じる。

自分「だけ」なんで取り残されるのか、と理不尽な恨みを抱く。

―――いや、もう、ホントに。

そういう人っているんですよねえ。

ネガティブ思考にはまり過ぎて、抜け出せなくなってるのかも。


で、霧胡さん。

彼女が実際に、岩城さんの活躍を妬んで 「ずるい」 と言ったかどうかは知りません。

でも彼女は、あの頃は二人とも同じように泥にまみれていたのに、

「あの子が一人だけ眩しい場所にいる」

って言ってますよね。

これ、要するに 「ずるい」 って意味でしょう?(笑)

自分だってその場所にいられたかもしれないのに、って。

悪くすると、貴方のその場所は私のものだった(かもしれない)のに、って飛躍して考えるかも。

そのうえ、

「どうせもう私の事なんて忘れてるんでしょ」

とも言ってます。

ここからは自己承認要求が透けて見える。

嫉妬とコンプレックスがこじれまくり、自己憐憫をも併発しています。

で、傷つけたい、と思ってしまった。

刹那的な、破壊の衝動だったのかもしれません。

だから自分の息子に、言ってはならないこと=出生の秘密を暴露してしまった。


ここの部分だけは許せない、とわたしはレビューに書きました。

母親として、子供や家庭を第一に考えたら、こんなこと言えないはずだから。

それは正論なんですが、でもねー。

霧胡さんはさ、理想の母親像ではないのよね(苦笑)。

そんなのはじめっからわかってることなんで、そこを非難してもしょうがないかな、とも思います。

彼女がよき妻よき母だったら、そもそも今回の騒動は起きてない(笑)。


なんというか、想像にすぎないんですけど、ね?

彼女はながーい間ずーっと、脳内でシミュレーションしてたんじゃないかと思うの。

復讐のシナリオを。

(おっと、なんか2時間サスペンスみたいなノリに・・・!)

岩城さんがTVに出て来ないうちは、まだ良かった。

でも翔くんが成長するにつれて、岩城さんは東京で有名になって行ったでしょう?

最初に連ドラ版『春抱き』の役がついたとき、翔くんは小学校一年生くらい??

(このへんはマジメに計算すると矛盾しちゃう部分もあるので、大雑把です。)

あとの活躍は、今さら言うまでもない。

ドラマに映画に大活躍の岩城さんです。

当時は香藤くんとのスキャンダルもあって、華やかな?私生活もさんざん芸能ニュースになった。

子育てに忙しく暮らしながら、霧胡さんは視界の隅でいつも、岩城さんの活躍を見てたわけです。

避けようと思っても、情報は入って来ちゃったでしょう。

どんどん成功していく岩城さん。

心に屈託を抱えながら、地方でひっそり主婦をやっている自分。

彼女の目の前には、その人気役者の(種だと思われる)子供。

―――たまらないだろうなあ、と思いませんか。

妊娠も出産も彼女の勝手なんだけど、それでもしんどかったでしょうね。

古傷(=東京での挫折)が癒えるところか、じくじくと疼き続けたと思うわ。

円満に別れた昔の恋人だったなら、こんなに引きずらない。

それなら過去として割り切りやすいし、コンプレックスを刺激されることもない。

(「別れてなかったら今ごろ私は人気俳優のセレブな奥さんだったのに、ちっくしょー!」とか、そのぐらいは思うかも。ふつうに恋人だったならね。)

でも霧胡さんの事情は、はるかに複雑です。

おおむね自業自得ではあるけど。

かつて同じ場所にいた人間が成功している、という妬みや嫉み。

自分は日の目を見なかった、という忸怩(じくじ)たる思い。

報われなかった(相手が知りもしなかった)ひそかな恋情と、それを認めたくない気持ち。

こっちはアンタの子供を育っててやってんのに、という場違いな憤り。

(まさに逆恨み!)

そういうさまざまな感情がないまぜになって、破壊的な衝動が生まれたんじゃないかしら。

脳内で何度も、シミュレーションするんですよ。

「私には岩城京介の息子がいる。これがマスコミに知られたら―――」

かつて、芸能界の隅っこにいた彼女です。

自分が抱えている爆弾の威力は、百も承知だったでしょう。

売れっ子の岩城京介を、特大スキャンダルで破滅させられるのは自分だけ。

彼の生殺与奪のカギを自分が握っているという、奇妙な優越感。

どういうふうにマスコミに暴露しよう。

どうするのがいちばん効果的だろう。

そのとき彼は、どんな顔をするんだろう。

―――ってね、ひたすら夢想していたんじゃないかしら。

復讐の甘い誘惑、というか。

(岩城さんには復讐される謂われはないと思うけど、まあ、彼女の脳内では正当化されてたでしょう。)

病んでるっていえば、病んでるかもね・・・(汗)。

でも彼女は、そう考えることで心のバランスを保っていた。

何もかもぶち壊す妄想で満足して、実際に行動に移さずに済んでいた。

なぜかっていうと、彼女もそこまで狂ってるわけじゃないから。

理性が残っていたから、でしょう。

この爆弾をほんとうに爆破させたら、自分ばかりか夫や息子も無傷では済まない。

こっちも痛い思いをするのがわかるから、思いとどまっていられた。

(夫と息子のためを思う程度には愛情があったのだと、そう考えたいところです。)


なのに、今回。

ついに爆弾の導火線に火をつけてしまった(=翔くんへの暴露)。

いったん口に出したら最後だってわかっていたのに、みずから封印を解いてしまった。

どうしてか?

それはきっと息子が、東京に行って役者になりたい、と宣言したからでしょう。

彼女は大反対したけど、翔くんは頑として譲らなかった。

“血は争えない”

って、彼女は内心で思ったでしょうねえ。

愕然としただろうし、運命の糸に操られてる・・・みたいに感じたかもしれない。

それと同時に、例の暗い破壊衝動が、戻って来たのかもしれないなあ。

岩城さんを傷つけるなら、これは絶好の機会だもの。

これ以上にショッキングな醜聞はないもの。

そして、もうひとつ。

芸能界を夢見る若くて純真な息子に対して、思いがけない妬みや憎しみを感じたのでは・・・?

自分はその道を行きたくて行けずに失敗し、汚れた負け犬になった。

母親のその古傷を知らない息子のきれいな野望がいまいましい、許せない。

そんな気持ちがなかったか。

うーん。

考えすぎ?


で、結局なにが言いたいのか(汗)。

というと、ふりだしに戻ります。

霧胡さんを嫌いになれない理由。

それは何というか、彼女の心の葛藤がわかる気がするからです。

いやな女だ。

執念深すぎるし、正直こわいよ。

特に母親として、どうかと思う。

でも、もし自分が彼女のポジションにいたら、同じような真似をしないと言えるか・・・?

ってところで、はたと考えてしまうのよ(汗)。

彼女を非難するのはカンタンだ。

だけどこういう黒い過去を引きずっていたら、こんなふうになっちゃうのかもしれない。

いじけて、ねじくれて、いい歳していろいろこじらせて。

自己中心的で、プライドは高いくせに自虐的。

成長しそこねて、50歳(推定)になっても心は娘時代のまま凍ってる。

醜い姿だと言えなくもないけど、自分は絶対にこうならないなんて言える・・・?

それが、不快感の理由なのです。

女のエゴ。

共感していいはずがないのに、できなくもないから困るんだと思う(苦笑)。

だからといって、彼女の言動を支持するつもりはないけどね。


というわけで!

しまった。

またしても延々と、霧胡さん論になってしまいました。

ちゃんちゃん。






●では、

またね。。。


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タグ : 春抱き Tender_Greens 岩城さん 香藤くん 紫衣翔 三池霧胡

EDIT  |  03:10  |  『春抱き』雑誌掲載分  |  Top↑

Mon 25/05/2015

Tender Greens (be-boy GOLD2015年02月号) No.13 追記あり

☆この記事は☆

2015年01月13日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。

日々更新の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。

カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題などなど。

そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して、この「恋歌」に転載しています。

特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。

レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。







☆二本目です☆

※けっこう追記してます。よかったら読んでね。



●たくさんの

拍手とコメント、ありがとうございました。

毎日ほんとうに感謝しています。

と、毎度毎度おなじことを書いていますが、ホントですよ(汗)。

先日のグチにもめげず、書きこんでくださって嬉しい。

ありがとうございます。






●気になったので、

一応ね。

あのね、「意見がちがう」のを荒らしだとはみなしていません。

それはちがう。

わたしのレビューに対して、「そうじゃないと思う」というコメント。

「自分はこう解釈していました」というお便り。

そういう見解の相違って、あってあたりまえだと思います。

百人百様の『春抱き』観がある、それでいいじゃない!

・・・って感じ(笑)。

当然ですが、そんなことでムカついたり嫌いになったりはしません。

(たまに)共感できないコメントがあっても、イコール荒らしだと(それだけで)判断することはありません。

そこまで心は狭くない、と思いたいな・・・(笑)。

(荒らしっていうのは、根本的に悪意があるのですよ。誰かを傷つけたい、自尊心を叩き壊したい、という黒い感情が背後にあっての発言だと思います。ときには幼稚な自己承認要求というか、好きな子に意地悪しちゃう子供みたいな心理が働くこともあるかもしれないけど。)

みなさまのご意見やご感想に、

「わたしはそうは思わない」

とこちらが反論することもありますが、それも同じです。

事実の誤認があれば訂正しますが、意見の相違はそこでおしまい。

どっちが正しいとか間違ってるとか、決めつけたくはありません。

馬鹿にするつもりも、遠ざけようとする意図もありません。

ものすごく正直に申し上げると、そりゃあね。

「この人とわたしはいったい、同じ作品を読んでいるんだろうか・・・?」

と疑問に思うくらい、自分とはかけ離れた感想をいただくこともあります。

そこまでちがうのは、稀ですけど(笑)。

でも、それはそれでおもしろいの。

嘲笑ってるわけじゃないですよ。

その人がなぜそう思ったのか、どのセリフを読んでそう解釈したのか。

理由を知りたくなるし、その人の価値観や人生観に思いを馳せたりもします。

こういうファンもいるんだなあ、って思う。

わたしの世界はまだまだ狭かったんだな、と感じる。

他人の意見を知ることができるのは、こんなブログをやってる自分の僥倖です。

それもまた一興、ぐらいのつもりです。



というわけで、幾つかのコメントにお返事を>>



>精子提供による人工授精

いや、さすがにナイと思う。

そこまでは考えていないでしょう・・・(汗)。

岩城さん香藤くんが、本気で子供を欲しがってるとは思いません。

(他愛ない妄想としてなら、昔はあったけど。)

子育てを本気でしたがるとも到底、思えない。

岩城さん香藤くんの遺伝子を残したい、という気持ち自体はなくもないと思う。

漠然とした願望というか、夢というか、そういうレベルで。

でもそれは、見知らぬ第三者の女性の卵子をもらってまでやりたいこと、ではないでしょう。

仮に将来的にさらに医療技術が発達して、ゲイ男性ふたりの遺伝子をそれぞれ抽出して、それのみを利用して受精卵をつくれる世の中が来たとしても、それはないと思う。

やらないと思うし、やりたいとも思わないでしょう。

倫理的にどうかっていうのもあるけど、問題はそこじゃない。

受精卵を育てるには、女性のお腹を借りなくちゃいけないからね・・・?

女性を介在しないと、命は生まれない。

(それも機械でクリアする時代が来る? ・・・SFじゃないんだから。)

第三者の女性に依頼して出産してもらうんじゃ、やっぱりダメでしょう。

「ふたりだけ」の子供ではなくなっちゃう。

この話は、想像し始めるとエンドレスに広がりますね(汗)。

でも結局のところ、『春抱き』はふたりなのよ。

岩城さん + 香藤くん = 至福。

ふたり「が」いいんだし、ふたりでいたいんだし、そこに不足はないの。

それでファイナルアンサー。

(遺伝子や子供といったテーマを気にしてしまうのは、これがBLで、作者も読者も女性=産む性だからかも!?)


『テンダー・グリーン』で提示された社会的な命題には、

「親子とは何か」 (血か育ちか)

「夫婦のむすびつきとは何か」 (法律婚と事実婚)

があるだろう、とは思います。

あ、もうひとつ。

「同性婚の是非」 もあるかな。

(ってことはこれ、憲法改正にかかわる問題でもある。ふええ。)

わたしは個人的に、岩城さんが翔くんを

“本当の意味で「息子のように」思う”

ことは生涯ないんじゃないか、と思っています。

18年間の埋めようのないブランクがある上に、念頭には霧胡さんの夫への遠慮があるだろうから。

(翔くんだって、ホントの意味で父親として甘えられる存在は、霧胡さん夫のほうだけだろうしね。)

香藤くんへの配慮も若干あるかもしれない。


※かもしれない、と推量形で書いたのは、香藤くんが脅威を感じているのは「霧胡さんの存在」と「翔くんの出生の秘密がばれた場合に起きるスキャンダル」であって、岩城さんの子供の存在そのものではないからです。

むしろ脅威が去れば、香藤くん岩城さんの血を引いた子供がいることを嬉しく思うことすらあるかもしれない。

(まあ、顔は霧胡さん似ですから、ちょっと複雑だろうけど。)

一方の岩城さんは、騒ぎが落ち着いたら、自分にだけ子供がいて香藤くんの遺伝子を持った子がいないことを、後ろめたく思うこともあるんじゃないかなあ。


もちろん翔くんを大事にはするだろうし、今後のつきあい次第では親しくもなる。

岩城さんは愛情深い人だし、責任感も強い。

やがて親子の情愛を覚えることもあるでしょう。

血は争えない部分を発見して、感嘆/苦笑することもあるかもしれない。

でも、なんかね。

どこか一線を引いたおつきあいになるのではないか、って。

そして翔くんにとっても、そのほうがいいんじゃないかって。

そう思っちゃうのですが、これって願望なのかなあ。



>「また」

あの旅館で泣くほど抱かれた日に、イキッパナシ・・・ですか(笑)。

あはは!

洋介くんがそばで寝てるのに、イキっぱなしで気を失っちゃったんだとしたら、

「おねがい、もうやめて」

もわからないではない、ですねえ。

くふふ。

旅館えっちがコミックスで加筆されることを、一緒にお祈りしておきますね。


そういえば今度のコミックスには、例のアレが入るはずです。

AGF限定本で描き下ろした、あのバカっぽい短編(ほめてます、笑)。

『テンダー・グリーン』の重さに悩むファンにとっては、あの6ページが救いになりますよね。

あれはホント、幸せなひとコマだもの。

洋介くんに夢○と自○について(おそらく)教えてしまった岩城さんと、それを知った香藤くん。

あの後どうなるのか・・・ふふふ♪

つづきはウェブで、じゃなくてコミックスで!

だったらいいなあ(超願望)。



>イキっぱなしの心情

怖い・・・んだと思います。

どこに飛ばされるかわからない、的な。

きっとね、生死の境目までいっちゃうような感覚なのだと思います。

気持ちいいのはわかってるんだけど、こっちの世界に戻って来れなくなりそうで怖い。

ええ、女性の感覚だよね。

香藤くんにはおそらく、理解してもらえないでしょう(笑)。



>香藤京介

おっしゃるとおり、ですよー。

岩城さんは香藤くんの養子には絶対になれません。

わたし、そんなアホなことは書いてません(笑)。



>雅彦お兄さんの反応

ふふふ、共感していただけて嬉しい。

そうなんですよね、翔くんの存在。

秘密であるうちはお互いの実家にも言えないけど、きっと明るみに出るんだろうなあ、と思う。

(あれだけの爆弾を投下しておいて、不発弾のまま埋もれ続けるっていうのも・・・ま、ないよね。)

上に書いたとおり、岩城さんと翔くんの関係は微妙なものだと思います。

実子だとわかった途端に親子の情が湧くものじゃないし、だいいち翔くんには立派な父親が宮城にいる。

そこを考えると、公の場に「親子として」登場するのもはばかられる、かもしれない。

とはいえ、親族の思いは別でしょう。

岩城さんと香藤くんがそういう関係だと知って以来、子供の顔を見るなんて諦めていたであろう岩城家。

最愛の末っ子次男坊だけに、お父さんもお兄さんも久子さんも、さぞ残念に思っていたことでしょう。

それが、まさかの隠し子騒動。

TV報道でそれを知って、仰天しただろうと思います。

まず、会ってみたいと思うでしょうね。

が、しかし(笑)。

そこは常識だのしきたりだの、世間の目だのにうるさいお兄さまです。

素直によろこぶわけがない。

☆まっとうな仕事に就きもせず
☆未婚のまま
☆恋愛関係ですらなかった女性と
☆いい加減な気持ちで
☆その場かぎりの生えっちをして
☆無責任に相手を孕ませ
☆その事実を知らずに
☆今の今までのほほーんと
☆年下男との夫婦関係にうつつを抜かしてた

・・・ですって!?

ふざけないでちょうだい!

(あらやぁだ、これじゃお兄ちゃんがオカマみたいじゃないの! (´∀`σ)σ)

・・・コホン。

ああ、肩をふるふると震わせて激怒するお兄さまの姿が、目に浮かぶようです。

(うっとり。)

そして雅彦お兄さまの前には、香藤くん。

今回の件に関してはまったくの被害者で、ひたすら迷惑をこうむった立場です。

なんだかんだ、香藤くんを岩城さんの妻?夫?として、受け入れて来たお兄ちゃんですからね。

(パートナーなんてオサレな言葉、お兄ちゃんは使わないと思う。)

「うちの京介がとんだ迷惑をかけて、本当に・・・」

済まなかった、とか。

ギリギリと歯がみしながら、そんなふうに詫びてくれないものだろうか。

・・・ってのはもちろん。

完全に、わたしに都合のいい妄想です(汗)。

(うちの京介、ってあたりに、弟はおまえにやったわけじゃないぞ、的な無駄なライバル心。)

お兄さま、かわいすぎる☆

❀.(*´◡`*)❀.❀.(*´◡`*)❀






●昨日の作品

って呼んでいいのかな。

「Of love, sex and ecstasy」ですね。

意味を聞かれちゃったけど、さあ、どうしよう(笑)。

しいて訳せば、 『愛とセックスとエクスタシーについて』 でしょうか。

・・・って、まんまじゃん(笑)。

「The Vagina Monologues」になぞらえたコメントがありまして、まさにその通り、という感じです。

※有名な戯曲です。おもしろいよ。

タイトルね、最初は「愛」が抜けていました。

「Sex and the City」 のダジャレっぽい感じで、 「Sex and Ecstasy」 みたいな(笑)。

それではあまりにストレート(ゲイだけど)。

というか即物的にすぎる気がして、最後の最後に「愛」が追加された次第です。

あとで見直して、自分でほっとしました。

「愛」がなかったら、カッコつかなかったわ・・・(汗)。

お陰で 「Sex, lies, and videotape」 風になった、かもしれない。

※これは有名な映画。


ともあれ、岩城さんのえっち語り。

気に入ってくださった方が多くて、ほっとしました。

コメント、感謝です。


あえて 『テンダー・グリーン』 のレビュー連載の一部に組み入れたのは、もちろん。

わたしなりに、今回のえっちシーンの岩城さんの気持ちを斟酌したものだから。

追記に書いたとおり、

「また」
「イキっぱなし」

になるのを、恐れているように見えた岩城さん。

激しくするな・・・と懇願する一方で、あんなことを言っちゃう。

そう口にすることで、香藤くんが更にいじめたくなっちゃう(頑張っちゃう)のもわかってるはず。

それなのになぜ・・・?

という謎(?)ですね。

同じようなセリフが他にもありました。

火消しのつもりで、逆に火に油を注いでいる岩城さん。

言葉あそびプレイなら放っておきますが(好きにしろや)、あそこはもうちょっとシリアスですものね。

そのあたりの矛盾というか、アンビバレンスというか。

そこを説明してみたくて、あんなものを書きました。


「まんじゅうこわい」は、アレですよ?

ツッコミの要る箇所で突っ込んでみただけで、あれは冗談ですよ・・・???

おもしろい表現を思いついた気になって、つい(笑)。


リバの件も、いちおう釈明しておきます。

「受けキャラ」特集の表紙を飾ったほどの岩城さんが、まさかのリバか!?

―――と書いた、あの部分ね。

そうなってもおかしくない顔をしてたから、そう書きました(笑)。

えっち寸前なのに、キリッとオトコマエの岩城さんだったから。

でも、もちろん。

本当の本当に、あそこでリバるとは思っていませんでしたよ?

ホントよ(笑)。

理由はいろいろですが、あえて書くと

①ファンが求めてない
②香藤くんが求めてない
③岩城さんが求めてない
④ストーリーの展開的にリバる必要性がない
⑤現在のふたりの関係的にリバる必要がない
⑥GOLDの「受け」特集でそれはない(笑)

―――って、こんな感じ?

身も蓋もないですかね(汗)。

香藤くんのあの、傷ついた野獣のような表情。

行き場のない怒り=凶暴性を露わにした目。

岩城さんですら「殺気立った」と表現した、香藤くんの苛立ちと余裕のなさ。

「岩城さんは俺のものだ!」と完全には思えなくなるのではないか、という恐怖。

そういう香藤くんの激情を受け止めようってときに、リバはない。

あり得ない。

気持ちの上でも、肉体的にも。

岩城さんを完全に支配しているのは自分なのだ、と。

所有の再確認、とでもいうのかな。

オスの情動みたいなものですが、香藤くんのその欲望を満足させる必要があったと思うの。

ああ、もちろん。

岩城さんにとっても、それは必要でした。

香藤くんの苦しみや痛みを分かち合うために。

いや、単純に欲しい、でもいいんじゃないかな。

岩城さんの場合は。

香藤くんの嫉妬や攻撃性が、岩城さんのえろ中枢に火を点けますしね。


どっちにしても、あれは近来まれに見る濃厚なえっちでした。

ヒワイだ、という意味での濃厚さではなくて、ふたりの交わりが深いという意味で。

(このシーンばかり毎日読んで心を慰めている、というコメント多数、むべなるかな。)

なんて言うんでしょう。

お互いがお互いに必死になっている。

少しでも離れていたくなくって、かきいだきあっている。

感情的には切羽詰まっているのに、中年ゲイ夫婦の肌なじみも随所に見える。

お互いに知りつくした相手、ですものね。

その切迫感とベテラン夫婦の妙味のバランス、というか。

なんとも言えない濃厚さ。

「えろ切ない」 という新語はどうでしょう?


え ろ 切 な い ふ た り。


ダメ?(笑)

・・・あれ、やっぱり説明しきれないや(汗)。

うーん。

ホント、あれは本当に凄いえっちだ。

(と、逃げる!)






●では、

またね。。。


タグ : 春抱き Tender_Greens 岩城さん 香藤くん

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Wed 20/05/2015

Tender Greens (be-boy GOLD2015年02月号) No.12.9 追記つき

☆この記事は☆

2015年01月12日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。

日々更新の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。

カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題などなど。

そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して、この「恋歌」に転載しています。

特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。

レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。






☆二本目です☆



●勢いで

こんなん、書いてみました。




***************************************




Of love, sex and ecstasy




最初にそれを体験したのがいつだったか、覚えていない。
五年前か、十年前か。
いや、もっと昔のことかもしれない。
いずれにしても、かなり前の話だ。



香藤と初めて顔を合わせてから二十年と少し。
俺たちの転機となった映画『春を抱いていた。』のオーディションですら、十七年ほど前になる。
思えば、本当に長いつきあいだ。



初めて出会ったときの香藤は、大学一年生だったらしい。
まだ十代だった、ということになる。
当時は年齢など意識もしなかったし、正直なところ、やつに興味もなかった。
生意気なガキだな、と。
ただそう感じたにすぎない。



今、あらためて振り返って思う。
あの時、香藤の運命は決まったのか。
そんな予兆すらなかったのに、人生はわからない。
まだ二十歳にもなっていない若者の人生を、結果的に俺が変えてしまったのだ、と。
後悔も反省もないが、責任を感じないといったら嘘になる。
今でもふと、思う。
―――あのとき俺に会っていなければ・・・?
香藤の人生は、まったく違ったものになっていたかもしれない。
それがいいのか、悪いのか。
それは香藤が決めることだ。



やがて俺たちは再会し、恋をした。
香藤は二十二歳。
俺はすでに二十七歳になっていた。



恋のきっかけが何だったのか、今でもわからない。
何かのはずみ、天のいたずら。
そんなものだったのかもしれない。
とはいえ、安易な結びつきではなかったと思う。
遊びで踏み出すには、むずかしすぎる恋愛だった。
本気でなければ続かなかった。
気づいたら、そこに香藤がいた。
いつもいつもそばにいて、俺を支えてくれた。
今日ふたりでいられるのは、香藤のお陰だと思う。



五歳半の年齢差。
若いころはそれがやけに気になった。
お互いに、それをかなり意識していたと思う。
時間が経つにつれ、それは瑣末なことになった。
不思議なものだ。
今ではもう本当にどうでもいい。



ああ。
セックスの話だったか。



俺も香藤も男ははじめてだった。
性経験は豊富だったが、わからないことも多かった。
ただ夢中だった、としか言えない。
恋愛にのぼせ、抱き合うことに没頭した。



香藤に抱かれる、ということ。
それに関しては最初から違和感がなかった。
ごく自然に、あたりまえにそうなっていた―――としか言いようがない。
俺が逃げて、香藤が追いかける。
香藤が求めて、俺が応じる。
俺たちが最初は、そういう恋愛をしていたからだろうと思う。
俺はもともと恋愛下手で、香藤のようにうまく気持ちを伝えることができない。
逆に香藤は、愛情表現が巧みだ。
それに甘えて、ずいぶん長い間、俺は受け身でいるばかりだった。
それが、セックスにも現れていたんだと思う。



転機になったのは―――いや。
やっぱり思い出せない。
香藤と一緒に暮らすようになり、徐々に意識が変わって行った。
生涯を共に過ごすパートナー。
お互いにそういう覚悟が、はじめからあったのか。
今そう聞かれたら、正直わからない。
がむしゃらに突っ走って来た結果が、今の俺たちだから。
当時はまだ若く、「一生」の重みなど理解していなかったと思う。



感じる、ということ。
香藤とつきあうようになって初めて、俺はセックスの意義を知った。
抱き合う喜びや、繋がる幸せ。
際限のない欲望。
そういったすべてを、香藤に教えられた気がする。



自分で言うのも可笑しいが、俺たちの関係はとてもフィジカルだと思う。
時間の許す限りそばにいたい。
できることなら、いつでも抱き合っていたい。
どれだけ一緒にいても、セックスに飽きることはない。
―――いい歳の大人が、と笑われるかもしれない。
だが、それは今でも変わらない。



それはある日、いきなりやって来た。
特に前触れもなかった。
言葉でどう説明すればいいのか。
男が感じるセックスの快感。
それをはるかに凌ぐ、凄まじい衝撃だった。
月並みな表現をするなら、絶頂感、とでもいう他ない。
それが瞬間ではなく、長く引き続く。
何度もなんども襲ってくる。
―――終わらない悦楽。
俺が今まで、体験したことのない感覚だった。
痛みにも似た強い快感。
全身が痙攣するほどのショック。
身体の中心から脳天に駆け抜ける電流。
視界が真っ白に飛び、何も聞こえなくなる。
恐怖を覚えるほどの墜落感。
そして、俺は意識を失ってしまった。
―――あれは何だったのか。
それを最初に味わったときの混乱は、今でも覚えている。
何が起きたのか。
俺はどうなってしまったのか。
なにもわからず、ただ香藤にしがみついていたように思う。



いっちゃったんだね、と。
香藤が嬉しそうに笑った。
それでようやく、俺は気がついた。
女性がセックスで体験するという官能の頂点。
点ではなく、線のエクスタシー。
それによく似たものだ、ということに。
正直―――ああ、なるほどな、と思った。
これがそうなのか、と。
射精による快感とは別次元の感覚。
男にも稀にそういうことが起こると、知識として知っていたせいかもしれない。
驚きはしたが、意外だとは思わなかった。



それは、いつも起こるものじゃない。
いつ、どういう仕組みで起こるのか。
俺たちには今もわからない。
お互いのタイミングと、精神的な要素が大きいように思う。
せいぜい一年に何回か。
頻度でいえば、その程度だった。
本音を言えば、あれは刺激が強すぎる。
香藤はいつでも見たがるが、凄まじく体力を消耗するのも事実だし、何より気恥ずかしい。
だから、ときどきでいい。
俺はそう思っていた。



それが変化したのは、最近のことだ。
きっかけは今度も曖昧だった。
俺の発病と入院。
手術後の経過観察と自宅療養。
それに香藤の京都ロケが重なり、俺たちはしばらく抱き合うどころか、顔を見ることもままならなかった。
―――それが、どう作用したものか。
心細かったのか、飢えていたのか。
これまであまり考えずに来た将来の不測の事態について、まじめに考えるようになったせいか。
その辺はよくわからない。
いずれにせよ、俺たちの関係はまた微妙に変わったのだと思う。



それ以降、セックスも変わった。
俺が極端に敏感になってしまったからだ。
―――どう説明すればいいのか。
俺は仕事をあらかたキャンセルし、ほとんど家にいる。
通院と、たまにオフィスに顔を出す以外することがなく、ずっと自宅で独りだ。
本を読み、掃除機をかけ、香藤の出るTV番組を見る。
日に何度か、香藤から電話がかかってくる。
他愛のない会話を交わし、電話を切る。
またひとりになる。
ずっと、その繰り返しだ。



気づくと、香藤のことばかり考えていた。
女々しいと言われれば、そうかもしれない。
次はいつ声が聞けるのか。
次に東京に戻って来るのはいつなのか。
香藤がほしい。
香藤に会いたい。
そればかり考えるようになった。
決して口にはしないが、言わなくても香藤は察していただろう。
撮休日のたびに、香藤は帰って来た。
といっても日帰りのことも多く、一緒にいられるのが数時間しかないときもある。
俺たちはそのすべての時間、ひたすら抱き合った。
若い頃のように、お互いを貪りあった。
一分でも一秒でも離れたくなかった。
―――馬鹿みたいだと、自分でも思う。
ただ、恋しくて。
恋しくてたまらない。
香藤がほしくてたまらない。
これほどの飢餓感を覚えたことは、今までにない。



心境の変化。
言葉にすれば、それだけのことだろう。
それにあわせて俺の身体もまた、変わったのだと思う。
香藤が帰宅し、香藤に抱かれる。
時間制限つきのセックス。
俺はそれを考えずにすむように、我を忘れて香藤に縋りつく。
飽くことなく、俺たちは抱き合った。
そのたびに深い快感に満たされ、それがつかの間であることがいっそう辛くなる。
―――離れたくない。
心でずっとそう繰り返す。
気がついたら、気の遠くなるような絶頂感にむせび泣くようになっていた。
終わらないエクスタシー。
全身がしびれるほどの衝撃。
かつては滅多に起きなかったことが、頻繁になっていった。



香藤に抱かれて、どうしようもなく感じてしまうこと。
女のように深いエクスタシーに翻弄され、乱れてしまうこと。
今はそれを気恥ずかしいとも思わなくなった。
香藤に愛され、香藤に望まれる悦び。
香藤を受け止め、香藤の快感を見届ける幸せ。
それのどこが悪いというのか。



ただ、怖くなることはある。
あの感覚はあまりにも強烈にすぎる。
一度でも知ったら逃れられない、甘美な媚薬のようだ。
脳神経を焼き切るほどの絶頂感。
俺は声を嗄らし、のたうち回る。
ほとばしる情熱に引き摺られ、流される。
まるで宙に放り出されるような錯覚を味わう。
そして、墜落する。
―――それが怖い。
本能的な惧れ、とでもいうのか。
これほど強い感覚を知ってしまっていいのか。
いつか本当に、戻れなくなるのではないか。
今までの生活に。
香藤の腕の中に。
バカバカしいようだが、そんな恐怖を感じてしまうのだ。



香藤にそれを言ったことはない。
説明したところで、理解されないだろうと思う。
―――いや。
もしかすると、とっくに知っているのかもしれない。
制御できない快感。
強すぎる刺激。
それを無理やり、俺は抑えようとする。
高みまで一気に駆け上がってしまいたいのに、一方でそうするのが怖いからだ。



俺のアンビバレンスに、香藤は気づいているのかもしれない。
香藤は俺の迷いを見逃さない。
惧れやためらいを吹き飛ばし、容赦なく俺を煽る。
あの果てしないエクスタシーへと、俺を導こうとする。
『イッて、岩城さん!』
そう言われて俺は気づく。
香藤もまた、最高の快感を求めている。
それはふたり一緒でなければ、得られないのだと。
―――いったい俺は、何を怖がっているのだろう?
香藤がそこにいるのに。
香藤と、身体のいちばん深いところで繋がっているのに。
そして何より、香藤がそれを求めているのに。



後は、真っ白な閃光だ。
俺はなにもわからなくなる。
香藤の命と、俺の命。
他にはなにも要らない。



今年、香藤は四十歳になる。
香藤洋二はその人生の半分以上を、俺と過ごして来た。
俺は今さらながら、その事実に驚嘆するしかない。
その間ずっと、香藤は俺にゆるぎない愛情を注いでくれた。
香藤がいなければ、今の俺はない。
かけがえのない恋人。
誰よりも愛しい。
―――言葉は陳腐だ。
とても香藤の存在感を満足に表せない。
もどかしいが、だからこそ俺たちは抱き合うのだろう。
言葉だけでなく、身体で。
ありとあらゆるかたちで、思いの丈を伝えるために。





おわり
2015年1月12日
藤乃めい


***************************************

(c) May Fujino
All rights reserved.




タグ : 春抱き 岩城さん 香藤くん ゆすらうめ異聞 Tender_Greens

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Fri 15/05/2015

Tender Greens (be-boy GOLD2015年02月号) No.12.8

☆この記事は☆

2015年01月12日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。

日々更新の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。

カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題などなど。

そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して、この「恋歌」に転載しています。

特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。

レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。







●えっと・・・

No.12.8 って、なんだこれ(笑)。

こじつけ。

なんとなく No.13 を避けてるだけですね。

(もっとも別に13が本当に縁起が悪いとか、そういうふうに思ってるわけじゃないけど。)


たくさんのお便りやコメント、拍手いろいろ。

かさねがさねありがとうございます。

毎日とても楽しく、ちょっとドキドキしながら拝見しています。

個別のお返事は、今のところむずかしいかも・・・ごめんなさい。

コメント内の質問などは、答えが必要なら抜粋して取り上げますね。

以下、さわり程度に>>


>Prisoner of Love

宇多田ヒカルさんの曲、つべで探して聞いてみました。

香藤くんソングですか、なるほど。

幸せなはずなのに、ちょっと切ない感じでいいですね。

わたし自身は・・・なんだろう。

言われて気づきましたが、香藤くんソングってあまり思いつかないですね(汗)。

(純粋に、最近の曲を知らないというのもある。)

古い歌でよければ、「High on you」 や 「I was born to love you」 あたりが定番です。

岩城さんソングは、きっと山ほど思いつく(笑)。

というか、何を聴いてもどこかで 「お?」 と、岩城さんに結びつけてしまいます(汗)。

去年の大ヒット曲の 「Let it go」 ですら、岩城さん変換してましたもの(笑)。

(日本語の訳詞ではなく、もともとの英語のほうね。)


>洋介くんと日奈ちゃん

たしかにふたり並べたら、きっと可愛いでしょうね(笑)。

日奈ちゃんが黒髪ストレートで、岩城さんに似てるとか・・・?

でもね、ホントごめんなさい。

岩城さんたちがかわいい甥っ子、姪っ子と絡むのは楽しいのですが、そこまで止まりです。

この二人をカップルにするとかって、考えたくないんですよ(汗)。

あり得ないとまでは思わないけど、あんまりあってほしくない。

なんでかなあ・・・うむむ。

不自然だと思ってしまう。

狭い世界の既存キャラをどんどんくっつけるというのに、どこか抵抗を覚えるんだと思います。

あくまで個人的な、わたしの嗜好ですけどね(汗)。

というか、単にBLの世界に登場する子供にあんまり興味がないのかも。

洋介くんですら、たしかにめちゃくちゃ可愛いんだけど、

「これで今後、(準)レギュラーキャラになっちゃうのか・・・?」

と思うと、ちょっと複雑だったりしてますから。

つまんないヤツでごめんなさい。


>洋子ちゃんの子供を香藤家に養子に

うん、それは一応、考えました。

でも正直、ややリアリティがないような気がして、ひとまず却下です。

(『春抱き』にそもそもどの程度のリアリティがあるのかって言われたら、うぐぐ。)

玉突きみたいなダブル養子縁組って、どうでしょうね?

香藤家にそこまでさせるなら、岩城さんのほうが養子縁組を諦めちゃいそうだけど。

森口さんちがよほど子だくさんなら、まあ可能性はあるかな?

二人や三人兄弟ぐらいじゃ、子供を手放すとは思えないのよね・・・(汗)。

啓太くんの実家が納得しないでしょう。

香藤くんが岩城さんの養子になったら、今この時点で、香藤家の子供がいなくなる。

それを解消するための代案ということなので、仮に森口さんちの子供をもらえるとしたら、

「今すぐちょうだい」

になってしまう。

大人になってからでいいよ、ってわけにはいかないでしょう。

名のみの養子(洋一さんちと養子縁組はするけど、実際は森口さんちで育つ)も可能ですが、それはそれで別の問題が生じます。

っていうのも、森口さんちのご兄弟にしてみれば、

“お父さんもお母さんも一緒で、同じ家で育つ兄弟なのに、ひとりだけ苗字がちがう”

状態になってしまいますよね。

子供が小さいし、下手をすると学校でからかわれます。

祖父母との養子縁組そのものは珍しいことじゃないけど、そこまでの負担を強いるのはかわいそうかなあ、と。

そんなふうに思っています。

(ちなみに、森口夫妻の結婚が破綻すれば、洋子ちゃんが香藤家に戻ってくる可能性はありますね。子供の親権は母親に行くことが多いから、そうすれば・・・って! ごめん洋子ちゃん。離婚してほしいわけじゃないのよ・・・!)


>修士論文

いやいや・・・!(笑)

今回わたしが書いたレビューはたしかに、呆れるほど長い。

文字数だけなら論文みたいかもしれませんが、いかんせん内容が・・・(汗)。

でも、疲弊するのはホントです。

自分で好きで書いてるくせに、勝手な言い分ですけどね。

こんな冗長なレビューは、もう二度と書きたくない(笑)。

書かずに済むように、先生、お願いします。

今度はもっと穏やかな、波乱のない展開を・・・!

(・・・無理だろうなあ。)






●短いですが、

ひとまず、ここで切ります。。。



タグ : 春抱き Tender_Greens 岩城さん 香藤くん

EDIT  |  22:50  |  『春抱き』雑誌掲載分  |  Top↑

Fri 08/05/2015

Tender Greens (be-boy GOLD2015年02月号) No.12.5

☆この記事は☆

2015年01月11日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。

日々更新の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。

カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題などなど。

そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して、この「恋歌」に転載しています。

特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。

レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。






●たくさんの

励ましのコメントと拍手、ありがとうございました。

心から感謝します。

ひとつひとつにお返事できていませんが、大事に拝見しています。



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最近どうもコメントちょーだいオバケになり下がってますが(汗)、もういいや。

春抱き』についてでも、それ以外についてでも。

ブログになんらかの反応をいただけるのは嬉しいので。

これからも、どうぞよろしくお願いします。






●絶景かな

歌舞伎のネタはまた、別の記事にまとめるつもりですが。

(ずいぶんニュースがたまってしまった!)

でもこれ、すごくいい出来です(笑)。

プロモーションビデオとして、なかなかいい。

今月の新橋演舞場の公演ね。







海老蔵お得意の「石川五右衛門」です。

海老蔵プラス孝太郎&獅童。

冒頭の、モノクロ部分がめちゃくちゃ印象的ですね。

パッと見、

「あれっ、11代目!?」

とびっくりさせてくれる。

(11代目市川團十郎は、海老蔵の祖父。天下の二枚目として一世を風靡した人気役者。半世紀も前に亡くなっていますが、未だに語り伝えられる美貌の持ち主でした。)

似てるんだよなあ、ホント。

かと思うと、12代目=海老蔵パパ=を彷彿とさせる映像もある。

偶然なのかは知らないけど、連綿と続く成田屋の血を感じさせてくれます。

いいねえ。

1月25日まで。

チケットはほぼ完売と聞いていますが、当日券は(たぶん)あるはず。

よろしかったら、ぜひ。






●さても

今宵も『テンダー・グリーン』タイムですよ(笑)。

もういい加減にしろ、と言われてそうですが、しつこく更に続きます。

あともうちょっとだけね。



※以下、ネタバレありありです。

(本当にもう警告は投げやり!)




☆霧胡さん夫婦

昨日の、霧胡さんの旦那さんの話。

(ほとんど妄想、創作の世界だったけど。)

同じようなイメージ(というより願望)を持つ方が多いらしくて、安心しました。

そう、彼が救い。

ハ○チ○メ○ボのトリプルコンボを背負った50親父だろうと、彼しかヒーローになれない(笑)。

(おそろしくリアルなオッサンを描くようになったセンセが、筆力の限界に挑戦か・・・!?)

すべてを呑みこんだ上で、彼が霧胡さんを支えてくれれば。

今までと同じように、翔くんを愛してくれれば。

そう思わずにはいられません。

彼が最大の被害者だと、わたしは前に書きました。

妻の裏切り(不貞ですらない)の結果、自分の種ではない子供を育ててきたわけだから。

ある意味、虚像の結婚生活。

いつわりの家族を営々と養ってきたわけだから。

お金の問題ではないのは、言うまでもありません。

もっと普通の・・・ふつうに貞淑な女性と結婚していたら・・・?

その女性との間に、本当に血の繋がった子供が生まれていれば・・・?

そう考えると、やりきれない。

でも、ねー。

彼が妻の裏切りに気づいていたのだとしたら?

息子の出生に重大な疑義があることを知りながら、それでもなお、結婚生活の継続を選んだのだとしたら???

妻や息子への思い。

自分の意志でそれを選んだのであれば、彼は「被害者」ではない。

それが最高の幸せであったかどうかはともかく、ね。

究極的には、いつわりの家族であったかどうか、決めるのは彼だ。

すべて容認して妻子との暮らしを続けるか、裏切りに耐えきれず家族を手放すか。

さぞかし悩んだことでしょう。

(その懊悩は、正直、今回の香藤くん岩城さんの苦悩の比ではないはず。)

その葛藤を克服して、今に至るのだとしたら・・・?

そうならもう、他人がとやかく言うことじゃない。

彼が選んだ、彼の人生です。


―――ってね?

身勝手といえば身勝手ですが、『春抱き』ファンとしてはそれを願ってしまう。

そうであってほしいと切に思います。

そのほうが岩城さんたちに都合がいいから、ってだけじゃないですよ(笑)。

そのほうが霧胡さんも、翔くんも救われるから。

そのほうが、霧胡さんの夫自身が人生に納得できるだろうから。

うん。

そうであることを祈りましょう(笑)。

あ、ただし!

夫の気持ちがどうだろうと、欲をいえば、霧胡さんには謝ってほしいですね。

明確な謝罪がなかったとしても、せめて心では反省してほしい。

夫を利用したこと。

夫を傷つけたこと。

そしてもちろん、息子を傷つけたこと。

家族を(ヘタしたら)崩壊の危機に押しやったこと。

彼女がどんだけ挫折に苦しんでいたとしても、家族を傷つけていい理由にはならない。

特に息子への仕打ち。

彼にはなんの罪もないからなあ。

これは、責められても仕方のないところでしょう。


息子が、母親とタッグを組んでカバと×××したこと。

できればこれだけは、父親の耳に入れたくないなあ。

自分の意志で勝手にやったのならまだしも(それでも大問題だけど)、母親がそこにいたわけだ。

「なぜ止めなかった」

と揉めれば、夫と霧胡さんの夫婦の危機にもなりかねませんね。

これはちょっと心配。




☆養子縁組とか遺言とか

さんざん(予告ばっかり)書きましたけど、この可能性。

お茶会では結構な話題になりました。

ポイントは実にシンプルです。

紫衣翔くんが、岩城さんの実の息子であることがわかった。

戸籍の上ではおそらく、翔くんは霧胡さん夫婦の子供のままでしょう。

岩城さんとは、つまり赤の他人です。

法律的には、ね。

そこは一応、これからも変わらないと仮定します。


ではその状況下で、岩城さんがなにを考えるか。

完全に憶測と妄想の世界ですが、

香藤くんの不安の種を排除すること。

②翔くんに何らかの息子としての権利を与えること。

―――ではないか、とまず考えました。


香藤くんの不安に関するながーいレビューで書いたとおり、

「ゆらぐはずのないものがゆらいでしまった」

心理状態に陥った香藤くん

確かだと思っていた自分の立場が、案外と脆いものだと気づいてしまった恐怖。

便宜上、これを紫の上シンドローム、と呼んでおきましょう(笑)。

岩城さん

「安心しろ」

が効いたのは言うまでもないけど、それは言葉だ。

目に見えないし、証拠にも残らない。

香藤くんの不安の根源は、

“法律的に身分を保障され得るポジション”

にいる霧胡さんに対する嫉妬というか、コンプレックスですよね。

(実際に岩城さんが彼女と結婚するわけじゃないけど、それでもなお、ね。)

その不安定な立場を解消するには、どうすればいいか。

もう、結婚するしかないじゃない(笑)。

とっくにアメリカで挙式しちゃったし、二人の意識はすでに夫婦だけど、それじゃ足りない。

ならば法律でガチガチに、香藤くんの立場を保障すればいい。

婚姻届じゃなくて、(普通)養子縁組になりますけどね。

今までの彼らは、

「俺たちは夫婦として認められたいのであって、(疑似)親子になるのを望んではいない」

という考えだったのだろうと思います。

それが理想なのはまちがいない。

でもとりあえず、今の日本で同性結婚はできないからねえ。

香藤くんの立場を法律的に、最大限に守るためとなれば、養子縁組しかない。


今回のことがなくても、岩城さん。

法律的に何かしておかなければならないと、考えていたのではないかと思います。

というのも先日の、思いがけない入院と手術。

それを契機に、生死について考えたばかりです。

(あの入院や治療に関して、親族の立会や同意が必要であった可能性もありますよね。そのときにもしかして、いくら有名人で香藤くんというパートナーとの関係が周知の事実でも、「親兄弟でなければダメです」ということがあったんじゃないでしょうか。お兄さんがわざわざ新潟から出てきたのも、「心配だから」以上の理由があったのかも。)

自分はもう若くはない。

万が一のときのことを、きちんと書面に残しておかないといけない。

―――それはごく自然な発想ではないか、と思います。


岩城さんと香藤くんが養子縁組をすると、どうなるか。

岩城さんには配偶者がおらず、子=香藤くんのみ、という家族関係になる。

怪我や病気で入院するような場合、香藤くんは家族として扱われる。

法定相続人も香藤くんひとり。

岩城さんに万が一のことがあった場合は、相続財産をすべてひとりで受け取ることになります。

これですべて解決?

いや、たぶんそこまで単純ではないでしょう。


もしも養子縁組をしなければ>>

岩城さんに何かあった場合、相続人になるのはお父上だ。

その時点でお父上が死亡していれば、相続するのは雅彦お兄さん。

(もしお兄ちゃんも先に亡くなっていたら、相続人は日奈ちゃん。)

香藤くんが養子になることで、岩城家にはいっさい財産が行かないことになります。

それはそれで、将来のトラブルのもとだよなあ。

(これは『春抱き』なので、まあ、こういうのは杞憂ですね。つか、岩城さんがいなくなった後のことなんか考えたくないし、実際どうでもいいけどね!)

要するに、何が言いたいのかというと、

①香藤くんと養子縁組をする、

②遺言を作成して、岩城家と紫衣翔くんにも何がしかの財産が行くように手配する、

ぐらいはやるんじゃないかな、ということです。

インタープロの株式の行方は超がつくほど気になるけど、どうだろうなあ。

それはまた別の機会に。


ひとつ、気になること。

香藤くんが 「岩城洋二」 になってしまうと、香藤家の跡継ぎがいなくなります。

そもそも香藤くんが岩城さんをパートナーに選んだ時点で、まあ、次世代はないわけですが(汗)。

でも将来的に後嗣がないのと、今この時点で香藤家の息子が存在しなくなってしまうのでは、やはり違いますよね。

これ、岩城さんが気にすると思うのよねえ。

香藤家の人々よりも、岩城さんのほうがこだわるような気がしないでもない。

岩城家はお兄ちゃんが継いでるからいいけど・・・ってね。

香藤くんの両親は、案外サバサバしてるかもしれない。

(養子縁組にあたって親の同意は必要ないけど、事前にご挨拶はするんじゃない?)

じゃあ、それを解決する方法があるのか?

・・・っていうと、アイディアってひとつしか思い浮かばない。

つまり、岩城さんが香藤家の養子になる、というウルトラC(?)です。

香藤洋一さん&美江子さん夫妻の長男、になるわけですね。

香藤京介の誕生だ(笑)。

そうなると香藤くんとは戸籍上の 「兄弟」 になるわけで・・・うむむ。

親子と兄弟、どっちがマシなんでしょうね?

香藤くんなら笑顔で、別にどっちでもいいよ、で終わりそうだけど。

この場合の問題点・・・?

とりあえずは、やっぱり財産関係しか思いつかない。

香藤家の相続の際に、子供がひとり増えた分、遺族のもらえる分が減りますよね。

でもまあ、岩城さんがハナから相続放棄するでしょう。

ここまでだったら、このオプションもありだって気がします。

だけど、岩城さんに万が一のことがあった場合。

これがネックになりそうね。

香藤くんの相続できる財産が、ぐっと減ってしまう可能性が高いのです。

香藤くんが「養子」だったら100%もらえるのに、香藤くんが「弟」だと相続の順位がはるかに下がってしまう。

関係者がそろって相続放棄すればいいけど、うむむ。

やっぱこれは、理想的とは言えないかな。

岩城さんの心情として、長年のパートナーになるべく多く残すことを望むでしょうから。

香藤京介、実現はむずかしいかも・・・(汗)。


って、さて!

ダラダラと誰が亡くなるとか、財産をもらうとか。

なんかもう、やたら現実的な話ばっかりですみません(汗)。

遺言を作成するとなると、どうしても内容が気になってしまう。

気になるあまり、すこし脱線してますね。

ごめんなさい。

春抱き』ファンとしては、つまり、アレです。

今の時点では、

決意を固めたオトコマエすぎる岩城さん!

愛される喜びでひたすら顔面崩壊する香藤くん!(笑)

発表を受けて毒気を抜かれるマスコミ各位!

いろいろグチグチ言いそうな雅彦お兄ちゃん!

その他もろもろ。

・・・が見られるといいな、という妄想にひたるだけです(笑)。


日本でもついに、岩城さんと香藤くんの挙式が見られるのか!?

※妄想です。

そこに紫衣翔くんをはじめ、霧胡さん夫妻が出席するという超展開があるのか。

※単なる願望です。

傍若無人なばかっぷるの、人目をはばからない情熱的なキスが炸裂するのか(笑)。

※(以下略)

翔くんや霧胡さん、洋介くんたちが呆然と見守る前で。

うん。

そのくらいやったら、『春抱き』らしいよね(笑)。

節操なく、なんでも過剰であってこその『春抱き』だ。

・・・などと。

はい。

以上、わたしのしょうもないドリームでした。






●では、

またね。。。

タグ : 春抱き Tender_Greens 岩城さん 香藤くん 紫衣翔 三池霧胡

EDIT  |  22:47  |  『春抱き』雑誌掲載分  |  Top↑

Tue 05/05/2015

Tender Greens (be-boy GOLD2015年02月号) No.12

☆この記事は☆

2015年01月10日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。

日々更新の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。

カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題などなど。

そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して、この「恋歌」に転載しています。

特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。

レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。







●あの・・・

かなり今さら、なのですが。


DSCF8599xsss.jpg


DSCF8608xssss.jpg


2013年のバース・サンタのクリアファイルです(笑)。

阪神百貨店で配布されていたものと思われます。

(知らない方はまずいないと思いますが、ランディ・バースという、かつて阪神タイガースの主砲だったアメリカ人の野球選手です。とっくに引退して政治家に転身してますが、大阪とのご縁は途切れず、ここ2年ほどはクリスマス商戦にサンタのコスプレで駆り出されています。)

♪へへ♪

どうしても見せびらかしたかったの(笑)。

今ごろクリスマスの話題もなんですが、実はこれ、この年末にいただきました。

このブログでバース・サンタのこと(というよりわたしのアホなバース愛かなあ)を知って、わざわざグッズを入手してくださったHさま。

それをお忙しい中、お送りくださったSさま。

お二人の『春抱き』仲間のお陰で、思いがけないプレゼントをいただきました。

本当に、本当に感謝です。

ありがとうございました!

そして、神様仏様バース様。

今年も『春抱き』を愛するすべての迷える子羊にご加護を・・・!

(ひつじ年だけに!?)


・・・え?

春抱き』と阪神タイガースをひとつの文中に書いた奴は今までにおらんて?

なんの関連性もないって?

あう、ないっすね・・・(爆)。

バース様のご利益をありがたがる『春抱き』ファンが、どのくらい存在するというのか。

(いや、いない。)

あぐぐ。







●まず

レビューの前に、これだけね。

このところ、非常に多くの方が新たにこのブログを見てくださるようになりました。

(おそらく、サイト=ゆすらうめ異聞のほうも。)

それはとっても嬉しい。

新旧の読者の別なく、そして『春抱き』歴の長さも関係なく。

『春抱き』をお好きで、岩城さん香藤くんを大好きな方なら歓迎いたします。

それはもう、掛け値なしの本音ね。

心から感謝していますが、でもお願いがあります。

どうか『春抱き』の、あるいは新田先生の悪口は言わないでください。

終わってほしいとか、そういうのは是非やめて・・・(汗)。

作品の「批判」や「疑問」はね、受け入れられるんですよ。

もともとわたし自身、これはおかしいなあ、と思ったことは書くほうですし。

(ブログに書けないことも多々ありますが。)

でもその根底に『春抱き』が好きだ、という気持ちがある。

岩城さん香藤くんが好きで、いつまでもずっとずっと続いてほしい。

そんなのもう、いちいち言うまでもないことです。

もし貴女がそう思わないのであれば、まあ・・・しょうがないよね。

感性の違いでしょう。

でもそれを、わざわざわたしに言わなくても・・・(汗)。

作品や作者を否定するコメントは、目にするだけで精神力を削られます。

スルーも削除もしますけど、それでも鳩尾を殴られたような衝撃は消えません。

けっこう、来るんですよ。

どうか書きこむ前に、それが他人を傷つけるかどうか考えてみてください。

ネット上の匿名の書き込みだからといって、何を言ってもいいわけじゃない。

そう思います。


そして、その繋がりでもうひとつ。

はじめてコメントをお書きになる前に、ほんのちょっとでもいい。

管理人=わたしがどういう人間か。

このブログや「ゆすらうめ異聞」がどういうサイトなのか。

少しでいいので、過去ログなりプロフィールなりをチェックしていただければ。

何も、わたしのことを知っておけ!

という傲慢な気持ちで言うのではありません。

わたしがどう『春抱き』を好きなのか。

このブログで普段どんなことを書いているのか。

少し遡れば、そのあたりはおのずと明らかになると思うのですが、どう言ったらいいのでしょう。

ときどき、まるで見当ちがいのことを聞かれたり、誤解されたりします。

『春抱き』以外のことは書いてほしくない、と言われましても・・・(汗)。

まして

「え、岩城さんのほうが好きなんですか!?」

などと驚かれた日には、さすがに悲しい。

ネットマナーとか、今さら感がある。

あれはOK、これはNGと、くどくど言いたくはありません。

『春抱き』ファンは総じて年齢層が高い(コア層は今や40代であると推察します)。

みなさん、一般的な社会常識のある方たちばかりのはず。

ネットの向こうにいるのも生身の人間です。

現実のコミュニケーションでもオンラインでも、必要な気配りは変わりません。

ほんのちょっとだけ。

貴女のメッセージを受け取る人間のことを慮っていただければ幸いです。

お世辞を言ってほしいわけでも、おもねる言葉が欲しいわけでもありません(笑)。

うーん。

表現するのがむずかしいですね。


こんなことを書いちゃうと、きっと拍手やコメントが減るんだろうなあ・・・(汗)。

せっかくたくさん、楽しいコメントをいただいているのに。

頂戴するお便りのほとんどは問題がないどころか、わたしの活力源です。

読むのが幸せ。

いつも感謝しているというのは、お世辞じゃなくて事実です。

どうか、過度にお気になさりませんように。






●さて

こほん。

気を取り直して、『テンダー・グリーン』です。



※以下、ネタバレ度120%です。

(連日さんざんdisclaimerを書き続けたので、もはや投げやり。)



耐久マラソンのようなレビューもどき連載は、昨日ので一応おしまいです。

長かったなあ。

異様なまでに長いながーい67ページの道のりだった。

感想というより、コンメンタールみたいな感じでしたよね(汗)。

今後も、何か思いついたら書きます。

新しい記事ではなく、以前の記事に追記というカタチかもしれません。

レビューとは別に、そのうちゆす茶会のレポも掲載予定。

(まだまとめてないけど。)

そこにも若干、『春抱き』の内容に関する記述があるかもしれません。

これらの記事は、いずれ別ブログ 『ゆすらうめ恋歌』 に転載される予定です。

いつになるかは、わたしの手すきのタイミング次第。

ゆえに、何ヶ月も先になる可能性もありますが、ご了承ください。



この先、『春抱き』はどうなるのか?



もちろん、いち読者にすぎないわたしに、それがわかるはずがありません(笑)。

でも、まあ、想像するのは自由です。

今回はさらっと、今後の展開を考えてみます。



☆未回収の伏線

幾つかありますが、ひとつ気になるのはあの子。

天樹宗馬(あまぎそうま)くんだっけ?

洋介くんの「七光り」っぷりを斜(はす)から眺めていた新人くん。

Tender Greens』が次世代の若者たちを指すのであれば、彼もその一端かもしれない。

彼がいつ、どこで再登場するのか気になります。

どっかで(あまりよくない意味で)台風の目にならないといいけど。

(敵視するとは限らず、逆に手なずけようと近づく可能性も?)

ひがみっぽいことを言ってたけど、彼は真実をついている。

自分が入った芸能プロダクションに、まさか社長の最愛の甥っ子がいるなんてねえ。

(社長の旦那の甥っ子だけど、そこはまあ置いといて。)

岩城さんはデレまくりだし、洋介くんは甘えまくりだ。

香藤洋二の甥っ子という「売り」があるので、スタッフもハナから特別扱い。

公私混同、えこひいき。

インタープロの他のタレントにしてみれば、非常に面白くない事態でしょう。

天樹くんだけじゃないね。

洋介くんの存在が、今後なんらかの火種になるか・・・?



☆霧胡さんの夫

現時点で、最大の未知数というべき存在でしょう。

(名前がわからないので書きにくいなあ。紫衣=村井くん、なんだろうか?)

いずれ登場すると思ってますが、さて。

(ちなみに見た目のイメージは、よしながふみ「きのう何食べた?」の4巻に出てくるテツさんこと本田鉄郎氏。25話と26話に登場する実業家。ぼんやりしてるようで中身はけっこうタフ。・・・ゲイ設定ですが。)

願望もありますが、わたしは彼が霧胡さんと翔くんの救いなんだと思っています。

霧胡さんとの関係。

実際、どうなんでしょうねえ・・・?

霧胡さんとは、見合い結婚だったんじゃないでしょうか。

宮城の実家の親が、彼女の年齢(その時点で30歳くらい?)を気にして見つけてきたお見合い相手。

東京で夢やぶれた彼女は、もうどうでもよくなって、親に言われるまま結婚したんじゃなかろうか。

その時点で妊娠はわかってたろうから、適当な托卵相手だと判断したのかも。

お相手はきっと、あれだ。

誠実で、収入だの家柄だのは悪くないのに、さえない外見がネックで縁遠かったタイプ。

東京から戻って来た霧胡さんの垢ぬけた美貌に、惚れるというよりビビったかもしれない(笑)。

「なんでこんな美人が僕なんかと!?」

という気おくれから、最初から夫のほうが妻に仕えるスタイルの夫婦関係。

そんなイメージがあります。

美人妻と、すぐに生まれた(妻によく似た)可愛い息子。

(予定日から逆算すれば、いつ妊娠したのかわからないはずはないんだけど、そういうのに疎い男性はいるからなあ。早産だったとウソをつかれたら、わからないのかもしれない。)

新婚時代はそれなりに幸せだったかもしれませんね。


でも、いくら夫が鈍くても、やがて気づくでしょう?

ひとつ屋根の下で何年も一緒に暮らせば、妻の心が自分にないことぐらい、わからないはずはない。

愛されている実感なんかゼロだったかもしれない。

妻の抱えるわだかまりと、決して話そうとしない東京での過去。

どこも自分に似たところのない息子。

―――だから、いつの頃からか、うすうす気づいていたんじゃないか。

翔くんが自分の本当の息子じゃないって。

そう思うのは、わたしの願望かもしれません(苦笑)。

長年ずっと騙されていたなんて、考えるとあまりに気の毒すぎるから。

(血液型は矛盾がなかったんだろうなあ。そこから違ったら、素人でもわかりますもんね。)

でもそのときにはすでに “お父さん” だったんだと思うんだ。

息子への愛情、息子からの愛情。

親子の絆はそこに、まぎれもなく存在していたのだと思います。

昨日も書きましたが、血のつながりってなんだろうねえ。

親子って、なんでしょうね。

血のつながりがあればいいってもんじゃないのね。

血縁が最低限の条件ですらないのね。

血を分けた霧胡さんと翔くんよりも、血の繋がっていない霧胡さんの夫と翔くんのほうが、ちゃんとした親子関係を築いていた。

おもしろいものです。


で、さて。

今回の騒動が持ち上がってしまった。

DNA鑑定の結果を受けて、霧胡さんや翔くんはどうするんだろう?

現状維持、というオプションもあるにはあるんですよね。

そのまま何もしない。

つまり霧胡さんの夫に知らせない。

この場合は、霧胡さんの夫が翔くんの戸籍上の父親であり続ける。


※細かいことをいうと、翔くんは霧胡さんと夫が婚姻届を提出した後に生まれただろうから、ふたりの嫡出子ということになる。生まれた時点でもし「これは俺の子じゃない」と信じる理由があれば、夫は嫡出否認の手続きができるけど、生まれてから一年間と期間が決まっているので、とっくにアウト。

※つまり翔くんには、法律上は立派に両親が存在するので、岩城さんが認知するかどうかという問題はそもそも発生しない。

※認知ってのはもともと、正式な婚姻関係にない男女の間に生まれた子供の父親を認定するシステム。今回のケースには該当しない(霧胡さんが出産の時点で既婚者=夫がいるから)。



でもそれは、どこかでこの秘密が漏れたときのインパクトを考えると、危険すぎる。

―――たぶん周囲は、そう考えるんだろうな。

蚊帳の外はまずいでしょうって。

万が一、

「翔くんの実の父親は自分ではない」

とどっかで聞かされて、霧胡さんの夫がどういう反応を示すのか。

予想できないだけに、言わないのはギャンブルに等しい。

おもしろいことに、この点に関しては彼女も息子も、「何もしない」と想定してる。

実際には、ふたを開けてみるまでわからないんですけどね。

とはいえ、

「俺の子じゃないのか! ならば離婚だ! よその男の子供を育てるのにかかった金を返せ! 俺が死んでも翔にはビタ一文やらんぞ!」

と激怒する可能性は・・・うむむ。

非常に低そうですよね。

本気でそれをやろうとしたら、しんどい法廷闘争は免れない。


やらないだろうと思うけど、一応の可能性としては、

①離婚
②慰謝料の請求(よその男の子供を育てさせられた精神的苦痛とか)
③養育費の返還(もう18歳だから相当な金額になりますね)

これは全部、霧胡さん相手。

(とはいうものの、実際にお金を持っていそうな「子の父親」がいるので、②と③については岩城さんに火の粉が降りかかってくる可能性は大きいのでは。)

それとは別に、翔くんを自分の戸籍から追い出そうとしたら、親子関係不存在の確認調停をしないといけない。

(遺産相続など、子供としての権利を取り上げるためね。)



めんどくさそうだな・・・(汗)。

いや、こんなんやらないでしょう。

『テンダー・グリーン』で描写される霧胡さんの夫は、もっと穏やかな人らしい。

翔くんの育てられ方を見ても、父親の存在の大きさがわかる。

翔くんの出生の秘密を知らされても、息子との関係を断ち切りたいとは思わないんじゃないか。

というか、苦しんでも断ち切れないのでは。

(とうの昔に、いつかこんな日が来ると思っていた・・・と悟りを開いている可能性も。)


そんなこんなで、霧胡さんの夫。

登場するとしたら、岩城さんとのご対面・・・ですよね。

「なんと言ったらいいのか―――」

深々と頭を下げる岩城さんと、それを制止する霧胡さんの夫。

「貴方が謝るようなことではありません」

これは僕の家族のことですから、とか何とか。

そんな会話が浮かびました。

「翔は僕の息子です」

というラインは譲れないと思うので、なんだろう。

岩城さんには、芸能界におけるもうひとりの父親になってもらえたら―――みたいな。

よろしくお願いします、的な。

そういう方向で話が進むのではないかと思います。

・・・いや、これ、完全に妄想の域ですね(汗)。

願望かな。

その場にはおそらく香藤くんと霧胡さん、翔くんも同席してるのかな。

香藤くんは、たぶんもう落ち着いている。

黙ってそこにいることで、岩城さんを支えていることでしょう。

翔くんは、「二人の父親」の会見を固唾を呑んで見守っている感じ。

霧胡さんは・・・?

彼女がいちばん読めないですね。

わたしの願望ですが、彼女にはなんだかんだ、夫への愛情なり情があってほしい。

20年ちかく一緒に暮らした絆に、気づいてほしい。

彼女の積年のわがままを許してきた夫に、いくばくかの感謝の念を持ってほしいと思います。

ツンデレなので、それをうまく表現できるかどうかは知らないけど(笑)。

「きみの気持ちが僕にないことは知っていたよ」

「それでも僕は、きみの夫になれるのが嬉しかった」

目の前の岩城さんを見て、夫が妻にいう。

(こんな人に惚れてたのなら)僕なんか眼中になかっただろうな・・・みたいな。

いや、それじゃ卑屈にすぎるか。

でもまあ、あれだ。

きみが望むなら離婚もやむなし―――って言われて、なにかに目覚める。

そんな霧胡さんを期待してしまうわたしです。

ホント、めろめろメロドラマが好きなんでしょうね(汗)。

うむむ。


霧胡さんと夫の立ち位置が決まれば、 “いざというときのマスコミ対策” が立てられます。

当座はそれで十分じゃないでしょうか。

正直、DNA鑑定の結果がリークしない限り、世間に本当のことをいう義理もないと思うのよね。

霧胡さんと夫が 「翔はまちがいなくうちの息子です」 で通す、でもいいような気がする。

未成年のプライバシーの問題ですし。

だけどたぶん、

「プライベートなことですから」

で逃げ回るには、岩城さんが大物すぎるんだろうな(苦笑)。

いずれ会見をしなくちゃいけなくなるし、そうなれば積極的に嘘をつくわけにもいかない。

本当のことを言わないかぎりマスコミは嗅ぎ回るし、噂には尾ヒレがつく。

―――だから発表なのかな、という気もします。



☆養子縁組

☆遺言

・・・は次回また!






●では、

またね。。。

タグ : 春抱き Tender_Greens 岩城さん 香藤くん 紫衣翔 三池霧胡

EDIT  |  04:43  |  『春抱き』雑誌掲載分  |  Top↑

Sun 03/05/2015

Tender Greens (be-boy GOLD2015年02月号) No.11

☆この記事は☆

2015年01月09日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。

日々更新の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。

カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題などなど。

そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して、この「恋歌」に転載しています。

特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。

レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。







●ふええ・・・

気がついたらもう、松の内をすぎてました(笑)。

お正月、どこに行っちゃったんだろう。

この10日ほど、いったい何をしてたんだワタシ。

クリスマスもお正月も、まるで実感のないまま終わったなあ。

うむむ。

これでいいのか。

春抱き』(ほぼ)オンリー生活、もう何日目でしょうか。

これだけ延々と、雑誌に連載されたお話のことを考え続けたのは、初めてかもしれない。

春抱き』歴だいたい10年ですが、今までにない体験だわ(笑)。

寄る年波&ロウガンと闘うわたしもアレですが、おつきあいくださる皆様も大変でしょう。

連日、たくさんの方が来てくださっています。

感謝、感謝です。


たまーに、ごくたまに、変な書き込みもありますよ・・・(汗)。

どういったらいいのかなあ。

“荒らし” 認定していいかどうか、微妙なラインで。

実をいうと、その手の不愉快なコメントが来るのも久しぶりのことです。

(数年前はそういうの、頻繁にありました。神経ガリガリやられる感じで、ホントしんどいのよね。)

ここ数年はそういうのにあまり遭遇していなかったので、なんというか、

「荒らしやなりすましが暴れるのも、人気作品ゆえ。ってことは・・・!?」

なんて、都合のいいように解釈してみたりして(笑)。

光がつよく当たればあたるほど、陰も濃くなる。

そういうことじゃないかと思っています。


ぽよよん岩城さん

いつの間にか、この呼び名で通るようになってしまった(笑)。

天才的な研究者のはずが、いまいち脳みそが足りないおバカさんになってます。

あれで本当にお仕事、大丈夫なのか。

心配ではありますが、まあ、いいか。

初恋にいっぱいいっぱいの少女みたいな可憐さ(笑)が身上のオッサン、です。

それでいいのか、岩城京介。

つづきも鋭意、書いて行く予定です。

まだしばらく続きますので、どうぞよろしくご贔屓に。






●というわけで、

さて、『テンダー・グリーン』のれびゅうです。

いい加減このへんで切り上げないと、ダメだろう(苦笑)。



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※以下、ネタバレありあり。

※いつものことですが、レビューは個人の主観的な、勝手な、自由な感想です。

※愛にあふれるボケやツッコミ、矛盾や疑問点の指摘など、結構なんでもあり。

※稀に自分自身が以前に書いたレビューとビミョーに食い違うことを、しれっと書いたりもしてるかも。

※そういうのが苦手な方は、この辺で読むのをやめたほうがいいのでは・・・(汗)。














シーン7

(都内の法律事務所)

さて。

スリーピースにノータイの岩城さん

さりげない格好なのに、なぜにこれほど色っぽい。

くひひ。

槇村先生。

インタープロの顧問弁護士、だそうです。

顔が見えないのが残念だけど、今後またお会いする機会があるかもね(笑)。



もっとも厳密にいうと、顧問弁護士がひとりとは限らない。

ひとつの事務所に所属する複数の弁護士が、それぞれ専門分野ごとにインタープロのさまざまな案件を担当してる・・・っていうほうが普通でしょう。

(エンタメ・メディア法務、ライセンス関係、会社法務、金融、労務、租税などなど)

この先生が家族法の専門である可能性も、だからありますね。

(家族法=離婚その他の男女関係、相続や遺言などにかかわる法律ね)

ちなみに>>

弁護士といえば、かつて岩城さん狙撃事件のとき。

インタープロ元社長の野島さん(父)の代理人が、記者会見したことがありましたね。

あれは刑事事件でしたので(覚醒剤取締法違反など)、別の事務所の別の先生だったかもなあ。

ごめん、↑この部分↑まちがってましたね(汗)。

「長年、顧問弁護士を・・・」 ってセリフがあったのを見落としてました。

すまん。

ってことは、これが槇村先生である可能性もあるのかな・・・?



で、DNA鑑定の結果。

ページをめくるまでもない。

衝撃を隠せない岩城さんの、あの顔を見ただけでわかりますよね。

「そっかぁ・・・」

(あんな表情、よくも描けるもんだよなあ。)

鑑定書を持つ岩城さんの手がふるえています。

(こんな場面で不謹慎ながら、彼の手の美しさにはいつも見惚れます。)

父性確率にずらりと並ぶ 「9」 の数字。

最高値。

つまり 「岩城京介は紫衣翔の父親である」 ということになります。

(誤解なさっている方もいらっしゃるようですが、父子鑑定でこれ以上高い数値は出ません。父子関係がないのであれば 「ゼロ%」 という数字が出ますが、ある場合は 「99.9999…%」 が最高値。なぜ100%にならないかは、説明するとめちゃくちゃ長くなるので、気になる方はぐぐってみてね。)

「そっかあ・・・」

岩城さんのセリフを、読者も思わずもらしたことと思います。

この瞬間、『春抱き』は変わったよね。

ため息というより、息を呑むほどの衝撃でした。

マジか。

ああ、ホントなんだ。

ホントのほんとに、そうなっちゃうんだ―――。

今までの『春抱き』はもう戻ってこない。

あらたなフェイズに突入したのだと、そう思うしかない。


なんというか、もうね。

センセはチャレンジャーだなあ、と思うしかない気がします(笑)。

10数年つづいている人気作品の予定調和を、平気でこんなふうにぶち壊してくれる(笑)。

よくも悪くも、ファンの期待と予測の斜め上な展開をつきつけてくる。

安定した人気に安住しない。

ファンが期待するものっていうのは、創作する立場からいうと、

「もうすでに描いたこと」

の繰り返しなんですよね。

なんかしらトラブルが起きて、誤解して喧嘩して、悩んで揉めて、いろいろあって元の鞘に戻る。

『春抱き』の黄金パターン、といっていいかもしれない。

永遠にそれでいいのなら、たぶん作者も楽なのかもしれない。

でもきっと、そのうち飽きられてしまう。

(あるいは、描いてる本人が飽きてしまうのかも!?)

そこで満足して停滞していたら、新しいファンを獲得できない。

水戸黄門じゃないけど、いずれマンネリに陥ってしまう。

(それでもいい、というファンは一定数いると思うけど、ジリ貧リスクはありますよね。)

だからここで、カンフル剤が来たのかな。

新たなる試練。

爆弾を投げ込まれたようなものですが、その辺が、さすが新田祐克だというべきか(笑)。

試される読者(ちょっとM気味)の運命やいかに。

・・・うぐぐ。


前にも書きましたけど、『春抱き』はすでに

“到達しちゃってる”

作品です。

一般的に少女マンガ、まあ恋愛を中心にすえた漫画という意味ですが、その手の作品は

「a boy meets a girl」

が基本でしょう?

(いや、BLの場合は、「a boy meets another boy」だけどね!)

出会い、近づき、ときめき、誤解や葛藤があり、紆余曲折を経て、恋愛が成就する。

昔なら、ふたりが両想いになったところでハッピーエンド、です。

今はそこまで単純ではないし、特にBLなら、オトナの関係も十分に描きますからね(笑)。

そういう意味では「両想い」の先に、ある程度のストーリーが続く。

そこでまた、同じパターンを繰り返すわけですよ。

恋人同士になったけど、やっぱりすれ違いや誤解や浮気や、まあいろいろ。

障害があって、試練があって、すったもんだの挙句に、二人の仲はより強固なものになる。

(男女なら、結婚したり子供が生まれたりして、枝葉が広がっていったりもする。)

でも『春抱き』は、そういうのもほとんどクリアしてしまった(笑)。

到達してる、というのはそういう意味です。

今さら浮気スキャンダルでもないし、すれ違い夫婦の危機でもない。

ライバルとしての対決も、実家とのやり取りも、大ゲンカも、事故も怪我も、三角関係(?)も、みんなやっちゃった。

これ以上、どうドラマを盛り上げろというのか。


わたしの勝手な認識ですが>>

だいたい『冬の蝉』の映画ロケの前後から、『春抱き』はゆっくり変容してきたように思います。

方向の転換、というのかな。

お互いがお互いに向きあい恋愛模様を繰り広げる段階から、ふたりが同じ方向(=未来)を向いて、しっかり一緒に人生を歩んでいく物語へ。

そこから先は、苦楽を共に生きる夫婦の話です。

今回の試練は、その延長線上にある。

生きていれば、そりゃいろいろあるよね。

思いがけない出来事に、足を掬われそうになったりもしよう。

でも、繋いだ手が離れることはない。

生涯のパートナーだからね。

そう考えれば、なんとなく許せる気がしませんか。

アリなのよ、って思えません?

今のふたりだからこそ、この騒動なんだと思うの。

数年前のふたりだったら、「父性確率99.9999%」の衝撃に耐えられたかどうか。

(ファンのほうが先に悲鳴を上げたかも!?)

起きるべくして起きたのだ、と。

そう無理やり、自分を納得させ・・・られないかな・・・?(笑)

・・・く、苦しいか(汗)。





シーン8

(岩城さんのアストンマーティンの車内で)

鑑定書の結果から、すぐにシーンは切り替わります。

クルマの助手席で、じっと岩城さんの帰りを待つ香藤くん

緊張した横顔です。

ガチャ、と。

無言でどさりと、運転席に座りこむ岩城さん。

飛び上がっておどろく香藤くんに、岩城さんのひと言。

「サンライズの社長と一席設けたい」

頼まれてくれないか、と。

(このセリフはとっても岩城さんらしくて、めちゃくちゃカッコいい!)

「えっ・・・じゃあ」

言うまでもない。

香藤くんにとっても、予想していたとはいえショックだったでしょう。

「でも岩城さんっ」
「わかってる―――」

ここの会話は、すごくいい。

まさに夫婦ならではのコミュニケーション、という気がするから。

DNA鑑定の結果がどうだったのか、言葉にする必要なんかない。

それを踏まえた上で、香藤くん

「うちの社長にわざわざ言わなくても」

というリアクションを見せる。

香藤くんがそんなふうに反応するのを見越して、それでも岩城さんは、説明しておくべきだと考える。

「それがあの子のためでもある」

紫衣くんの事務所が知らずにいたら、いざというとき困るものね。

“いざというとき”

―――この言葉の重さときたら、ねえ。

いざというとき、かあ。

この話をマスコミが嗅ぎつけたら、ということですよね。

「うちも清水さんの耳には入れておこうと思う」

このあたり、岩城さんは前々から考えていたのでしょう。

鑑定の結果次第でしなくてはいけないこと、ずっと検討していたのだと思います。

香藤くんの思い。

すでにショックとか不安ではなくて、万が一に備えた具体的な対策を講じるほうに切り替えています。

小さな秘密が、シミのように広がっていく。

―――きっと、いやな予感はあるんだろうなあ。

どれほど秘密をとどめておくために必死になっても、いつかどこかで漏れてしまう、という。

この時点ですでに>>

霧胡さん、紫衣くん、岩城さん、香藤くん、槇村先生が知ってる。

洋介くんも察してるし、カバだって(確定ではないにせよ)聞いている。

(鑑定を行った研究機関の記録にもあるわけで、そこから絶対に漏れないという保証もない。)

それにサンライズの社長、金子さん、清水さん。

さらに秘書とか、紫衣くんにつくであろうマネージャーとか。

どっかで誰かが立ち聞きする/されるかもしれないし、スマートフォンを落とすかもしれない。

「ここだけの秘密だけど」

で、家族や恋人に言わないとも限らない。

・・・香藤くんの不安はもっともです。


「―――こういうとき、何て声をかけていいか」

そう言える香藤くんは、本当に凄いと思います。

京都では自分の不安と焦燥で押し潰されそうだったけど、ここではある程度のゆとりを取り戻している。

岩城さんの立場になって考えることができる。

さすが香藤くん、大物だなあ。

岩城さんのピンチにあたって、

“どうやったら岩城さんを守れるのか”

という現実的な方向に、頭を切り替えたってことでしょうね。

きれいなきれいな岩城さんの横顔。

「そうだと知った今でも、実感は湧かない」

そりゃそうだよ、岩城さん。

洋介くんと同じように思えるようになる日なんか、来ないかもしれないよ?

岩城さんが洋介くんを可愛がるのは、香藤くんに似てる&血が繋がっているからじゃない。

(いや、それもあるんだろうけど!)

洋介くんの生まれる前からすでに、岩城さんは彼の人生に関わってきた。

(というか、疑似妊娠体験までしてないか。ねえ。)

生まれた瞬間に、あのドアの前にいた。

あの日から10年(推定)、積み上げてきた年月があるから、愛おしいわけですよね。

Nature or nurture?

よく言われることだけど、親子の結びつきに「血」はどのくらい関係があるのか。

しみじみ考えさせられますね。

一緒に歩んできた歴史のまったくない人間を、

「生物学的に、あなたの息子さんですよ」

と言われて、いきなり親しく、いとおしく思えるわけがない。

つい先日まで、その子の存在すら知らなかったのだから。

このへんは、男性性、ってのもあると思います。

まったく知らない、想像さえしなかった実の子が、唐突に目の前に現れる。

―――なんて事態は、男性にしか起こらない。

ちょっと女性には想像しがたい心理かも。


「愛し合っていた人が産んだ子ならいざしらず」

という香藤くんの言葉に、こっそり笑いました。

笑うようなシーンじゃないんだけど、ごめん。

さりげなく、もしかしたら無意識で、岩城さんと霧胡さんは

「そういう(=愛し合っていた)関係じゃなかったんだよね? ね?」

そういう解釈でいいんだよね?

って、念を押しているみたいで。


そして岩城さん。

心の準備がある程度できていたからなのか、落ち着いていますね。

困惑してるし、これからのいろいろを考えると気が重いけど、あれだ。

「真実から目をそむけても良いことなんて起こらない」

って、断言しただけのことはある。

なんというか、前向きな姿勢を見せてくれます。

運命のめぐりあわせを感じないでもない、って。

香藤くんが主演の作品に、紫衣くんと洋介くんが同時にデビューする。

実の息子と、息子みたいに愛おしい子。

「こうなる運命だったのかな」

―――なるほど、珍しくポジティブだ(笑)。

(香藤くんもちょっと驚いてるよ。)

香藤くんと自分の命のほかは、人生のかすり傷。

なんとかなる。

そう言った岩城さんの謎の自信そのままに、やけに強気です。

いいよ、いいよー。

つきつけられた事実は衝撃的だけど、それはもう動かしようがない。

20年も前のことを悔やんでもしょうがない。

だから、今これから出来ることを考える。

それでいいのだと思います。

「なんせまたひとつ、責任ある身になったんだ。ぐらついてなんていられない」

いい意味での開き直りですね。

苦笑する岩城さんを見つめる香藤くんも、ひと皮むけた感じ。

自信を取り戻した、って感じか。

(京都から帰ってからこの日まで、自宅で岩城さんにさんざん甘やかされたと想像します。)

つよく逞しい岩城さんに、あらためて惚れ直した様子。

「おまえを守るためなら、俺は何でもする」

あの岩城さんの誓いの言葉。

それが香藤くんの、新たなよりどころになっているのかもしれません。


で、最後ね。

これだけ重たく苦しい展開のあとで、『春抱き』的オチがあるのがスゴイ(笑)。

というか、岩城さんがヒドイ。

(^~^;)

マジでひどい・・・!(笑)

立場が逆で、香藤くんにまさかの隠し子がいたりしたら・・・?

「無理だな」

「冗談じゃないな」

「死んでも嫌だな」


ま さ か の 身 勝 手、 三 連 発。


ひでえ。

そこまで言うか。

(((((((;´д`)))))))

キチクのごとき自分勝手なお言葉に、スーパー岩城さんフリークのわたしも呆然・・・(笑)。

香藤くんの抗議、もっともですよ。

「俺、健気に耐えたんだから」

フツーなら鼻で笑ってやりたいけど、これは笑えないよー。

香藤くんのこの言葉、掛け値なしの真実だもの(笑)。

けなげ、まさに。

しつこいようですが、今回の香藤くんは最初から最後までパーフェクトだったでしょう?

こんなに素晴らしい旦那さま、世界中どこを探してもいない(笑)。

ほんとうに健気で、懐がふかくて、洞察力にすぐれ、そして絶倫じゃんか。

岩城さんの人生に必要なもの、全部もってる人じゃんか(笑)。

ひどいよ、岩城さん。

冗談で言ってると思いたいけど、この手の冗談をいう人だとは・・・ねえ。

うーん。

ああ、やっぱり香藤くんはかわいそうだ・・・!

(そして、Sモードの岩城さんも大好きだ!)

ちゃんちゃん。






●そして

今後の展開?

ええ、それがわかれば苦労はしません(苦笑)。

お茶会でまず話題になったのは、認知とか相続とか、そういう話。

親子関係不存在の確認調停。

そして養子縁組の話。

ほとんど法律がらみですね。

※今後のストーリーに(おそらく)関係あるものも、ないものも含まれます。

これらについては、また後日あらためて書きますね。

では、また。。。


タグ : 春抱き Tender_Greens 岩城さん 香藤くん 紫衣翔 三池霧胡

EDIT  |  19:40  |  『春抱き』雑誌掲載分  |  Top↑

Fri 01/05/2015

Tender Greens (be-boy GOLD2015年02月号) No.10

☆この記事は☆

2015年01月08日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。

日々更新の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。

カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題などなど。

そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して、この「恋歌」に転載しています。

特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。

レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。






●あぐぐ・・・

とうとう、レビューNo. が2ケタになってしまいました。

本当にバカじゃなかろうか。

ダラダラ連載にもほどがある(笑)。

みなさま連日、お忙しいところをおつき合いくださってありがとうございます。

拍手やコメントの数にうっかり浮かれて、延々と書き繋いでおります。

(ほら、○○もおだてりゃ木に登る・・・とか言うじゃない?)

よくやるよね、もう。

相変わらずたくさんのPV、感謝です。

うんざりしてらっしゃる方には本当に申し訳ない。

じきに終わりますので、もうしばしご辛抱くださいませ。






●本日の一枚は

こんなん。


DSCF8497mssf.jpg


今ごろ秋ですか?

って言われちゃいそうですが、これを撮ったのはクリスマスの頃です(汗)。

わたし的には、つい最近。

とてもきれいな色合いで、今シーズンいちばんの紅葉では?

・・・と思ってしまいました。

まあ、単なる落ちてる葉っぱなんですけど。

載せたい写真、実はほかにいっぱいあります(笑)。

いずれ、また。






●というわけで、

さて、気を取り直してレビューもどきです。

オバチャン、なんとかラストストレッチか・・・?



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※以下、ネタバレありあり。

※いつものことですが、レビューは個人の主観的な、勝手な、自由な感想です。

※愛にあふれるボケやツッコミ、矛盾や疑問点の指摘など、結構なんでもあり。

※稀に自分自身が以前に書いたレビューとビミョーに食い違うことを、しれっと書いたりもしてるかも。

※そういうのが苦手な方は、この辺で読むのをやめたほうがいいのでは・・・(汗)。














シーン6

(都内の高級ホテル)

コホン、さて。

ここ2~3日、レビューNo.9 で足踏みしていました(笑)。

うだうだと加筆したり、延々と考察を繰り広げてみたり。

それだけ言いたいことがあった、ってのは事実ですが、もひとつ。

ページをめくりたくなかった(汗)。

正直このシーン6に触れたくなくて、なんか避けてたんですよね。

鋭い方は、気がつかれていたようです。


さて、東京に戻っての話です。

(シーンに描かれてはいないけど、『婆娑羅』は無事にクランクアップしたのでしょう。もっちーが岩城さんと念願の?食事にふたりで行けたのか、少し気になります。)

ホテルは、なんとなく帝国ホテルかな・・・?

と最初は思ったけど、ちがうみたいね。

お台場のグランパシフィックのほうが、それっぽい。

あー、うん。

なるほろ。

TV関係者的にはやっぱり、そっちのほうが相応しいよねえ・・・(笑)。

(いくら何でも大胆すぎるやろ、という気もするけど。)


※ゆす茶会では、カバの勤務するテレビ局をほぼ(勝手に)特定しています。くす。

え、全然伏せてない?

ごめんなさい・・・(汗)。

あくまでしょーもない腐女子の完全な妄想ですので、あしからず。



このシーンは苦しい。

が、まずこれだけは先に言っておきましょう。


センセ、ありがとう・・・!


禁断のカバの××シーンを描かないでくれたのは、読者へのせめてもの温情だと解釈します。

ああ、よかった。

本当に救われた。

もし万が一まともに絵で見ちゃったら、多分もうファンは立ち直れない(汗)。

「うぎゃあ、やめてー!!」

GOLDを放り出して真冬の都会へ飛び出し、絶叫してたかもしれません。

年末年始の超いそがしい時期に、警察のご厄介になるところでした。

いいトシした腐女子が涙を流して発狂するってのは、あんまり、見栄えがしませんものね。

(おいおい!)


というわけで。

コートを着込みつつ、ホテルの部屋からカバが出て来ます。

室内は見えない。

「君のことは悪いようにはしないよ」

陳腐なセリフとともに、バタン、とドアが閉まります。

そこに、にこやかに登場するのが霧胡さん。

「Jテレビの千葉様じゃございません?」

あー、なるほど。

不覚にも、きれいだな、と思ってしまった。

気合の入った華やかな声すら、聞こえてきそうだ。

(わたしは声優さんに興味がなくて、誰の声って言えないけど、大昔のカセットJUNE 『鼓ヶ淵』 で白拍子の役をやった女の人が浮かびました。・・・もう20年くらい聞いてないけど。)

ここで読者ははじめて、彼女の笑顔を見るんですよね。

あの大阪のホテルでは、彼女はにこりともしなかったから。

なんか、納得してしまった。

(昔は)ほんとうに綺麗な人だったんだなあ。

50歳(推定)でこれだもんね。

猛毒を秘めた営業スマイルの、なんとまあ見事なこと。

昔とった杵柄ってのは、こういうことをいうのか。

「なんだこのおばさん・・・」

不審げな顔をしたカバの顔が、あっという間に追い詰められ、恐怖に引きつっていく。

「息子がお世話になりまして」

どんな心境で、こんなこと言うんだろうね。

息子に頼まれて、息子のためにやってるのはわかるけど、でもなあ。

見ててつらい。

どこか 「フツーのお母さんはこんなことできないでしょ」 と思ってしまう。

普通じゃないから、しょうがないのか。

いずれにしても、霧胡さん。

おそろしいほど的確に、容赦なく、肝心なことは言わずに、でもきっちり脅します。

口止め、そしてそれ以上も。

(はっきりとは言わないし言う必要もないけど、見返りの要求と抱き合わせ。)

息子の身体を好きにしたことは、私がこの目で見届けた。

なかったことにはさせない。

あなたの身の破滅をもたらすカード。

それを私が握ってることを、ゆめお忘れなく。

・・・すげえ。

若き日の岩城さんが、結局は彼女のいいように手のひらの上で転がされていたのもあたりまえだ。

こんなん、歯が立たないわ。

―――カバ、真っ青。

急所も縮みあがったことでしょう(黒笑)。

しどろもどろで取り繕い、ひょこひょこと逃げてゆきます。

お気の毒さま。

ψ(`∇´)ψ


去っていくカバの背中を凝視し、それからふと。

中に息子がいるはずの部屋のドアを、そっと振り返る霧胡さん。

その表情には、複雑な悲しみが見え隠れしています。

母親の顔、か。

なんともやるせない表情です。

「母さん、頼みがある」

紫衣翔くんはこれに先立って、彼女にそう持ちかけたんだね。

あのとき、大阪のホテルで。

岩城さんとの話を終えた紫衣くんが、スマートフォンを手に取るコマがありましたよね。

誰に連絡するの?

そのときはわからなかったけど、お母さんに電話したのか。

自分の決心(カバの要求に従うこと)を伝えて、彼女の協力を仰ぎ、それからカバに連絡したんだろうな。

うーん。

母子の会話として考えると、これはかなり異常だ。

えげつないなあ、とも思う。

「嫌よ、ダメよ冗談じゃないわ!」

泣いて反対するお母さんであってほしいと願うのは、まあ、わたしの勝手な理想像でしょう。

この母子は、ふつうの関係ではないもの。

(まっとうな関係であったら、今回のあれこれはハナから起きていないよね。)

ホント、不幸だなあ。

やりきれない母子だなあ、と思います。


そもそも信頼関係があやうい上に、母親のほうが、息子の心を何度もざっくり傷つけている。

(翔くんを、彼の生物学上の父親である岩城さんと混同した上での腹いせなのか。自分とよく似ている息子への、いわば自己嫌悪の転嫁なのか。)

息子のほうにも、母親を軽蔑する理由がある。

ひどく寒々としたものを感じます。

でもね?

皮肉にも、あれだ。

それでも完全には破綻してないんですよね。

気が進まないにせよ、いわば共同戦線を張れるところが、まさに親子なのかもしれません。

愛憎いりまじった、摩訶不思議な親子の阿吽の呼吸、なのかもしれない。

(いっとくけど血縁という意味ではなく、18年かけて育ててきたという意味ね。)

この母子関係が完全に終わってるなら、息子のほうから縁を切ってもおかしくない。

蛇蝎のごとく忌み嫌っているなら、母親に今さら頼みごとなんかしないでしょう。

なんだろうなあ。

母子の縁。

切っても切れないものが、あるんだろうとしか言えない。

そういえば香藤くんが、紫衣くんに言ってたでしょう?

「自分に似てる人間とはぶつかっちゃう」

って。

あれは岩城さんの家族関係の話だったけど、霧胡さんとこも同じじゃないかって気がします。

彼女だって、息子がどうでもいいわけじゃないんですよね。

自分で秘密を暴露しておいて何だけど、さ。

(そこはどうにも許せないし、理解しがたいんだけどね。)

「やっぱり親子は似ちゃうのかしらね・・・」

という言葉からは諦念と、深い悲しみが感じられる。

かつての自分と同じように、芸能界に憧れる息子。

かつての自分と同じように、力を持つ者の慰みものになってしまった息子。

かつての自分と同じように、あがくだけあがいて、芽が出ずに挫折するのではないか。

傷つき苦しんだだけで、終わるのではないか。

そんなおそれを彼女が抱いているのは明らかです。

彼女なりの愛情はあるんだろうね。

屈折していて、うまく翔くんに伝わっていないようだけど。


子供の能力や適性を見きわめ、先回りしてトラブルを回避しようとする親。

―――ってのは、実はむずかしい。

親の判断が正しいこともあるだろうし、時と場合によっては、無理にでも介入すべきだとは思います。

・・・そうなんだけど、でもなあ。

得てしてそれは、過保護でしかない。

為にならないばかりか、子供の健全な成長と自立を妨げてしまう。

子供が自分で考え、選択する自由を奪ってしまってはダメだ。

香藤くんも、同じことを言ってましたよね。

失敗する自由も、失敗からはい上がる自由もこいつにはある、って。

香藤くんの自己責任論はややラディカルで、それはそれで厳しすぎる感はあるけど。)

それを霧胡さんは、

「成功者の理屈」

だという。

自分の息子に何が何でもやってやる、というほどの根性はない。

(かつての岩城さんと比較して、元芸能マネージャーとしての発言だと思われます。)

そんな甘い覚悟じゃどうせ上手くいくわけないから、やめておけ。

挫折して一生、傷を抱えて生きるだけだ、って。

「私の息子なんだもの、うまく行くわけがない」

といわんばかりの決めつけは酷いよね。

ネガティブすぎると思うけど、彼女の言ってることもわかる。

わかるから困るのよね・・・(汗)。


しっかし!

結局のところ、霧胡さんと翔くんは似てる。

で、今まで見た限りでは、岩城さんと翔くんも思考のクセが似てる(気がする)。

ってことはある意味、霧胡さんと岩城さんも似てるのかな。

(三人みんな芸能界の入口でつまずいて、身体を売ったところまで同じ。あぐぐ。)

お嫌かもしれませんが、この三人、仮に家族として並べてみてください。

「・・・く、暗い・・・!」

なんかもうね、ダメですよね。

陰々鬱々、救いようもなくどんよりしちゃう。

明るい、生きるのが楽しい感じはいっさいしない(笑)。

だから、香藤くんなんだなあ。

岩城さんにとって、香藤くんは太陽だものね。

香藤くんじゃなくちゃダメなんだな、とあらためて思います。


さて、その紫衣くん。

全裸でベッドにうつ伏せになっている姿が、なんとも痛ましい。

呆然と涙をこぼしているのが、なんかもう見るに耐えない。

ムカムカする。

ここまでしなくちゃだめなの?

なにがいやって、無理やりカバに好きにされたってことだけじゃないのです。

(根っこはそこ=高校生相手になにを無体な! って感じだけど。)

彼が最初から、EPサマに声をかけられたのをこれ幸いと取り入ろうとしたんだったら、まだいいのさ。

自分のポジションを、ゼロからプラスに持って行くのが目的。

それならどうぞご自由に、って言える。

「キミかわいいねえ」と猫なで声を出すのも、エサ(コネ)で釣ろうとするのもカバのほうだから。

でも、ここの彼はちがいますよね。

自分のミスを挽回するために、自ら「抱いてください、許してください」とお願いした・・・んだと思う。

マイナスからぎりぎり、ゼロに持って行けるかどうかって話。

屈辱的だと思います。

「利用できることは利用する」

って彼は母親に言ったけど、どうだったんでしょうね。

その強気は、カバにいいように扱われた後も残っているのか。

這い上がって、母親を見返してやれるのか。

この先の展開が気になるところです。


気になるといえば、もうひとつ。

この一件は、紫衣くんの独断でしょう。

自分で招いたことにケジメをつけたい、って自分で決めたわけだから。

(母親以外の)誰にも、事前に打ち明けていないはず。

でもいずれ、何らかのかたちで知られますよね。

自分から言わなくても、カバのほうから動きがあるでしょう。

(枕を蹴って嫌われたはずが、Jテレビから次のオファーが来るとか。)

事務所が不思議に重い、金子さんが察し、当然ながら香藤くんも聞き及んで、岩城さんの耳に入る。

そのときにはすでに、DNA鑑定の結果が出てるわけだ。

さて、どうなる。


この(まくら)事件の余波。

予想・・・ってほどじゃないけど、岩城さんが怒りや苛立ち、悲しみを霧胡さんに向けるのではないか。

今までひたすら下手に出ていた彼だけど、親として何かおこがましいことをいうわけじゃないけど、

「なぜ母親のあなたが止めなかったのですか」

的なコンフロンテーションはあるかもな、という気がします。

負い目があるせいか、岩城さんには 「恩人フィルタ」 がかかってますよね。

それを払拭するときが来る、と思います。

はたして激怒するかどうかは、微妙かもしれない。

ギョーカイの裏表を知り尽くしているだけに、頭ごなしには叱れないかも。

紫衣くんとカバの力関係を鑑みて、どこか不可抗力、という見方をする可能性もあるとは思う。

(香藤くんのほうがこっち寄りの意見か?)

うーん。

でも、心穏やかではいられないでしょうね。

自分が知らされていたら、何らかのカタチで、カバとの一夜を阻止できたのではないか。

そういうふうに考えることは、あり得ると思います。

この件に関しては、さらに、カバとの直接対決。

(といっても表向きは霧胡さんがやったような、にこやかに友好的な感じで?)

タイミングによっては、サンライズの社長との会談でも・・・?

(実をいうとインタープロとサンライズの社長同士の会談は、わたしがずっと前から夢に見ていたシチュエーション。いよいよ実現するかと思うと、胸が躍るぜ。)

そして、いずれもし登場するならば、紫衣くんの父親との面会と謝罪。

(謝罪というのは、不本意なカタチで彼の息子が芸能界の洗礼を受けてしまったことに関して。)

―――というふうにも、広がっていくかもしれないなあ。

あ、ところで霧胡さんの夫。

この人に関しては、また別の機会に書きます。






●さて、

今宵はこのへんで。

ううう。。。


タグ : 春抱き 岩城さん 香藤くん Tender_Greens 紫衣翔 三池霧胡 カバ 写真

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