2018年11月 / 10月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫12月

-- --/--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:--  |  スポンサー広告  |  Top↑

Mon 07/07/2014

完全なる首長竜の日 (乾緑郎)

☆この記事は☆

2013年7月2日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事(の一部)を、ほぼそのまま再掲載したものです。

(「雑想記」ではその名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。その記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して、この「恋歌」に転載。・・・記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっています。)

レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。







●本といえば

もう2年くらい?「積ん読」状態だったこの本。

先日ようやく気が向いて、はじめて読んでみました。


【映画化】完全なる首長竜の日 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)【映画化】完全なる首長竜の日 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
(2012/01/13)
乾 緑郎

商品詳細を見る



※映画化されるそうですが、原作とは似ても似つかないくらい改変されてるらしい。


よくやるんですよね、「積ん読」(苦笑)。

どこかでレビューを読んだり、書店で偶然に目にしたりして、ついつい買っちゃった本たち。

ほとんどの場合、読んだことのない作家さんの作品。

ふだん自分が好むタイプの小説とはちがうけど、面白そうだなあ。

・・・と思って買うわけですが、意外とこれが、お蔵入り?しがちなのね(笑)。

安心して読める、すでに作風のわかってる作家さんとちがって、何ていうのかなあ。

新規開拓というか、飛び込み営業というか(たとえが変かも)。

勝手のわからない世界に飛び込むには、それなりに心の準備が要るのです。

テンション上がって、さあ行くぞ!・・・みたいな(笑)。

大げさですが、ホントそんな感じなのです。

で、やっと、読む気になったわけですね。


※以下、レビューっぽいもの。ネタバレなし。


さて本作は、「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。

ということはもちろんミステリなんですが、いわゆる

「殺人事件が起きて、謎があって、それを誰かが解き明かす/犯人がわかる」

タイプのミステリではありません。

少々SFテイストの(しかし舞台は非常に現実的な)サスペンス、というべきかな。

意識障害で昏睡状態の患者さんと、特殊な機械を通じてコミュニケーションできる、というのが主題。

そういう最先端の研究をしている医療センターに、毎月かよう女性がいる。

これが主人公の淳美。

目的は、入院している唯一の肉親である弟と、脳波を通じた会話を試みるため。

その弟さん、自殺未遂を起こして昏睡状態なのですね。

なぜ自殺などしようとしたのか、それが知りたい。

―――だが徐々に、彼女の周りで不審な出来事が起き始め・・・!

というのがあらすじです。

ホラーでもスプラッタでもなく、きもちわるい場面はありません。

SF的だというのは、その特殊な機械のこと。

宇宙人の来襲とか、宇宙船が飛ぶとかいうこともありません(笑)。

ビジュアルを想起させる描写がうまく、するすると非常に読みやすい。

ただ、繰り返し繰り返し現れる、夢か現実か判別のつかないシーンに翻弄される感じ。

そのうち謎に絡め取られて、作者の術中にはまります(笑)。

よく考えると不安であり、不思議であり、ファンタジーでもある。

おもしろいですよ。

さて、この主人公の淳美さんというのが、なかなか面白い。

アラフォー独身の少女マンガ家。

ややミッドライフ・クライシスを迎えている彼女の日常が、ものすごくリアルです(笑)。

彼女のキャリア、自宅兼職場、長年続いた(ちょい人気落ち目の)連載作品。

超絶テクのスーパーアシスタントに、最近かわった若い編集者。

わたしは実際の漫画家さんの仕事ぶりも、職場も見たことないけど、

(見聞きする限りでは)「さもありなん!」

という奇妙なリアリティを感じます。

最後は「え???」・・・になると思うけど、おススメ。

EDIT  |  03:15  |  ふつうの小説(笑)  |  Top↑
 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。