2018年11月 / 10月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫12月

-- --/--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:--  |  スポンサー広告  |  Top↑

Wed 12/03/2014

生首に聞いてみろ (法月綸太郎)

☆この記事は☆

2013年8月26日付のわたしのメインブログ、「ゆすらうめ異聞 雑想記」の記事を、ほぼそのまま再掲載したものです。

(「雑想記」ではその名のとおり、『春抱き』のみならず、日常のあれこれやその他の「好き」をランダムに発信しています。その記事の中から、『春抱き』関連、その他の本やマンガのレビューに相当する記事を抜き出して、この「恋歌」に転載。・・・記事を再編集していないため、関係ないネタも混ざっています。)

レビューを読む前には、上の「使用上の注意」をご覧になってくださいね。







●涼しい?

そうかな・・・そうだよね。

まだ8月だというのに、最高気温が26度。

そんな日曜日、いったい何ヶ月ぶりでしょう。

たしかに、ずいぶん楽な一日でした。

掃除や調理をしても、汗をほとんどかかない!

エアコンも、基本オフ!

何週間も(遮熱)カーテンすら開けてない窓を、久しぶりに開けたくらい(笑)。

ベランダに出ると、たしかに涼しい。

「あれれ・・・?」

こういうときって、不思議ですよね。

マンションの室内のほうが、むしろ熱がこもって暑い(笑)。

外気温のほうが、数度は低かっただろうと思います。

外はほら、自然の風もあるしね。

それに室内には、もさっとした人間がふたり、ぼや~っとPCに向かっているから・・・(汗)。

そんなわけで、扇風機とサーキュレータは終日稼働。

よく考えたら、彼らは本当に働き者です。

エアコンほど(消費電力的に)注目されないけど、でもほら。

空気をかき回すヤツラなしでは、夏はすごせないもの。

特に去年、アマゾンのタイムセールで買ったサーキュレータ(笑)。


【Amazon.co.jp限定】 ZEPEAL ゼピール サーキュレーター ホワイト DKS-20W【Amazon.co.jp限定】 ZEPEAL ゼピール サーキュレーター ホワイト DKS-20W
(2011/04/17)
ZEPEAL (ゼピール)

商品詳細を見る



笑っちゃうくらいの激安価格だったわりには、夏も冬も、大活躍です。

※性能は必要十分。低コスト。静音機能を重視する人にはどうかな、とは思うけど。

ホント、ありがたいことです。

ふふふ。



●こういうのは

どうしようもないけど、気になりますね。

アユ:猛暑で夏バテ 四万十川生存限界水温へ 大量死の可能性も−−県調査/高知

海水温上昇で死ぬイカ相次ぐ 発送延期

「見たことなかった」熱帯の猛毒魚、三河湾に

沖縄の海で、珊瑚の白化が心配だ・・・ってのもありました。

すべて、水温の上昇の問題。

海や川の温度となると、人間にはどうしようもないのか。

その原因だって、もちろん学者はいろいろいいますが、証明できるわけじゃない。

これだ、ってピンポイントで指摘もできません。

そういう意味では、たぶん猛暑の原因、ゲリラ豪雨の原因と同じ。

仮にできたとしても、じゃあ、修復できるものなのか・・・?

取り返しがつくのか・・・?

人間がやったことなのに、人間には元に戻すことができないんですよね。

動植物は声をあげて、痛い!とか、権利の侵害だ!とか、言わないものなあ。

ときどきこういうことを、ぐるぐる考えてしまいます。

(わたしがハラハラしたところで、何も変わらないのにね。)



●読んだ本

は、これ。


生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)
(2007/10)
法月 綸太郎

商品詳細を見る


法月綸太郎の代表作のひとつ、かな。

いわゆる新本格ミステリです。

タイトルがちょっとおどろおどろしいけど、内容はそんなことありません。

正確にいうと、起こる出来事そのものはたしかに禍々しいのですが、ホラーな描写はゼロ。

そう言う意味ではあっさりしてる、と言えるかも。

さて、この本。

ミステリ読みには非常に評価の高い一冊、ということらしいです。

たしか、「このミステリーがすごい!」で一位になったこともある、はず。

売りは、完璧なロジックと綿密な伏線。

言い換えると、つまり、本格ミステリとしての完成度が高い、ってこと。

読んでみてたしかに、なるほど、と感心しました。

ざっくり読み返してもみたけど、二度目だとわかるんですよね。

細かい、よくできた(初見では絶対に気づかないであろう)伏線が至るところに張り巡らされている。

「おお、ここにも!」

・・・ってね、職人芸的なスゴサを感じました。

でも、なんだかなあ。

周到に仕掛けられた伏線が、きれいに回収されて最終章で意味を持つ。

そういうミステリの醍醐味は、たしかにある。

でも、でも、だけど。

「完璧なロジックと伏線」は、「面白さ」の保証にはならないんだなあ。

―――と、今回しみじみ思いました。

面白くないわけじゃ、ないんですよ(笑)。

※ネタバレなし。あらすじは、後ほど。

ぐいぐい読ませてくれるし、最後までダレることもない。

だけど・・・なんだろう?

「続きが気になって気になって、睡眠時間を削ってでも読んじゃった・・・!」

的な、そういう情熱をかきたててくれないんですよ(苦笑)。

そうね、何にたとえたらいいのか。

きれいにバランスのとれた、帳尻のきちんと合うミステリよりも。

たとえば島田荘司みたいに、少々トリックが無茶ぶりでも、当初の設定と微妙にずれてしまっても、

「いやあ、すげえ! むちゃくちゃだけど面白い!!」

興奮して読み終わって、すっかり満足してしまうようなミステリ。

・・・のほうが、エンタメとして上出来なのでは?

つまり、そういうことです(笑)。

これだけ面白いストーリーなのに、どこかパッションが足りない。

そんな気がしました。

あらすじ>>

ミステリ作家で素人探偵の法月綸太郎は、知り合いの写真展で、美貌の女子大生と知りあう。

彼女は高名な彫刻家の一人娘で、彼女の叔父(父親の弟)は法月の友人でもあった。

まもなく彫刻家が病死し、法月は葬儀に参加する。

そこで複雑な家族関係を垣間見た彼は、その後、思いがけない事実を知らされる。

アトリエに置かれたままだった彫刻家の遺作である石膏像の首が、切り取られて行方不明だというのだ。

これは何者かによる殺人予告ではないのか?

不安に陥る遺族の懸念をよそに、大掛かりな追悼展の計画に余念がない美術評論家。

彼女の周囲をうろつく、ヤクザに追われる男。

所在がわからなくなった彫刻家の携帯電話。

得体のしれない脅迫状。

そんな中、父親を喪った彼女は不審な行動を取り始め・・・。

―――ここで、やめておきます。

中身は新本格ですが、設定はむしろ社会派っぽいですね。

少なくとも綾辻みたいな、

「いわくつきの妖しげな洋館、忌まわしい過去の因縁、外の世界との連絡を遮断された密室」

・・・みたいのは、まったく出て来ません(笑)。

冷静に、緻密に話が進んでいくクールなミステリ。

ミステリの完成度にこだわるなら、一読の価値はあります。



●では、

また。。。

EDIT  |  01:20  |  ふつうの小説(笑)  |  Top↑
 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。