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Tue 25/08/2015

Tender Greens (be-boy GOLD2015年02月号) No.13.6

☆この記事は☆

2015年01月28日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。

日々更新の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。

カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題などなど。

そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して、この「恋歌」に転載しています。

特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。

レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。







●朝っぱらから

おどろきました。

何がって、アナタ。

なにかを調べようとGoogle先生のページを開いたら、いきなり


♪めいさん、誕生日おめでとう♪


という文字とともに、カラフルなバースデー・ケーキ仕様のGoogleロゴが!(笑)

「ええ!?」

ナニコレ。

いやいやいやいや。

1月27日は、アタシの誕生日じゃあござんせん。

※冬生まれのほうが似つかわしいと思うけど、不幸にもわたしは盛夏の生まれ。
その年の最高気温をたたき出した日に生まれた、どう考えても暑苦しい女です。

・・・しばし目が点になって、それからハタと気づきました。

なーんだ。

アカウント登録、岩城さんの誕生日でやってたんですね・・・(汗)。

試しに昔つくったアカウントで、ほとんど使っていません。

というか、すっかり忘れていました。

たまたま最近なにかの用があってログインして、そのままだったのでしょう。

(Google先生には普段からお世話になってますが、いろんなサービスを次々とリンクさせて行くスタイルはあんまり好きではありません。ひとつのIDで多種多様のサービスが使えるのは便利な反面、「シェア」の名の下に個人情報ダダ漏れでコワイ部分もあるから。)

あー、びっくりした。

心臓に悪いので、その後アカウントにはサヨナラしました。

ふう。






岩城さん

お誕生日に、たくさんのコメントをいただきました。

本当にありがとうございます。

せっかくなので一部をご紹介しますね。

※すべて匿名ですが、転載を望まない方はその旨お知らせください。


+++++

岩城さん、素敵なお誕生日をお迎えください~。香藤くんと素敵な夜を~。。。

+++++

岩城さんお誕生日おめでとうございます( ^^)Y☆Y(^^ )
歳を重ねるほどに、色っぽくなる岩城さん香藤くんの愛があるうえとわかってはいますが、
香藤くん岩城さんが誰かに食べられちゃうかも?の不安はいつまでつきまとうのねぇ。
はぁ、ホントに四十代…信じられないけど、岩城さんと香藤くんのバカップルに出会えて良かったよ!
心から二人が素敵な一年を過ごせるように願います。

+++++

岩城さ~ん お誕生日おめでとうございます(*^▽^*)
いやアラフィフ。。。私と一緒?? 申し訳ないけど嬉しいです(≧∇≦) 
これからもずっと旦那さまと イチャイチャらぶらぶ ハッピーにお過ごし下さいね!
二人の幸せをのぞき見(笑)することが何よりの幸せです(* ̄∇ ̄*)

+++++

おめでとうございます♪
岩城さんが、45才☆あの、奇跡の美貌は凄い…香藤さんの力もあるんですが…
とにかく、おめでとうございます☆いつまでも、お幸せに

+++++


などなど。


それから、こちらは特別枠(?)。

某国のAさまからいただいたメールに関してですが、答えはこちらに書きますね。

たぶん他にも、知りたい方はいらっしゃると思うので。


※以下、『テンダー・グリーン』の内容に触れます。


なぜ岩城さんは、霧胡さんの「精子をちょうだい」にOKを出したのか、という話。

わたし(と小鳥さん)の意見はこうです。

というか、おそらくこれはレビューにすでに書いた内容の焼き直しです(汗)。


嫌味でもイジリでもなく、純粋に、本音で言いますね?

ナマでえっちして女性の中で最終的に出しちゃうという、

「責任重大かつリスキーなことを、なんで岩城さんは言われるままにしちゃったんだろう?」

(その相手と恋仲だったならともかく、それもないのに。)

と考えられる女性は誠実で生真面目で、そして男性を好意的に解釈しすぎてると思うの。

男性、というか若い男ですよね。

それも外国ではなく、日本の男の話です。

同時にあの頃の岩城さんを、今の岩城さんのイメージで、つまり非常に美化して捉えているんだと思う。


男性向けのエロ漫画とかAVとか、ご覧になったことがありますか?

いろんな種類があるけど、いわゆる「ヌキ」目的のマンガ、動画や画像のことです。

(まとめサイトなどの広告表示ですら結構きわどいものがあるので、うっかり見たことはあるかな?)

正直、今の世の中タダでカンタンにネットで手に入ります。

いくらでも、本当に呆れるぐらい氾濫しています。

野放し状態、といっていい。

もし見たことがなければ、後学のために?見てみても・・・と思うけど、あれ。

ダメかもしれないな。

ジュリスディクションによっては、ネットで閲覧するだけで法律に触れる可能性があります(汗)。

危険ですので、安易にすすめるのはやめておきます。


で、ね。

若い男性の欲望処理、あるいは排泄、とあえて言っておこう。

その「道具」としてのアダルト文化。

本当の本当に、すごくえげつないですよ・・・(汗)。

えろえろほも字書きが言える義理じゃないけど、腐女子とはベクトルがちがうと思います。

中出し至上主義。

妊娠(させるほうの)ファンタジー。

※すべての男性がそうだと思ってるわけじゃないよ。

※「抜く」ためのファンタジーなので、BLと同じく、非現実的であたりまえな部分はあります。

多分に誇張があるとか、個人差があるとかは置いといて。

ああいうマンガや動画を見てると、わかることがあります。

若い男性の欲望のはけ口としての女。

というか、もっと直接的にいうと女性のあそこ、だわね(汗)。

その執着たるや半端ではない。

人格ですらない。

穴、に帰結するといってもいい。

それを純粋に見たい、触りたい、いじめたい、入れたい、ぶちまけたい。

―――その欲望がどれだけ直截的か、ってことに。

※この記事はAV批判や女性差別云々を言いたいわけじゃないので、そこもスルーで。


日本は特に、ひどいと思います。

「ひどい」というのは、現実にやったら犯罪になるような行為を、いくらでもマンガやAVで見られちゃうから。

欧米ではその手のファンタジーの世界ですら、

「成人どうし」
「合意して」
「明るく、楽しく」

があたりまえですものね。

カルチャーがちがう。

性嗜好のフリーダムさがちがう、としか言いようがない。


(大多数の)女性はね、えっちに「関係性」を求めるのよ。

えっちするのは、相手が自分にとって特別な人だから。

ふたりの関係が特別だから。

「肌を許す」とか「処○を捧げる」といった、古風な?表現からもそれがわかります。

※世の中には純粋に快楽のためのえっちもあっていいと思うけど、女性でそれを公言する人は少ない気が。

まして、(既婚者でもなく)ゴムなしえっちとなれば、

「それなりの覚悟と責任」

がなければ、怖すぎてちょっと簡単には踏み出せない。

・・・と言いたいところだけど、どうだろうなあ。

男性ほどではないけど、女の子でも若いうちは結構いい加減だったりします。

というか、なにも考えてないのよ。

そもそも妊娠の仕組みを知らない。

避妊の仕組みも知らない。

性についておっそろしく無知なのに、それでも彼氏とえっちはするんだよ(笑)。

「大丈夫だよー」

で安易にナマのえっちをする中高生、意外といると思う。

いやマジで。


特に日本では、ゴムは嫌われる傾向にあります。

「カッコ悪い」
「モタモタする」
「彼氏につけてくれ、とお願いできない」
「つけ方がよくわからない」

えっちはしたいけど妊娠はしたくない、なのにゴムをつけないカップル。

―――なんか、フツーにいるよ。

セイフ・セックスの教育はいまだ普及してるとは言いがたい。

英語みたいに、「unprotected sex」って言葉が一般的になればいいのにね。

でも、ならないんだよなあ。

(HIVをはじめとする性病の感染率が、先進国で唯一上昇気味なのが日本じゃなかった?)


で、話はもとに戻ります。

なぜわたしが延々と「日本の性の情景」を語ってきたかというと、

「20代のはじめごろの岩城さんの性に関する認識」

なんざ、ひっじょーにテキトーかつ自己中心的なものであった、と。

(今の目で見れば)はなはだ無責任で無思慮。

無計画、というより将来なんかこれっぽちも考えてなかった。

そう思っているからです。

以前レビューでわたしはそれを、「ルーズな下半身」と表現しました。

まんまの意味ですよ。

批判でも非難でも、まして妄想でもない。

岩城さんは、というよりその年代の若い男なら、まあそんなもんだ。

わたしはそう思っています。

香藤くんも、それがわかるから責められないと思ってる。

同じ感覚なんですよ。

若い男として、当時はサルみたいにやりたい盛り。

目の前にイイ女がいて、股を開いてくれるんならヤリたい。

断る理由がない。

嫌いならさすがに無理でしょうけど、好きかどうかは二の次。

中出しOKならラッキー、とまではいかなくても、まあそれで困りはしない。

妊娠したらどうする?

・・・なんか、やってる最中に考えないよ(汗)。

出したい、だから出す。

そのプロセスの最中に、万が一のことまで頭が回るわけないと思う。

若いときほど、先のことって考えないのよね。

壮大な夢は見るくせに、具体的な未来は見えない。

そういう気がします。


当時の岩城さんの状況。

前にも書いたとおり、どう考えても、世間的に立派なもんじゃありませんよね?

家出して東京にやってきて、定職にもつかずフラフラしてる自称・役者の卵。

本人はもがき苦しんでるつもりだろうけど、世間から見たら甘ちゃんだったことでしょう。

年上の強い女に拾われて、面倒を見てもらって、都合よく守られて。

感謝すべきところ、あるいは男として恥ずべきところなのに、

「霧胡さんがいなくなったら、俺どうしたらいいんだよ!」

と言っちゃうようなガキですよ・・・?(笑)

独力で生きて来てなんかいないってことが、この言葉からもわかります。

※思い出したように書き添えておきますが、わたしは岩城さんフリークです。マジ。

岩城さんを貶めたり、あざ笑ったりする趣味はありません。


なぜ岩城さんは「精子を・・・」を、受け入れたのか。

答えは、なにも考えていなかったから。

「え、今日はゴムなしでいいんだ?」

ぐらいじゃない?

※前提としてわたしは、彼らの関係がこのとき初めてではなかった、と考えています。
もしえっちが「この一回きり」だと仮定すると、説明のつかないことが多い気がして。

拍子抜けしちゃいますが、彼の当時の認識はその程度だったと思う。

「うっかりこれで妊娠させて、責任を取れとか迫られたらどうする!?」

「俺の芸能人としての将来がアブナイんじゃね!?」

・・・ぐらい考えられる脳みそがあったら、ねえ。

(遠い目。)

霧胡さんの台詞には、深いふかーい意味があったのにね。

「東京での最後の賭け」

みたいなものだったかもしれないのにね。

最後だから、本当の恋人みたいに抱いてって。

彼女には言えなかった。

言えるはずがなかった。

そして彼女の言葉の意味を、岩城さんがくみ取れるわけがない。

当時はもちろん無理だったし、ひょっとして今もわかってないかもしれない。


ねえ?

悲しいなあと思うのは、ふたりが壊滅的に自分も相手も、理解していないからです。

それぞれが、自分のことで精一杯。

自己中で、相手の気持ちを思いやるゆとりがない。

とおい先のことを考える知恵もなく、でも刹那的に結びついてしまった。

なのに男女だからね、生命が宿ってしまった。

まさに生命の神秘。

香藤くんがつらいのは、ここですよね。

どれほど愛し合っても、岩城さんと香藤くんにはそういう奇跡は起きないから。

「愛の結晶」

なんて陳腐な言葉を信じる、信じないは別にして。

そこに命が宿ったからには、何か(特別な絆が)あるんじゃないかと。

否定したくてもそう思ってしまうのでは、という気がします。


恋愛関係じゃなかったけど、わたしは、お互い多少は気持ちがあったと思うのね。

若き日の岩城さんと霧胡さん。

同じ場所にいて、共通の夢を見た。

一種の戦友のような、あるいは共犯者のような意識。

そのくらいはあったんじゃないか、と思う。

そうでなければ、本当にやりきれない。

なによりも紫衣翔くんが気の毒すぎるでしょう?

父親(岩城さん)も母親(霧胡さん)も、自分を望んではいなかった。

―――そう思い込んでしまったとしたら、彼が可哀相すぎる。

「最後の賭け」で妊娠した霧胡さんは、果たして賭けに勝ったのか負けたのか・・・?

そこも気になるところです。

お腹の中に宿った命を、産むことに決めたのは彼女だ。

青春の日々の「忘れ形見」。

いつの日か再び岩城さんと結びつく「約束手形」。

あるいは「最終兵器」?

そう考えれば、彼女がその命に執着したのもわかります。


ああ、しまった。

気づいたらまた、延々と霧胡さんのことを書いてますね(汗)。

まったくもって彼女は地雷だわ。

ほんとに、もう。






●以上

私見ですが、答えになっていますでしょうか。

当たらずといえども遠からずだと思っています(笑)。

Aさまのいう「岩城さんの性格」は、そのとおりだと思います。

強い力に引っ張られがちな、受け身の人生。

それはまったくその通りです。

「支配」の要素もあったろうとは思う。

でもナマえっちに関しては、上記のとおり。

ロクな答えがないのが答え、じゃないかと思います。

残念ながら。

今も20年前も、特になにも考えない若い男(女も)はいくらでもいます。

天災や事故と同じで、自分にだけは起きない、と思ってたりする。

日本人はゴムの使用率が低いし、いまでも装着をいやがる意識は強い。

「ナマのほうが気持ちいい」信仰、おそろしく強いですよね。

興ざめだ、と考える人も多い。

かりにそれが、その場限りのえっちでも。

風○嬢ですら、客とおカネ次第でナマでやらせる国ですからね・・・(汗)。

他は推して知るべしかと。

み、身も蓋もない意見で申し訳ない(汗)。






●では、

またね。。。




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タグ : 春抱き Tender_Greens 岩城さん 香藤くん 紫衣翔 三池霧胡

EDIT  |  02:32  |  『春抱き』雑誌掲載分  |  Top↑

Wed 12/08/2015

昔は入り浸っていたのになあ

☆この記事は☆

2013年10月25日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。

日々更新中の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。

カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題、本やマンガのレビューなどなど。

そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して(あるいはそういう記事がメインのブログをまるごと)、この「恋歌」に転載しています。

特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。

レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。







●これは

以前どこかで読んだけど、面白い話ですよね。

スペインの「ハポン」400年経てDNA鑑定へ

スペイン南部の小さな村を中心に、「JAPON」という姓を名乗るひとたちがいる。

それも一人や二人じゃなくて、何百人も。

ハポン=そのものずばり、「日本」です。

歴史のロマンを感じません?(笑)

過去にはこんな記事も>>

皇太子さまを大歓迎 「ハポン(日本)」姓の人々が暮らす町

サムライの銅像も立つ、400年前からスペインで暮らす日本人子孫の集落

DNA鑑定の結果、もしかしたら、日本に親戚(遠戚?)がいることがわかるかもしれない。

スペインにやってきたご先祖さまの、日本でのルーツもわかるかも。

ものすごくおもしろいなあ、と思います。


そういえばイギリスで、似たような話を聞いたことがあります。

スペインの無敵艦隊、アルマダってご存知ですか。

16世紀終盤、無敵艦隊がイングランドに侵攻しました。

詳細はめんどくさいので省きますが(笑)、要はイングランドとスペインの戦争です。

イングランド王座にはエリザベス一世(プロテスタント)。

大国スペインを率いるのは、もちろんフェリペ二世(カトリック)。

当時の国際情勢というか、国力の差は歴然としていて、イングランドは圧倒的に不利なはずだった。

まして、攻めのぼって来たのは無敵艦隊と恐れられたスペインの大船団です。

イングランド、絶体絶命!

・・・のはずだったのですが。

これが不思議なことに、イングランド艦隊が大健闘。

英仏海峡を転々と転戦しながら勝ち続け、かわし続け、最後には勝ってしまいました。

アルマダの海戦

まさかの敗北を喫した無敵艦隊。

長い航海による疲弊と食糧不足で窮地に陥り、必死でスペインに帰還しようと試みます。

が、船は破損してるわ悪天候に見舞われるわで、大混乱。

結局、なんとか生きてスペインに辿りついた兵士は当初の半分以下だったそうです。

戦闘で死んだ兵士よりも、難破による水死、餓死、病死、漂流先での虐殺などで死んだひとのほうが多かった。

イングランド艦隊も無傷ではなかったけど、スペインにとっては悲劇的な敗北だった。

―――とまあ、そういうことがあったのですね。

え?

これとハポンさんネタと、どういう関係があるのかって?

実は、本題はここからです(汗)。

海戦と難破の場所を見ればわかりますが、主にスコットランドとアイルランド。

このあたりの海岸には当時、かなりの数のスペイン兵士が漂着しました。

溺死したり、上陸地で虐殺された兵士も多かったけど、全員が死んだわけではありません。

(なんせアルマダには、数万人もの兵士がいたんだもの。)

どうにか生き延びたスペイン兵もそこそこいた、と推察されます。

地元の人に助けられたり、匿われたケースもあったんでしょうね。

どうしてそれがわかるのか?

これが面白いんだけど、答えはシンプルです。

スコットランド人やアイルランド人に、ときどきいるんですよ。

真っ黒な瞳と、真っ黒な髪の毛を持つひとたちが。

ケルト民族には暗い色の髪の毛の人も多いけど、そういうのとは違う。

うまく説明できないけど、明らかにエキゾチックに見えるのですね。

※スコットランド人もアイルランド人もケルト民族です。

珍しいよね、と言うと、

「たぶんスペイン人の血が入ってるから」

なんて話が出て来るわけです。

つまり、アルマダの兵士たちの子孫だから、というわけ。

実際にDNAなどで確認された事実なのかどうか、わたしは知りません。

もしかしたらパブの与太話の延長かもしれないけど、でも、そういうことを耳にするのは事実。

聞かされるってことは、そういう伝承があるってことなんだろうと思ってます。

DNAのいたずら・・・?

今から500年も前の、遠い歴史上の出来事。

難破船から命からがら逃れて、運よく助かった異国の兵士たち。

彼らが存在した証拠が今、こんなかたちで目に見えるって、面白いと思いませんか?

「歴史は生きている」

過去は今とつながっているんだと、そういうときは実感します。





●ときどき

話題にしてますが、本屋さんのお話。

消える書店:ネットに負け相次ぎ閉店 地域中核店も

町の本屋さんのサバイバル、ますます深刻になってますね。

(チェーン店ではない、個人経営の書店ね。)

どうすればいいんだろう?

このご時世でも流行っている本屋さんには、いったい何があるんでしょう?

ネット通販と電子図書。

この二つに、どうやったら太刀打ちできるんでしょう。


逆に今、なぜわたしたちは昔ほど本屋さんに行かなくなったのか?

これを考えてみると、ヒントがあるかなあ。


ひとつ、ロケーションと営業時間。

リアル店舗に出向く気になるためには、便利な場所になくちゃいけない。

通勤・通学のついでにちょっと立ち寄れる、便利なロケーション。

あるいは休日、街中をぷらぷらしてたら目につく位置にあるかどうか。

都心の大型駅ターミナル構内に本屋さんが増えてるのは、このせいか?

それから田舎の本屋さんは、閉店時間が早いですよね。

部活や塾で遅くなったり、残業や飲み会で遅くなったら、本屋さんには行けない。

そこをなんとかしないと、寄りたくても寄れません。


ふたつ、店舗の規模。

規模イコール、品揃えです。

わたしが子供の頃は、小さな本屋さんがいくつもありました(笑)。

ふつうの民家の一階を改装した程度の、狭い本屋さんもちらほら。

むろん品揃えは非常に限られていて、ないものは注文するか、別の本屋を見に行くか。

それが当時は、あたりまえでした。

でも今、そういうお店はまず生き残れないですよね。

たとえものすごく便利な場所にある本屋さんでも、品揃えがさびしかったら行かない。

ハナから行かない。

もしかしたら探してる本があるかもしれないけど、それでも行かない。

「あの店に行っても、どうせないだろうな」

という予断があるからです。

もっとも、これに関しては本屋さんに勝ち目はない・・・かも。

アマゾンをはじめとする巨大なネット書店の、あの膨大な倉庫のスケール。

海外の出版物や古書までも、一気に検索できるシステム。

あれに対抗できるリアル店舗なんて、絶対にないでしょうから。

唯一、可能性があるとしたら、高度な専門化しかない。

ニーシュ(日本語で「ニッチ」)マーケットを狙う、ということです。

規模とは関係なく、

「あの店に行けば、きっとある!」

と思わせる店づくりをできたら勝ち。

コミックスや同人誌を専門的に扱うお店が堅調なのは、そのせいでしょう。


みっつ、お取り寄せ。

欲しい本がお店になかったら注文して、「入荷しました」の電話を待つ。

かつては、それが普通でした。

一週間後だろうと二週間後だろうと、待つしかなかった。

そういうもんだ、で済んでいたのですね。

(まあ、文句をいうクレーマーもいたのかもしれないけど。)

でも今は、「そういうもん」じゃないでしょう?

上記リンクの記事の中で、いちばん違和感を覚えたのがそこです。

「お客さんが待ってくれなくなった」

って愚痴をこぼされても、それはお客さんのせいじゃないよ、と思いますよね(笑)。

かつては本を注文したら一週間、二週間があたりまえだった。

でも今は、ネット通販があるんですもの。

在庫がある限り、たいていの本はその日のうち/翌日には届く。

ちょっと地方の場合だって、二日後くらいには届くのでは・・・?

ロンドンにいた頃、アマゾンは「GOLD」を発売後4~5日で届けてくれましたもの(笑)。

これって、あれです。

かつて東海道新幹線の「ひかり」は、ものすごく早く感じた。

でも「のぞみ」が出来てからというもの、「ひかり」が遅く感じられてしょうがない。

まして「こだま」は、ホントにホントにとろい。

―――これと、同じ。

お客さんが本屋さんに注文しなくなったのは、一週間にも及ぶ待ち時間を

「そんなもんだ」

とは、もはや思えなくなったからです。

なにが早くて何がおそいのか、その基準が変わっていくのはしょうがない。

「アマゾンなら明日とどくのに」

は嫌味でも悪態でもなく、単なる事実を述べてるだけ。

時代のニーズに対応できなくなったのは、本屋さんのほうだと思います。


よっつ、清潔感。

現代人がどんどんキレイ好き、神経質になってる・・・のかもしれない。

そう思うけど、本屋さんで困ることがあります。

昨日今日、発売されたばかりの本や雑誌なら、いいんです。

そうじゃない本を探してるとき。

たとえお目当ての本が見つかっても、買わない、買いたくないときがあります。

それは、本の汚れ。

日焼けや、ホコリ、手あか、こすれ、染み、折れ目。

「あー、ダメだこりゃ」

って、がっかりしてしまう。

自分だって本屋さんでは、気になる本を手に取ってるわけだから、矛盾してるかもしれない。

でも、ダメなんですよね。

せっかく新品(のはず)の本を買うのに、汚いのはイヤだよ・・・(汗)。

よほどレアな本や雑誌で、その最後の売れ残り?を逃したら手に入らないなら、買うかもしれない。

そうでなければ、やはり諦めます。

「ネットで買うか・・・」

そう、ネット通販の利点のひとつが、「本がきれいなこと」。

たまにハズレもあるみたいですが、おおむね、まっさらな本が届きます。

倉庫からシュリンクラップされて梱包まで、触れる人数はごくわずか。

そりゃ、黄ばみもホコリもないはずです。

雑誌なんかだと特に、店頭においてあるものとの差が歴然としてますね。

正直この点では、リアル店舗が「悪い」わけじゃない。

リアル店舗であること=実際に本を手に取ってたしかめられる、だものね。

でも、ダメなときはしょうがないのです(苦笑)。


いつつ、中古市場。

今と昔でとてもちがうことのひとつが、古書市場の開放。

・・・じゃないかと思います。

昔だってもちろん、古本屋さんはあったけどさ。

でも、一般人が日常的にそこに売買に出向く、という場所じゃなかった気がします。

でも、ブックオフは中古市場を変えましたよね(笑)。

本がほしい、と今わたしたちが思うとき。

新品を買うか、中古を探すか、という選択肢があるんだもの。

(もちろんネットでも同じことができる。)

好きな作家さんの新作なら、もちろん新品を買う。

とりあえずちょっと読んでみたい程度なら、ブックオフでもいいかな、と思う。

実際ブックオフには、つい最近に発売された本でも並んでるからなあ。

古書へのアクセスがカンタンになったことで、実質的な「価格破壊」がやって来た。

定価を「高い」と感じる人が現れるようになった。

(再販価格については、またいつか別の機会に。)

本屋さんにとっては、これは辛い状況だと思います。


むっつ、電子図書。

これはもう言わずもがな。

今はまだ一部のみだけど、いずれ「紙の本」に固執しない世代が育ってきます。

液晶サイズ?

画質?

もちろん紙のメリットは山ほどあるけど、こだわらない人はこだわらないのよね。

ちょうどYouTubeが普及して、音楽や映画が売れなくなったように。

つべレベルの(あまり上質とはいえない)音質や画質でも、見られればいいって人は多い。

本に関しても、同じことがいえる・・・かも。

いつか。

※わたしは守旧派というか、紙の本大好き派です(笑)。


以上。

町の本屋さんを応援したいと心から思うけど、先行きは不透明ですね。

「本屋さんに行かないとできないこと」

「本屋さんに行きたい、と思わせる工夫」

活路をどう見出すか、これからだ大変だと思います。





●では、

また。。。

タグ : 書店

EDIT  |  22:46  |  本にまつわる雑談  |  Top↑

Mon 10/08/2015

台風と猫

☆この記事は☆

2013年09月15日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。

日々更新中の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。

カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題、本やマンガのレビューなどなど。

そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して(あるいはそういう記事がメインのブログをまるごと)、この「恋歌」に転載しています。

特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。

レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。







●台風18号

来るんですか。

本当に、来るんですか。


w14sep2013b.jpg


イヤすぎる・・・(汗)。

最新の台風情報は、こちらで>>

http://www3.nhk.or.jp/weather/disaster/index.html

台風シーズン、だもんなあ。

なんだか日本をまるごとすっぽり、覆ってますね。

あまり大きな被害が出ないといいのですが。


w14sep2013a.jpg


ローカル予報を見ると、日曜日は雨です。

で、本格的な?暴風雨は月曜日・・・なんだとか。

マジで、連休をぶっ潰すつもりなのか、おい(汗)。

やーめーてー。


w14sep2013c.jpg


若干むし暑かったのは、そのせいなんでしょうか。

さっさと通りすぎて、爽やかな秋を運んで来てほしいものです。

みなさま、どうぞご無事でね。



●ねこねこ

TBのお題から。

「猫の柄、種類といえばこれ!」

・・・うむむ。

最近、だれかさんのせいで猫好きになった気がしますけど、どうだろう(笑)。

※もともとは自称、犬派なのです。

子供のころコリー犬を飼っていたので(幼児だったので記憶はなし)。

特に柄とか種類とか気にしませんけど、日本猫がいいなあ。

うすい、明るい茶色と白い毛の猫だったりしたら、それで細くてなが~い尻尾があったりしたら。

うん、いいなあ、とは思います(笑)。

黒猫は・・・?

うひひ、好きですよ(笑)。

好きだけど、でも、真っ黒くんは写真を撮るのが異様に難しいんだよなあ。

キレイに撮れなくてイライラしそうで、ちょっとね(汗)。

などと、いいつつ>>

つべで何度も見ちゃう猫は、スコティッシュ・フォールドばかり。

なぜだ・・・(笑)。











実はもともと猫が好きなのは、小鳥さんです。

「ところで、どんな猫が好きなの?」

「みーこ!」

って言われても・・・(汗)。

どうもミーコというのは、小鳥さんのうちでかつて飼われていた婆さん猫らしい(笑)。

子供だった小鳥さんの子守としつけ担当、だったとか。

「ああ、要するに、おばあちゃんっ子なのね」

「(爆)」

自分ちの猫がいちばん可愛い、ってことか。

・・・まあ、当然ですね。



●まさかの(笑)

猫つながり、ってことで。

最近よんだ、ちょっと話題の本をご紹介。


猫間地獄のわらべ歌 (講談社文庫)猫間地獄のわらべ歌 (講談社文庫)
(2012/07/13)
幡 大介

商品詳細を見る


※タイトルに「猫」が入ってますが、猫好き要素は特にありません(笑)。

傑作か迷作か、それが問題だ。

・・・というのが、第一の感想です。

「このミス」でけっこう話題をさらったので、ほとんど興味本位で古本を入手しました。

結果は・・・?

個人的には、300円の価値は十分にありました(笑)。

でも、評価はかなり分かれると思うのね。

作者の遊びゴコロが許せない人は、途中で怒って、あきれて本を放り投げるかも?

そういう人がいても、狭量だとはまったく!思いませんよ。

だってコレ、ふざけてるもの(笑)。

ひと言でいうと>>

軽いノリの、時代小説×本格っぽいミステリ。

メタフィクション要素あり。

・・・って書くとカッコよさげ、じゃなくて小難しそうですが、単に

「作中で、登場人物がときどき、ストーリー展開にツッコミ&コメントを入れちゃう」

ってことです。

「あ、そういうのダメ。ナシ。いや!」

と拒否反応が出る人も、きっといるでしょう。

正直わたしもどうかと思ったけど、まあ、エンタメだから許そう、ってことかなあ(汗)。

ひとまず、内容はこんな感じ>>

ときは江戸時代。

場所は猫間藩七万石の江戸屋敷と、そのお国許。

なんちゃって密室殺人あり、わらべ歌に乗せた見立て連続殺人あり。

顔のない死体がゴロゴロ、飢饉あり、陰謀あり、幕府もかかわる不正あり。

正義の味方のお奉行様あり、美貌の側室あり、意外なロマンスあり。

さらに、鉄壁アリバイの館モノ殺人まで!?

あ、読者への挑戦状まで、あったりしますね。

(複数の有名な作品のパロディ・・・までは行かないけど、彷彿とはさせるかも。)

時代ものとミステリの常套手段を駆使した、まあホントに縦横無尽の展開。

最後にあっと驚くどんでん返しまで待っていて、これはたしかに、てんこ盛りの賑やかさ。

・・・疲れる(笑)。

でも、アホかと思いつつ面白い。

ある意味、ツウ向けかもしれません。

バカバカしいと思っていると、ちゃんと推理小説として成立している。

二度読みすると、あやや、伏線の緻密さにも気づかされる。

最後の「びっくり」は歴史、時代小説好きなら予想できるはず!

・・・だから、ますます悔しい(笑)。

あなどっていると思わぬ落とし穴にはまり、真剣に読むと途中でアホらしさにげっそりする。

なんかね、その繰り返しです。

ミステリと時代小説のいいとこ取り。

言い換えると、どっちもやや薄い(中途半端)、ってことかもしれないけど。

相性の合わない読み手には、ツライかもしれません。

わたしは結局、

「イマドキの時代劇テイストのライト・エンタメだと思えば、腹も立たない!」

と思うことにしました(笑)。

丁寧に書けば本が二、三冊は書けそうなネタを、惜しみなく詰め込んでます。

もちろん、カンペキじゃない。

やや書き急いだ感のある、雑な点がちらほら。

せっかくの不気味なわらべ歌が、タイトルにするほど効いていない気もする。

江戸とお国許でそれぞれ起こる事件の連携など、あと一歩足りない。

登場人物がガラリと入れ変わるので、流れが切れちゃうのですね。

同時進行の二つの物語(江戸、猫間藩)を、最後にもっときれいに融合させてほしかったなあ。

・・・と思うところもありますが。

でも、これはこれで面白い。

もっと緻密な展開を望むと、きっと持ち味の軽さ、スピード感が薄れてしまうんでしょう。

屁理屈をこねまわす小説ではないから。

ふと、思ったんだけど。

この小説ってちょっと、大学のミステリ研究会の発行する同人誌に載りそうなテイスト・・・?

おふざけに見せつつ、分かる人には分かるトリックを仕掛ける点で。

そんなこんなで、是非おすすめ!

・・・とは、言いにくいのですが。

大人の冗談を受けて立とうじゃないの、って人は読んでみてください(笑)。



●では、

また。。。

タグ : 幡大介 ミステリー 台風

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Sun 09/08/2015

生首に聞いてみろ (法月綸太郎)

☆この記事は☆

2013年08月26日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。

日々更新中の「雑想記」では、その名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。

カメラや写真、歌舞伎、スポーツ、時事問題、本やマンガのレビューなどなど。

そうした記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して(あるいはそういう記事がメインのブログをまるごと)、この「恋歌」に転載しています。

特に元記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっていますが、ご了承ください。

レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。






●涼しい?

そうかな・・・そうだよね。

まだ8月だというのに、最高気温が26度。

そんな日曜日、いったい何ヶ月ぶりでしょう。

たしかに、ずいぶん楽な一日でした。

掃除や調理をしても、汗をほとんどかかない!

エアコンも、基本オフ!

何週間も(遮熱)カーテンすら開けてない窓を、久しぶりに開けたくらい(笑)。

ベランダに出ると、たしかに涼しい。

「あれれ・・・?」

こういうときって、不思議ですよね。

マンションの室内のほうが、むしろ熱がこもって暑い(笑)。

外気温のほうが、数度は低かっただろうと思います。

外はほら、自然の風もあるしね。

それに室内には、もさっとした人間がふたり、ぼや~っとPCに向かっているから・・・(汗)。

そんなわけで、扇風機とサーキュレータは終日稼働。

よく考えたら、彼らは本当に働き者です。

エアコンほど(消費電力的に)注目されないけど、でもほら。

空気をかき回すヤツラなしでは、夏はすごせないもの。

特に去年、アマゾンのタイムセールで買ったサーキュレータ(笑)。


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笑っちゃうくらいの激安価格だったわりには、夏も冬も、大活躍です。

※性能は必要十分。低コスト。静音機能を重視する人にはどうかな、とは思うけど。

ホント、ありがたいことです。

ふふふ。



●こういうのは

どうしようもないけど、気になりますね。

アユ:猛暑で夏バテ 四万十川生存限界水温へ 大量死の可能性も−−県調査/高知

海水温上昇で死ぬイカ相次ぐ 発送延期

「見たことなかった」熱帯の猛毒魚、三河湾に

沖縄の海で、珊瑚の白化が心配だ・・・ってのもありました。

すべて、水温の上昇の問題。

海や川の温度となると、人間にはどうしようもないのか。

その原因だって、もちろん学者はいろいろいいますが、証明できるわけじゃない。

これだ、ってピンポイントで指摘もできません。

そういう意味では、たぶん猛暑の原因、ゲリラ豪雨の原因と同じ。

仮にできたとしても、じゃあ、修復できるものなのか・・・?

取り返しがつくのか・・・?

人間がやったことなのに、人間には元に戻すことができないんですよね。

動植物は声をあげて、痛い!とか、権利の侵害だ!とか、言わないものなあ。

ときどきこういうことを、ぐるぐる考えてしまいます。

(わたしがハラハラしたところで、何も変わらないのにね。)



●読んだ本

は、これ。


生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)
(2007/10)
法月 綸太郎

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法月綸太郎の代表作のひとつ、かな。

いわゆる新本格ミステリです。

タイトルがちょっとおどろおどろしいけど、内容はそんなことありません。

正確にいうと、起こる出来事そのものはたしかに禍々しいのですが、ホラーな描写はゼロ。

そう言う意味ではあっさりしてる、と言えるかも。

さて、この本。

ミステリ読みには非常に評価の高い一冊、ということらしいです。

たしか、「このミステリーがすごい!」で一位になったこともある、はず。

売りは、完璧なロジックと綿密な伏線。

言い換えると、つまり、本格ミステリとしての完成度が高い、ってこと。

読んでみてたしかに、なるほど、と感心しました。

ざっくり読み返してもみたけど、二度目だとわかるんですよね。

細かい、よくできた(初見では絶対に気づかないであろう)伏線が至るところに張り巡らされている。

「おお、ここにも!」

・・・ってね、職人芸的なスゴサを感じました。

でも、なんだかなあ。

周到に仕掛けられた伏線が、きれいに回収されて最終章で意味を持つ。

そういうミステリの醍醐味は、たしかにある。

でも、でも、だけど。

「完璧なロジックと伏線」は、「面白さ」の保証にはならないんだなあ。

―――と、今回しみじみ思いました。

面白くないわけじゃ、ないんですよ(笑)。

※ネタバレなし。あらすじは、後ほど。

ぐいぐい読ませてくれるし、最後までダレることもない。

だけど・・・なんだろう?

「続きが気になって気になって、睡眠時間を削ってでも読んじゃった・・・!」

的な、そういう情熱をかきたててくれないんですよ(苦笑)。

そうね、何にたとえたらいいのか。

きれいにバランスのとれた、帳尻のきちんと合うミステリよりも。

たとえば島田荘司みたいに、少々トリックが無茶ぶりでも、当初の設定と微妙にずれてしまっても、

「いやあ、すげえ! むちゃくちゃだけど面白い!!」

興奮して読み終わって、すっかり満足してしまうようなミステリ。

・・・のほうが、エンタメとして上出来なのでは?

つまり、そういうことです(笑)。

これだけ面白いストーリーなのに、どこかパッションが足りない。

そんな気がしました。

あらすじ>>

ミステリ作家で素人探偵の法月綸太郎は、知り合いの写真展で、美貌の女子大生と知りあう。

彼女は高名な彫刻家の一人娘で、彼女の叔父(父親の弟)は法月の友人でもあった。

まもなく彫刻家が病死し、法月は葬儀に参加する。

そこで複雑な家族関係を垣間見た彼は、その後、思いがけない事実を知らされる。

アトリエに置かれたままだった彫刻家の遺作である石膏像の首が、切り取られて行方不明だというのだ。

これは何者かによる殺人予告ではないのか?

不安に陥る遺族の懸念をよそに、大掛かりな追悼展の計画に余念がない美術評論家。

彼女の周囲をうろつく、ヤクザに追われる男。

所在がわからなくなった彫刻家の携帯電話。

得体のしれない脅迫状。

そんな中、父親を喪った彼女は不審な行動を取り始め・・・。

―――ここで、やめておきます。

中身は新本格ですが、設定はむしろ社会派っぽいですね。

少なくとも綾辻みたいな、

「いわくつきの妖しげな洋館、忌まわしい過去の因縁、外の世界との連絡を遮断された密室」

・・・みたいのは、まったく出て来ません(笑)。

冷静に、緻密に話が進んでいくクールなミステリ。

ミステリの完成度にこだわるなら、一読の価値はあります。



●では、

また。。。

タグ : 法月綸太郎 ミステリー

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